薄暗い部屋に2人の男がいる。
1人の男が言う。
「私の決闘島での決闘、あなたのネオドミノシティ襲撃。私達の目的を目的を果たすために新たなアクションを
講じる必要があります。」
もう一方の男がそれに答える。
「ふん。
栄光のグローリー、お前に言われなくてもそんなことは俺様だってわかっている。だが、俺様もお前も
まだ啓示がこない。力を解放できていない今の状態ではたいしたことはできない。どうするつもりだ。」
「えぇ。ですから彼に行動を起こしていただきましょう。」
そういってグローリーが壁のほうに目をやるとそこには人影があった。その人影がグローリーの言葉に対して口を開いた。
「栄光のグローリー、帰ってきて早々次の行動を起こせとは手厳しいね。そんなに急ぐ理由でもあるのかい?」
「えぇ。
オリジネイターの三傑の一人、
強靭のバインザー。彼が啓示を受けたらしいので私達のほうも少々急が
なくてはと思いましてね。」
「へー。そういうことか。そうそう、ターミナル界への干渉だけどなかなかおもしろい結果になったよ。」
「おもしろいこと?」
「創星神sophiaのカードが現出したよ。僕のヴェルズはやられちゃったけどね。まぁこっちは新しい手を
打つさ。それとグローリー、あなたに借りていたセイクリッドは返すよ。」
「そうですか、あのカードが現出するとは。ターミナル界の方はこれでしばらく動きはないでしょうからあなた
にもこちら側で動いてもらいます。」
「うん。僕は僕のやり方でやらせてもらうよ。」
「だったら俺様がいい情報をくれてやる。近日決闘大会が開催されるらしいぜ。」
「へー、それは好都合だね。その大会を利用させてもらうよ。まぁ、本選までは決闘者たちには普通に戦っても
らうさ。本選に入ってからが僕の出番だね。
幻影のビシオンの力思い知ってもらうよ。」
そう言い残すと人影は消えた。
「私も戻ってきた力の肩慣らしとして動くとしましょう。」
「俺様は今回はパスだ。」
そう言うと2人の男も部屋から姿を消した。
新たなオリジネイター
幻影のビシオンと新たな力を手にした
栄光のグローリーの魔の手が決闘者達に迫る。
ビシオン「いったいどういうことだい、グローリー?」
グローリー「えぇ、まさかあなたの時間干渉の力が使えない事態になるとは思いませんでした。」
ビシオン「まさか大会出場者の中に僕たちに匹敵する能力をもった者がいたのかな。あの中だとシグナーか
九十九遊馬あたりかな。」
グローリー「確かにその線が強いですね。」
ビシオン「仕方が無いね。時間干渉ができないなら次は正攻法でいかせてもらうさ。」
グローリー「期待していますよ、ビシオン。私は用事がありますので失礼させていただきます。」
姿を消すグローリー
ビシオン「用事ねぇ。栄光のグローリー、行き過ぎた興味はその身を滅ぼすかもよ。」
十也「くっそー、神代稜牙のやつ。相変わらずの強さだったぜ。」
天 十也は決闘大会を終えて自宅へ向かっていた。
1人の男が十也に話しかけてきた。
十也「ん?なんだ、俺に何か用か?」
???「えぇ。私と決闘をして頂きます。」
男の腕から光のリードが伸び十也の腕に巻き付く。
十也「これは⁉」
グローリー「申し遅れました。私は栄光のグローリー。あなたの力を見せてもらいます。」
十也「なんだかわからないが要するに決闘だろ!いいぜ、受けて立つ。」
十也•グローリー「決闘!」
十也「アクセルフュージョン!天地を統べよ、地天の騎士ガイアドレイク。」
グローリー「ほぅ。それがあなたのエースモンスターですか。」
十也「いけ、ガイアドレイク。天翔槍レイズキャリバー。」
グローリーの場のモンスターが破壊される。
グローリー「くっ、流石ですね。」
十也「どうだ。思い知ったか!ターンエンド。」
グローリー「えぇ。もう十分です。私のターン。」
グローリーの額に紋章が浮き出る。
グローリー「さぁ、セフィロトに隠されたダアトよ。その姿を現出せよ、究極時戒神セフィロン。」
究極時戒神セフィロンATK4000
十也「なに⁉こ、攻撃力4000だと!」
グローリー「これで終わりです。アカシックストーム。」
十也「うわぁぁ。」
倒れる十也
グローリー「今日のことはあなたの記憶から消させて戴きます。いずれまた会う時を楽しみにしていますよ。」
十也は目を覚ますと自分の家にいた。
十也「うーん。あれいつの間に家に帰ってきたんだっけ。まぁ、いっか。」
グローリー「天 十也。彼ならばもしや…。」
最終更新:2012年02月08日 23:16