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889モントゴメリー:2025/11/17(月) 00:01:30 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
日蘭世界SS——FFRの各種新鋼材——

➀ロレーヌ鋼
 「地球上で製造できるリシュリュー鋼」を目指して開発された鋼材。
リシュリュー鋼の強度の秘訣は、無重力状態という安定環境において精製することでその金属結合の「欠陥」を減少されることにある。
その精製過程を重力下で可能な限り再現しようとして生まれたのがロレーヌ鋼である。
具体的な製法は、金属粉末を金型で圧縮して固め、高温で焼結して金属製品を作る技術である「粉末冶金」(それも焼結には「放電プラズマ焼結」を採用した)と
「熱間等方圧加圧(HIP)焼結」及び重度塑性変形(ECAP、累積せん断)を組み合わせてかつ極限熱処理を駆使してナノ結晶化を目指した。
正に金属精錬技術の精華であるが、ここまでしても強度はリシュリュー鋼の約45%にしか達しなかった。
されど製造費用はリシュリュー鋼の25%まで圧縮できたため費用対効果は高いとして制式採用された。
主な用途は海軍艦艇の構造材や装甲版である。リシュリュー鋼では費用が高すぎて『我らが指揮官』以外への採用は難しかったが、ロレーヌ鋼の完成により彼女たちの“ドレス”もまた強靭なものとすることができた。
名前の由来は「FFR現世の4女神」の一柱である戦艦ロレーヌより採られている。



②ラ・パルム鋼
 ロレーヌ鋼の更なる廉価版。
ロレーヌ鋼の製造工程の精度を緩和し、一般的な民間企業でも製造可能な水準としたもの。
強度はリシュリュー鋼換算で25%まで低下したが、費用は10%までの圧縮に成功し従来鋼とほぼ同等にまで低下させることに成功した。
「リシュリュー鋼の25%」と記載すると低強度のように思われるが、従来鋼換算では「12.5倍」の強度となる。
これは、OCU諸国で実用化され(そして特許が独占され)ている「結晶粒微細化防弾鋼板」の理論強度に匹敵し、製造費用は互角かやや有利である。
こちらの用途はロレーヌ鋼より広範であり、海軍の軽快艦艇はもちろん陸軍の装甲車両などにも採用されている。
また、民間方面でも活用される場面が見られる。
名前の由来はラドロア級駆逐艦三番艦ラ・パルムより。
「ロレーヌの守護騎士」として知られる女神であり、ロレーヌ鋼と対になる素材の名称としては悪くない選択であることは確かであったが当初は異論もあった。
特に「ジャンヌ・ダルク」「イル・ド・フランス」の両女神を推す声が大きかったが、最終的にラ・パルムが選ばれた理由は不明である。
(一説には『神託』があったと言われるが、詳細は不明である)

890モントゴメリー:2025/11/17(月) 00:02:00 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
ラ・パルムが選ばれた理由は、担当者の夢枕に「彼女」たちが現れて

『そろそろロレーヌ組の名誉を形に残るもので再評価しないと、あの子たちの機嫌が直らないわよ?』

と忠告したからです。

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最終更新:2026年06月11日 23:22