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16 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2025/11/23(日) 14:24:13 ID:p750131-ipxg02901akita.akita.ocn.ne.jp [7/197]
憂鬱スパロボ

Fルート 未来編

セリフネタ 霧の都での邂逅 前日譚



「私の良く先では何時もコレだ!」

「お、落ち着いて下さい、中将殿…」

「まあ良い、連合本土の戦力が加わるならやりやすい。精々有効活用させて貰おう。」

(とは言え、来るのがあのビスマルクとは…胃が痛くなる…)

惑星開拓を行ったライヒ同盟は当該惑星にて未知のアストラル技術を有する勢力を発見した。この報告を
受けた連合は支援人員として監察軍一個艦隊を派遣、更に地上調査の為にライヒ領土へと支援人員を
配置した。その中にはターニャを尊敬するビスマルクの姿も有ったが、良くも悪くもやり過ぎる彼女に
対してターニャは苦手意識を持っていた。


「…この情報は事実か?」

「我々の諜報網をお疑いで?」

「しかし…これは…」

「破局的な戦争、それが連中の望みです。」

堀川公とターニャとの会話の一部。皇国内の極右派がライヒから齎される技術やアルビオンの国交再開と
共に情報が入ってくることで活性化。その結果として積極的な攻勢へと転じるべきとする意見が出て来る
様になったのである。その思想は一部の軍関係者や諜報関係者にも広まっており、堀川公の
アルビオン訪問に際して活発化している。


「しかし、宜しかったのですか?皇国の極右派の物資密輸を許すなど…」

「極東の権力争いに興味はない、精々利用させてもらう。それに…」

「仮にも王族が被害を受けたなら、極東へと再進出する口実にもなる。」

ノルマンディー公とガゼルの会話の一部。アルビオン側としてはこうした国内での策謀は極東への再進出
への契機と成り得ると考えられ、極右派のアルビオンに於ける動きを黙認していた。それが何を齎した
かを知ったのは事件が終わってからであった。


「なぁ、コレが何か知ってるか?」

「さあな、自動車用の部品だって話だが…」

「こっちはなんだ?」

「時計の一部らしい。」

「急にアジアからの輸入何てと思ったが送られてくるのはどれも普通だな…」

とある貿易港における職員の会話の一部。アルビオンとアジアとの交易が再開されたのに合わせ、
アルビオン王国や共和国では異国の品を買い求める貿易商が購入した品々であふれていた。
その中には、欧州では珍しい、アルビオン製以外の自動車や工業製品の部品もあり各所へと流れている。

17 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2025/11/23(日) 14:24:49 ID:p750131-ipxg02901akita.akita.ocn.ne.jp [8/197]

「…貴方が例の?」

「そうだ。同志よ…その証に…」

「おお、コレが…」

「これなら王国の兵士にも十分に対抗できる。」

「感謝する。同志よ!コレでこの国での革命が出来る!」

藤堂十兵衛と王国内の革命派勢力との会話の一部。共産の思想は共和派の主張に混じり、既にあらゆる
場所にその根を広げていた。それはロシア帝国と欧州の大地を壁としたアルビオン王国でも例外では無く、
事前に動いていた、勢力を接触した藤堂は目的の為に赤色ゲリラより回収した物資を彼等に提供したのである。


「これは…」

「堀川公、何か?」

「い、いえ、共和国との対立中途聞き及んで居りましたので、思った以上に平和な光景に驚いております。」

「王国の防備は万全です。心配は要りませんよ。」

(この客車…木製か?車両の壁の間に防弾加工がある様には思えん…本当に彩色や内装を重視しただけの車輛か?)

堀川公とプリンセスの会話の一部。極右派の動きは既にアルビオン王国へも通達しており、更にライヒ
からの通達でも既に過激派将校の一人である、藤堂十兵衛率いる一個小隊が潜伏している事が判明していた。
しかし、プリンセスの警護や車両にはそれを警戒した装備があるとは思えず、堀川公は内心困惑しつつ歓待を受けていた。


「おい、見たか衛兵の装備…」

「アレ、ライフル銃…だよな?」

「自動小銃は無いのか?」

「周辺に護衛車両も無い…幾ら極東に興味が無いとは言えこれでは余りにも…」

「装脚車輛が無いってのは本当だったんだな…」

堀川公護衛の人員の会話の一部。公の護衛として来た彼等からしても、王室専用列車の警備の手薄さには
不安を覚える他ない状況であった。儀礼用の刀や拳銃こそ持ってきてはいるが、本格的な襲撃から備え
られる装備の持ち込みは、王国側からの拒否もあり不可能でありいざと言う時は王国兵士が頼りの中で
この状況は不安を覚えるのも仕方がないと言えた。

18 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2025/11/23(日) 14:25:25 ID:p750131-ipxg02901akita.akita.ocn.ne.jp [9/197]
「下り路線に列車!?」

「射撃準備!」

「待て、正面のアレは…!?」

車輛に詰めていた兵士達の最後の会話の一部。王室専用列車に並列する様に展開した列車は後部コンテナに
隠していた重機関銃による射撃を開始。結果的に後部車両に詰めていた兵士達は一度も発砲しないままに
車輛ごとひき肉となり壊滅状態に陥っている。


「向こうの車両から何か出て追ってくる!」

「装脚戦車に装脚車輛…革命家共の使うBRDM!それに合流してきたのは…」

「アレはテリヤスの軽装装甲車だ、藤堂めあんなもの何処から!」

「応戦しろ!公を守れ!」

襲撃してきた兵士達の装備を見た護衛達の会話の一部。極右派の用意してきた兵器は赤色ゲリラ等で
良く使用される装備が中心であり、速力を以て襲撃を行ってきたそれは車両を取り囲む形で展開、
車外からの射撃により護衛を次々排除しただけでなく、確実な排除の為に陸戦隊を列車へと
侵入させてきていた。


「やはりこうなったか…」

「どうするのゲネラール?」

「何も無ければ旅行だけして変える予定だったが…」

「変更ね…やりましょう!」

「おい、流石に30ミリは…装脚戦車まで出ているなら已むを得んか…」

ターニャとビスマルクの会話の一部。諜報から得たアルビオンの初動の遅さや極右派の動きの速さを警戒
するべく様子を見に旅行を兼ねてきていた彼女達であったが、平穏に終わってほしかったターニャの願い
とは裏腹に早々に排除された護衛に周辺を取り囲む装脚車輛と言うのは看過できず。彼女達による
長距離射撃によって対処された。


「ゲバルトー!」

「クソ、主義者共何処からあんな武器!」

「何してる、撃ちか…」

「隊長が撃たれた!」

「馬鹿、頭を出すなやられたいのか!」

「助けてくれ!足の生えた車の化け物みたいなのが!」

王女襲撃の同時刻ロンドン市街地にて起こされた赤色ゲリラによるテロ。皇国の工作員たちを通して
送り込まれたRT44型や銃火器を有したゲリラたちは複数個所で攻撃を開始。分断の影響で兵士達は
早期に対応に出る事は出来たが、反面重機関銃等の対処には苦戦し、機動性の高い装脚戦車RT44は
歩兵対策の低圧砲を有している事から軽装備の歩兵で対抗できる物では無く、多くのゲリラたちは各所に
爪跡を残して地下へと姿を消している。

19 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2025/11/23(日) 14:25:59 ID:p750131-ipxg02901akita.akita.ocn.ne.jp [10/197]
「なんだ…この被害は…」

「各所に潜伏してた赤色ゲリラの仕業です…」

「それは見れば解かる!なぜこれだけの被害が起きたと言っている!」

「現在流入ルートを捜索して居ますが、余りに多岐に渡っている様子で…」

ノルマンディー公とガゼルの会話の一部。多大な被害を齎した赤色ゲリラの武装蜂起は当然、諜報を
司るノルマンディーも責めを受ける形となった。赤色ゲリラの多くが未知の武装を装備している事や
裏切り者が多岐に渡る事もあり調査は難航、結果的にではあるが多数の武装ゲリラはロンドンを含めた
アルビオン各地に潜伏しており、そのシンパを増やし続ける結果となった。


「…遣欧部隊より報告は?」

「来ました。」

「暗号はハチクノハナ!ハチクノハナです!」

「すると派兵小隊は全滅か…惜しい部隊を無くした。」

「しかし、作戦は成功です。コレで欧州にも火が付きました。」

「そうだな、コレで時代が動く。」

皇国政治団体の会話の一部。藤堂一派を送り出した派閥は欧州での大規模な赤色ゲリラの発生の知らせを
受けていた。しかし、作戦の一つであった堀川公とプリンセスに対する攻撃作戦は失敗しており、藤堂
率いる一派も壊滅の報告も同時に入り、彼等は有用な戦力を喪失してることになる。


「しかし、王国思ったより頼りない、この分では共和国も何処まで頼りにできるか…」

「両方に保険は残しておいた方が宜しいでしょう。」

「そうだな、一先ずは両方の動きを見極めるべきだろう。」

「我々の側からも人員を派遣します。一先ずは協力体制を取るべきでしょう。」

堀川公とターニャとの会話の一部。目の当たりにした王国の軍備や対赤への甘さは堀川公延いては皇国
上層部に不安を抱かせるには十分すぎる程のマイナス材料であった。その為、皇国としても未だに植民地を
多く確保している王国との協力に寄っていた意見は一気にアルビオン全体への不安感へと転化していた。
その為、皇国ではライヒとの関係強化と同時に王国と共和国の出方を伺う事になった。


「同志では無かったが、藤堂と言う男、上手くやったようだな。」

「はい、欧州各地の同士も活気づいて居ます。」

「宜しい。欧州への活路は開いた。各地へとパイプを強化し、欧州での革命を進めるぞ。」

蘇同盟内部での会話の一部。強固な防共の壁を築いていた欧州には共和革命の後に支援を送る事に苦心
していたが、今回アジア外交の活発化と交易が再開された事で物資の輸送のチャンスが生まれ、
今回の皇国過激派事実上の共闘により大量の武器弾薬が各地の同士へと供給された。以降、欧州各地でも
共産革命の萌芽が芽吹いており、過激な革命組織が軍備を拡充するチャンスともなっている。

20 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2025/11/23(日) 14:26:53 ID:p750131-ipxg02901akita.akita.ocn.ne.jp [11/197]
以上です。WIKIへの転載は自由です。

取り敢えずネタ的にはプリプリ時系列に於ける堀川公のアルビオン来訪前後でのお話…
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最終更新:2026年02月24日 18:38