ヴァラスキャルヴ

ある日、ネオドミノシティのモニターにある映像が映し出された。
遊星
「あれは!?アーククレイドル!?いや、似ているが違う。」
ジャック
「どういうことだ?いったいあれは…。」
???
「決闘者の諸君!」
モニターから声が聞こえる。
ハーベスト
「俺様はオリジネイターの1人…つってもわかんねェか。まぁ、わかるやつがわかりゃあ問題ねぇがな!改めて言わせてもらうぜ!俺様はオリジネイターの1人、豊穣のハーベスト。俺様はグローリーのようなめんどくさい方法はとらねぇぜ!Z-ONEと同じ手法だがこの城を街に落としてやるよ。さぁ、ネオドミノシティを滅ぼされたくなかったら俺様の居城ヴァラスキャルヴを止めてみせな!決闘者ども、道は用意してやるぜ。遅かれ早かれ、人は死ぬもんだ。俺様の居城で死ぬか、それとも少しでも逃げ回るか。好きなほうを選びやがれ。」
遊星
「くっ!オリジネイターめ。一刻も早くあれを止めに行くぞ!」
遊星達が出発しようとしたその時、後ろから声が聞こえた。
???
「まて!遊星。」
遊星
「お前は!?」
そこにはアンチノミーとアポリア、そしてパラドックスの姿があった。
遊星
「何故、お前達がここに?」
アンチノミー
「今は事情を説明している暇はない。僕達もあいつらを止めるために力を貸す。いくぞ、遊星。」
さらにチームラグナロクやチームユニコーン等いろいろな仲間達が合流し、ハーベストの居城ヴァラスキャルヴに向かうのであった。

ヴァラスキャルヴでハーベストに従う決闘者達に苦戦するも遊星とアポリアは何とかハーベストのもとにたどり着いた。

ハーベスト「ほぅ。ここまでたどり着いたか。さぁ、決闘を始めようぜ。」
アポリア「ここは私がいく。」

アポリアVSハーベストの戦いが始まった。

デュエル中盤
アポリア「私のターン!私は機皇兵ワイゼルアインを召喚し、カードを二枚伏せてターンエンド。」
ハーベスト「俺様のターンだ。カードを三枚伏せてターンエンド。」
アポリア「何!?モンスターを召喚しないだと…。ならば、一気にゆくぞ。機皇兵ワイゼルアインでダイレクトアタック。」
ハーベスト「罠発動、カースオブスタチュー!」
アポリア「罠モンスターか。ならば罠発動、機限爆弾。これでそのモンスターと私のワイゼルアインを破壊する。」
ハーベスト「残念だがそれはできんなぁ。罠発動、宮廷のしきたり。これで俺様の罠モンスターは破壊されないぜ。」
アポリア「だがワイゼルアインが破壊されたことにより私は手札の機皇帝ワイゼル∞を特殊召喚する。そしてワイゼル∞でカース
      オブスタチューに攻撃。ダメージは受けてもらうぞ。」
ハーベスト「くっ!さすがだな、アポリア。」
アポリア「ふん。(何をたくらんでるかは知らないが、いくら破壊されないモンスターを並べようがワイゼルアインの効果で貫通能
      力を機皇帝に与えれば戦闘ダメージは通る。ならばこのまま攻撃あるのみだ。)ターンエンド。」
ハーベスト「俺様のターン!…こいつは!いいカードを引いたぜ。罠発動、ソウルオブスタチュー!」
アポリア「ふん、芸の無いやつだ。いくらそんな罠モンスターを並べようが私の機皇帝の前では無力だ。」
ハーベスト「わかってねぇな~。アポリア、お前の機皇帝など俺様のこいつの前じゃ無力だってのを思い知らせてやるよ。俺様
       は二体のスタチューをリリース!」
アポリア「何だと!?」
ハーベスト「出でよ!純粋なる悪意、クリアー・バイス・ドラゴン!」
アポリア「なんだ?こいつは攻撃力、守備力が0だと…。」
ハーベスト「ゆけ、クリアー・バイス・ドラゴンで攻撃!クリーン・マリシャス・ストリーム!」

攻撃の瞬間、クリアー・バイス・ドラゴンの攻撃力は5000に跳ね上がる。

ハーベスト「クリアー・バイス・ドラゴンが攻撃するとき、このカードの攻撃力は相手モンスターの倍になる。」
アポリア「なっ!くっ、ぐゎぁー!」
ハーベスト「さぁ、楽しもうぜ、アポリア。そうそう、1つ教えといてやるよ。こいつは相手から攻撃されるときはただの攻撃力0の
       モンスターに過ぎない。お前のターンには簡単にやられちまうってワケだ。俺様はカードを二枚伏せてターンエン
       ド。」
アポリア「ならば、私のターン!機皇兵スキエルアインを召喚。そして、魔法カード死者への供物を発動しスキエルアインを破
      壊。この瞬間、手札の機皇帝グランエル∞を特殊召喚。ゆくぞグランエル∞で攻撃!」
ハーベスト「おっと!そうは行かないぜ、罠発動、サイバーシャドーガードナー。さらに、ガリトラップピクシーの輪を発動!これに
       よりお前は攻撃力0の俺様のモンスターには攻撃が出来ない。」
アポリア「なっ…、ターンエンドだ。」
ハーベスト「さぁ、こっからは俺様の好きなようにいたぶってやるよ。」

ハーベストの戦術により防戦一方のアポリア。徐々にライフを削られアポリアはLP600にまで追い詰められる。

アポリア「…このドローにかけるしかない。あのカードを引ければ勝機が見える。いくぞ、私のターン!」
アポリア「……きた!これならばあいつのコンボを崩せる!行くぞ、ハーベスト!」
ハーベスト「さぁ、見せてみろよ。起死回生の一手とやらをなぁ!」
アポリア「私は手札の機皇モンスター三体を墓地に送り機皇神マシニクル∞を特殊召喚。」
ハーベスト「攻撃力4000!?だが、その攻撃も俺様のクリアー・バイス・ドラゴンには届かないぜ。」
アポリア「…それはどうかな。罠発動、機限爆弾。その効果でお前のガリトラップと私の機皇兵グランエルアインを破壊する。」
ハーベスト「何を言ってやがる?宮廷のしきたりの効果で俺の永続罠は破壊でき…」
アポリア「速攻魔法サイクロン!この効果により宮廷のしきたりを破壊する。」
ハーベスト「何だと!?」
アポリア「これで貴様のクリアー・バイス・ドラゴンへの攻撃が可能になる。そしてお前のライフは残り3700この攻撃で終わらせ
      る。ゆけ、機皇神マシニクル∞でクリアー・バイス・ドラゴンに攻撃。ザ・キューブ・オブ・ディスペアー!」
ハーベスト「くっ、罠発動。ガリトラップピクシーの輪。」
アポリア「無駄だ、手札からサイクロンを発動。」
ハーベスト「二枚目だと!?くそぉぉぉ……なんてな。」
アポリア「何?」
ハーベスト「罠発動!和睦の使者。これでクリアー・バイス・ドラゴンは破壊されず、俺様も戦闘ダメージを受けない。残念だった
       なぁ、アポリア。あと一歩だったのによぉ。」
アポリア「そんな…私が負けるのか。」
ハーベスト「終わりだ、アポリア。クリアー・バイス・ドラゴンで機皇神マシニクル∞に攻撃!クリーン・マリシャス・ストリーム!」
アポリア「うわぁー!」

アポリアはハーベストに勝つことはできなかった。アポリアのもとに遊星がくる。

遊星「アポリア!」
アポリア「すまない。不動遊星、私は希望をつなぐことはできなかった。」
遊星「そんなことは無い!あいつのデッキの内容をお前のおかげで知ることができた。俺が必ずやつを倒す。」
アポリア「頼…んだ…ぞ。不動…遊星。」
遊星「アポリアーー!」

遊星「ハーベスト!おれがお前を止めてみせる。決闘だ!」
ハーベスト「いいだろう。Z-ONEを倒したその力、俺様にみせてみやがれ!」
遊星・ハーベスト「「決闘!!」」

遊星VSハーベスト。ヴァラスキャルヴでの最後の戦いが始まる。
最終更新:2012年01月23日 18:49