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805新人艦長:2025/11/10(月) 17:50:29 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
日本大陸にギリいそうでいたら可愛いだろうなというネタ

ヤマトインコ

 ヤマトインコは日本大陸に生息するインコである。
 分類としてはインコ目インコ科ヤマトインコ属に属するインコ類の総称になる。
 インコやオウムの仲間としては最北に生息している。
 見た目は最も一般的なヤマトインコは綺麗な黄緑色と緑のグラデーションをしてメジロのような目元が特徴的である。
 しかし、それ以上に特徴的なのが色の個体差が極めて激しい点である。
 緑が基本で最も多い一方、青系、黒系、茶色系、黄色系など多くの色のタイプが存在している。
 一方でエゾインコは夏と冬で換羽する事で夏は鮮やかな黄緑色、冬は白に黒い斑点という全く異なる見た目となる。
 サイズはインコの仲間では小柄な全長15センチ前後。
 他のインコ同様に主に種子食である。

 ちなみにこの世界での日本語のインコという言葉は漢字では「音呼」を語源としている。
 これはインコの特徴的な鳴き声を指す言葉に由来する。

(人間との関わり)
 他のオウムと同様に人の言葉を覚える事で昔から知られている。
 昔から貴族や高位の武士はヤマトインコを飼い、その見た目の美しさや覚えた言葉の数や声の美しさを競っていた。
 その中でも黄色がかった赤色のヤマトインコは縁起物として珍重された。
 平安時代から貴族たちはより美しく珍しい色合いのヤマトインコを作ろうと選別と交配を繰り返し、非常に鮮やかな色合いの品種が多数生まれている。
 その品種は推定では300種以上と言われている。

806新人艦長:2025/11/10(月) 17:51:00 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
以下は主な品種である。

紅玉:特に知られている品種。13世紀ごろに赤系と黄色系の交配を繰り返した結果誕生した品種。美しく色鮮やかな赤と黄色で知られ、特に見た目や毛艶がいいものは皇室へ献上された。その価値は特に美しいものは倍の重さの金に相当すると言われている。

墨染:黒や青系のインコの中でも最上とされたもの。美しい艶のあるやや青い黒が特徴。墨で染めたような高貴な黒は権力者でも特に武士が好んだ。

加茂緑:緑系のインコの中で最上とされたもの。美しい深みのある濃緑色の背中と黄色に輝く腹のコントラストが美しい。
 名前の由来は平安時代、上賀茂神社に天皇が巡幸した際飛来した美しい緑色のインコが天皇の輿から離れようとしなかった事があり、占ったところ天下稀に見るほどの豊作となると出てその年100年ぶりの大豊作になったという言い伝えから。

空蝉:蝉の抜け殻のような薄い茶色が特徴的。由来は名前通りに蝉の抜け殻だが、次のような伝説もある。
 昔、ある貴族が一匹のヤマトインコを飼っていた。そのインコはとても賢く、そして大変美しい事で知られ、多くの貴族が欲しがったが彼は頑として譲らなかった。なんとしてもこのインコを欲しがったある貴族は都を脅かしていた盗賊をけしかけて夜中に襲わせたが、そこには薄い茶色のインコしかおらずそうこうしているうちに屋敷の者に見つかって盗賊は皆捕まり、都に平和が戻った。インコは盗賊の前では地味な茶色をして、主人の前では色鮮やかな姿を見せていたのである。この伝説から空蝉は忠義のインコなどと言われている。

黄表紙:近世になって作られた品種。名前の通りやや黄色がかった白色をしている。

ビューティーグリーン:現在最も一般的な品種。自然種よりもやや鮮やかな緑が特徴。

 こういった品種改良は日本全土でも特に南の方が中心になって行われた。
 南部の方が色鮮やかでバリエーションが豊富だったからである。

 このようにその美しさを貴族は競い合った一方で農民にとっては逆にヤマトインコは害鳥であった。
 ヤマトインコは種子食だが、その種子を食す際に果樹や稲穂を啄むのである。

 そのため献上用に野生のヤマトインコを狩り集める際には地元の農民が積極的に協力した。
 さらに、その美しい毛並みは商品価値があり羽毛は高値で取引された。
 農民は積極的にインコを狩ってその羽毛を高値で商人に売っていた。
 結果、明治時代になる頃には日本全国で野生種は絶滅危惧種に近い状態になっていた。
 明治以降野生種のヤマトインコ保護政策が取られたことで野生種もある程度個体数は回復しつつある。
 現在でも飼育種が野生化したヤマトインコは広く見られる一方で本来の野生種は自然豊かな農村や森林地域でしか見られない希少種である。

807新人艦長:2025/11/10(月) 17:51:31 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
(主なヤマトインコの仲間)
ホンヤマトインコ:最も広範囲に生息するインコ。北端は白川関あたり。多くのインコの品種の元となった。
キナイヤマトインコ:近畿地方を中心に生息するインコ。相当前より飼育種との混交が進み純血種は絶滅。
エゾインコ(ユキインコ、シロインコ):東北から北海道にかけて生息するインコ。インコの仲間では最北に生息し、夏と冬で全く異なる色合いをしている。
オオスミインコ:九州に生息しているインコ。特に派手な色合いをしている。
フジインコ:富士山麓の樹海に生息するインコ。
アイゾメインコ:藍染のような色合いが特徴的なインコ。別名土佐藍。
クロアイゾメインコ:アイゾメインコよりやや黒いインコ。最近までアイゾメインコだと思われていたが、遺伝子検査の結果別種と判明。
シブゾメインコ:渋染のような色合いのインコ。
クロインコ:沖縄などに生息するインコ。全身真っ黒な見た目をしている。

808新人艦長:2025/11/10(月) 17:54:33 HOST:182-166-38-132f1.osk2.eonet.ne.jp
以上です。
史実でもカロライナインコがアメリカにいたから温帯生息のインコはいる可能性あるし、現実で最近は日本でも外来種のインコが繁殖してるって話もあるので大陸世界なら野生種のインコがいてもいいでしょと。
色鮮やかで言葉を話す鳥とか貴族とかが放っておくわけがないので昔から愛玩動物として人気だけど、農家にとってはまあまあ害鳥なので自然種が絶滅危惧種という塩梅も。

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最終更新:2026年06月24日 23:04