~ネオドミノシティ・旧モーメント~
突如現れた3人の敵。決闘に対してトラウマを抱えた十也は遊星たちを助けるため彼らと戦うことになるのであった。
コード・バード「まずは俺が相手だ!」
十也「くっ!デュエルディスクセット!デュエルモードオン!」
バード&十也「デュエル!」
十也「先攻はもらう!(相手の出方がわからない以上ここは慎重にいく!)俺はモンスターをセット。カードを1枚セットしターンエンド(くず鉄のかかしに自由解放。これなら1回だけの攻撃なら防げるうえに2体モンスターがきても自由解放でデッキに戻せる)」
バード「防御重視の戦い方ってわけか。俺のターン!俺はBF-暁のシロッコを召喚。さらに自分のフィールドにBFが存在する時、こいつらは手札から特殊召喚することができる。こいBF-黒槍のブラスト、疾風のゲイル!
」
十也「なっ!一ターンで3体ものモンスターを並べやがった!」
バード「まだまだぁ!俺は手札からトラップカードデルタ・クロウ・アンチリバースを発動!」
十也「何!?手札からトラップだと!」
バード「このカードは自分のフィールドに3体のBFがいる時手札から発動することができる。お前のセットされた魔法・罠カードを全て破壊するぜ!」
十也「くっ!」
バード「さらに俺はマジックカードブラックフェザー・シュートを発動。手札のBF一体を墓地に送り守備表示モンスター一体を墓地に送るぜ」
十也「俺のモンスターが!」
バード「これでお前を守るカードはない。俺はBF-暁のシロッコの効果発動。このターン黒槍のブラストの攻撃力は俺のフィールド上のBFの攻撃力の合計となる」
BF-黒槍のブラストATK1700→5000
十也「攻撃力5000だと!?」
バード「この状況で攻撃は防げねぇだろ!黒槍のブラストでダイレクトアタック!」
十也「俺は手札からガガガガードナーを特殊召喚。このモンスターは相手の直接攻撃宣言時手札から特殊召喚することができる」
ガガガガードナーDEF2000
バード「へっ!黒槍のブラストは守備表示モンスターを攻撃した時その守備力を攻撃力が超えていた場合その差分ダメージを与えるぜ!くらいやがれ!」
十也「うわぁぁ!」
BF-黒槍のブラストATK5000 VS ガガガガードナーDEF2000
十也LP4000→1000
吹き飛ばされる十也。辺りに土煙が舞う
バード「へっ!どうだ。ん?」
土煙が収まってきた。煙の中からガガガガードナーが現れる。
バード「何!?なんで破壊されてねぇんだ!」
十也「へっ。ガガガガードナーは手札を1枚捨てることで戦闘による破壊を防げるのさ」
バード「ちっ。なら俺はBF-黒槍のブラストに疾風のゲイルをチューニング。黒き旋風よ、天空へ駆け上がる翼となれ!シンクロ召喚!BF-アーマード・ウィング!かろうじで防いだようだがいくら守りを固めようが俺の攻撃は防ぎきれないぜ」
十也「(確かに。奴のいうとおりだ。守っているだけでは俺は奴に勝てない。だが……)」
コード・スクードとの戦いが十也の頭をよぎる。敗北と共にさらされる命の危機。その感覚が十也に攻めるのを躊躇わせる。
十也「(いいや!遊星たちは俺を助けてくれた。だから今度は俺が助ける番だ!)」
十也「俺のターン!俺はチューナーモンスターX-セイバー パシウルを召喚。俺はガガガガードナーにパシウルをチューニング」
バード「いいのか?守りのかなめを捨てて?」
十也「あぁ。守ってばかりではお前には勝てない。だから俺は攻める!集約せし大地の力!今疾風となりて駆け抜けろ!シンクロ召喚、大地の騎士ガイア・ナイト」
バード「来たな!」
十也「いくぜガイアナイトでアーマードウイングに攻撃!ガイアズ・ランス!」
バード「へっ!アーマードウイングは戦闘によっては破壊されない。そして俺が受ける戦闘ダメージも0だ」
十也「あぁ。わかっているさ」
バード「何?じゃあ一体何のために……」
ガイアナイトがアーマードウイングにその槍を突き刺す。
バード「無駄なことを!」
十也「それはどうかな?」
アーマードウイングは槍をはじき返さない。それどころかその体に深々と槍が突き刺さる。そして破壊されるアーマードウイング。
コード・バードLP4000→3900
バード「なんだと!?どういうことだ!」
十也「俺はこのカードを発動していたのさ!」
十也のフィールドにトラップカードがオープンしている
バード「いつの間に!?いや……お前の場にはトラップカードはなかった!さっきのターン俺が破壊したからあるはずがない!」
十也「あぁ。俺の場にはないさ。このカードは墓地から発動したのさ」
バード「墓地からトラップだと!?」
十也「トラップカードブレイクスルー・スキル。このカードは墓地から除外して発動することができる。相手モンスター1体のモンスター効果をエンドフェイズまで無効化する」
バード「そういうことか。だから俺のアーマード・ウイングが……」
十也「まだ俺のバトルフェイズは終わってないぜ!速攻魔法
ブレイクトリガー発動。自分フィールドに存在するモンスターが相手モンスターを破壊した時、そのモンスターはもう1度だけ攻撃することができる!ガイアナイトでBF-暁のシロッコを攻撃。ガイアズ・ランス!」
大地の騎士ガイア・ナイトATK2600 VS BF-暁のシロッコATK2000
コード・バードLP3900→3300
十也「ターンエンドだ!」
バード「やるな!俺のターン。だが俺も全力でいかせてもらうぜ!俺は墓地のBF-大旆のヴァーユの効果発動!」
十也「なっ!いつの間にそのモンスターを墓地に」
バード「へっ!ブラックフェザー・シュートを発動した時、カードのコストで送ってたのさ。俺は大旆のヴァーユとアーマード・ウイングで墓地でシンクロ召喚を行なう。吹き荒べ嵐よ!鋼鉄の意志と光の速さを得て、その姿を昇華せよ!シンクロ召喚!BF-孤高のシルバー・ウィンド!」
BF-孤高のシルバー・ウィンドATK2800
十也「くっ。ガイア・ナイトよりもパワーが上か」
バード「俺は手札から永続魔法ブラック・ストームを発動。BFと名のついたモンスターが相手モンスターを破壊した場合、相手に700ポイントのダメージをダメージを与える。BF-孤高のシルバー・ウィンドでガイア・ナイトに攻撃。パーフェクト・ストーム!」
BF-孤高のシルバー・ウィンドATK2800 VS 大地の騎士ガイア・ナイトATK2600
十也LP1000→800
十也「くっ!」
バード「まだだぜ。永続魔法ブラック・ストームの効果を受けやがれ!」
十也LP800→100
十也「ぐぁぁぁ」
バード「へっ。どうだ。あきらめてサレンダーするんだな」
十也「いいや。俺はあきらめない。ここであきらめるわけには行かないんだ!遊星たちを助けるために!俺のターン!俺はマジックカードミラクルシンクロフュージョンを発動」
バード「?お前の墓地にはガイアナイトしか素材はない。どうするつもりだ?」
十也「ふっ。おれは墓地のガイアナイトと融合呪印生物-地-を融合素材にするぜ!」
バード「何!融合呪印生物だと!?そうかガガガガードナーの効果の発動。あの時にか!」
十也「ガイアナイトよ!秘めらしその力を解き放て!限界を超えろアクセルフュージョン!天地を統べよ、地天の騎士ガイアドレイク」
地天の騎士ガイアドレイクATK3500
バード「攻撃力3500!」
十也「ガイアドレイクでBF-孤高のシルバー・ウィンドを攻撃!天翔槍レイズ・キャリバー!」
地天の騎士ガイア・ドレイクATK3500 VS BF-孤高のシルバー・ウィンドATK2800
コード・バードLP3300→2600
十也「ターンエンドだ」
バード「くっ。俺のターン。俺はカードを1枚セットしターンエンドだ」
十也「俺のターン。トドメだ!ガイアドレイクでダイレクトアタック!天翔槍レイズ・キャリバー!」
バード「へっ!さすがだな十也」
コード・バードLP2600→0
吹き飛ぶコード・バード。その拍子にフードが外れる。さらに倒れた拍子に仮面も割れた。その下にあった素顔。それは…
十也「クロウ!?なんでお前が?」
クロウ「あちゃあ~ばれちまったか」
キング「おい!クロウ!なにをやっている!お前のせいで作戦が台無しではないか!」
クロウ「すまねぇ」
十也「どういうことだ?」
ダスト「すまない十也」
コード・ダストとコード・キングが仮面を外す。
十也「遊星に
ジャック!?」
遊星「だまして悪かった」
十也「なんでこんなことを?」
ジャック「それはだな……」
遊星「俺がみんなに協力してもらったんだ。お前を立ち直らせるために」
十也「俺のため?」
クロウ「そうだぜ。気づいてないとでも思ったのかよ!」
ジャック「コード・スクードとかいう奴に負けてからのお前は決闘に対して後ろ向きになっていたからな」
十也「すまない、みんな。おれのために……」
遊星「気にするな。俺たちは仲間だろう。支えあうのが仲間だ!」
十也「あぁ!」
クロウ「さっきの決闘の感じならお前の本来の戦い方に戻ったみたいだな」
十也「そうだな。守っているだけでは決闘には勝てない。どんな強敵が相手でも立ち向かわなくては勝利はつかめない。その心を取り戻せたよ」
ジャック「ふん。それでこそだ。力を取り戻したならば自分のなすべきことをするんだな」
十也「俺の成すべきこと……」
遊星「今のお前はこんなところで立ち止まっている場合じゃないんだろ?お前を待ってる奴らがいるんだから」
クロウ「早くいけよ!お前の連れもミストラルシティに向かったそうだぜ」
十也「遊星、クロウ、ジャック。ありがとう。俺は必ず決闘獣を操る黒幕を見つけ出し倒してみせるぜ!行ってくる!」
十也はミストラルシティへと駆け出していった。
クロウ「行っちまったな。十也のやつ」
ジャック「あぁ」
遊星「今のあいつはチーム5D'sのメンバーの時いじょうに多くの物を抱えているのかもしれないな」
クロウ「だけどそんなあいつを支えてくれる仲間も前以上に増えてるんだろうな。だからこそこうして十也はどんな困難にも立ち向かっていくんだろうぜ」
ジャック「ならばこそ俺たちも負けてられん。赤き竜の力を失っても俺たちが住むこの街ぐらいは守り通して見せる」
遊星「そうだな。ネオドミノシティは俺たちチーム5D'sが意地でも守り抜く。いつでも十也が戻ってこれるようにな。いくぞ、クロウ、ジャック!」
クロウ「おう」
ジャック「ふん」
Dホイールにまたがり3人は走り出す。自分たちの住むこの街を守るため
そしてトラウマを克服した十也は結利と共にミストラルシティを目指すのであった
to be continued
最終更新:2012年12月31日 12:55