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94 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/09(金) 18:16:34 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [34/297]
ああ、我ら日本連合 クロス版 その16


「反応弾の類は使用不可。衛星軌道兵器も許可下りずか」

「各国の艦隊は小笠原沖に集まっています。彼らは通常戦力のみで地底同盟の侵攻を防ぐことが可能だと考えているようでして…」

「特に米中露は主力艦隊を連れてきてますから自身が凄いですね」

「彼らの目論見通りになればいいがな…我が国の方針に賛同した国はいかほどか?」

「イギリス、イタリア、タイ、モンゴル、フィンランド、バルト三国、チリ、ペルーと言ったところです」

「英伊以外は小粒…いや賛同してくれただけマシか」

「いざという時の核融合弾の全面使用…バレたら大事ですね」

「政治的な問題にできるほどの余裕が残っていればだがな」


こちらはヤマト世界での様子。

ヤマト日本は核融合弾、衛星軌道兵器の全面使用による水際作戦を訴えていたが、多く国はそこまで大仰なことせずとも、各国自慢の艦隊戦力のみで片が付くと考えていた。

このためヤマト日本が出した核融合弾、衛星軌道兵器の使用許可は下りず、各国が地上に降ろしてきた艦隊戦力を中核とした迎撃作戦へ挑むこととなった。



「ニュージャージー、ワイオミング轟沈!」

「こちらペンシルベニア!高度を維持できない!」

「ロシアの第一戦隊、中国の第三戦隊壊滅!」

「第六、第七、第十一飛行隊から救援要請!第21、25、27連合航空隊は全滅!」

「駄目です!我が方の機動兵器では敵機動兵器を阻止できません!」

「連中余裕で駆逐艦の機動力についてきます!振り切れません!」

「海上部隊の迎撃網突破されています!海軍艦隊にも次々と被害が!!」

「航空隊の攻撃はほとんど通じておりません!艦艇の攻撃も主砲以外にも効果薄く…」

「馬鹿な。敵は宇宙にもまともに出ていない地底人だぞ…」


案の定大損害を喰らっているヤマト世界の国連統合艦隊。

既に小笠原諸島から戦線は下がり鳥島ラインへ後退。
戦場は伊豆諸島に差し掛かり始めていた。

戦艦、巡洋艦の火力こそ通用したがそれ以外の兵器の効き目は弱く、特に航空部隊は地底ロボ軍団の前に大損害を出していた。

そして護衛の航空隊を剝がされるということは艦隊への直接攻撃が行われると言うこと。

航空機は勿論宇宙駆逐艦の機動力にすら付いてこれる地底ロボの前に巡洋艦、戦艦の運動性では振り切ることもできず次々に取りつかれ轟沈していくこととなった。

既に小笠原ゲート全面に展開していた米中露の艦隊は陣形を維持できず崩壊状態。
その後ろに続いていた各国艦隊も次々に被害を受けており、既に敵が出てきた傍から火力と物量で叩き潰す水際迎撃という作戦目的は破綻していた。



「さて。日本の言った通りになったな」

「予想通りと言えばその通りですが出来れば外れて欲しかったところですね」

「この戦力だ。負けるなど誰も思わんだろうよ。では行こうか艦長」

「アイアイサー!アタカ砲艦部隊はショックカノン発射体制へ!味方に当てるなよ!」

「日本が用意したショックカノン砲艦。その威力は如何ほどになるか」


日本の提案に乗って一歩後ろに艦隊を布陣していた英国部隊での会話。

日本の提案に乗った国々の艦隊は国連統合艦隊より一つ後ろの展開しており、そこへはアタカ型及びそれをライセンス生産した各国のショックカノン砲艦が揃っていた。



「英国艦隊が始めましたね」

「ああ。では我々も仕事を始めるか」

「了解です。全艦隊最大出力!限界までエンジン回せ!」

「これから当戦隊は最大船速で戦場のど真ん中を駆け抜ける!華の二水戦の力を見せろ!」


こちら快速宇宙艦艇のみで構成された日本の第二突撃戦隊。
彼等の目的は戦場を掻きぬけ敵本隊へ突撃、攪乱し味方艦隊から敵戦力を引きはがすことであった。

日本連合経由の異世界技術(エネルギー転換装甲など)にて強化されているとはいえ、駆逐艦と巡洋艦のみで敵の最も分厚いところで突撃していく行為であったが、しかしそれに臆するような面子はこの場にいなかった。

95 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/09(金) 18:17:16 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [35/297]
「よしよし。ジョンブルと日本人は時間通りに動いたな」

「では我々も役目を果たしに行きますか司令?」

「まったく。撤退する味方を守るための盾になるなど…イタリア男の見せ所だな!」

「ええ!これで一生クラウツやロシアンに自慢できやすぜ!!」

「世界中の国でモテモテ男になるチャンスだ!一歩も引くんじゃないぞ!!」


こちらはヤマト世界のイタリア艦隊。彼らの役目は他有志諸国と共に後退してきた味方の前に出て、彼らの部隊再編が終わるまでの盾になることであった。



「こちら日本所属。第七VF飛行隊。諸君らと共に飛べることを光栄に思う」

「こちらは英国宇宙軍所属。第三飛行隊だ。同じVF組だ。気楽に行こう」

「我イタリア空軍第十一特務飛行隊!連中もさっさとこいつ買っとけばよかったのにな!」


日本の第二水雷戦隊と共に突入した連合VF部隊。

彼等の目的は味方艦に取りついている地底ロボの引きはがしであった。
反応弾もないVF単体で地底ロボに立ち向かうのは本来自殺行為であるが、味方の船に取りついている敵を叩き落とす程度のことは難しいことではなかった。

彼等の活躍もあり、味方の国際艦隊の撤退はスムーズに進むこととなる。



「よし!敵と味方の分断に成功したな!」

「司令。国連司令部より我が方は核を使っているのではないかという問い合わせが」

「あれは輸入品(散弾ミサイル)と答えておけ。実際核兵器ではないからな!」


こちらは日本の海上艦隊。
味方撤退援護のためバカスカミサイルと砲弾を撃ち込んでいた。

その中には一見核攻撃に見えるような規模の武装も含まれていたが、どれも通常兵器(散弾ミサイル、S-11、空中気化爆弾)であった。

最もこれらの威力をもってしても上位の地底ロボ相手には致命打とならず、敵の足を止めさせる程度であったが、味方の撤退援護としては十分な戦果となった。



「総理。衛星軌道兵器使用の申請が下りました」

「遅いな。だが悪くないタイミングだ」

「敵地底軍団と味方国連艦隊は完全に分離しました」

「よろしい。では大事に使わせてもらおう。何せ国連ご自慢の多弾頭タングステン弾だ。地底人たちにたらふく御馳走しようではないか」


ヤマト日本官邸での会話。
ここにきてようやく衛星軌道の対地兵器使用許可が下りた。

使われるのは第66号衛星と呼ばれる代物。
かつての時代神の杖と呼ばれた衛星兵器の発展版で全長10m、重量10tのタングステン弾を一発に付き100発搭載した弾頭を発射する兵器である。
これを毎分10発の速度で発射可能な地上破壊兵器と呼ばれる代物。

かつてコストパフォーマンスに優れた兵器と呼ばれた物の末裔は凶悪な広範囲制圧兵器へと進化していた。



「66号衛星の攻撃着弾まで5、4、3、2、1…今!」

「おお!流石に地上破壊兵器!その名の通りの破壊力だ!」

「しかし想定よりも敵の損耗が低いな」

「直前に何発かのタングステン弾が迎撃された結果のようです」

「馬鹿な。最大速度はマッハ10近くにもなる弾頭だぞ!?」

「まだ見積もりは甘かったか。次弾はいつだ?」

「着弾点の修正があるので30秒後になるそうです」

「いかんな…連中海に潜り始めている」

「66号の制圧範囲ならば、めくら撃ちでも効果はあるだろうが…」

「予備のオクトス隊も展開させろ。水上艦隊からの援護も増やせ。海中を取られた再編中の本隊がまずい」

「反応弾搭載水中機雷と水中バルガ隊はいるがどこまで抑え込めるか…」

「特生自衛隊とEDFが共同開発した機動潜水艦に期待しましょう」


日本艦隊司令部での会話。
衛星兵器66号の威力により一時的に地底軍団を封じ込めることに成功した。

だが何割か着弾前に迎撃されてしまっており、想定よりも敵の被害は小さいもので収まっていた。

その後の地底同盟の動きも素早く、狙いの付けづらい水中へ後退。
そのまま海の中から再編中の国連艦隊に狙いを定め始めた。

96 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/09(金) 18:18:00 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [36/297]
「まさかこいつらの実戦をこの世界でやることになるとはなぁ」

「というか就役しただけで各機能に関してはぶっつけ本番ですよ」

「最低限の訓練はしていたが本来は特生自衛隊やEDFに引き渡してからの予定だったからなぁ」

「護衛のバルガやオクトスと付かず離れずも意識した方がいいかな」

「取りあえず機動力を生かしてヒット&アウェイ戦法でいきましょう」

「そうだな。機動潜水艦隊突撃!」


海中を進む地底軍団を迎え撃ったのは特生自衛隊やEDFと共同開発していた機動潜水艦艦隊であった。

これは異世界の技術を用いて建造された新しい形の潜水艦である。
新型合金、新型の推進機関、AI補正を用いた3Dマップ索敵と言った新技術を用いた文字通り高い機動力を持った潜水艦群である。

元々は東宝世界やEDF世界において海中の敵を迎撃するための戦力として開発されていたものだが、宇宙世紀における地底ロボとの戦いにおいても活用できるのではないか?という考えから日本連合各世界で建造が進められた。

最も速度と運動性が高い潜水艦以上のものではないため、流石に地底ロボとの真っ向勝負が分が悪く、水中型バルガやデストロイド・オクトスと言った水中機動兵器との連携が欠かせない。

元ネタは怪獣黙示録に登場する潜水艦轟天シリーズ



「た、隊長殿!目の前から巨大な潜水艦が凄い速度で迫ってきます!」

「うぉわおおおわああ!!」

「回避だ!回避!」

「連中機雷をばら撒きながらいきやがったぞ!」

「この機雷…中身反応弾じゃねえか!避けろ!」

「駄目だ!機雷の方から迫ってくる!?」

「潜水艦連中の速度が尋常じゃない。通常の戦闘獣では追いつけん…水中専門戦闘獣や百鬼ロボに迎撃を行わせろ!」

「バルガやデストロイドの類も見られる。魚雷にも気を付けろ!」

「上はタングステンの散弾。下は機雷に魚雷か。大歓迎だな」

「狙撃ロボの準備はどうなっている!!」


上からはタングステンの雨、下は機雷・魚雷祭りと大歓迎を受ける地底同盟。

しかし彼らもやられっぱなしというわけではなかった。



「合体巨烈獣スナイドン!準備できました!」

「ようし!人類め。我々がいつまでもやられっぱなしだと思うなよ」


「敵海中から浮上!きょ、巨大です!今までの敵より更に大きい!?」

「敵巨大ロボにエネルギー反応!これは…まさか衛星軌道を狙っているのか?」

「ま、まさか…全部隊に命令!奴に撃たせるな!」

「衛星66号。第12射の発射用意ができました。5秒後に発射」


合体巨烈獣。
それは地底同盟が持ち込んだ中で最大の戦力。
単騎でライディーンと圧倒できる性能を持っており、この日のために妖魔帝国の巨烈兄弟が頑張って何体も用意した代物の一つである。

スナイドンはその名の通り狙撃が得意な合体巨烈獣であり、その射程は余裕で衛星圏まで届く。
地底同盟はこの手の高い迎撃力または衛星圏まで攻撃が届く兵器を各世界侵攻軍へ最低一つは持たせていた。
因みに原作ライディーンでは登場しないオリジナル合体巨烈獣である。



「敵巨大ロボから高エネルギーが照射!」

「射線上の多弾頭タングステン弾全て消滅!敵光線衛星66号へ直撃!?」

「66号の反応消失!」

「地底人共め。まさかこのような兵器を有しているとは…」

「それよりもあれを艦隊に向けられたら止める術がない…」

「敵地底ロボ軍団次々と浮上を開始!前線で壁を張るイタリア艦隊へ攻撃が開始されています!」


スナイドンの射撃により衛星66号が撃破された様子。

恐るべしは衛星圏まで届く兵器を持つ地底同盟である。
まあ人類も似たような兵器(00のデュナメスの大型狙撃ユニットやゲッターロボに登場するOVA版テキサスマックのハイパワーライフルなど)はあるので、地底人がそれを持っていたとしても可笑しな話ではなかった。

宇宙艦隊の整備が進んでいたヤマト世界では66号のような地上攻撃用衛星兵器の数が乏しく、第二派を送ろうにも他の攻撃衛星は戦域の反対側にあるなど今すぐ投入できる手札が存在しなかった。

この後衛星軌道の艦隊から度々ミサイルなどが撃ち込まれるが、迎撃能力に優れた地底軍団はこれを難なく撃破しており、効果的なダメージは与えられずにいる。

97 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/09(金) 18:18:40 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [37/297]
「これ以上あれを撃たせるな!」

「連中は取りつく必要すらない。一撃で戦艦すら落ちるぞ…」

「司令。国連統合軍司令部から入電。核融合弾の使用許可が下りたとのことです」

「よし。核融合弾の航空隊への搭載準備をしろ!」

「それと…日本から特務艦隊を送ると言う話が」

「特務艦隊?なんだそれは」

「どうやら日本連合と協力して密かに整えていた決戦戦力らしいです」

「よし。是非とも参加してもらえ。この際なんでもいい。投入できる戦力は全て伊豆諸島沖へ投入だ!急げ!!」


こちらは国連統合艦隊の司令部での会話。

スナイドンの登場により戦況は一変。かの巨烈獣の一撃は金剛型相当の宇宙戦艦すら落すものであり、味方艦隊再編までの時間を稼ぐイタリアを始めとする有志連合の艦隊を削り始めていた。

この状況となり、ようやく国際連合から核融合弾の使用が許可された。
国連部隊は早速核融合弾搭載の弾道弾、巡航ミサイル、また航空隊を多数派遣。

しかしスナイドンを始めとする地底同盟の高い迎撃力の前に想定よりも戦果を挙げられず、国連艦隊はじりじりと押され始めていた。



「米戦艦隊前に出るぞ!」

「ロシア艦隊もだ!これ以上他国に良いところを取られるな!」

「どのみちあれを撃破できなければまともな部隊再編もできん!中国艦隊前進!」

「動ける船だけでいい!突撃するぞ!ドイツ男の意地を見せろ!」

「動かせる砲塔、ミサイル、機銃!なんでもいい!ありったけの援護だ!」

「残存航空隊、水上部隊も使える火器は全部使え!あのデカ物を何としても仕留めるのだ!!」


いいとこ無しであった国連艦隊本体も再編が終わった部隊から矢継ぎ早に部隊を前線へ送り始めた。
どのみちスナイドンが出てきた段階で後方で悠長に再編などできず、ここが正念場とばかりに動ける部隊を全て投入し始めた。
対する地底同盟側の迎撃網もすさまじく両者は伊豆諸島沖で凄まじい砲火を撃ち合うことになる。



「敵突撃してきます」

「質量のデカい戦艦には巨烈獣と百鬼獣を当てろ。小柄な駆逐艦や巡洋艦には戦闘獣とロボット獣で対処だ」

「敵航空隊の迎撃順調。しかし核兵器と思われる攻撃によって味方への被害が出ています」

「妖機械獣と百鬼獣を前に出せ。無人機部隊で敵反応弾への壁とする」


国際連合艦隊決死の攻撃をいなす地底同盟の様子。

スナイドンを叩くべく国連軍は宇宙艦艇の艦隊、航空部隊、水上艦隊を前に遮二無二前に出したが、しかし冷静に迎撃態勢を整えた地底軍はこれを的確に迎撃。

消耗戦染みたダメージレースは人類不利のまま推移していた。



「沖田中将!艦隊いけます!」

「そうか。艦隊は降下開始。目標は敵長距離射撃型地底ロボの撃破だ」

「各艦。艦首ショックカノンチャージ開始。目標地点到達と共に射撃せよ」

「第一特務艦隊突撃!死中に活を求めよ!」


宇宙から降下を開始するヤマト日本の第一特務艦隊こと沖田艦隊。
ワダツミ級の正式量産モデルであるカグツチ級のみで揃えられたこの艦隊はヤマト日本が来るべき日(ガミラス襲来)に備え用意していた切り札である。

98 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/09(金) 18:19:34 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [38/297]
「衛星軌道から敵と思わしき部隊が急速降下してきます!」

「衛星軌道の部隊を投入しだしたか? スナイドンに狙わせろ!」

「スナイドン射撃用意…3、2、1、発射」


「敵高出力ビーム来ます!」

「艦首ショックカノンを発射!続いて光波防御フィールド展開!」

「ショックカノン撃ちます!!」


「敵降下部隊健在!スナイドンのビームが敵のビームに打ち消されました!」

「馬鹿な!あの速度で降りながらピンポイントで相殺するだと!? 迎撃部隊対空射撃開始!撃ち落とせ!スナイドンに近寄らせるな!」

「駄目です!敵降下部隊何かしらバリアのようなものを張っており、生半可な攻撃は弾かれます!!」

「予備の無人機部隊を突貫させろ!足の速い戦闘獣や百鬼ロボも回せ!接近して敵を叩くんだ!!」


スナイドンの高出力ビームを艦首ショックカノンで相殺するという力技をもって突入してきた沖田艦隊。

アクセル全力で吹かしながらピンポイントでスナイドンの攻撃を打ち消し、そのまま突っ込んでくる艦隊には流石の地底同盟側指揮官も度肝を抜かれた。



「敵迎撃部隊上がってきます!」

「よし。フソウ、ヤマシロはショックカノンを発射!イセ、ヒュウガは艦載部隊の発艦を開始!
敵の迎撃網を食い破れ!!」

「フソウ了解!ショックカノン撃ちます!」

「ヤマシロ了解!ショックカノンてぇー!!!」

「イセ航空隊発艦開始。コスモファルコン隊へ。健闘を祈る」

「ヒュウガ航空隊発艦!コスモバルキリー隊は突撃し敵迎撃網の穴を広げろ」


迎撃に上がってきた地底軍団を前にフソウ、ヤマシロのショックカノンをもって敵防衛線へ穴をあけた沖田艦隊の様子。

そこへ艦載機部隊が反応弾を撃ち込み戦果を拡大。混乱する敵をしり目に沖田艦隊は全艦敵迎撃網を抜けた。



「敵艦隊迎撃網を抜けてきました!」

「ぐぬぬ 有人部隊の予備も出せ!巨烈獣部隊もだ!あの艦隊を何としても止めろ!」


「さて!コスモファルコンのお披露目だぜ!!」

「コスモバルキリー隊!俺たちは味方艦隊の援護だ!引っ付き虫になっている地底ロボ共を叩き落としてやれ!」

「艦隊からの反応弾着弾まで3、2、1…着弾今!」

「爆炎に紛れて敵の背後を取れ!味方の攻撃で落ちるようなヘマするなよ!!」

「対特機用180mmレールガンを喰らいやがれ!」


こちら沖田艦隊の艦載機部隊。
新型の汎用航宙機コスモファルコン及び日本連合との共同開発機であるコスモバルキリーのデビュー戦である。

特にコスモバルキリーは対地底ロボを想定した装備を搭載しており、VFながらも高い戦闘力を誇っていた。

99 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/09(金) 18:20:32 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [39/297]
「馬鹿な。これほどの戦力差がありながら敵の良いようにされるなど…」

「敵艦隊スナイドンの正面に来ます!!」

「前面の国連艦隊も再び動き出しています!被害を無視して突っ込んでくる!?」


「敵が混乱している今が好機だ!」

「被害をかまうな!突っ込め!」

「全艦照準を敵大型ロボへ集中!主砲斉射!!」

「タッチダウンだぜ地底人!」


沖田艦隊の参戦により一気に戦況が好転。
好機を逃すなと全力で突撃を敢行し始めた国連艦隊の様子。

国連艦隊、沖田艦隊の両者はこの後見事にスナイドンを射程に収め、これを撃破。

地底同盟軍は戦況不利を判断したのが後退を開始。無論黙って見ているわけもなく沖田艦隊を含めた国連部隊はこれを激しく追撃した。

その後両者の激しい攻防は続き戦いは小笠原諸島沖にもつれ込むことに。

最終的には宇宙世紀側にゴジラが進撃してきたことで地底同盟軍は撤退。
ヤマト世界は自力での世界防衛を果たすことに成功した。

その後は偵察隊を送り、現地宇宙世紀の様子を偵察。
そちら側で合流した他世界の人類部隊の偵察隊と出合った結果各世界の人類は歩幅を合わせ宇宙世紀側へと歩を進めることとなる。



「ふふふ…兜甲児!ここが貴様の墓場だ!」

「ドクターヘル!?ドクターヘルなのか!その姿は…」

「ドクターヘル?誰だそれは。我が名は地獄大元帥!ミケーネ帝国妖機械獣軍団を預かる闇の帝王様の配下よ!」

「ヘル…お前まさか洗脳されて…確かにお前は敵だった!敵だったけどよぉお!!」


場面は移り宇宙世紀の様子。
ミケーネの戦闘獣軍団に苦戦するマジンガーZの前に現れたのは地獄大元帥であった。

かつての仇敵の変わり果てた姿に流石の甲児も驚愕を隠せないでいた。



「その勇名に違わない強さ。こちらも判断を誤れば痛い目を見るだろう…
故に手加減はせぬ!行け戦闘獣軍団よ!マジンガーZを包囲せよ!」

「妖機械獣軍団も進め!兜甲児を討ち取り我が軍団の名を上げるのだ!」

「ハハ…きついことやるぜ…だが俺とマジンガーは逃げも隠れもしない!来るならこい!
黒鉄の城の底力味合わせてやる!!!」


予想以上に粘るマジンガーZに対して総攻撃を仕掛けた暗黒大将軍と地獄大元帥。

一体一体がマジンガーと互角かそれ以上の戦闘獣と以前の機械獣から遥かに強化された妖機械獣の軍団の前に兜甲児は絶体絶命のピンチであった。

度重なる攻撃によってマジンガーZがズタボロにされながらも、その闘志は薄らいでいなかった。

そしてその闘志に答えるかの如く戦場に稲妻が走った。



「まてぇい!」

「な、なに奴!?」

「答えよう!偉大なる勇者!グレートマジンガーと剣鉄也!」

「グレートマジンガー!? 剣鉄也だとぉ!!」

「もう一つの…マジンガー…」


ピンチのマジンガーZと甲児君を救ったのは新たなるマジンガー。グレートマジンガーと剣鉄也であった。

甲児君も地獄大元帥も知らない新たなマジンガーの登場にミケーネ帝国は混乱していた。
しかしただ一人。暗黒大将軍だけは違っていた。

100 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/09(金) 18:21:38 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [40/297]
「あれだけいた戦闘獣軍団を物ともせずマジンガーZを救い出すとは。
その実力は本物と見える…で、あるならば!俺自らが相手をしてやろう!
手を出すなよ地獄大元帥!」

「ふん。ならありがたく見物させてもらおうか」

「望むところだ暗黒大将軍!ここで貴様を討ち取れば値千金だ!!」

「ふふふ いい度胸だ。そうだ!強者と戦ってこその戦場よ!行くぞグレートマジンガー!剣鉄也ぁ!!」


突然の強敵エントリーにノリノリで答える暗黒大将軍。
将軍とは戦士たちを束ねる最も強き戦士である!ならばこそ強敵へ立ち向かわずして将軍は名乗れぬ!
というのが暗黒大将軍の考えであった。



「くっ!強い!これがミケーネの大将軍!?」

「ふふ。腕は良い。度胸も良い。性能も申し分ない。だが若い!!」

「なにを!俺とグレートが未熟だとでも!!」

「違う!グレートマジンガー。凄まじい強さよな。しかしそれを操るお前にはまだ青いと言っているのだ。
そらそこぉ!」

「うぉ…こなくそぉう!!」

「そう。実戦経験が少々足りないのではないか?剣鉄也!!」


暗黒大将軍と打ち合うグレートマジンガーの様子。

グレートと鉄也さんのコンビは実に強かった。
しかし登場早々に暗黒大将軍と一騎打ちとなれば、経験の差から鉄也さんが追い込まれるのも必然。

アニメ版と違い数十話分の死闘も経験せずに挑んだためである。
ミケーネの戦士の頂点。暗黒大将軍の壁は分厚かった。



「どうにか手助けしてやりたいけど、マジンガーはボロボロ…何よりヘル…地獄大元帥が黙って見たままとは思えねえ」

「甲児君!聞こえるか甲児君!!」

「弓所長!? 無事だったんですか!」

「ああ。とあるゲストの方々が頑張ってくれてな。それよりもだ。今からそちら支援メカを出射する!それと合体してくれ!」

「合体?でもマジンガーはもうボロボロで…」

「大丈夫だ。今から送るメカはそんなマジンガーを手助けするために開発を進めていたものだ」

「以前から!?」

「ふふ…こんなこともあろうと!というやつだね。研究者なら一度はやってみたいものだったよ」


突如届いた光子力研究所からの通信。
それはマジンガーZに新たな力を授ける翼であった。



「当戦域に急速に接近する物体あり!」

「なに? 味方ではないのならば撃ち落とせ!」

「妖機械獣軍団攻撃を開始!って、なんだこの煙は!?」

「おっと。そうは問屋が卸さねぇ。マジンガー軍団最後の男!ボスボロットとボスが相手だぜエ!
というわけで煙幕もくもく作戦だ!!」

「赤外線、熱探知!暗視!どれも効きません!?」

「ただの煙幕ではないか。ミサイルを使い爆風で煙を晴らせ!」

「ハッハッ!もう遅いぜ!来るぞ!兜の!マジンガーZの新たな翼!!」


光子力研究所から飛来した新たな支援メカとそれの迎撃を試みた地獄大元帥。

しかし一つの影がそれを邪魔した。その名はボスボロット。
誰も気にしていなかった最弱ロボ。その活躍こそがミケーネに取っての致命打となった。

101 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/09(金) 18:22:37 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [41/297]
「これは…自動でマジンガーと合体を…」

「それがマジンガーZの新たな翼。その名もゴッドスクランダー!」

「ゴッド…スクランダー!!俺の!マジンガーの新たな翼!!!」


その名もゴッドスクランダー。
本来別の世界(真マジンガーZ)の代物であるが、地球連邦からの投資、日本連合の協力、各スーパー研究所との合同研究を通し開発された。

神の名を関する新たな翼が再びマジンガーZへ戦うための力を与えたのである。



「すごい!マジンガーの出力が上がっていく!!」

「ゴッドスクランダー事態に新型の光子力エンジンを載せてある。こいつはマジンガーに搭載されているエンジンと共鳴し、その出量は何倍にも膨れ上がるシステムだ」

「甲児君聞こえているかね?こちらもりもり博士だ。ゴッドスクランダーに搭載されている超合金Z塗装散布剤は一時的にマジンガーの全身に薄いZメッキを塗装する代物だ。
軽い傷こそ塞ぐが致命傷までは回復できない。気休め程度だから無理は禁物だぞ」

「のっそり博士だ。新しい武装が追加されているのに気付いたかね? 文字通り手が増える代物だ。
扱いにくい物だが君なら使いこなすと信じている」

「せわしだ。他にもマジンガーの各種武装の出力が強化されとるぞい。
今はボロボロじゃから使える装備も減っているが光子力ビーム、ブレストファイヤーなんかは使えそうじゃな。
ドリルミサイルやミサイルパンチも精製速度が上がっとるから上手く使ってくれ」

「ああ…ああ!これでまた戦える!弓教授!三博士!礼を言うよ!!!」


新たな力を得て、再び飛び立てマジンガーZ!

応急処置とは言え全身のひび割れも取りあえず治したが、無茶は禁物。
しかし無茶できない状況でもない。

制限時間はマジンガーZが再び限界を迎えるまでである。



「クアドラプルロケット!パァアアンチ!!」

「ぬおぉ!馬鹿なマジンガーZだと!? あ奴は動けるような状態ではなかったはず!!」

「大丈夫か。確か剣さん…だったかな。
一騎打ちに水を差すのもどうかと思ったけど危なそうだったんでな」

「ああ…その…正直助かった。礼を言うよ兜君」

「甲児でいいぜ。何せ今日からアンタとは戦友だからな」

「戦友…」

「そうだ!今日は俺とあんたでダブルマジンガーだ!」


苦戦するグレートマジンガーを助けたのはゴッドスクランダーを装備したマジンガーZであった。

鉄也さんは助けられたことに一抹の悔しさを感じながら、友と呼んでくれたことに何か暖かさを感じていた。



「あああ!!あの姿!あれこそマジンガーZ!ああ、だがこの痛みはなんだ!?この感情はなんだ!!この胸の奥から込み上げてくる喜びの感情は何なんだ!!いったい何がワシの頭脳をここまでかき乱す!!」


こちらは再び立ち上がったマジンガーZを見た地獄大元帥の様子。
記憶から消されようと彼の心と魂は仇敵の復活を喜んでいた。

102 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/09(金) 18:23:39 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [42/297]
「ふふ…ふははは!今日は善き日だな!!強敵が!目の前に二人!!」

「乱入した身で言うのもなんだかそっちは一人でいいのかよ?」

「今度のグレートと俺は一味違うぞ」

「ぬかせ!一人増えたところでこの暗黒大将軍に早々勝てると思わないことだ!!」


復活したマジンガーZとグレートマジンガーの共闘について歓喜する暗黒大将軍。

戦士として戦場にたった彼はこれまでにないほどに気を高ぶらせていた。
最近陰鬱な任務や厄介な同盟相手との折衝ばかりしていたせいでストレスが溜まっていたせいもある。

しかし彼の喜びも長くは続かなかった。



「閣下!暗黒大将軍閣下!急報です!小笠原ゲート制圧が失敗したとの報です!!」

「何ぃ! あそこにはバーダラーをいかせたはずだぞ!他の同盟連中も多くの戦力をつぎ込んだはずだが」

「情報が錯綜しており詳細不明ですが、バーダラー将軍は戦死。要塞ミケロスも落ちたとの話が…」

「馬鹿な。少々お調子者だが奴とて七代将軍の一人。人類側にそれだけ強力な兵器があったというのか!?」

「それとまだ報告が…百鬼帝国の科学要塞島。妖魔帝国の妖魔島も大きく損傷し撤退。
小笠原ゲート制圧隊は事実上壊滅したらしく…」

「追加の情報です!小笠原ゲートに多数の人類部隊を確認!各ゲートから次々と出現しているとの情報が!」

「将軍!他の侵攻部隊も跳ね返されたと言う急報が!光子力研究所、早乙女研究所、ムトロポリス、ビルドベースの制圧に失敗!
邪魔大王国の部隊も九州から撤退したとの報も!」

「大将軍!地獄大元帥が謎の不調を訴えております!これで妖機械獣軍団の指揮も満足に行えそうにありません!」

「クソ!今良いところなのだぞ!今良いところなのだぞぉ!!!
勝負は預けるぞ!剣鉄也!兜甲児! 全軍撤退!!大陸側へ渡り、他同盟部隊との合流を優先するぞ!!」


続々と送られてきた凶報に辟易する暗黒大将軍の図。

これからが良い勝負!というところで味方の報告で水を差されてしまった。
戦況がアカンくなっていることを察し、仕方がなく…本当に仕方がなく撤退した。

無論ダブルマジンガーも追撃しようとしたが、そこは地獄大元帥から指揮を継いだ暗黒大将軍が妖機械獣軍団を差し向け足止めさせた。

こうして此度の大侵攻におけるマジンガー軍団を巡るミケーネとの戦いには一旦お開きとなった。


各地のスーパーロボットチームもどうやら無事敵勢力を撃退できたようで、小笠原沖にも続々と日本連合関連の国々から援軍が到着している。

取りあえず人類は今回の地底同盟大侵攻を凌ぎ切ったようであった。

103 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/09(金) 18:24:45 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [43/297]
投下終了

ようやく日本連合側の描写が一段落したので、次は宇宙世紀側の描写を映していきたいところ。
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最終更新:2026年06月23日 17:03