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314 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2025/12/12(金) 23:01:26 ID:sp49-109-141-42.tck02.spmode.ne.jp [4/15]

日本大陸×プリプリ「The Melancholic Handler」証言録「クリミア・ブラッド・シード」2



「戦争だ、戦争だよ!王国はロシア帝国と戦争を始めるよ!」

  • ロンドンにて、新聞売り。戦争とは即ちアルビオンの栄光をまた一つ増やす行為。誰もが歓迎してしまった。




「なに、戦争なんてのはクリスマスまでには終わるさ」
「そうそう。航空艦もないロシアが勝てるわけない」
「俺は徴兵に応募したぞ。給金がいいんだよな、軍隊ってのは」

  • 意気揚々と話すロンドン市民たち。誰もがアルビオンの勝利であっという間に終わると信じ、そのように行動していた。



「航空艦には乗れねぇのかよ……」
「航空艦はお貴族様の専売特許だぞ?
 そうでなくとも、俺たちみたいのを乗せるわけがねぇ」
「ペーペーは無理か……給金はいいって話だから惜しいな」
「何、戦争になれば航空艦があらかた片付けてくれるんだ。楽して金儲けだぜ」

  • 同上。基本的に航空艦は貴族の門弟のような技術と知識のある人間のみが搭乗を許される、敷居の高い領域だった。



「始まるか……」
「賽は投げられました。いえ、もう投げられています」
「準備が無駄でなければ、勝ちを目指せるはず……」
「これまでの努力が勝つことを祈りましょう」

  • ロシア帝国にて。長年の努力が報われるかどうか、その答え合わせが始まった。





「ずっと穴掘りばかりさせられているな……俺たちは何時から土建屋になったんだよ」
「文句言うなよ……少しでも陣地を掘っておけば生き残れる可能性が高くなる」
「それはわかっているつもりだけどなぁ」
「どのみち、俺たちは地上を這いつくばるしかない。
 なら、勝てる相手に挑むのが賢いやり方だよ」
「生き残れるように何とかしないとな」

  • 陣地形成に勤しむロシア陸軍兵士たちの会話。長大な塹壕やかなりの数の地下陣地の形成のために、昼夜を問わず兵士たちが動員されていた。



「これのお陰でだいぶ楽ができるな」
「全部人力で運んでいたらどれほど時間がかかったことか……」
「これを提供してもいいというヤポンスキーは恐ろしい」

  • 陣地形成や人員輸送など、これまでの人馬に加えて一定の力を提供できる焼玉エンジンを搭載した車両は活躍した。



「本当に使い捨てにするんですか?」
「ああ、どうせアルビオンの航空艦には届かん。
 なら、撃つだけ撃って処分してもらうしかないさ」

  • ロシア軍陣地に並べられる旧式の砲の数々。どうせ役に立たないので、威嚇や目くらましにうって使い捨てることとなった。

315 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2025/12/12(金) 23:02:40 ID:sp49-109-141-42.tck02.spmode.ne.jp [5/15]


「奴らめ、穴を掘って隠れているつもりか」
「砲撃で耕してやれ、撃ち方始め!」
「吹っ飛ばせ!」

  • ロシア軍の構築した陣地への攻撃を行うアルビオン王国空軍。第一段階として地上目標を叩いて回っていた。



「拍子抜けだな」
「煙……?」
「なんだ、陣地全体から発煙?」
「目隠しのつもりか?構わん、砲撃を続行せよ」

  • 同上。陣地に展開された煙をいぶかしむも、攻撃を続行した。




「撃ち方やめ!一通り耕したが、奴らめ、引きこもって出てこないか」
「どうしますか?」
「事前砲撃としては十分だ、後は駆逐艦と地上の砲兵に任せる。
 あんな凸凹程度で足止めできると思ったらお笑いだな……合図を出せ」
「信号弾、撃て!」

  • 同上。十分な砲撃を行えたと判断し、信号弾で合図を出した。それが、地獄の幕開けだった。



「……元気なことだな」
「ああ、上は張りぼての砲と人形だらけだっていうのに、勤勉だな」
「準備をしておけよ、敵の航空支援と砲兵による砲撃が終われば歩兵が突っ込んでくるからな」
「了解、訓練通りだな」

  • 地下陣地で砲撃が収まるのを待つロシア軍兵士達。彼らはもとより航空艦に勝とうとは思っていなかった。




「煙でよく見えんが、まあ砲撃であらかた片付いただろう。
 踏み込め、前進開始」
「味方を誤って撃つなよ」
「進め!進め!」

  • 他方、アルビオン兵士達。戦列歩兵の亜種のような形で、銃口を揃えて前進を開始した。意気揚々と、地獄へと。

316 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2025/12/12(金) 23:03:29 ID:sp49-109-141-42.tck02.spmode.ne.jp [6/15]

「来た……撃ち方始め!」
「てぇ!」
「撃て撃て、間抜けにも近づいて来るぞ!」

  • ロシア帝国軍の様子。間抜けにも近づいてくる歩兵たちに向け、8ミリ重機関銃やM1000 トゥーラ50ミリ迫撃砲
を解き放った。



「見えた……派手な格好をしているから目立つな。いけるか?」
「もちろん、狙い撃ちだ」

  • 同上。指揮官や士官といった高級将校は派手な格好をしており、目立つどころではなかった。



「重砲並みの砲撃を持ち運べるとは楽なものだな……」
「よし、準備完了。いつでもいいぞ」
「撃ったら撤収だ、分かっているな?」
「ああ。死にたくはないからな」
「よーし、撃て!」

  • トゥーラ200ミリ臼砲を運用する砲兵たち。航空艦の砲撃の後に設置と発射ができるこれは、砲が飛んでこないと高をくくったアルビオンの意表を突いた。



「うわぁあああ!?」
「ああ、隊長が!」
「落ち着け、運が悪かっただけ……いてぇ!」
「副長もやられた!誰が指揮を執るんだ!」
「な、砲撃だ!伏せろぉ!」

  • 蹂躙されるアルビオン兵たち。重機関銃とライフルによる十字砲火に晒されることとなった。



「くそ、奴らはどこにいたんだ!?」
「わからん……奴ら、死んだふりでもしていたのか?
 まずい、どんどんやられている……空軍に再度攻撃を要請しろ!」
「了解。信号弾、撃て!」

  • 歩兵たちが文字通り粉砕されるのを見て、慌てる後方の指揮官たち。砲撃からは逃れられないと思い込んだツケが回ってきた。


「陸軍の間抜けどもめ……!相手の動きが見えないのか!」
「こっちの落ち度だ、相手の姿が見えないからと油断した」
「くそ、やるしかないか。砲撃の準備は?」
「準備はできていますが、まだ撃てません!まだ友軍が!」
「……しまった、そういうことか!」

  • 再度の攻撃を要請された航空艦側の様子。近接航空支援を行おうとしたが、砲の有効範囲に味方がいたために躊躇せざるを得なかった。




「射撃中止、射撃中止!航空艦が来たぞ!」
「耕されるぞ、穴倉に逃げ込め!」
「急げ、退避だ、退避!笛を鳴らせ!」

  • 航空艦の接近を察知したロシア帝国陸軍の兵士達。訓練通り即座に攻撃を中止し、地下壕への退避を急いだ。

317 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2025/12/12(金) 23:04:20 ID:sp49-109-141-42.tck02.spmode.ne.jp [7/15]

以上、wiki転載はご自由に。

これでもまだ、始まったばかりなのだ。
少なくともクリミア半島に上陸して浮かれていたアルビオン軍は1年以上歩兵狙い戦術を喰らい続けます。
なーに、WW1よりはましだからゆっくり兵士を溶かしていってね!
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最終更新:2026年05月18日 20:29