ピータンを食べてみよう!

去年の10月頃の話である。
私が艦隊メンバーと共に横浜の中華街に繰り出した際に、
初めて見たピータンがあまりにも珍しかったために即買いをした。
しかしこのページを編集している数日前までは
本棚の上に封を開けられないまま放置されていたのだ。
単純に買って満足したというのもあったが、
見た目のヤバさに食欲を奪われていたというのが正直な話だった。
しかし、「せっかくの「物は試しッ!」の復活なのにこれは食べないわけにはいかないだろう」...というのが本実験のいきさつである。


箱に入ってる状態。


これがピータンの入った箱である。発泡スチロール製で、かなり華奢な感じだ。
ちなみに6つ入っているが、食べきることは多分無いだろう。


中身を取り出してみる。


このように、かなり色がヤバめである。カテゴリ的には腐った物であるため、やはりこういった色になるのだろう。
この段階でだいぶ食欲が落ちてきた。


殻を剥いてみる。


気を取り直して皿の角に当てて卵を割ってみることにする。
叩いてみると中身が揺れている感触が手に伝わってくるのが分かる。
wikiに書いてあったように、白身がゼラチン状であるのは本当のようだ。
ヒビが入った場所から少しずつ剥いていくと薄皮が現れた。
このあたりはゆで卵と同じようであるが...

殻を剥ききるとこんな感じだった。


中身の黒さから分かるように、ゆで卵とまるで違う。形が似てるだけの別の食べ物のようだ。
ついでに殻の内側の緑色がさらに食欲を削ぐ。カビじゃないのだろうか・・・
白身と呼ばれた部分はゼラチン状で、箸で軽く突いただけでは刺さらない程弾力がある。
市販品だからなのだろう、よく言われてたような強烈なアンモニア臭はしない。


肝心の中身は...

すみません、お見せ出来ません。


私の切り方が雑であったため非常にグロテスクな画像となってしまったので別リンクにしました。故に見ない方が良いと思います。

どうしても見たい!、という方はこちらからどうぞ(自己責任にてお願いします)

黄身の部分はクリームのようになっており、臭いをかぐと硫黄の臭いがキツい。
喉の奥から何かがこみ上げてくる臭いである。


早速食べてみよう。

まずは一口・・・白身の部分はかなり歯ごたえがあり、黄身の部分の食感は不気味というほか無い。
口に入れた瞬間に広がる硫黄の香りと卵の味が混ざり合って...


ダメだ、飲み込めない...

身体が受け付けてくれないのだ、飲み込むのに全身の筋肉を使わないと喉が動いてくれなかったのは、以前やった「24年前のコーラを飲んでみよう!」以来である。
そういえばyahoo!知恵袋にショウガ醤油で食べるといけるよ!と書いてあったような気がしたので


ショウガ醤油で食べてみた。


うん...

...

...ハッ!

KO☆RE☆WA!

やはり口の中が硫黄の臭いで満たされるだけだった...




後記

珍味らしく、好きな人はたまらなく好きだというこのピータン。
残念ながら私には「硫黄臭い腐った卵」としか言いようの無かった物だった。
二回ほど吐きそうになった経験はもうしなくてもいい経験だろう。
ちなみに翌日に襲われた悲劇については提督達の業務日誌に詳細が書かれています。
それにしても臭かったなぁ
最終更新:2010年01月27日 22:55