~ミストラルシティ治安維持局~
ネルティア「長官!」
ネオ「どうした?ネルティア君」
ネルティア「チームメサイアのメンバーの現在の動向についてなのですが……」
ネオ「わかったのかい!」
ネルティア「ボルグ・ウエスタンは現在火の国に在住しています」
ネオ「そうか。それで残りの2人は?」
ネルティア「はい。アポロニウスとキノ=イーストン。この2名は現在行方がわかりません」
ネオ「となるとこの2人があやしいね。本部にかけあって至急この2人の行方を捜させるようにするよ」
ネルティア「決闘獣対策室のほうでも探索部隊を編成した方がよさそうですね」
ネオ「そうだね」
ネルティア「でしたら1度接触しているチームPULENGERの方々にお願いしてはどうでしょうか?」
ネオ「うん。そうしようか」
~火の国~
治安維持局の人間からアポロニウスとラメイルが消息不明という話を聞いたボルケーノ。何か知っているのではないかと治安維持局から執拗な取調べを受けるのであった。
局員1「本当に何もしらないんだな?」
ボルケーノ「だ・か・ら!俺は何もしらないんだって!」
局員1「ちっ。なかなかはかないな。おい!」
局員2「はっ!」
局員1「こいつを独房に入れて置け」
局員2「了解しました!おい!こっちにこい」
ボルケーノ「うわっ!何しやがる!」
局員に連れてかれるボルケーノ
局員2「次の取調べまでおとなしくしていろ」ガシャン
ボルケーノ「くっ。なんで俺がこんな目に……」
~その日の夜~
ボルケーノ「いつまでこんなことが続くんだろう……。アポロニウス、ラメイル。お前らは一体どこに行ってしまったんだ……」
横になり月を眺めながら思いにふけるボルケーノ。その顔には疲労の色が見える
???「おい、お前」
ボルケーノ「だれだ!?」
突如独房の通路から声が聞こえた。女の声だ。
???「お前は真実を知りたいか?」
ボルケーノ「真実だと?」
???「そうだ。お前もこのまま延々と取調べを受けるつもりはないんだろ?」
ボルケーノ「あたりまえだ!」
???「ふっ。だったらこれをつかえ」
暗闇の中からボルケーノの独房の中に何かが投げ込まれる。
ボルケーノ「これは……鍵?」
???「ここのマスターキーだ。どうするかはお前の自由だ」
ボルケーノ「いいぜ!やってやるぜ」ガチャ!
独房の鍵を開けるボルケーノ
ボルケーノ「あれ?さっきの女はどこにいったんだ?」
通路には人影はみあたらない
ボルケーノ「まぁいいさ。俺がなんとかしてみせるぜ!まってろよアポロニウス、ラメイル!」
~聖
ラウズレイ王国~
心配性な臣下C「たいへんですじゃ!」
アーガン「どうしたというのだ?」
心配性な臣下C「殿下がいなくなってしまったのじゃ!」
アーガン「なに!?またか!」
心配性な臣下C「ど、どうすれば……」
アーガン「まずは殿下の部屋を確認しよう」
心配性な臣下C「そ、そうじゃな」
ディサイブの部屋に向かうアーガンと心配性な臣下C
アーガン「ラインハルト卿!」
ラインハルト「アーガン卿。君も彼に呼ばれたのか」
アーガン「はい。殿下がまたいなくなったと」
ラインハルト「あぁ。だがこんなものがあった」
心配性な臣下C「これは置き手紙……」
ディサイブ:親愛なる我が国の者たちよ。この手紙をソナタたちが見ているということは余はもうラウズレイ王
国にはいないであろう。余は決闘獣を倒す術を見つけるべくモゴラ大陸にある世界連邦治安維持局
本部へと向かうことにした。そなたらには余の留守中の国民たちを頼む
ラインハルト「だそうですよ」
心配性な臣下C「は、はぁ…」
アーガン「殿下……」
~聖ラウズレイ王国・騎士団詰め所~
アーガン「…というわけだ。これは
シュルツ・セイバーと我々のみ知るところとする。その他のものには口外しないように」
レオン「はっ」
ヴァイク「わかりました」
スターク「はい」
レオン「ですが…師匠。殿下は大丈夫でしょうか?」
アーガン「殿下の実力はそなたらも知っているだろう」
ヴァイク「えぇ。ですがレオン卿が言っているのはそういういみではなく…」
スターク「殿下の体質のことですよね?」
レオン「あぁ。殿下はどうにも異常にお人好しというか…」
ヴァイク「まぁ、あそこまでいくとちょっとどうかと思いますが…」
アーガン「ヴァイク!口を慎め!」
ヴァイク「申し訳ありません。ですが私も殿下のことは尊敬しております。ただ少し外界のことを学んだ方がいい気がしますが…」
アーガン「それは私も否定はできんが……」
スターク「あの殿下なら大丈夫ですよ!」
レオン「そうだな。俺たちは殿下が無事帰ってこれる場所を守るだけだ!」
ヴァイク「そうですね」
~ラウズレイ王国領土近辺~
ディサイブ「モゴラ大陸まで後3日といったところか」
徒歩で旅を続けるディサイブ。その終着点はいまだ見えない。
ディサイブ「んっ?なんだ?」
ゴゴゴゴゴゴ
大地が揺れる
ディサイブ「地震か?」
揺れが収まる。その直後空間が歪む
ディサイブ「なんだ?」
歪んだ空間が割れ、その隙間から奴らが現れる。
ディサイブ「決闘獣!こんなところにあらわれようとはな」
あたりにはディサイブ以外に人もおらず町もない。
ディサイブ「よもや余を狙っての襲撃か?余に降りかかる火の粉は自らの手で振り払うのみ!」
デュエルディスクを構えるディサイブ
ディサイブ「いくぞ!」
決闘獣「ガォォォ!」
決闘獣「ガァァァ!」
ジュラック・モノロフATK1500
決闘獣「グアォォ!」
ディサイブ「ターンエンドか。余のターン。余は極星霊スヴァルトアールブを召喚。このモンスターは手札の極星モンスター2体をシンクロ素材としてシンクロ召喚を行なう。余はスヴァルトアールブを手札の極星将テュール、極星獣ガルムにチューニング。星界より生まれし気まぐれなる神よ。絶対の力を示し世界を笑え。シンクロ召喚極神皇ロキ!」
極神皇ロキATK3300
ディサイブ「余波手札から装備魔法極星宝ドラウプニルをロキに装備」
極神皇ロキATK3300→4100
ディサイブ「さらに余はマジックカード神の虚言を発動。自分フィールドの神の攻撃力の半分の数値分相手フィールド上のモンスターの攻撃力をエンドフェイズまでダウンする」
ジュラック・モノロフATK1500→0
ディサイブ「極神皇ロキでジュラック・モノロフに攻撃。ヴァニティ・バレット!」
極神皇ロキATK4100 VS ジュラック・モノロフATK0
決闘獣LP4000→0
決闘獣「ガォォォ……」
消滅する決闘獣
ディサイブ「さぁ何体でもかかってくるがいい!」
???「さすがだな
ディサイブ・ラウズレイ」
ディサイブ「だれだ?」
ディサイブの前に仮面の男が現れる。
ディサイブ「お前は確か
コード・ウルズとかいったな」
コード・ウルズ「なんだと?」
コード・ウルズは怪訝な顔をしている。どうにもふに落ちない事態がおきたようなそんな顔だ。彼は仮面を被っているのであくまで口元から読み取れる表情だが……
コード・ウルズ「そうか。ルーンの瞳……その力か。侮っていたぜ。だがこれで一つ勉強にもなったな」
ディサイブ「何故お前がそいつらと一緒にいる?」
コード・ウルズ「どういうことだい?」
ディサイブ「お前は私たちと共に起源のオリジンに立ち向かった。そんなお前がなんで決闘獣なんかと一緒にいる?」
コード・ウルズは唇をかみ締めながら言う。
コード・ウルズ「人にはいろいろ事情があるんだよ……」
デイサイブ「そうか……。それどお前は余に何の用がある?」
デュエルディスクを構えるコード・ウルズ
ディサイブ「何のまねだ?」
コード・ウルズ「お前にはここで倒れてもらう」
ディサイブ「余の道を阻もうというのなら容赦はせんぞ」
コード・ウルズ「いいねぇ。そのほうがこっちもやりやすいってもんだ」
ディサイブ&コード・ウルズ「デュエル!!」
コード・ウルズ「俺のターン。俺はライフを2000ポイント支払いガーベージ・ロードを特殊召喚」
コード・ウルズLP4000→2000
コード・ウルズ「チューナーモンスターフォース・リゾネーターを召喚。ガーベージロードにフォース・リゾネーターをチューニング。シンクロ召喚エンシェントフェアリードラゴン!俺はカードを1枚セットしターンエンドだ」
ディサイブ「余のターン。コード・ウルズ、余にはわかるぞ。おまえは本当はこんなことはしたくないのだろう」
コード・ウルズ「いいや。これが俺の意志だ!」
ディサイブ「これがお前の正義なのか?」
コード・ウルズ「あんたみたいな自由人にはわからないだろうな……」
ディサイブ「何故その正義を実行しない?偽りの正義に縛られるな!」
コード・ウルズ「くそっ!くそっ!くそぉぉぉ!!ふざけやがって!俺は…俺はぁぁ!!」
ディサイブ「コード・ウルズ!」
コード・ウルズはデュエルを強制中断すると空間の歪みに去っていった。
ディサイブ「奴とはまた会う気がする……。今は先を急ぐとしよう」
デイサイブはモゴラ大陸を目指し進んでいくのであった
to be continued
最終更新:2012年12月25日 17:50