「架空戦記系ネタ109_名無しさま_戦後夢幻会ネタSS――ifルート4話」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

架空戦記系ネタ109_名無しさま_戦後夢幻会ネタSS――ifルート4話」(2019/05/10 (金) 14:59:41) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

373: 名無しさん :2019/05/06(月) 10:15:03 HOST:om126133248228.21.openmobile.ne.jp 「青葉に搭載した電探は見事に発揮しました。MI作戦には必要です」 MO作戦から帰還した五藤少将はGF旗艦『大和』で行われたMO作戦兼MI作戦計画の報告にてそう主張した。 「確かに我々は祥鳳を喪失しました。しかし、電探の探知で祥鳳の航空隊は全機発艦させる事に成功し敵攻撃隊の三分の一程度を撃墜させれました」 祥鳳から発艦した13機の戦闘機は全機喪失となるが六戦隊上空で獅子奮迅の戦いを行い約29機の敵機を撃墜しその後の敵機動部隊の作戦計画を変更させる事に成功していた。 五航戦は史実通りに空母『レキシントン』を沈め、空母『ヨークタウン』を大破させたが代わりに嚇親分こと高橋嚇一少佐を筆頭に73機の航空機を喪失、更に空母『翔鶴』が450キロ爆弾2発が命中して大破しMO作戦は中止となったのだ。 「では日向を一航艦に編入しろと?」 一航艦参謀長の草鹿少将はジロリと五藤少将を睨むも五藤少将は気にしなかった。砲塔の爆発事故を起こした日向に21号電探が搭載されており草鹿は一航艦に日向を編入させるのかと思っていた。それでは速度が遅い日向がネックとなる。 「まさか、私は六戦隊でも構いませんよ」 五藤少将は苦笑する。 「少なくとも、敵攻撃隊への対象として日向、若しくは六戦隊での前衛艦隊を構成して一航艦への状況報告をするというのが望ましいのでは?」 「心配無用!」 そこへ口を挟んだのが一航艦航空参謀の源田中佐であった。 「我が零戦隊の腕を見くびっては困ります!敵機動部隊など零戦隊の敵ではありません!」 「成る程……敵ではないと言うのかね」 声を発したのは橋本少将だった。 「源田中佐……昭和14年10月には何があったと思う? そして一航艦が行ったインド洋作戦、何があったと思う?」 「それは……」 源田は橋本が何を言っているのか分からなかった。しかし、あぁと納得したのは二航戦司令官の山口少将だった。 「成る程、漢口空襲か」 「そうです山口少将」 大陸戦線を経験していた山口少将は橋本少将が言わんとする意味が分かったのだ。 「確かにインド洋作戦でも『赤城』が命中こそしてないが爆撃を受けている。その電探があれば敵攻撃隊の接近を報せてくれたら万全の態勢に移行出来るな」 「その通りです山口少将。源田中佐、君が有能なのは私も知っているが自分達が受けた事を忘れては参謀という役職は意味が無いと思うが?」 「………」 源田は発言こそしなかったが橋本の言葉に顔を真っ赤にして橋本を睨んでいた。 「ふむ……二人の意見はMI作戦を中止せよ……という事かね?」 そこへ口を発したのが今までの成り行きを見守っていた山本長官であった。 「いえ、敵機動部隊を早期に撃滅するのは必要ですのでMI作戦には賛成です。ですが趣旨の意味合いです」 「というと?」 「この作戦は果たして敵機動部隊を撃滅を優先するのか、それともミッドウェー島攻略を優先するのかどちらなのでしょうか?」 「敵機動部隊の撃滅が優先であるな」 「敵機動部隊撃滅なら何故主力艦隊は一航艦から300海里も離れているのですか? 敵機動部隊を何が何でも撃滅するのであれば主力艦隊も前進させ、主力艦隊を囮に敵攻撃隊を向かわせ一航艦を無傷で側面から叩かせるとか色々あるのではないですか? まぁ私は一司令官なので作戦の事は余り詳しくないので言いませんが参謀の黒島中佐が何か壮大な意図があるのであれば私は従いますが……」 橋本は首席参謀の黒島中佐に視線を向けるも黒島は顔を真っ赤にしつつ押し黙っていた。 「どうしたのかね黒島中佐? 君が立案した作戦なのだろう? 主力艦隊と一航艦が300海里も離れている理由は何かね?」 「そ、それは………」 「まさかとは思うが自分達は後方でのんびりと構えているだけ……とかではなかろう? 大和も出すのだからね」 いつの間にか各司令官達の視線は黒島に集中していた。 「まぁまぁ橋本少将、これからの時代は空母と言いつつも皆が戦艦から脱却しているわけではない」 そこへ山本が助け船を出す。 「電探が有効に働いたのは事実だ。ならばだ先程五藤少将が具申したのを取り入れてみよう」 『歴史が動いた』 五藤と橋本、松田の三人はそう感じた。山本の決断により以下の事が決定した。 一航艦の警戒隊として戦艦日向を筆頭に六戦隊と二水戦の16駆と8駆の計11隻が参加し二水戦の空いた穴に六水戦が玉突きのように配備されたのである。 また、主力艦隊と一航艦の距離は90海里で設定直されたのである。 なお、日向には3月に試作一号機が完成した十六試水上偵察機(瑞雲)が搭載されていた。 (ヌフフフ……何とか間に合ったな……) 試作一号機を搭載した事に松田はニヤリと笑うのである。そしてMI作戦は始動となった。 374: 名無しさん :2019/05/06(月) 10:18:41 HOST:om126133248228.21.openmobile.ne.jp Q 史実の81機喪失じゃないの? ・半裸の祥鳳航空隊が落としたからその分が生還した感じ Q 日向出しても問題は? ・大丈夫、日向だもの Q 90海里? ・某灰色さんシリーズの作者は80海里だったから 375: 名無しさん :2019/05/06(月) 10:22:21 HOST:om126133248228.21.openmobile.ne.jp 一部修正 追風が轟沈との事ですが正しくは疾風でした

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: