決意の仮面!己(おの)が正義を成す為に!

Nによる演説。それは世界中に波紋を呼んだ。地球連邦治安維持局の本部が占拠されるという前代未聞の事態。地球連邦治安維持局があるモゴラ大陸の火の国は国王スープレックス・アルバンダムとその炎下一〇八部隊が決闘獣との激闘を繰り広げた。だが無尽蔵かと思えるほどの決闘獣の軍勢に劣勢になったアルバンダムたちは国民を連れ火の国を一時的に出て、近隣国へと非難するのであった

~地球連邦治安維持局本部・司令室~
スクード「スープレックス・アルバンダムは国民を連れ火の国をでました」
N「そうですか。スープレックス・アルバンダムとその配下である炎下一〇八部隊は厄介ですからね。コード・ウルズ
ウルズ「なんでしょうか?」
N「あなたにアルバンダムたちの処理を任せます。決闘獣を連れやつらを亡き者にしなさい」
ウルズ「……わかりました」

ウルズは部屋を出て準備に取り掛かる

N「コード・スクード」
スクード「はい」
N「あなたはコード・ウルズの動向を監視しなさい」
スクード「了解しました」
N「もしコード・ウルズが1人でここを出るようなことがあればコード・ウルズを始末しなさい」
スクード「はっ」

コード・スクードはNの指示に従い部屋を出て行く

N「コード・ウルズ……。ネイトの調整が不完全なのか……。いや、コード・スクード、コード・ヴァーダンドには異常はない。異世界の産物をこの程度の技術では制御できないか……。まぁいい。奴からは必要な技術は得た。私に従わないのなら消すのみだ」


~地球連邦治安維持局本部・連絡通路~
ウルズ「……(これが本当に正義なのか?俺たちのやっていること……)」

コード・ウルズはディサイブとの決闘を思い出していた。

ウルズ「(俺は……!)」


~地球連邦治安維持局本部・司令室~
ピピピッ!
Nにコード・スクードから通信が入る

N「どうした?」
スクード「コード・ウルズが1人で出撃しました」
N「やはりですか。では彼を処理しなさい。言うことを聞かない人形など必要ありません」
スクード「はっ!」


~地球連邦治安維持局本部周辺~

ウルズ「ちっ!」
決闘獣「ガォォォ!」
決闘獣「グォォォ!!」
ウルズ「きりがないぜ!だがなんとしてでもここから生き延びてみせる!こい、スターダストドラゴン!シューティング・ソニック!」

決闘獣LP2000→0

ウルズ「はぁ、はぁ……」

コード・ウルズを襲う決闘獣の大群。いくら強い決闘者といってもこれだけの敵を相手にしては体が持たない

ウルズ「くそっ!新型まで使ってくるとはな。俺を連れ戻す気もないってわけか」
スクード「そうだ」
ウルズ「!?コード・スクード!」

コード・ウルズの前にコード・スクードが姿を現す

ウルズ「ちっ!一か八かこいつをつかってみるか!」

コード・ウルズがデュエルディスクにカードをセットする

ウルズ「なんだ!?反応しない?」
スクード「無駄だ。お前のSPECコードはもう使えない」
ウルズ「何!?」
スクード「それに使えたとしても無駄だ。お前のSPECコード【視憶】は他人の記憶のスキャンとお前に関する記憶を対象から消すもの。そんなもの決闘獣には通用しない」
ウルズ「そうかよ!だが俺もこんなところで死ぬ気はないぜ!」
スクード「どんなに強がろうが無駄だ!そんなボロボロの状態で何ができる」
ウルズ「くそっ!だが俺は最後までお前たちに抗って見せる!」
スクード「終わりだ!決闘をする力も残ってないくせに強がるな!いけ、決闘獣!」
決闘獣「グォォォ!」
ウルズ「こんなところで俺は終わるのか……」
スクード「Nに逆らうからこうなるのだ。Nは地球のために新人類を創造しようとしているのだ!その考えが何故わからん!」
???「わかりませんね」
スクード「何!?」

突如男が割ってはいる。男はデュエルディスクを構える。一瞬にして決闘獣が男によって倒される

スクード「なんだ!?お前は!?」
???「おや?私をしりませんか?あぁ。そうでしたね。あれは今の私とは姿が違いましたね」
ウルズ「なんだ?なにを言っている?」
スクード「なんだろうがかまわん!私の任務を邪魔するというのなら」
???「おや。私と戦うのですか?」
スクード「お前もコード・ウルズとともに地獄へ送ってやろう」
???「それは困りますね。私は彼に会うためにここまで来たのですから」
ウルズ「俺に会うため?」
???「そうです。あなたには私と一緒に来ていただきます」
ウルズ「お前は一体?」
???「私はシュウ。あなたにここで死なれては困るのですよ」
スクード「なにをごちゃごちゃと!」
シュウ「あぁ、そうでしたね。あなたの相手をしなければいけないのでしたね」
スクード「いくぞ!」
シュウ&スクード「デュエル!」
スクード「先攻は私がもらう。私はコールド・エンチャンターを召喚。手札を2枚墓地に送りアイスカウンターを2つコールド・エンチャンターにのせる」

コールド・エンチャンターATK1600→2200

スクード「カードを1枚セットしターンエンドだ」
シュウ「おや?よろしいのですか?」
スクード「何がだ?」
シュウ「私のターンになってしまいますよ?」
スクード「問題ない!さっきからそうやって時間を稼いでいるのか?」
シュウ「いいえ。そんなことはありませんよ」
スクード「ならば早くしろ!お前のターンだ!」
シュウ「えぇ。そうですね。ではあなたの言葉どおり"早く"して差し上げましょう」
ウルズ「?」
シュウ「私のターンです。私はセイクリッド・シェアトを特殊召喚。セイクリッド・ポルクスを召喚。セイクリッド・ポルクスが召喚に成功したターン私はもう一度セイクリッドモンスターを召喚できます。きなさい、セイクリッド・グレディ。セイクリッド・グレディは召喚に成功した時手札のレベル4のセイクリッドを特殊召喚できます。セイクリッド・カウストを特殊召喚」
スクード「い、一ターンで4体ものモンスターをだすだと!?」
シュウ「驚くのはまだ早いですよ。私はセイクリッド・カウストの効果を発動します。自身のレベルを5にします。さらにセイクリッド・シェアトはそのレベルを他のセイクリッドモンスターと同じにすることができます」

セイクリッド・シェアト星4→5

シュウ「私はレベル5のセイクリッド・シェアトとセイクリッド・カウストでオーバーレイ!さらにレベル4のセイクリッド・ポルクスとセイクリッド・グレディでオーバーレイ!エクシーズ召喚!」

セイクリッド・プレアデス ATK2500

セイクリッド・ビーハイブ ATK2400

スクード「一ターンで2体のエクシーズ召喚だと!?」
シュウ「セイクリッド・プレアデスの効果です。オーバーレイユニットを一つ取り除くことであなたのコールドエンチャンターを手札に戻します」
スクード「何!?」
シュウ「まだですよ。私はセイクリッド・プレアデスでオーバーレイネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!セイクリッド・トレミスM7!」
ウルズ「カオスエクシーズだと!?あいつはいったい……」
シュウ「マジックカードエクシーズバーストを発動!あなたのセットカードを全て破壊します」
スクード「わ、私のフィールドが空に…」
シュウ「あなたごときが私に速さを語るなどおろかなことです。光の速さに人がついてくるなど不可能なのですから。ダイレクトアタックです!」

コード・スクードLP4000→0

スクード「うわぁぁぁ!」

吹き飛び倒れるコード・スクード

シュウ「ではいきましょうか」
ウルズ「お前はいったい何者なんだ?」
シュウ「私はただのしがない科学者ですよ。早くしないとまた決闘獣たちが現れますよ」
ウルズ「そうだな」

シュウについていくウルズ。2人はモゴラ大陸のいずこかへと消えていった。

to be continued
最終更新:2013年01月03日 12:39