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193:戦車の人:2025/07/24(木) 23:00:56 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
RSBC日本大陸:序文及び各勢力解説

0.序文-悪魔たちの会合と決心

親の顔より見た日本大陸に転生した夢幻会メンバーは、概ねいつもどおり粛々と国家近代化を古くから開始していた。
18世紀初めには産業革命を成し遂げ、一時期はインドまで進出し荒稼ぎをすると損切とばかりに人の海から撤退。
他列強からは東洋の帝国も限界を迎えたと一度は誤解されたが、樺太から台湾へ至る適度な領土に収まり統治コストを縮小。

その上で国土近代化と産業化を増えた余力を用いて推進し、19世紀半ばには白人ですら認めざるを得ないゲームプレイヤー。
それも豊富な資金と工業力、それに支えられた強大な軍事力を持つメインプレイヤーとして知られることになる。
幕府も発展的解消の末に大政奉還を行い国体は立憲君主制に移行し、シーパワーで世界の市場を席巻し始めた。

ここまでは夢幻会メンバーもそれこそ飽きるほど繰り返した展開だが小さな、しかし見逃せない相違点が存在していた。
夢幻会を航空技術から支えた倉崎航空機や倉崎翁が影も形もなく、一方で北崎重工という新興メーカーが躍進を遂げつつあった。
この段階で古いメンバーは「佐藤大輔作品のどの世界だ…?」と当たりをつけ始めたという。


その疑惑が決定的となったのが日露戦争であった。圧倒的に大きな工業力と近代的な陸海軍、初歩的ながら飛行機さえ投入した日本。
ツァーリですら「賽は投げられてしまった」と嘆いたという偶発的な流れから始まった戦争は、概ねにおいて日本の戦略的勝利で終わった。
しかし奉天会戦でそれまで無能からは程遠かった乃木大将及び第3軍が、突如として投機的に等しい攻撃前進を開始。

最終的には火力と兵站、指揮通信能力で補いを付けたものの、乃木を深く知る者からすれば何かが取り憑いたとしか思えない暴挙であった。
当人ですら軍精神科医(精神医学も10年単位で前倒しされていた)に、当時の記憶が欠落しており思い出せない。責任逃れではない。
そのように困惑しきった顔で診察に応じており、無論、軍を危険に晒した責任から予備役編入となったが、ここで古参メンバーは概ね確信した。

俺達が何十回目か分からないが飛ばされてきたこの世界は、司馬史観が大好きなあの佐藤御大が投げ出したレッドサン・ブラッククロス世界だと。
ならば日英同盟を強固なものとして、せめてパシフィックストーム並みにまともな世界と歴史にした方が…と、会合で彼らは議論した。
何しろ「原作補正」を放置した場合に待っているのはドイツが欧州とヨーロッパ・ロシアを占領、北米の半分を奪う悪夢のような世界である。


だがそこに夢幻会の中で比較的若い-俗に2025年組と言われる令和一桁後半の史実を知るメンバーが待ったをかけた。
あの無責任で野放図な大国を分断できるのならば、それも悪い話ではないのではないか、と。
彼らは覇権国家として限界を迎えつつあった合衆国が、無責任と無教養と近視眼利益を煮詰めたような有り様となったことを熟知していた。

彼らのポテンシャルならば十分防げるはずの衰退さえ、組織や個人の近視眼的な利益で潰し、最後は国を食い潰しかねない様を。
覇権国家の末路と言えばそれまでだが、彼の国の自由主義と個人主義が悪魔合体を遂げた末のそれは、再発を許しがたかった。
ならば合衆国が分裂してしまっても、友邦英国が一度は本土を失っても、あの大国を制御しやすい形に置いた方がマシである、と。

幾度か合衆国を滅ぼした経験もある夢幻会古参メンバーも、その点は否定できない正当性を認め、ならば原作修正路線を行おう。
英国には一度本土を失って頂くがカナダ、豪州、インドの近代化。日露戦争で得た満鉄利権の配分を現段階より開始。
それ以外にも政治、軍事的混乱を抑制しつつ合衆国を分断し、制御下に置いてしまおう。そのような悪魔的な結論が出てしまったのだ。

194:戦車の人:2025/07/24(木) 23:01:34 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
1.勢力解説-大日本帝國

夢幻会が幾度も転生し続けた大陸日本。戦国時代から転生者たちが活動を始め17世紀に産業革命を達成、工業大国として躍進。
18世紀には大きな工業力と海運能力を用い一時的に東南アジア、インドの一部へ進出。稼ぐだけ稼いで内地にあっさり引きこもった。
これは統治コスト増大による国力減災を過去の経験から嫌ったもので、樺太から台湾へ至る内地に既に十分な国力は蓄積されつつあった。

余計な植民地を抱えないがゆえの身軽さを国内インフラと産業、教育や医療福祉などの発展と普及に徹底して注力している。
有り体に言えばこの世界の夢幻会メンバーは世界の憲兵に飽き飽きしており、本来は身軽に振る舞いたかった模様である。
21世紀の米帝がどうなったかを知っているなら残念でもなく当然で、結果植民地なき工業大国にして海洋国家として驀進している。

19世紀には大政奉還を行い立憲君主制に移行しており、このあたりも史実で概ね成功した時代をより良くする程度だった模様。
日清戦争及び日露戦争では莫大な工業力と高い技術力が生み出した軍事力により、文字通りの戦略的大勝利を得ている。
そしてこの頃から乃木大将の豹変という「修正力」めいた何かにより、RSBC世界に転生してしまったことを認知せざるを得なかった。


最終的には合衆国を永続的に分断し管理しやすい国家として扱う、2025年組の意見を取り入れ無情な決心を行うことに。
故に合衆国と最初から縁遠い形となるため満鉄利権を英国にのみ解放し、彼の国における反日感情を意図的に惹起。
そもそもこの世界の日本は金満国家であり合衆国からの支援を必要としておらず、同盟国の英国以外に義理立てする必要がなかった。

第一次世界大戦でも早々に陸海軍主力を欧州へ派兵、また英仏などが必要とする軍需物資を護送船団方式で提供。
合衆国が本格的に世界大戦に関与する前に中央同盟側を戦略的敗北に追い込み、1年以上早くヴェルサイユ条約を締結。
やはり意図的にドイツなどへ史実以上の賠償義務を英仏などを用い課させ、後々のドイツ暴発の仕込みを行っている。

なお参戦や戦費提供が限定的となった合衆国はワシントン海軍軍縮会議こそ主催できたが、徹底して白眼視された。
後から来た追い剥ぎにして機会主義者と影に日向に扱われ、特にその反感が日英に向くように故意に誘導された。
故に海軍軍縮条約は米英と日本は同等扱いとなり、ジュネーブ以降の軍縮条約は日英同盟を忌避した合衆国によりご破産である。


世界大戦を利用し強大な外洋海軍を成立させた日本には本当に美味しい話で、規模を据え置き旧式艦の代替で事は足りた。
史実では粗鋼生産量を含む国力の限界で衰退した英国も、円・スターリングブロックや満州工業地帯をカンフル剤として導入。
後の第二次世界大戦で本土を「原作補正」で失っても、外地の工業力と海軍力まで失わない程度には国力を回復させている。

なればこそ第二次世界大戦では当初、強大になり過ぎた同盟国の過干渉を防ぐために英国は軍需物資支援しか望まない。
結果として原作補正のかかったドイツ軍により本土防空の失敗、敵軍上陸を許すという状況を日本は意図的に作り上げたのである。
因みに英本土脱出作戦に際しては陸軍、海軍、統合航空軍の主力を投入し支援。ドイツ軍を大いに消耗させた。何だこのマッチポンプ。

英国王室、政府、国軍、主要企業及び技術者などが英連邦諸国。満州などに疎開成功後は各地域の近代化と英軍再編支援。
国軍の近代化のさらなる推進、英国との技術交流も推進。ドイツ相手の敗戦でシベリア以東に押し込まれた暫定ロシア政府及びロシア軍。
彼らにも中古兵器を含む軍需物資を売りさばき、バーターとしてシベリアの鉱物資源などを獲得している。これが戦争特需ちゃんですか?

195:戦車の人:2025/07/24(木) 23:02:12 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
2.勢力解説-大英帝国及び英連邦

大日本帝國の同盟国にして被害者枠その1。基本的な歴史と国家の成り立ちは第一次世界大戦までは史実と大差ない。
しかし世界大戦で史実以上の大勝利を収めたこと、日本の外交工作によりフランスと並びドイツへ史実以上のペナルティを課すことに。
スーパーブリカスマンすら騙す夢幻会は悪魔の集合体かな?いいえもっと始末の終えない何かです。

史実よりも国力回復が順調で世界大恐慌からの影響が小さいことから保有する軍事力、特に海軍のそれは大きな物となった。
海洋国家故にコルベットから巡洋艦など通商護衛に必須の艦艇が増えたが、新世代の戦艦も相応に増大している。
航空母艦の保有数も相応の比例しているが艦載機は空軍に抑えられた。そうしないとドイツ軍上陸前に壊滅するから多少はね?

第二次世界大戦においては当初は自らの有する国力と軍事力を信じ、日本に対しては大規模な兵站支援以外望まなかった。
大陸日本の行う兵站支援だけでも相当な助力だが、ここで国軍派兵まで望めばいよいよ頭が上がらなくなる算段もあった模様。
普通ならば必ずしも間違っていない判断だが、史実以上に苛め抜かれスーパーアーリアマンとなったドイツの暴走はそれを超えた。


特に陸軍と空軍に関しては史実1943年相当の陸軍と空軍を準備してしまったドイツにより、バトル・オブ・ブリテンで敗北。
強大なロイヤルネイビーは奮戦し美大落ちのZ計画艦隊を半壊させたが、航空機とUボートによる被害は大きかった。
結果としてダンケルク失敗も祟り、ドイツ軍とヴィシー・フランスや東欧諸国等による犠牲を厭わない強襲上陸を成功させてしまう。

だがスーパーブリカスマンはこの程度では諦めるものではなく、意図的に誘導した日本も支援要請を引き出し、本腰を上げた。
彼らは産業と文化、そして国軍の主力を外地に疎開させることを日本からの軍事支援確約と同時に決心。
英本土で絶望的な防衛戦を展開しつつ、来援した日本陸海空軍の大々的な支援のもとに連邦加盟国への大規模疎開を実施。

王室や政府、主要企業と技術者と文化人。そして「原作」ではほぼ全滅と称して差し支えなかった英本国軍をほぼ完全に疎開させた。
この際に投入された日本の軍事力は特に海軍で大きく、最終的に8割が健在であった英海軍と協働しドイツ海軍を痛打した。
特に対潜技術で高い能力を有する日英海軍は、美大落ちの海軍が保有する過半数のボートとエースを漁礁にした。


カナダに王室及び政府を脱出させた英国および英連邦は日本の風下に立つのを承知で、支援を受け入れ国体と軍隊再建に注力。
空母、戦艦、重巡等は9割前後が脱出できたが、多大な損耗を示した軽巡以下の護衛艦艇や護衛空母多数の供与。
あるいは英連邦加盟国の産業近代化や満州工業地帯稼働率向上などに勤しみ、中東方面で熾烈な戦闘を展開することになる。

なお合衆国は徹底して二回目の世界大戦では中立を貫き、英国及び英連邦にも人道支援以外の何かを施すことはなかった。
亡命政府首班であるチャーチル首相も半ばそれを当然と受け取り、彼らをゲームプレイヤーから半ば除外して行動している。
過去の米英の経緯を考えれば当然であるし、そのように日本-夢幻会が半ば誘導したのである。ブッダから見捨てられただけはある。

そして英本土陥落から5年以上が経過した1945年、ソ連を下し欧州全土の工業力と資源を自在に使えるようになったドイツ。
彼らは主権と国軍の保証、技術支援の代償に前衛を務めさせたフランス、イタリア海軍を矢面にカナダに迫ることになる。
合衆国の態度からパナマ運河利用と海軍配備を断念していた彼らは、陸空軍を主体とした苦しい防衛戦に挑むことになった。

196:戦車の人:2025/07/24(木) 23:02:51 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
3.勢力解説-ドイツ第三帝国

大日本帝国の被害者その2にして原作補正を受けたスーパーアーリアマン、よくあんなZ計画艦隊とか原作で作れたな?
第一次世界大戦では日本の介入により史実以上の敗北、屈辱的な賠償支払を強いられルサンチマンを拗らせる。
勿論背後からの一突きなど陰謀論も大いに健在で、戦間期の段階で富裕層や技術者は日英に逃げ出している。

同じく世界の孤児であるソ連とはラパッロ条約を締結しワイマール共和国時代から、技術や経済で昵懇であった。
ドイツからは技術や工作機械を、ソ連からは主にウクライナを餓死者が出るまで絞った食料や資源などを相互に提供。
軍事技術の交流も盛んで、中華国民党が日英の支援を受けていることから、リソースをこちらに集中している。

またナチス政権取得後は史実以上に-そもそも国防軍は美大落ちと昵懇だったが-ちょび髭と軍は結託。
陸軍と空軍に関して兵備計画が大幅に合理化され、大陸日本から見ても技術解禁を急ぐレベルで近代化を果たした。
海軍も予算面でZ計画が承認され、Uボート主体だが水上艦もそれなりに建造されている。英独海軍協定?そんなものないよ。


かくして欧州水準では最良レベルの近代化と機械化を果たした陸軍、空軍を有するドイツはポーランドなどに侵攻。
欧州の狂犬をスターリンと仲良く分割統治し、ミュンヘン会談を正面から蹴飛ばされたためチェコスロバキアも軍事併合している。
当然だが英仏は激怒し宣戦布告を行うが、無敵の人になってしまったドイツは意に介さなかった。チャカ持った貧乏人怖いわ。

一方で積極攻勢に出るほど陸軍兵力を整えられなかった英仏を利用し、戦力回復のためにファニーウォーを意図的に展開。
意外なようだがポーランドやチェコスロバキアなどの占領地で相応の対価を支払い、合理的な軍需産業再稼働に成功。
当初の予想以上の短期間で兵力再建と休養を完了し、中立小国を道路とした上でフランスへ要塞を迂回した機動突破作戦を達成。

世界大戦の損耗が少なく史実よりは強力な英仏軍だったが、初手で史実1943年レベルの陸軍と空軍相手は無理があった。
首都が可燃物のフランスを短期間で攻め落とし、ナルヴィクで大量の軽快艦艇を失う失敗はあったが、英国へ無停止で侵攻。
英本土防空戦や英国本土疎開作戦等で大損害を被るが、最終的に英国を攻め落とし欧州の覇者となる。


後顧の憂いを物理的に無くした所で将来の脅威(事実)のドイツ相手に奇襲を仕掛けたソ連を、巧みな機動防御戦で阻止。
親衛軍を含む精鋭野戦軍を大きく消耗させた後、併合国の軍隊も引き連れたソ連への反撃侵攻を実施。
フランス、英国の鉄道技術者さえ動員した鉄道網をソ連領内にさえ広げ、2年にわたる独ソ戦を制することになる。

北アフリカや東部ロシアなど複数の戦線を抱えるものの、英国から欧州ロシアまで制した覇権国家の誕生である。
戦勝の褒美として大幅な軍の動員解除を余儀なくされたものの、欧州全土とヨーロッパロシアの資源と工業力をフル稼働。
軍の近代化や弾道ミサイル、熱核兵器などの次世代戦略兵器の開発。伊仏の造艦技術を用いた海軍拡大を実施。

1945年夏にはケベック州「解放」を名目にカナダへ侵攻。現地の英連邦軍、亡命フランス軍等と戦闘状態に陥る。
なお合衆国は日本、欧州、ソビエトの戦争に終始中立を宣言し、人道支援物資提供や難民受入以外は関与しなかった。
それこそがドイツが望んだものであり、欧州の覇者がカナダに侵攻した時にはあれこれと手遅れであった。

197:戦車の人:2025/07/24(木) 23:03:34 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
4.勢力解説-アメリカ合衆国

大日本帝国の被害者その4であり、将来国土の半永久的な分割を強要された元リアルチートにしてスーパーモンローマン。
史実では日露戦争に多額の戦費提供を行い、大陸利権への干渉を強めていく筈だが日本の大国化により不発に終わる。
大陸日本は概ね外債を必要とせずに勝利を獲得し、満鉄利権も同盟国である英国などに優先して門戸を開いていた。

満州に一部企業を進出させることには成功したが面白い話ではなく、オレンジプランはより過激な内容となっている。
欧州へ大きな影響力を行使する筈であった世界大戦も、日本の兵站支援と軍事介入により中途半端な形に終わった。
表向きは連合国から歓迎と感謝を受けたが、実際はハゲタカ扱いであり、よりモンロー主義と日英への敵意を高めていく。

強大な海軍力を持つ日英に挟まれた状況を打開するべく、四か国条約やワシントン海軍軍縮会議などを提唱。
しかし前者は顧みるに能わずと袖にされ、後者も合衆国、英国、日本が同等の海軍力を有することを確定するに留まった。
実のところ満州や欧州にそれなりに経済利権を獲得しているが、政府と民意は日英に阻害されたと敵意を募らせる。


故にジュネーブ海軍軍縮会議は他ならぬ合衆国の手により完全なご破算となり、海軍無条約時代が前倒しで到来。
ウォール街に端を発する世界大恐慌においても、公共事業として海軍力の拡大と近代化を断行。
1940年にルーズベルト大統領が失脚するまで陸軍も含めた軍拡、近代化を雇用創出のために継続し続けた。

非常に歪な軍事ケインズ経済とでも言うべき選択だが、これにより合衆国海軍は日英を上回る規模を達成。
質の面でも優れたものであり海軍航空隊などは、欧州を席巻していたドイツ空軍よりも凌駕していた。
陸軍も現役師団の完全な機械化と自動車化を果たし、航空隊を含め史実1943年相当のそれに至っている。

しかしルーズベルトが失脚しウィルキー政権へ移行した後は中立法を強化し、同時に軍事による公共事業を縮小。
パナマ運河拡大など民需に転換するなどの財政健全化を図り、肥大した軍も相応の削減を受けている。
民需への産業転換を前に「中立国である我が国が何処に戦争を仕掛けるのか」という民意が強化されたことも大きい。


モンロー主義路線の強化により日本、欧州、ソビエトの戦争全てに対し中立を宣言し徹底して距離を置くことになる。
間違ってはいないが最適解でもない選択肢であり、陸海軍などは最悪の事態を想定し頭を痛めている。
それでも日本、英連邦、欧州連合などそれぞれ単独相手ならば十分優勢であった。だからナーフは必要だったんですね。

1945年に欧州連合軍がカナダへ侵攻を開始すると流石に青ざめ、ドイツへ撤兵を求めるがリップサービス以上は得られなかった。
事ここに至り合衆国は久方ぶりに国防力増強を議会で選択するが、ジェット機や電子装備、対潜戦術等で苦戦。
何しろそれらの最先端をゆく日英同盟を半ば見殺しにしたので、自力で開発するしかなかったのである。

また戦争を縁遠く感じる有権者の影響で、予備役動員による陸海軍充足率の拡充も不十分なことも祟っている。
後々に熱核兵器投射や偽旗作戦などで分割不可避のフラグを立てているが、それでもなお強大な軍隊を持っている。
どれほど強大かといえば英本土陥落に伴いオレンジプランを本気で実行できそうな程度には、やっぱり分割しなきゃ(真顔)。

198:戦車の人:2025/07/24(木) 23:04:31 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
5.覚書-各国海軍について

原作世界ではジュネーブ海軍軍縮会議がご破算となり海軍無条約時代が10年近く前倒しされている。
またワシントン海軍軍縮条約で米:英:日は5:5:4の割りに米英の16インチ砲戦艦の数が史実どおりである。
ドイツが欧州を席巻し北米を分割するための舞台装置であろうが、ここでは敢えてそれを無視してみたい。

分割不可避の合衆国海軍はコロラド級に加えサウスダコタ級(1920)複数をワシントン海軍軍縮条約に基づき保有。
英国もアドミラル級やネルソン級ではなくG3計画相当の高速戦艦を保有している可能性が高い。
満州利権を分け合い同地に安価な労働力に支えられた工業地帯を作り、粗鋼生産量で英国が困るリスクも小さい。

ジュネーブ会議が破綻して以降は米英ともに無条約新型艦で旧式艦を代替し、特に合衆国は軍拡に走るだろう。
世界大戦で損耗したはずの英国すら満州工業地帯などのバフを受け、軍拡は困難でも艦隊近代化は断行する。
これほどの海軍力の格差が存在するからこそ英独海軍協定など歯牙にもかけず、ミュンヘン会談も蹴飛ばされる。


我らが帝国海軍はといえばやはり旧式艦の無条約世代艦による刷新、電波技術や新型航空機の前倒し開発。
何より官費補助を含めた製鉄業と造船業への支援、規格化された戦時優良船舶の獲得に走るであろう。
日英同盟が健在な限りは過度な軍拡は必要なく、艦艇更新と技術刷新、産業育成で事足りる。本当に美味しいな。

なお英米海軍のバフについては合衆国分断は既定路線でも「原作」ほど無惨に負けてもらっては困る。
ドイツ人が合衆国東部を占領し豊かな策源地として利用しつつも、第三次大戦で大敗を喫するための「調整」とも言える。
随分と邪悪な目論見であるが史実の合衆国ルートを歩まれるよりは「原作」補正を利用し、分割管理するための方便である。

なお日本海軍はより強大な海軍を整備し特に航空母艦と海軍航空隊、官費補助優良船と護衛艦艇は例外的に増大。
英本土脱出作戦に際しては正規空母6隻、改装空母4隻を護衛艦艇多数とともに集中投入。
美大落ちの海軍と空軍を航空機と護衛艦の打撃力、対潜能力で半壊させ、海軍とナチスの亀裂を拡大させている。


なおこうなると意外と恐ろしいのがイタリア、フランス海軍である。何しろ英国に次ぐ欧州の海軍大国なのだ。
それがイタリアは最初からファッショ陣営に属し、フランスもヴィシー政権に下った少なからぬ艦隊が敵に回る。
また彼らの優れた造艦技術をドイツが入手することも面倒である、原作Z計画艦隊はほぼ間違いなくその恩恵に預かっている。

またイタリア、フランス軍は指揮系統や技術などで不合理な点も存在するが、けして臆病でも劣弱でもない軍隊である。
そんな彼らが欧州の工業力と資源すべてを自由に使えるナチスドイツの支援を受け、海軍力を拡大した場合にどうなるか。
ノウハウに乏しい航空母艦はまだしも、駆逐艦から戦艦に至る水上艦艇では大きな脅威となるであろう。

ただイタリアはともかくドイツを歴史的に嫌悪し、史実よりは世界大戦の被害が小さなフランスが全ての海軍をドイツ人に渡すか。
それは面白くないので国力衰退が小さなことから早くに完成したダンケル級、リシュリュー級各2隻。
そしてそれに付き従う巡洋艦、駆逐艦が英海軍と共にアフリカへ脱出。日英と共同戦線を展開していたりする。

199:戦車の人:2025/07/24(木) 23:05:10 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
6.覚書-機甲戦力

原作の日本陸軍は中立国経由で早い段階でクリスティー戦車を入手、九七式の段階で快速中戦車開発に成功している。
九七式改に至っては高初速57ミリ戦車砲を搭載し、史実WW2初期のドイツ軍を相手とした場合、十分優位に立つ戦力を持つ。
その割に後継の一式では「75ミリ高初速砲を開発できない」という国力不相応な悩みから、38口径75ミリ砲搭載に留まった。

流石にこれでは初手で1943年相当の装甲部隊を展開してきたドイツ軍相手には厳しく、大陸日本なら十分解決できる問題でもある。
故に九七式は当初より長57ミリ砲を搭載する25トン戦車として、一式相当の百式は長75ミリ砲搭載の35トン戦車として底上げ。
特に後者はM4後期型相当の性能を、より高い信頼性と生産性、生残性のもとに実現したような中戦車となる。

本国を失った英陸軍に対して九七式、百式戦車やその派生型である戦車回収車、自走砲、工兵作業車等と共に供与。
やがては満州、豪州、インド、カナダなどで日本資本の支援を受け自前の戦車工廠を立ち上げ、ライセンス生産へ入る。
勿論装甲兵車やトラックも同様に供与とライセンス生産が行われ、最低でも日英現役師団は自動車化を果たしている。


では原作でやはり扱いの悪かった合衆国軍機甲部隊はどの様になるであろうか、やはり海軍に引きずられた軍拡対象である。
基本的に太平洋では海兵隊主体の上陸戦を想定したとは言え、日本陸軍は近代的な戦車隊を急速に拡大しつつある。
英国もそれに引きずられクロムウェル巡航戦車、チャーチル歩兵戦車程度は前倒しになっており、現状維持は危険である。

そして合衆国は大陸日本が存在するとは言え当時トップクラスの重工業を有し、何より自動車大国である。
軍全体の自動車化は当たり前に行われ、戦車も初手から3インチ砲搭載M4やM36GMC程度は当たり前に量産される。
史実の合衆国「歩兵」師団はM4戦車大隊とM36駆逐戦車大隊配備が当たり前だった、そりゃ勝てないはずである。

ウィルキー政権によりブレーキが掛かるとは言え、歩兵師団へのM4(76)とM36GMCの当たり前のような大量配備。
機甲師団限定という形でM26パーシング程度の配備は、特にドイツ軍カナダ侵攻以降は普通に行われるであろう。
砲兵火力の自走砲化は言うまでもない。牽引重砲も多数のトラックや牽引車で機動化され、高度な能力を有しているであろう。


ではRSBC最大の仇敵であるドイツ軍はと言えば、日本側の誘導により1940年の段階で1943年相当の兵備に至っている。
装甲部隊で言えば長砲身砲を持つ3号及び4号中戦車、3号突撃砲が主力で75ミリ砲も弾薬込みで規格統一されている。
こんな連中が上陸してきたら精強な英国陸軍もそりゃ壊滅します。フンメル自走砲やネーベルヴェルファーも控えてるし。

なお地中海で莫大な海軍と輸送船団の犠牲を支払いつつ、到達した北アフリカ戦線で日本陸軍機甲部隊を相手に苦戦。
東部戦線でもT-34ショックを受けたことから、総統閣下と国防軍は概ね装甲兵力刷新で意見を統一しリソースを最適化。
史実の駆動系の弱点を無くしたパンターG型相当が初手で東部戦線にお出しされる、おいカメラ止めろ。

装甲兵車、自走砲、支援車両も概ね実用性を重んじたものが選択と集中で採用され、装甲部隊の機材統合化に成功。
1945年にカナダへ侵攻したドイツ軍は再建を遂げつつあった英連邦軍にとっても、恐るべき敵対手であった。
なお原作パンター2相当の88ミリ砲搭載中戦車はE-50系を用いている。流石に45トン戦車に搭載は無理があった。

200:戦車の人:2025/07/24(木) 23:06:00 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
7.覚書-航空兵力

RSBCベースの日本大陸世界ならば夢幻会が最初に目指すのは、北崎を含む航空産業の振興発達による技術進歩。
そして陸軍航空隊および海軍基地航空隊を同一機材と運用でまとめた、統合航空軍の新設であろう。
技術進歩と未来知識解禁による高性能な航空機と艤装普及により両軍の、独立した航空兵力を強引にでも統合化を行う。

少なくとも第二次世界大戦までは大手航空機メーカーの利権さえ用い成し遂げ、最も重要な航空兵力の運用効率化。
空中での指揮系統混乱を防ぐパイロットオフィサーシステムの導入、再就職支援や単位優遇を用いた予備士官確保は確実に行う。
機材に関しても飛行場設営に必須の機械化設営隊、高射砲兵、野戦警戒用電探開発などを陸海と共同で実施。

史実陸軍の航空撃滅戦ドクトリンに近いものを採択しつつ、四発重爆撃機やレシプロ戦闘機後期世代を前倒程度はやる。
英本土脱出作戦の支援は海軍だが、地中海方面の艦隊や陸軍撤退支援は統合航空軍が担うこととなる。
そこでドイツ、イタリア空軍は2000馬力級発動機が標準の統合航空軍を相手に苦戦し、ジェット主体となり-日本はそれに先んじている。


ドイツ空軍はバトル・オブ・ブリテンの段階で増槽対応Fw190A5やHe177B相当の堅実な四発爆撃機を投入。
初期型スピットファイアが最新鋭機の英空軍を相手に、それでもレーダーと無線を併用した支援により苦戦を強いられつつも制空権を確保。
一方で英本土脱出を支援した日本海軍機動部隊、北アフリカの統合航空軍部隊を相手に苦戦を余儀なくされる。

そもそも英国及び北アフリカ戦線、東部戦線を抱えている段階で無理があるのだが、ちょび髭と国防軍が概ね軍最適化に成功。
東欧やフランスの工業力さえフル稼働させ、日英の秩序だった撤退を深追いせず、東部戦線打通にリソースを集中している。
Me262だけでなくナチス嫌いなど好き嫌いを出来ないと判断し、ハインケルのジェット機すら前倒しにされているかもしれない。

英軍もマーリン改良型を備えた後期スピットファイアや日本製発動機を搭載するシーフューリー等を、空海軍を問わず配備を推進。
グロスターミーティアもダーウェント相当のエンジンを備えた迎撃機として完成し、カナダで激戦を展開するものと考えられる。
史実のレシプロ戦闘機最末期、ジェット戦闘機黎明期の先進国による航空戦。B7Rかな?(すっとぼけ)。


では合衆国陸海軍航空兵力はどうであろうか。日英同盟と犬猿故にマーリンエンジンは得られずP-51は凡庸かもしれない。
しかし当時最先端の航空技術大国であることに間違いはなく、ケリー・ジョンソンなど多くの天才技術者も抱えている。
ウィルキー政権の中立ドクトリンから迎撃機が優先されると想定し、最低でもF4U後期型やF8F、P-47N程度は間違いなく量産してくる。

原作では少数生産に留まったP-80もカナダへのドイツ軍侵略、何れにせよ戦争に巻き込まれるとなれば増産は確定である。
後退翼こそ用いていないがMe262と互角に渡り合えるジェット戦闘機であり、戦略爆撃機程のコストを要さないことも利点として大きい。
戦略爆撃機についてはカナダにドイツ軍侵攻の段階で断念され、P-47やF4U後期型をヤーボとして量産する可能性も高い。

レーダーや水冷エンジン技術こそ遅れを取っているが、史実のリアルチートだけにこの世界では相当ドイツ軍に食い下がりそうである。
あるいはスカイレーダー艦上攻撃機も量産化に成功し、海軍の規模に比較して小さい正規空母へ優先配備されているかもしれない。
熱核兵器や弾道ミサイル、ジェット機を用いて侵攻し祖国を分断する相手なので、これくらいのバフはあっても良い…と思われる。

201:戦車の人:2025/07/24(木) 23:06:39 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
8.覚書-反応弾

原作ではドイツが世界で最初に、続いて日本が実用化を果たし、前者は弾道弾に搭載し後者は戦略爆撃機に搭載している。
そして合衆国のワシントン、ノーフォーク、サンフランシスコ、サンディエゴ、ロサンゼルスにそれぞれ20キロトン級反応弾を投下。
日本の広島と長崎に対しては5キロトン級弾頭を備える潜水艦発射巡航ミサイルを撃ち込み、何れにも甚大な被害を与えた。

一方で彼らはA4から始まる弾道ミサイル研究を怠らず、一部ではロシア系ロケット技師さえ協力させA10中距離弾道ミサイルを開発。
これは射程距離3000から5000キロに達するもので、原作においてはカナダの占領地域よりA10を用い合衆国諸都市に攻撃を行った。
言うまでもなく非常に危険な兵器で、少なくともこの時代では迎撃手段がないという利点も有している。

本来なら原子兵器についてトップを走れるポテンシャルを持つ合衆国は、ウィルキー政権の軍縮政策から基礎研究に留まっている。
こちらの世界では日英に対抗するため建造された大艦隊、近代化された陸海軍航空隊、完全機械化された陸軍と海兵隊。
このような精強な軍隊維持の予算捻出のという意味合いも大きい。中立宣言を破棄すればドイツはカナダ侵攻を断念したかもしれない。


大陸日本はと言えば英連邦と共同でカナダ、オーストラリアから算出されるウランを用いた核開発を1940年前後には秘密裏に開始。
1944年には千島近海の水中実験という形でトリニティ実験相当の20キロトン級爆発威力の獲得に成功。
当初よりプルトニウム式原子爆弾を用いており、やがてブースト型強化原爆やテラー・ウラム型反応弾開発へ急速に進む。

投射手段としてはまず戦略爆撃機の活用が行われ四発爆撃機、六発爆撃機等がやはり日英共同開発の形で就役していく。
やがては完全ジェット化された爆撃機を主力としつつ、同時に北崎重工等を中心に弾道弾や巡航誘導弾研究にも着手。
比較的ハードルの低い巡航誘導弾は順調に開発が進み、爆撃機や潜水艦から発射可能なものが複数実用化されることになる。

流石に弾道弾はやや難航し、史実のR-11に相当するMRBMをようやく1947年に実用化し、陸軍の管轄で運用が始まる。
射程ではA10に劣後するが推進系を固体燃料ロケットとし即応性と信頼性を高め、生産性でもA10より優越していた。
何より発射機から管制装置に至る全てが車両化され、自在に展開が可能で、将来的に潜水艦搭載も不可能ではなかった。


合衆国も日本、英国、ドイツの核兵器開発の概略は把握していたが、限られた予算でカナダへ展開したドイツ軍へ備える。
少なくとも抑止力たりうる軍備を維持しつつ、後方部隊への段階的な予備役動員を余儀なくされ、予算的余裕が乏しかった。
最悪の場合は未完成の放射性物質を航空機から敵地に散布し、重度の放射線汚染で対抗する研究も行われている。

弾道弾を主流に一部巡航誘導弾も有するドイツ、射程には劣るが即応性の高い誘導弾複数と大威力弾頭を有する日英。
最悪の場合は放射性物質散布による敵軍阻止の覚悟さえ固めた合衆国など、それぞれの原子兵器開発の特徴がうかがえる。
なお共産主義政権を排除し暫定政府のもとで戦うロシア人たちも、高度な研究には至っていなかったが本土決戦故に余裕がなかった。

夢幻会としてはドイツ軍の合衆国東西都市部への核攻撃は、合衆国という大国を東西に分裂するのに必要な儀式と割り切った。
一方で長崎や広島への核攻撃を甘受するつもりは毛頭なく、仮に攻撃を受けた場合の報復を躊躇するつもりもない。
第三次大戦開戦の1948年の段階で50-100キロトン級強化原爆が実用化され、必要とあらばスエズより爆撃機が飛び立つ予定である。

202:戦車の人:2025/07/24(木) 23:07:13 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
9.覚書-戦間期の各方面戦線

日英同盟にとって最も大きな焦点は北アフリカ戦線である。ドイツがスエズを介してインド洋に進出する不可欠な経路である。
原作では日英同盟が組織的な撤退を行いドイツに明け渡したようだが、英本土からの国軍撤退の成功や大陸日本の国力。
更には自由フランス軍も参戦するとなるとかなり変わるかもしれない。

有り体に言えば英仏軍に日本や満州が有り余る工業力でレンドリース(ほぼ返済義務なし)を行い、同方面を維持。
日本側も統合航空軍や数個師団程度の陸兵でここを抑えてしまえば、スエズからインド洋の安全が確保できてしまう。
海軍に関しては原作遣印艦隊程度の兵力で、この方面の主力となるであろうイタリア海軍を少なくとも牽制は出来る。

余りに大勝利を収めると美大落ちが北米進出を諦めるので、基本的には守勢作戦で戦線を維持することとなる。
日英同盟からすればスエズとインド洋を、自由フランスからすればアフリカ植民地を守れれば十分成功と言える。
出来ればこの方面でロンメルは戦死しないで欲しい。天才的戦術家で兵站を理解しない将軍は、ドイツ参謀本部の不和となってくれる。


一方でモスクワとヨーロッパ・ロシアを失い、スターリンを含む首脳陣をクーデターで抹殺しシベリアから極東に籠もったロシアである。
そもそも友好国ではないが敵の敵は味方であり、彼らが東部戦線とモスクワ奪還を試みる限り、ドイツ軍誘引にはなる。
臨時政府を相手に型落ちの汎用機械や各種自動車、糧食や軍服に医薬品、中古兵器を提供する程度は有用であろう。

勿論大陸日本はルーズベルトではないので代価は頂戴する。具体的にいえば紙くずのルーブルではなくシベリアの資源を。
化石燃料に鉄鉱石、チタンなど非鉄金属の豊かな鉱床は非常に美味しい。国民党相手の兵器供与でタングステンを得ているように。
特にロシア人が不足している自動車や鉄道、食料や医薬品、あるいは中古汎用機械の提供で引き出せる可能性は十分にある。

中古兵器や軍需物資をスターターキットとすれば、中古汎用機械による産業復活が本格的な軍備再建システムとなる。
史実のT-34/85やT-44、SU-100相当の装甲兵力。La-7/9相当の航空兵力を自力で作れるだけでも大分異なる。
そもそもヨーロッパ・ロシアを獲得したドイツは二級戦線と位置づけ、同盟国や二線級師団の戦場としているので割と戦えるかもしれない。


この2つの戦線の変化が原作世界に何を齎すかと言えば、まずドイツは日英同盟に対し「停戦」を宣言することが出来ない。
つまり国力回復のリソースを総統に奪われる、奪いすぎると北米侵攻を断念するから欧州反攻とかはやらないが。
後はインド洋進出を断念し北米侵攻に全てのリソースを注ぐかもしれない、第三次大戦での戦線統一は面倒事は減る。

兵力もレンドリースも提供している日本だが、英連邦と自由フランス軍が勇敢な同盟国であることは、損な取引ではない。
ロシア人を肉壁にドイツと同盟国の陸軍を漸減するメリットは言うまでもない、好きなだけ殺し合ってくれ。
ただし殺したいだけで死んで欲しいわけではないので、適度に軍需に傾倒した歪んだ産業も復活してくれ。

恐らく1948年に始まる第三次世界大戦は原作以上にカナダ、合衆国が激戦地として焦点となるであろう。
何となればオタワなどカナダの主要都市にすらドイツ人は反応弾を使うかもしれない。ケベックも例外ではない。
その場合はスエズから富嶽改か飛鳥が反応弾を搭載して飛び立つ世紀末的な情景が見られるだろう-酷えな。

203:戦車の人:2025/07/24(木) 23:07:52 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
10.あとがき

書いていて思いましたが大陸日本が映画や漫画に出てくる悪の帝国そのものですね、人の心とかないんでしょうか?
一方で大陸日本に引きずられ米英仏の海軍がどれだけ拡大されるか、そういうのを考えるのは楽しかったです。
それと戦車がメインのHNですので最後に七式中戦車についてちょっとだけ。

無理です。砲身重量3トンもある物干し竿を47トンの砲塔と車体に収めるのは無理です、T29の重量見ろよォ!?
多分でがこっちの七式相当の日英新型戦車は20ポンド砲かL7相当を乗せた、50トン級戦車になりそうです。
今なお通用する傑作戦車砲ですし夢幻会が見逃すはずもありません。

最後までお読み頂き有難うございました。wikiへの転載はご自由にお願いします。

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最終更新:2026年03月12日 23:01