ヴァーダンド「うぉぉぉ!!我の一撃をうけよ!」
アポロニウス「負けれん!なんとしても負けれん!」
ヴァーダンドとアポロニウスの激闘は続く。
ヴァーダンドLP3000
アポロニウスLP3000
アポロニウス「これだけ戦っても力が均衡しているとはな」
ヴァーダンド「ふん!我はネイトの剣!オリジナルであるお前を倒し私という存在を認めさせる!」
アポロニウス「なぜだ?なぜソナタは私との戦いにこだわる?」
ヴァーダンド「それはネイトのためだ」
ヴァーダンドが上の方を見上げる。
アポロニウス「なんだ?あれは!?」
ヴァーダンド「ネイト。我の主だ」
ヴァーダンドが見上げた先。そこにはカプセルに入れられたラメイルの姿があった
アポロニウス「ラメイル!」
ヴァーダンド「我はネイトのために戦う!だがネイトはオリジナルであるお前のことを求めている。だから私はお前を倒し真にアポロニウスという存在となるのだ!」
アポロニウス「ヴァーダンド……ソナタのネイトに対する想い見事なものだ。だがそれは間違っている。オリジナルである俺を倒してもそれはソナタの存在の証明にはならない」
ヴァーダンド「ソナタの戯言になど興味はない!我を惑わす敵は排除する!コードチェンジ!」
ヴァーダンドの髪が金色に輝く
アポロニウス「聞く耳もたずか。だが私もむざむざやられる気はない。ラメイルいやキノは私の仲間だ!返してもらうぞ!」
~地球連邦治安維持局本部・入り口付近~
にろく「はぁ…はぁ…」
ナル「あと少し……」
にろくとナルの周辺の決闘獣はあと数体。だが2人の体力は限界が近づいていた
にろく「持ってくれ俺の体!」
ナル「こんな時2人がいれば!」
???「おいおい弱音を吐くなんてお前たちらしくないぜ!」
???「いけギガンテックファイター!」
突如あらわれた2人の決闘者。それは……
にろく「凌牙!」
ナル「それにディックも」
ディック「またせたな!」
凌牙「さぁ!残りの獲物はあと少しだ!喰らい尽くすぞ!」
そして彼らも遅れて現れる
ディサイブ「
ライトレイ。ソナタは弟たちのところへ。ここは我らにまかせろ!」
ライトレイ「恩に着る!」
~地球連邦治安維持局本部・地下研究室~
アポロニウス「オシリスの天空竜の攻撃サンダーフォース!」
ヴァーダンドLP3000→1500
ヴァーダンド「ぬぅぅぅ!」
アポロニウス「カードを1枚セットしターンエンド」
ヴァーダンド「魔法カード使者蘇生。我はオベリスクの巨神兵を特殊召喚。やはりソナタを倒すには我も覚悟が必要というわけか!だがそんなことはとうにできている!魔法カードD・E・C(ダーク・エネルギー・チェンジ)発動!私自身とオベリスクの巨神兵でオーバーレイネットワークを構築!」
黒い球体に包まれるヴァーダンドとオベリスク
アポロニウス「これは!?」
ヴァーダンド「我の体を構成するD・E!それをソナタを倒すために我の力と変える!未元力(みげんりょく)よ!我に奴を倒す力を!」
黒い球体から姿を現すヴァーダンド
ヴァーダンド「エクシーズ召喚!禁呪神装(きんじゅしんそう)メリオル・フェクティオス」
禁呪神装メリオル・フェクティオス ランク10 ATK5000
アポロニウス「奴自身が神と一体化しただと!くっ!だがソナタがモンスターであることに変わりはない。オシリスの効果を受けてもらう!招来弾!」
オシリスの口から招来弾が放たれる。だがヴァーダンドはそれを弾く
アポロニウス「なに!?」
ヴァーダンド「オシリスなど我にとっては低位の神。神の効果は自身より上位の神には通用しない。我はD・E・Cの効果で手札を全てオーバレイユニットとする」
禁呪神装メリオル・フェクティオス ORU1→ORU3
ヴァーダンド「我が攻撃は神の一撃!その身に刻め!」
オシリスの天空竜ATK4000 VS 禁呪神装メリオル・フェクティオスATK5000
アポロニウスLP3000→2000
アポロニウス「くっ!このプレッシャー……先ほどまでの奴よりも強い!」
ヴァーダンド「さぁソナタのターンだ!」
アポロニウス「ドロー!私は墓地のモンスターをデッキに戻し究極封印神エクゾディオスを特殊召喚。さらにミラーレディバグを特殊召喚。これで私の場には2体のレベル10モンスターが揃った!2体のモンスターでオーバーレイ!エクシーズ召喚、超弩級砲塔列車グスタフ・マックス!これで終わりだ!オーバーレイユニットを1つ取り除き相手に2000ポイントのダメージを与える!」
ヴァーダンド「くっくっく!無駄だ!以前と同じ手は通用しない!メリオル・フェクティオスの効果発動!自分がダメージを受ける時オーバーレイユニットを1つ取り除くことでそのダメージは相手が受ける!」
アポロニウス「なんだと!?」
ヴァーダンド「ソナタのライフは2000。これで終わりだ!」
アポロニウス「まだだ!罠カードゴブリンのやりくり上手発動。さらに手札から速攻魔法非常食!ゴブリンのやりくり上手を墓地に送りライフを1000回復する」
アポロニウスLP2000→3000
アポロニウス「そして私はゴブリンのやりくり上手の効果でデッキからカードを4枚ドローし1枚をデッキの1番下へ戻す」
アポロニウスLP3000→1000
アポロニウス「ぐぁぁぁ!!」
ヴァーダンド「ふん。耐えたか」
アポロニウス「(グスタフ・マックスの効果がきかないか……。このままでは次の奴のターン、攻撃をくらい私は負ける。勝負はこのターンだ!私が今引いたカード……)」
自分の手札を確認するアポロニウス
ヴァーダンド「神の前にはどのような戦術も無に帰すのだ!おとなしく我にやられろアポロニウス!」
アポロニウス「最初に言ったはずだ。私はお前に負けはしないと」
ヴァーダンド「負け惜しみを!」
アポロニウス「それはどうかな」
ヴァーダンド「なに?」
アポロニウス「私は魔法カードオーバーレイソウルを発動。フィールドのオーバーレイユニットを全て墓地に送る。そして送った数だけ私のフィールドにオーバーレイトークンを特殊召喚する」
ヴァーダンド「フィールドのオーバーレイユニットは3つ。つまり3体のトークンか!」
アポロニウス「私は3体のトークンをリリース!我3体の生贄をもって天命を全うす。天地開闢の言の葉を紡ぎださん!いでよ邪神アバター!」
ヴァーダンド「邪神アバターだと!?」
アポロニウス「ソナタも知っているな。アバターの効果を!」
アバターATK5100
ヴァーダンド「戦闘においては最強の神……それをこのタイミングで引くとは!これが神を扱うものの力だとでもいうのか!」
アポロニウス「いいや違う。それは違うぞ!私は神を扱うのではない。神と我は同等!共に戦う存在だ!アバターで禁呪神装メリオル・フェクティオス……いやヴァーダンド!ソナタを攻撃!」
ヴァーダンド「ぬぉぉぉ!!」
ヴァーダンドLP1500→1400
アポロニウス「グスタフ・マックスでダイレクトアタック!」
ヴァーダンドLP1400→0
ヴァーダンド「ぐぁぁぁぁ!!」
アポロニウス「ヴァーダンド。ソナタは私になる必要はないのだ。ソナタはソナタなのだから」
ヴァーダンド「アポロニウス……」
決闘獣「グォォォ!!」
アポロニウス「なに!?決闘獣だと!くっ!この状況で」
ヴァーダンドとの戦いで体力を消耗したアポロニウスにはもう決闘をするだけの力は残っていなかった
アポロニウス「しかも一体だけではない……万事休すか!」
ヴァーダンド「うぉぉぉ!!」
ヴァーダンドが決闘獣たちに突撃する
アポロニウス「ヴァーダンド!」
ヴァーダンド「D・Eで構成される私の体は先ほどの戦いで限界を迎える。もう我は助からない。こいつらは私が食い止める!ソナタはネイト……いやキノ・イーストンを連れ行け!」
アポロニウス「だが……」
ヴァーダンド「敗者の想いを紡げ!それが勝者の役目だ!キノを頼むぞ!うぉぉぉ!!」
ヴァーダンドの体から黒い煙が吹き出る
アポロニス「ヴァーダンド!ソナタの想い確かに私が引き継ぐ!キノは私が守る。いや守り抜いてみせる!」
アポロニウスはラメイルの入っているカプセルを破壊するとそこからラメイルを連れ出す。
アポロニウス「ソナタの想いは無駄にはしない!」
アポロニウスはキノを連れ地下を脱出するのであった
ヴァーダンド「アポロニスよ……我はソナタのクローンであったことを誇りに思うぞ!さぁ決闘獣よ!我が命とともに散ってもらうぞ!」
アポロニウス達は地下の階段を上り上の階についた
ウルズ「アポロニウス!無事だったのか!」
ボルケーノ「奴との決闘に勝ったんだな!」
そこにはウルズ、結利、ボルケーノがいた。ウルズ、ボルケーノはそれぞれその背中に昴と
カレンを背負っていた
アポロニウス「ソナタたちもカレンの救出に成功したようだな」
ドゴーーン!!
地下から爆音が鳴り響く
結利「なに今の!?」
アポロニウス「ヴァーダンドだ。奴は決闘獣たちから我々を逃がすためその命を捧げた」
ボルケーノ「なんだって!」
ウルズ「まさかあいつが!」
アポロニウス「ヴァーダンドは我々に未来を託した。その想いは無駄にはしない!Nのいる部屋へ向かおう」
ウルズ「わかった!」
to be continued
最終更新:2013年02月05日 21:08