謎の敵!痣の力を持つ者

ZONEの居城アーク・クレイドルに突入したチーム5D's。アーク・クレイドル内で繰り広げられる各々の戦い。制御装置を止めるため一人進んでいく十也の前に現れたのは十也と同じ痣をもつ決闘者だった。
???「ZONEについて来て正解だったよ。こんな形で君と再び会うことができるとはね。」
十也「お前は何故俺と同じ痣をもっている?この痣がなんなのか知っているのか?」
???「君は何もしらないのだね。自分が何者であるのか、この痣の力のことも。いや、正確には忘れているといった方がただしいか。」
十也「俺の質問に答えろ!お前は何を知っている!」
声を荒げる十也。だが、相手の方はいたって冷静に答える。
???「ふふふ。僕はこんなにも君のことを思っているというのに、君は何にも覚えていない。これほど悲しいことは無い。だったら思い出させてあげるよ。」
男がデュエルディスクをかまえる。
十也「いいぜ、望むところだ。この決闘に勝ったら全て教えてもらうぞ。」
???「さぁ、あの時の決着をつけよう。ヘレティス2!」
???&十也「デュエル!!」
十也「俺のターン。おれは切り込み隊長を召喚。切り込み隊長は召喚に成功した時手札のレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚することができる。俺はTGーストライカーを特殊召喚。いくぞ、俺は切り込み隊長にTGーストライカーをチューニング。現れろ、傷だらけの戦士、スカーウォリアー!カードを二枚セットしターンエンドだ。」
???「ふふ、僕のターン。僕は手札のゴスペル・ドラゴンを特殊召喚。このモンスターは相手フィールドにモンスターが存在し自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から特殊召喚することができる。さらに僕はチューナーモンスター、ゴスペル・ビーストを召喚。さぁ、いくよ。僕はレベル5のゴスペル・ドラゴンにレベル3のゴスペル・ビーストをチューニング。王者の福音、今ここに響きをなす。天地鳴動の力をみるがいい。シンクロ召喚、レッド・デーモンズ・ゴスペル!」
男がシンクロ召喚したモンスター。それはまるで…
十也「白いレッド・デーモンズ・ドラゴンだと!?」
???「どうだい?まだ、君は僕をおもいだせないかい。だったら、嫌でも思いださせてあげるよ。レッド・デーモンズ・ゴスペルでスカー・ウォリアーに攻撃。ジャッジメント・パワーフォース。」
十也「トラップ発動、くず鉄のかかし。攻撃を無効にする。」
???「ムダだよ。手札から速攻魔法、勝利の福音を発動。ゴスペルモンスターはこのターンのバトルフェイズ中あらゆる効果を受けつけない。」
十也「何!?」
レッド・デーモンズ・ゴスペルATK3000  VS スカー・ウォリアーATK2100
十也LP4000→3100
十也「くっ、だがスカー・ウォリアーは1ターンに1度戦闘によっては破壊されない。」
???「レッド・デーモンズ・ゴスペルは墓地のゴスペルモンスターの数だけ攻撃することができる。さぁ、もう一度バトルだ。」
レッド・デーモンズ・ゴスペルATK3000  VS スカー・ウォリアーATK2100
十也LP3100→2200
十也「スカー・ウォリアー!」
???「ふふ、カードを二枚セットしターンエンド。」
十也「痣にレッド・デーモンズに酷似したモンスター。お前もシグナーなのか?」
???「君と同じさ。シグナーになれなかった者、シグナー・オイド。」
十也はその言葉に聞き覚えがあった。
十也「シグナー・オイド…。イリアステルのヴェルディとの戦いの時に聞こえたあの声も確かそんなことを言っていた。」
???「ほぅ、覚醒はすすんでいるみたいですね。奴との対話ができる程度にはね。だったら僕のことも早く思い出して欲しいものだね。」
十也「くっ、まわりくどい言い方ばっかりしやがって。俺のターン。俺は機甲忍者アースを特殊召喚、アタックゲイナーを召喚。見せてやるぜ、俺の相棒をな。俺はアースにアタック・ゲイナーをチューニング、集いし大地の力、今疾風となりて駆け抜ける。シンクロ召喚、大地の騎士ガイアナイト。さらにアタック・ゲイナーの効果だ、シンクロ召喚に使用された時相手のモンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンさせる。」
レッド・デーモンズ・ゴスペルATK3000→2000
???「ほぅ。」
十也「いけぇ、ガイアナイト。レッド・デーモンズ・ゴスペルに攻撃、ガイアズ・ランス!」
ガイアナイトATK2600VSレッド・デーモンズ・ゴスペルATK2000
???LP4000→3400
十也「よし!ターンエンドだ。」
???「やはりこうでなくては。あぁ、あのときを思い出すよ。長い時間がかかったがやっと君を倒すことができる。そして僕は完全なる力を手にする。僕のターン。僕はゴスペル・ソーサラーを召喚。手札からマジックカード、福音招集を発動。手札のゴスペルモンスター1体を特殊召喚する、僕はチューナーモンスター、ゴスペル・プラントを特殊召喚。レベル4のゴスペル・ソーサラーにレベル3のゴスペル・プラントをチューニング。冷たき福音が世界を覆う、白き薔薇よ咲き乱れろ。シンクロ召喚、ブラック・ローズ・ゴスペル。」
十也「今度は白いブラックローズだと!?」
???「ブラック・ローズ・ゴスペルの効果発動。墓地のゴスペルモンスターを除外することで相手のモンスター1体の攻撃力を0にする。」
ガイアナイトATK2600→0
十也「何!」
???「終わりだね。ブラック・ローズ・ゴスペルでガイアナイトに攻撃。」
十也「させるか!トラップ発動、ハーフ・アン・ブレイク。モンスターの破壊を無効にし、戦闘ダメージを半分にする。」
十也LP2200→1000
十也「ぐぁぁー!」
???「この程度で終わりかい?僕はこんなにも待ち望んだというのに失望させないでくれよ。ターンエンド。」
十也「この状況…やばいな。だが俺のフィールドにはガイアナイトがいる。いくぜ、相棒!俺たちの力見せてやるぜ、ドロー!」
絶対絶命の状態で十也の引いたカードそれは…
十也「きた、逆転のカード!俺はマジックカードおろかな転送を発動。エクストラデッキからモンスター1体を墓地に送る、俺はガイアナイトを選択。」
十也の痣が光を放つ。
???「これは!」
十也「手札からマジック発動、ミラクルシンクロフュージョン。フィールドと墓地のガイアナイトを融合。ガイアナイトよ、秘めらしその力を解き放て。限界を超えろアクセルフュージョン!天地を統べよ、 地天の騎士ガイア・ドレイク。」
???「これが君がこの世界で身につけた力か!素晴らしい、それでこそだ、ヘレティス2!」
十也「ガイアドレイク、ブラック・ローズ・ゴスペルに攻撃だ。天翔槍レイズキャリバー!」
ガイアドレイクATK3500VSブラック・ローズ・ゴスペルATK2400
???LP3400→2300
???「ブラック・ローズ・ゴスペルのもう1つの効果を発動する。このカードが破壊される時フィールド上のすべてのカードを道連れにする。ジャッジメント・ガイル。」
十也「残念だったな、ガイアドレイクはモンスター効果によっては破壊されない。」
???「ほぅ、やるな。僕は破壊されたトラップカード、天声の福音の効果発動。デッキからカードを二枚ドローする。」
十也「ターンエンドだ。」
???「僕のターン。僕はゴスペル・エンジェルを召喚。ゴスペル・エンジェルの効果だ、このカードをリリースすることでエクストラデッキからシンクロモンスター三体を特殊召喚する。現れろ、スターダスト・ゴスペル、ライフ・ストリーム・ゴスペル、エンシェント・フェアリー・ゴスペル。」
男のフィールドに白いスターダスト、エンシェント・フェアリー、ライフ・ストリームが出現する。
十也「こいつは…マジでやばいか。」
???「ふふふ、残念ながらこの効果でだしたモンスターは戦闘と効果の発動ができない。」
十也「なんだ、驚かせやがって。」
???「僕は手札からマジックカードを発動。」
十也「そのカードは!?」
???「君にできて僕にできない道理はないよ。ミラクルシンクロフュージョン発動、五体のシンクロモンスターを融合。」
男の痣が輝きを放つ。
???「福音の力、その根源よ。眷属の肉体を捧ぎ証をたてん。我に使えよ、リミット・オーバー・アクセルフュージョン。いでよ、白き竜【ゴスペル・オラクル・ドラグーン】。」
十也「俺はこのモンスターを知っている…。こいつは…」
突如、フィールドのガイアドレイクとゴスペル・オラクル・ドラグーンから光が発せられる。
???「これは…あの時と同じ共鳴現象か。」
十也「な、なんだ。うわー!」
周り一帯が光に包まれる。


十也「ここは?」
十也が目を開けると目の前で2人の男がデュエルを繰り広げていた。1人は先程の男、そしてもう1人は
十也「俺!?」
そう十也自身だった。
十也「これは俺の記憶…。思い出してきたぞ…俺は…。」
目の前のデュエルは十也の方が劣勢に見える。
十也「そうだ、俺の本当の名前はヘレティス2。シグナロイド計画によって作られた人造人間。そしてあいつは…。」

ヘレティス2「くっ。」
???「この程度かい?ヘレティス2。」
ヘレティス2「ヘレティス1!俺はお前に勝利し自由を手に入れる!」

十也「ヘレティス1…あいつも俺と同じくシグナロイド計画によって造られた存在。このデュエルで奴に勝利すれば俺は自由を約束されていた。だがそれも偽りの約束、全ては奴の手の上で踊らされていたんだ。そう…」
デュエルをしているヘレティス1とヘレティス2の前に1人の男が現れる。その男は…
十也「レクス・ゴドウィン!」

to be continued....
最終更新:2012年05月13日 22:54