- 418:戦車の人:2025/10/27(月) 00:33:13 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
- 大陸化日本 発言集(害獣駆除)
「距離800動標的…風向き右2、1班、2班任意に撃て」「ヨシ」
「スポッターにレーザー測距儀が導入されたの、思ったより命中率が上がってますね」
「目測とは大違いだからね、土木課の測量関係で安く手に入った」
防災課害獣駆除係における月一度の射撃訓練の風景、基本からは2チーム1セットで行動する。
1チームを射手と観測手で構成。FCSも兼ねるタブレット端末で相互位置を随時共有、小型軽量なレーザー測距儀さえ配備された。
主に用いる猟銃は豊和M1500が安価さと信頼性から人気が高い。弾薬も信頼性の高い308口径を多用している。
「幕僚監部通達により我々も正式に害獣駆除に対する支援任務が下達された」
「武器使用は基本、害獣駆除係が行うがそれ以前の情報収集。害獣下山の各種手段による妨害を行う」
「寿命の近い各種車両を光学センサを搭載した無人車として、ドローン訓練も兼ねて警戒に当てる。では、かかれ」
自衛隊にも防衛省からの自治体の害獣駆除、警戒への支援任務が下達され各部隊は逐次準備に入った。
主に寿命が近い高機動車、軽トラック等を無人車両とし、商用品ベースの全周光学センサを搭載し警戒監視に当てる。
また音による威嚇のため国交省認可のもとマフラーが外され、グーグルカーで走る珍走団?と古い陸曹等は困惑したという。
「まだ信頼されてないんですかね、私達」「といっても害獣駆除に関してはあっちがプロだ、俺達には無理な仕事だ」
「勿論駆除地域に人が入らないように警備するのも仕事なんですが…何か、こう」
「腐るな腐るな、害獣や流れ弾から市民を遠ざけるのも立派な仕事だ。あ、お婆さん。ここは危険です。案内します」
一方で警察庁には害獣発生が確認された所轄警察署において、害獣駆除係による排除の援護業務が追加された。
具体的には危険地域への子供、高齢者などの市民の迷い込みを防ぎ、間接的に被害を軽減する業務である。
嘗ての失態により信頼を失ったと痛感しているが、彼等の市民誘導は害獣駆除係や自衛隊の負担を確実に軽減している。
「え、サーベルタイガーが出没した…?熊とかじゃなくて虎?」
「はい。ただ妙なんですが人に家猫のように懐いて、今のところ実害がないようなんです」「家猫みたいって」
「動物公園や動物園で保護するのも手ではないかと」「いや誘導するの大変だよ、どうするかね」
そう。日本国が大陸化してから一定数の生態が確認されたのが剣牙虎-サーベルタイガーである。
ただ他の地域の虎と異なり人に非常にフレンドリーで危害を加えず、家猫のように懐く個体も多かったのだ。
害獣駆除係も無害な動物まで射殺は躊躇し、最終的には人里に出た個体は動物園等で保護されることになった。
- 419:戦車の人:2025/10/27(月) 00:33:46 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
- 「こんな呑気でぐうたらな生き物とは思わなかったなあ」「でも可愛いじゃないですか、凄く懐いてくれますし」
- 「それは良いんだけどね…大飯食らいなんで飼料が大変だよ」「農協に基準値を満たさなかった農作物を売ってもらうとか…」
- 「園長が交渉に行ってる、ただ肥料としても需要があるんで難しいかもしれん」「にゃー(お腹すいた)」
最終的に自治体防災課を経由して人里まで来てしまった剣牙虎は、各地の動物園や動物公園などで保護されている。
大変人懐っこく穏やかな性格で来園者にも人気だが、基本猛獣なので飼料提供などに初期段階では苦労を強いられた。
最終的には農水省経由で食糧増産に支援がつき、保管期限を超えた備蓄米や市場基準を満たしていない野菜等の提供を受けられた。
「で、愛護団体とやらは何と言っとるんだ?」「剣牙虎と共存できるなら熊等を排外するのは差別的だの一点張りです」
「現場を知らん連中はこれだ、そういえば駆除係研修用のVR教材があったな?」「刺激が強すぎません?」
「構わん構わん、少なくともここに来ればVRで恐怖を味わうと思えば足は遠のく。案内して差し上げろ」
大陸化以降も現実を理解しない自称動物愛護団体はけして少なくなく、それに対し自治体は「情報公開」で対応。
過去の害獣被害の経験を極めて直感的に味わえる、研修用のVRゴーグルで懇切丁寧に「説明」を行い追い払った。
なおこの種の団体は寄付金管理が不透明なことが多く、国税庁に情報を提供され財源破壊という形で立場を失った。
「はい、そこのおじさん。手に持った刃物を離して下さい」「警察です、貴方が近隣小動物に危害を加えてると通報を受けました」
「何が悪い!野良猫なんぞ誰も…」「器物損壊と銃刀法違反、その他諸々です…ああ、まだ撃つなよ?」
「今なら任意同行で済みます、逮捕をお望みですかな?」
なお「害獣」駆除は必ずも四つ足とは限らなかった。地域社会や本当のボランティアが保護している小動物、それに危害を加える危険人物。
それも既存の器物損壊や銃刀法違反を厳密適用の対象となり、相当数が立件され、懲役刑に処されている。
害獣駆除に本腰を入れ始めたからこそ、本当の意味でのボランティアが保護している小動物への危害は過去より重罪となった。
「有難うございます、これでシェルターに保護する猫たちも大怪我を負わずに済みます」「礼は要りません、仕事ですから」
「なるべく里親さんを募っているのですが、どうしても限界がありまして」「…審査は厳しいですが自治体助成制度、ありますよ?」
「あるんですか?」「ええ、過去5年の会計の透明性と保護動物の虐待なしの審査が必須ですが」「ああ…助かります、恐縮です」
小動物に危害を加えられ、保護しても人間不信で悩まされているシェルターボランティアと警察官との会話。
自治体も無害な小動物を本当にボランティアで保護している団体には、テナント賃貸等で一定の支援を開始している。
勿論補助金不正を防ぐべく会計透明性や、里親探しで投げっぱなしではない実態が必要だったが、多くの真面目なボランティアは喜んだ。
- 420:戦車の人:2025/10/27(月) 00:35:55 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
- 以上です。
- 一般的な害獣駆除に加えてサーベルタイガー(家猫)の保護や人懐っこさ、
- 小動物なら何をしてもいいという危険人物も検挙し、真面目にやってるボランティアの支援も盛り込んでみました。
- wikiへの転載はご自由にお願いします。真面目な里親会職員さんとか本当に凄いですよ…頭が上がりません。
最終更新:2026年06月11日 22:59