232 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/11/16(日) 18:05:53 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [49/282]
ああ、我ら日本連合 クロス版 その5
「キ、キャルフォルニアベースを奪還したぞ!」
「まさかジオンではなく恐竜帝国と戦う羽目になるとは…」
「俺。今までメカザウルスと戦ったことなかったけど、あんなヤバイ相手だったんだな」
「
アジア戦線やオセアニア戦線じゃあんなのがうじゃうじゃいるのか」
キャルフォルニアベース奪還後の連邦兵士の会話。
今回の戦いで初めてメカザウルスと交戦した兵士も多く、人類が今何と戦っているのかを強制的に理解させられた。
同時にメカザウルス相手に現地のジオン兵と共闘した兵士も多く、人類同士で戦っている暇はないのでは?という考えを持つ人物も出ていた。
まあその人類を今のところ一番多く殺したのはジオンなのだが…
「恐竜帝国の横槍は予想外だったが、何とかキャルフォルニアベースは奪還できたか」
「しかし我が軍の被害も看過できません。ジャブローから近かったため量産型ジムも多数投入しましたが…」
「ビームガンは弱点意外には効き目なし。ガンダムと同じビームライフルでどうにか。
ロングレンジビームライフルでならば関節や頭部といった急所を狙えばダメージは通るか…」
「流石にビームサーベルは効いたそうですが、メカザウルス相手に接近戦は厳しいようですね」
「評判良かったのがビームジャベリンとハンマー。それとハイパーバズーカ、レールガンなどの実弾か」
「逆に100mmマシンガンと頭部バルカンは全く駄目と…まあメカザウルス相手ではなぁ」
「ジオンMS相手にはどの武装も効いていたようなので、ジオン相手なら問題なく通じますね」
「既存のジオンMSに勝てるよう設計されたのだ。そうではなくては困る」
「問題はやはり地底同盟のロボ相手か…こればかりはなぁ」
「地底人相手には素直にバルガとタイタン戦車の配備を進めるしかなさそうですな…」
キャルフォルニアベース戦の総括を行う連邦軍上層部。
投入した兵器はどれもジオン相手なら問題なく通用したが、途中乱入してきた恐竜帝国のメカザウルス相手には今一の結果となった。
まあ相手が相手なので仕方ないと言えばそれまでだが、地球を預かる連邦軍からすれば看過できない問題でもあった。
幸いホワイトベース隊のガンダムはどれもメカザウルス相手に戦果を挙げていたため、特機対策のための高性能MSことガンダムファミリーの開発と増産を行う方向性で話が進むこととなった。
「ブラン・ブルターク中尉だ。新たにホワイトベース隊へ配属された。よろしく頼む」
「スレッガー・ロウ中尉。君たちの活躍は聞いているよ。凄いじゃない」
「シイコ・スガイ少尉です。私も本日付けで着任しました。よろしくね坊やたち」
「ライラ・ミラ・ライラ少尉だ。こう見えて君たちに近い歳だ。固くならなくていい」
「ゼロ・ムラサメ少尉だ。ふん…」
キャルフォルニアベース戦後にホワイトベースへ合流した追加メンバー。
その後は恒例のシミュレーション大会となった。
流石ホワイトベース隊に配備されるだけあり、誰しもが腕を挙げたはずの既存メンバーよりも上手く機体を動かして見せた。
最も例外としてアムロとセイラさん相手には互角か負けるなど、噂に違わぬ実力者ということを叩きこまれる場面も存在していた。
シイコさんはムキになった。ゼロは切れた。ライラは汗をかき、ブラン中尉は苦笑し、スレッガーさん笑ったそうな。
233 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/11/16(日) 18:06:25 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [50/282]
「ねえ…私が補充の陸ガンっておかしくない?」
「そうだ。俺だって量産機だ。可笑しいぞ」
「だって二人とも僕どころかセイラさんにも負けてますし」
「ならもう一度勝負よ!」
「俺もだ!今度こそ負けないぞアムロ・レイ!」
「私も付き合わせてもらうよ。負けっぱなしは柄じゃないんでね」
「もしかして俺たちも付き合わなきゃいけない流れ?」
「仕方ないですよカイさん。シイコさんムキになったら止まらないこの短時間でよくわかりましたし」
「これ俺も参加しないといけません? …はい、参加しないとですよね」
「文句言うなよジョブ。俺たちは正規の軍人だってのに腕じゃアムロ達より劣っているんだぜ?」
「私としては正規のパイロットの戦い方は勉強になるから願ったり叶ったりね。あなたも勉強させてもらったら?カイ」
「へへ…今日のセイラさんもキツイや」
ホワイトベースの若手組の会話。
年下のアムロとセイラに普通に負けたことにムキになったシイコさんと本物のNTにコテンパンにされて同じくムキになったゼロが発起人となりシミュレーション大会の二次会が行われた。
これにセイラさん、ライラさんも参加し、カイさんとハヤト、ジョブ・ジョン、リュウさんが巻き込まれた形である。
因みにライラさん。この時期では18歳である。
あとリュウさんもあんな見た目で18歳である。
もしかしたらこの中だとシイコさんかジョブ・ジョンが一番年上かもしれねぇ…
「若い子達は元気で良いねェ」
「若人の特権ってやつだな」
「しかし驚きました。まさかあんな若い子たちがあれほどの強さだなんて」
「そうですね。上層部注目の部隊ってのは伊達じゃない」
「ヤザン大尉やブランの旦那はいいですよ。俺なんてアムロのぼんやセイラのお嬢にコテンパンにされましたもの」
「カイやハヤトも一端の腕しておりました。ジョブ・ジョン伍長はそれより一段下がりますが、周りを広く見ています。小隊長としていいかもしれません」
「リュウ曹長は目立った腕前はしてなかったが、他の若い奴らを上手く補佐してましたね。
部隊にはああいった奴が一人二人必用ですぜ」
「あの二人も俺が合流した時には既にいっちょ前の兵士の顔をしていましたよ。色々実戦を潜り抜けてきた証拠なんでしょう」
「…ところで何で敬語なんだヤザン大尉」
「一番階級高いのは大尉ですよ」
「勘弁してください…俺これでもまだ二十歳なんです」
こちらはヤザンを始めとしてブラン中尉やスレッガーさんなどの隊長組の会話。
追加組を入れ12人体制になったことで四機一小隊体制となっており、それぞれをこの三人が指揮する形となる。
なお一番階級が高いヤザンはこの時点で二十歳。三人の中では一番の若手であり、軍人生活も2~3年目でありスレッガーさんやブラン中尉よりも軍歴は短かった。
大尉という高い階級はガンダムという秘匿兵器を扱うために必要な階級として特進させられたものである。
因みにブライトさんもまた年上の部下が出来たと悩んでいる。
そんなブライトさんの階級は現在少佐。そろそろ中佐に挙げるかなんて声も出ている元中尉である。
234 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/11/16(日) 18:07:00 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [51/282]
「それでブルーのEXAMの記録は?何故キャルフォルニアでは暴走を起こさなかったのだ?」
「いやそれが…なんといいますか」
「はっきりせん物言いだな」
「ええ、まあ…何せ内容が内容なので」
「結局なんと言っていたのだ」
「NTよりメカザウルスの方が危険だよね…と」
「…は?」
「つまりEXAMは同じEXAM機や推定NT相手より乱入してきたメカザウルスの方を優先したんです」
EXAM搭載機がキャルフォルニアベースの戦いで暴走や同士討ちを起こさなかった件について。
中身を精査したクルスト博士とアルフ・カムラ大尉であったが、その際には人に内容で「人間相手よりメカザウルスの方が脅威に決まってんだろjk」との情報が残されていた。
以降ブルー
シリーズに搭載されているEXAMは暴走することはなくなり、地底同盟などの外的と戦う時にのみリミッターが自動で解除される仕様に変化していた。
クルスト博士とカムラ大尉はEXAMの変質に驚きながらも、その理由に関しては「それはそう」と納得したという
「君良い腕しているね…EDFに来ないかい?」
「EDFはいいぞ。まず給料がいい。次に飯が上手い。最後に武器も強い」
「まあその分激戦地に放り込まれるけどな!」
「はは…恐縮です。ただ次の任地が決まっていますので」
日企連製パワードスーツを着込みながらEDF兵器やリジーナを担ぎ無双していたバーバリー中尉を遂にスカウトし始めたEDFの構図。
すげなく断られてしまったが、その後も度々スカウトの申し出を送っていた模様。
なおこの後のバーバリー中尉の任地は日本。早乙女研究所防衛部隊である。
勿論新しい任地でも大活躍したという。
「数々の新兵器!再編した戦力!世界中から集まった精鋭!」
「Vやねんオデッサ間違いなし!」
「実際この戦力で負けたら欧州からもアフリカからも叩き出される。今回の決戦こそ正念場で間違いない」
「幸い北米のジオンは戦力の再編中。オセアニアのジオンには動きはなし」
「南アジアに関しては我々が優勢。アフリカからの援軍についても連邦海軍が地中海の制海権を抑えているうちはどうとでもなる」
「勝たねばならないのだ…この戦いに」
オデッサ作戦を前にした連邦軍上層部の意気込み。
実際のところ戦力比は連邦10に対してジオン3といった具合であり、数に関しては連邦が圧倒していた。
「北米で命拾いしたと思ったら今度は南米回って遥々欧州かよ…」
「せっかくまとまった休み取れると思ったのに残念でしたね」
「お前は何も思わないのかよアムロ。俺たち働き詰めだぜ?」
「まあ戦時特例とは言え正式に任官した身ですし…何よりこんな戦い早く終わらせなきゃいけないんです」
「ほう。あのアムロ坊が偉いこと言うじゃない。どしたん?話きこか?」
「キャルフォルニアの件でちょっと…あんなのが敵なんですよ。人類同士の争いなんて早いところ終わらせた方がいいですよ」
オデッサ作戦参加のために欧州へ向かうホワイトベース。
その中でのカイさんとアムロの会話。
恐竜帝国との対決はアムロに強い衝撃を与えたようで、戦いの中で意識を変化させていた。
235 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/11/16(日) 18:07:41 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [52/282]
「どうやら連邦が戦力を集めだしているそうです」
「キャルフォルニアが落ちた今…狙いはここ。オデッサかなウラガン?」
「戦力の集中が大西洋、地中海に偏っていますので可能性は高いかと」
「一応本国や他の戦線にも援軍の要請を送って見るか」
「よろしいのですか?他派閥が付け入る隙になるのでは」
「私は今の連邦のことを身内同士の蹴落とし合いの余力で相手できるような敵だとは思っておらんよ」
オデッサ基地でのマ・クベ大佐と側近ウラガンの会話。
オデッサ作戦発動を察知し、各戦線や本国に援軍要請を送ったが…
南アジア戦線は戦局振りでむしろ援軍が欲しい側。
オセアニアは地底人の相手が忙しいとなしのつぶて。
北米は戦力の再編中であったが黒い三連星や闇夜のフェンリル隊といった少数精鋭部隊を幾つか派遣。
本国からはギガンを始めとした最新鋭無人機部隊が送られてきた。
思った以上に援軍が集まらなかったことに落胆したマ・クベであったが、ないよりはマシと思い防衛体制を構築することとした。
「オデッサか…決戦…我々の天王山といったところか」
「しかしあそこはキシリア様の勢力圏です。これ以上の介入は不和を生むのでは?」
「なに。つまり私が直接部隊を送る必要ないのだ。ここは同盟者殿に一働きしてもらおうではないか」
ジオン本国におけるギレンの動き。
ギガンを中心とする無人機部隊を送り込んだギレンであったが、元々オデッサ周りはキシリア派の息が強く、あまり露骨な介入はできなかった。
無論そんなことで諦めるギレンでもなく、この前同盟者となったドクターヘルにヘルプを送ることとした。
ドクターヘルは秘密工場五つ分で援軍を了承した。
「オデッサ作戦開始!開始!開始!」
「進め!進め!進めえ!」
「ビッグトレー艦隊砲撃開始!海軍の戦艦連中に負けるな!」
「バルガ部隊進撃開始。邪魔するものは全て踏み潰せ」
「オデッサ一番乗りは我々MS隊が頂く!」
「新米MSに後れを取るな。今まで戦場を支えていたのは我々戦車隊だと思い知らせてやれ!」
「第42コスモタイガー飛行中隊は作戦空域に到着。ジオンの戦闘機共の叩き落としてやる」
「空が狭い…こんな戦場初めてだ」
「ジオン共に思い知らせてやれ。俺たち連邦の底力と今までの鬱憤を!」
遂に発令されたオデッサ作戦の様子。
連邦側の士気は意気軒高。
特に欧州戦線は開戦から今まで閉塞状態が続いており、初の大規模な反攻作戦ということで鬱憤ばらしと言わんばかりに猛烈な攻撃を行っていた。
「敵が7に陸が3!繰り返す!敵が7に陸が3!」
「連邦の奴ら…すげぇ数だ」
「か、勝てるのかよ」
「見ろよ。MSまで揃えてやがる」
「連邦の奴らも遂に本気ってわけか」
始まったオデッサ作戦を前にした前線のジオン兵の会話。
今までにない数で攻め込んできた連邦軍に対して恐慌をきたす兵士もいたという。
特に連邦軍は欧州戦線では意図的にMSの投入を抑えていたため、この戦いが連邦MSとの初実戦というジオン兵も少なくなく、逆に北米や南アジアで鍛えられた連邦MSパイロットにMS戦練度で劣る光景すら度々発生していた。
これは連邦軍が長期間に渡り欧州とオデッサの奪還を計画し、ジオンの動きを見事にコントロールしていたことの証明であった。
236 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/11/16(日) 18:08:38 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [53/282]
「ばんざぁああああい!」
「敵の潜水艦を発見!」
「いばらきけんじーここにありだぁ!」
「たいへいよーのあらし!」
「魚雷接近!」
「異国の鉄砲はやかましくてかなわん!」
「トラトラトラ!」
「艦尾に被弾!」
「ハイ、ワカリマシタ」
「コロセー!」
「な、なんだあいつら!」
「特攻!?カミカゼ!!」
「ひぃ…来るな!来るな!」
「馬鹿!冷静になれ!あれらは全部無人機だ!」
「立ち止まるな!よくみろ!動きは単調だ!」
「足をねらえ!足を!」
「トウケイ105。ホクイ20。地点ロの2」
「ん?なんだこの音声は… !!敵の砲撃だ!ふせろぉ!!」
開戦早々にジオン陣地に大量に突撃する自走地雷仕様ビショップの群れ。
スピーカーで適当な録音を永遠と流しているだけだが、叫びながら突撃してくる無人機の群れに対して取り乱す兵士は少なくなかった。
なお中には自らの位置を味方砲兵部隊に知らせ、そのまま無人ビショップ部隊ごと敵へ砲撃の雨を降らせるマーカー個体も存在していた。
欧州の地で連邦兵の助けるMTビショップは日本連合所属AC4世界出身日本企業連合の商品だぞ!
御用とあれば広報が発表している電話番号へ気軽に連絡をお掛けください。
「クソ。味方の動きが鈍い」
「欧州は半ば安全な後方地帯となっていたからな。その分練兵中の新人も多い」
「ここは連邦も余りMSを投入してなかったそうだからな。対MS戦を知らない兵士も多い」
「…まさか連邦の奴らそこまで考えて戦力の投入をコントロールしていたのか?」
「だとしたら連中に一杯食わされたってことか」
「なーに。それを補ってやるのが俺たちベテランの仕事ってやつだろう」
ジオンのベテラン兵の会話。
開戦初期から今まで戦い続けてきた者や地獄の北米戦線、苦難の南アジア戦線などを経験しているパイロットたちからすれば欧州戦線のジオン兵はMSの素人もいいところであった。
この状況を連邦が意図して作り出したのでは?と疑うベテランもいたが、今となっては詮無い事である。
「連邦軍の数。予想以上です!」
「既に第一次防衛ラインは突破され、第二防衛ラインも時間の問題かと」
「敵の航空戦力もすさまじい数です!制空権維持できません!」
「敵航空部隊の攻撃は既に第三防衛ラインに投下され始めています。このままでは」
「連中め…まさかこれほど余力を残していたとは」
「火消し部隊。少々早いですが投入しますか?」
「やむを得ん。予定より早いがお客人たちに働いてもらおう」
予想以上の連邦の戦力に冷や汗を流すマ・クベとジオンの欧州方面司令部の様子。
連邦のすさまじい勢いを挫くため本来はもっと温存するつもりであった各戦線から来たエース部隊の投入を決定した。
237 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/11/16(日) 18:09:20 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [54/282]
「敵さんも必死だねぇ」
「そりゃこれだけでの決戦ですもの。必死になるってものですよ」
「! 強い敵が来ます!!」
「ほう。そうか。各機警戒。アムロの感は当たるぞ」
「目指せユニカム!(撃墜数100機越え) ジオンエースがなんぼのもんじゃい!」
「シイコ少尉!余り前に出すぎないでください!」
「ライラの奴も苦労しているな。俺もフォローに回る。ハヤトとカイも無理するなよ。戦いはこれからだからな」
「わかりましたブラン中尉。それにしても凄い敵の数だなぁ」
「楽に勝てるならそれに越したことはないがね」
オデッサの戦場で縦横無尽に暴れるホワイトベース隊の会話。
こいつらこんな気軽に話しているが今しがたジオンの前線基地一つを落としたばかりである。
この後援軍にきた名無しのジオンエース部隊もあっけなく血祭りにあげられており、現時点での白箱隊の精強さがわかる。
「あれがホワイトベース隊…凄いパイロットがいる」
「坊主もわかるか。なんでもNTってやつらしいぞ」
「それ僕も言われているよ」
「ははは。坊主はNTってよりはゲームボーイって感じだぜ!」
「それってゲーム好きって意味?それとも爆撃されても無事なくらい頑丈ってこと?」
ホワイトベース隊の活躍を間近で見た第八MS特技部隊の会話。
とある世界ではガンダムEXに乗っていた少年とこの世界でその少年とバディを組んでいるイワン・イワノフ中尉の会話。
両人ともNTの素養があり、第八MS特技部隊はそういった人物が集められていた部隊である。
オデッサ作戦の後にホワイトベース隊と合流。
その後世界中の戦場や宇宙を共に転戦していくこととなる。
因みに名無しの少年は復讐のレクイエムで登場していた人物で、イワン中尉はGジェネレーションのオリジナルキャラである。
「連邦の兵士一人一人の動きがいい…連中この日のために腕のいいのを集めたか」
「ラル大尉。黒い三連星が攻めに出るらしい。我々闇夜のフェンリル隊は彼らのバックアップに回れとの命令が来た」
「そうか。共闘感謝する。我々もこれから更に前に出る。出鼻をくじかない限り連邦の攻めは途切れんぞ」
欧州に戦線に派遣されたジオンエース部隊同士の会話。
闇の夜のフェンリル隊とランバ・ラル隊が共闘する傍らで黒い三連星とジオン外人部隊が攻めに出た。
しかし連邦の攻勢ルートの一つを足止めしただけで、他十数個のルートでは変わらず進撃が続いていた。
「あ、足と頭があります!変形も!?連邦のMSです!」
「馬鹿者!あれはVFだ!日本連合から供与された兵器だろう」
「今度こそ足と頭があります!空も飛んでます!連邦のMSです!」
「馬鹿者!あれは戦術機だ!あれも日本連合の兵器だ!」
「足!腕!頭!小さいですが人型です!沢山ある?連邦の小型MS!?」
「馬鹿者!あれは コンバットフレーム、KMF、ヴァンツァーだ!こいつらも日本連合の兵器だ!覚えておけ!」
「でかい!すごくでかい!とんでもなくでかい!連邦の新型MSだぁ!!」
「こいつはバルガだ。足を止めるな!味方に支援要請!真正面に立つじゃない、常に敵の死角を意識して動け!」
「こいつは…足も腕もない。連邦のMSじゃないな。ヨシ!」
「そいつはガンタンク…一応純正の連邦MSだ」
見たことない兵器に驚くジオンの新兵たちとそれを一括する教導役のベテランの会話。
今まで連邦のMSを見たことない兵士が多かったため日本連合製人型兵器と連邦MSと誤認する事例が新兵の間で多発していた。
なお全部敵だから取りあえず落とせばいいで決着している。
このように敵機種の見分けもつかない配属されたばかりの新兵すら前線に投入している状況がオデッサにおけるジオンの苦境具合を表していた。
238 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/11/16(日) 18:10:05 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [55/282]
「連邦のMS!こ、こんな強いなんて…」
「クソ!こっちはホバー付きのザクなんだぞ!なんでスラスターだけで追いついてこれる!」
「ザクは下がれ!ドムとゲルググ前に出ろ!連中のビーム兵器に気を付けるんだ!」
「こっちは何発も当てないと倒れないのに、向こうの攻撃は一発でこっちを撃破する…理不尽だよな」
「連邦軍のMSとここまで性能差があるとは…」
大量に投入され始めたジム相手に苦戦するジオン軍の様子。
原作におけるジムスナイパーⅡ相当の性能(凡そ原作ガンダム並みの数値ということ)相手に原作より強化されているとはいえ、多くのジオンパイロットは苦戦を強いられていた。
中でも対MS戦の経験が低い新兵や欧州戦線務めが半端に長いパイロットなどはジムに追われることも多く、これを助けるベテランたちの損耗を招いた。
「あいつらは…青いMS!グフか!」
「ビームライフルが避けられた!?」
「気を付けろ。グフ乗りは大体凄腕だ」
「距離を取れ!弾幕を張るんだ!」
「二番機、三番機!共に前にでるぞ!流石にグフの相手は新人には無理だ」
「いい連携だ。しかしまだ動きが甘いな連邦のMS!」
連邦のジム部隊に強襲を仕掛けるジオンのグフ・カスタム部隊ミッドナイターズ。
意外なことだが連邦兵にとってはザクは無論ドム、場合によってはゲルググよりも危険度が高いとされていたのはグフであった。
この時期のジオンでは既にグフはドムやゲルググに取って変えられ始めていた。
しかしエースに好まれる機体であったグフタイプは様々な改良が現地主導で進められており、中にはゲルググと同等レベルまで強化された機体も存在していた。
このため単なるグフと思って挑んでは返り討ちにあう事例が多発しており、グフ乗り=エースという認識を連邦へもたらしていた。
「連邦の勢い…止まらないか」
「数日中にはここオデッサまで到達するかと」
「包囲網も狭まり続けています。このままでは脱出も困難に…」
「水爆…使いたくなかったが…」
「き、緊急連絡!水爆を補完していた基地にき、機械獣が現れました!」
「なんだと!?」
敗色濃厚なオデッサからの脱出を考え始めていたマ・クベたちにもたらされた凶報。
ジオンの水爆を補完していた基地に突如機械獣軍団が現れ占拠。水爆を持ち去られたというのだ。
「う、うわぁあああ!!」
「なんだこいつら!突然地中から…」
「機械獣だ!こいつら東アジアで暴れている機械獣だ!!」
「ドクターヘルの軍勢が何故ここに!?」
突如現れた機械獣軍団。もちろん連邦にも襲い掛かる。
ギレンの保険がここに生きたのである。
なおちゃっかり水爆は全部かっさらったし、何ならジオン側にもギレンとの関係を悟られないために攻撃を仕掛けたが、まぁコラテラルダメージというものである。
239 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/11/16(日) 18:10:58 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [56/282]
「ふふふ…マジンガーのいない戦場というものはいいものだな」
「これこそが本来の機械獣の強さよ!なんか極東にいるあれらが可笑しいだけなのだ」
「進め機械獣軍団よ!連邦を蹴散らし、ドクターヘルの名をヨーロッパの地にも響かせるのだ!」
久々に大暴れ出来て嬉しいあしゅら男爵の図。
まあ極東にはスーパーロボット軍団と覚悟ガンギマリ連邦と異世界戦隊日本連合ジャーがいるから鬱憤溜まるのも仕方ないが。
ジオンへそこそこ襲いかかりながらも大多数の機械獣は連邦軍へ攻撃を開始。
スーパーロボットのいない連邦軍を蹂躙…するはずであったが…
「何が機械獣じゃい!」
「ビビることはねぇ。囲んでレクエイム砲とビームライフルをしこたま浴びせてやれ!」
「何が機械の獣だ!ならこっちは鋼鉄の巨人じゃわ!ホバーバルガ隊突撃!!」
「航空部隊に支援要請!全火力を機械獣軍団に集中!」
「陸上戦艦と海軍の艦隊も全火力を投射!悪の侵略者に連邦軍の底力見せつけてやれ!」
「いつもなら市街地気にして全力攻撃できなかったがな!ここじゃ大体はもう無人か野原ばかりなんだよぉ!!」
ジオン相手にイケイケドンドンでアドレナリンたっぷり状態な連邦兵の様子。
その牙は機械獣軍団にも向けられ、連邦軍の全力の火力が叩きつけられることに。
「くそ連邦軍め!中々やるではないか!!」
「機械獣への指令を変更。航空戦力と砲撃隊を先に叩き潰せ!」
「「地球連邦軍!機械獣の恐ろしさを味わうがいい!」」
初動を潰され実はちょっとビビったあしゅら男爵。
しかし腐ってもスーパーロボットの軍団である機械獣たちは早々易々と撃破はされなかった。
明確な指揮が始まり、連邦の火力源を叩こうと行動開始。
それを阻止しようとする連邦側部隊との激闘が始まった。
「機械獣!これも人類の敵なのか!?」
「ぼやっとするなアムロ!こいつらを正面から相手できる奴らは少ない!
今はハイになっている味方ばかりだが、機械獣に好き勝手させ続ければ士気も落ちる!」
「その前に叩く必要があるということだ。やれるなアムロ少尉!」
「!! はい!ヤザン大尉!ブラン中尉!アムロやれます!!」
突如現れた機械獣軍団相手に困惑するアムロとそれに発破をかけるヤザンとブランの構図。
このあとのアムロは「なんて強さなんだ」と言いながら普通に機械獣ズンバらりんし始めた。」
「しゃぁ!機械獣一機撃破!これで私もビーストキラーね!!」
「メカザウルスよりは柔らかい? でも殴った感じ固いのもいるわね」
「獣風情が邪魔をするな!いやむしろもっとこい!今日こそアムロの撃墜数を超える!」
「あの人たちこぇよ…なんで機械獣相手にあんなテンション高いんだよ」
「シイコさんもゼロ君も元々戦意高いですからねぇ。セイラさんに関しては淡々と処理している感じが…」
「いやぁ。うちの女性陣と若いのはおっかないねぇ」
アムロに続き機械獣を撃破し始めるホワイトベース隊の面子。
シイコさん、ゼロ、セイラさんの三人が機械獣をボコし始め、それをカイさん、ハヤト、スレッガーさんがそれぞれ援護していた。
口では怖い怖い言ってるカイさんもしれっと機械獣撃破しているので、この人も十分ヤバイ級パイロットである。
240 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/11/16(日) 18:11:57 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [57/282]
「連邦軍思ったより強固だな」
「ジオン側は撤退したか…まあこれで約束も守れただろう」
「目当ての物(水爆)も手に入った。これ以上この地に残り続ける理由もなし」
「「さらばだ連邦軍の諸君!また会おう!!」」
約束果たしたんで帰ります宣言したあしゅら男爵。
内心目の血走った連邦兵の大群こわっ…とも思いながら、それをおくびにも出さずに堂々と撤退した。
なお持ってきた機械獣の半分くらいはスクラップにされたので、連邦侮りがたしの気概も生まれ始めた。
人類ってもしかして滅茶苦茶怖いんじゃない?
「取りあえずオデッサは勝てたか」
「はい。しかし機械獣軍団の乱入で我が軍にも想定以上の損害が」
「まあ今はこの勝利を喜ぼう。我々はオデッサを奪還した!」
勝利を喜ぶ連邦軍上層部の図。
予定外の乱入者はいたが取りあえずオデッサは勝ったな!ヨシ!!
このあとジオンへの追撃戦が始まるが、機械獣軍団の乱入により時間を得たジオン軍は連邦が想像していたより組織的に撤退を開始していた。
「オデッサは取られた。しかし思っていた以上に戦力も温存できた。
本国に送った鉱石のことも考えればジオンはあと10年…は言い過ぎでも5年…いや3年は戦える…はずだ」
「マ・クベ大佐…そこはもう少し自信をもって言ったらどうです?」
「ウラガン。私は見え透いた世辞は好かん質なのだよ。実際連邦は強かった。今回も機械獣の乱入が無ければもっと酷いことになっていただろう」
こちらは敗北したジオン側の視点。
連邦軍の想像以上の精強さはマ・クベに楽観的な気持ちを根こそぎ吹き飛ばされていた。
幸い機械獣軍団の乱入で時間は稼げたため、欧州方面のジオン軍は組織的な撤退に成功。
黒海、アラビア半島を通しアフリカ方面へ撤退。
そこで防衛線を張りつつも宇宙へ撤退する算段を考え始めていた。
現在宇宙世紀0079年10月。原作より一月以上早いオデッサの陥落であった。
「オデッサが落ちた…軍も宇宙への撤退を決め始めている…
このままではアプサラスが完成する前に地上戦線が縮小されてしまう」
「ふふふ…お困りのようですなギニアス・サハリン技術少将殿」
「…誰だ貴様ら。私に何の用だ」
「そんな警戒しなくても。我々はあなたに手を貸したいのです。完成させたいのでしょう?
あなたのアプサラスを」
「名前と要件を言え。話はそれからだ」
「我々は鬼。百鬼の鬼であります。あなた様の理想の実現にほんの少し助力しましょう。
代わりに戦果を挙げた場合には我々をキシリア様にお繋ぎください。
本国の方ではギレン派のビグザムなるMAの方が有力なのでしょう?巻き返すのに丁度よろしいかと」
南アジア戦線でアプサラス開発を進めるギニアス少将の前に現れた謎の角突き帝国。
いったい何鬼帝国なんだ…
このあとギニアス少将は突如アプサラスの開発に成功。
量産されたアプサラス軍団を伴い南アジア戦線の戦況を一時的ながら好転させ、同戦線のジオン部隊をアフリカへ撤退させる時間を稼いだ。
そこには何者かの手引き、支援があったが、現状ではそれはギニアスと協力者たちしか知らないことである。
241 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2025/11/16(日) 18:12:58 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [58/282]
投下終了
シイコさんがヤンキーみたいになってしまった…
これも一時期少しだけ流行ったホワイトベース配属ネタシイコさんの影響なのだ…
最終更新:2026年02月24日 18:16