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962:戦車の人:2026/02/16(月) 23:01:21 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp

ドイツ第三帝国は第二次世界大戦で概ね戦略的な目標を達成し、大勝利を得たと評して差し支えない。
欧州全土からヨーロッパ・ロシアまでを支配下に置き、莫大な労働人口と資源と工業地帯を獲得。
その国力は急速に増大し祖国を失った敗北者どもが奪還を企もうと、不可能に近い困難な状況を作り上げた。

一方でドイツ-というよりヒトラーにとって日本は頭痛の種を通り越し、殺意しか抱けない存在となっていた。
英仏などの嘗ての欧州大国の政府、国軍、あるいは各業界の要人亡命を徹底して支援。
その過程で彼等の誇る大海軍、質的にはむしろドイツを優越していた陸軍や空軍を惜しげなく投入。

結果として再建の目処が立ちつつあった海軍は壊滅、陸軍及び空軍も大打撃を被る羽目になった。
また英仏亡命軍を支援する形でスエズ運河、北アフリカを保持しており、アジアへの進出も阻止された。
英連邦の宝玉インド、フランスのアフリカ植民地等は現状では奪取不可能となってしまった。


最後の詰めで大失敗を犯したことで多くの将帥が更迭されたが、スターリンほどの大粛清とはならなかった。
特に海軍は未だに人材層が薄く、仮に大粛清を行えば今度こそ潜水艦隊以外は維持できない。
それはヒトラーと参謀本部が密かに弄んでいる北米侵攻計画、ケースゴールドを破綻させるものである。

故に特に不甲斐ない海軍を肉を引き裂く勢い罵倒しつつも損害補充、海軍力の拡大自体は認めた。
同時にそこで彼のディレッタントとしての悪癖が顔を覗かせることになる。但しこの場合、正鵠は得ていた。
公開情報の収集や諜報などから日本がその大海軍を、民力を過度に削がぬ範囲で更に拡大を決心。

その中には戦前に就役していた高千穂型4隻に加え大和型、紀伊型と命名された各4隻の新型戦艦が判明。
何れも最低で46センチ以上の主砲8-12門を搭載すると見込まれ、ドイツを宗主国とする欧州連合。
彼等の戦艦戦力を突き放そうとしていた-第二次大戦の高速戦艦の活躍を鑑みれば無視できない脅威である。


無論、ドイツ海軍も一挙に増えた工業力と労働者を活用し、海軍復活の一翼として戦艦戦力の拡大。
可能ならば日本海軍に比肩するそれを計画していたが、ヒトラーは足らぬと一喝した。
ビスマルク級やヒッパー級という新世代を担う筈だったドイツ戦闘艦の不甲斐なさは、それほどであった。

総統権限で必要なら英国、フランスで逃げそこねた技術者。あるいはイタリアから技術を導入しても構わない。
あるいはやはり日本人や英国人と対立している合衆国からも、航空技術や実戦経験を質草にすることを許す。
とにかく日本人やその取り巻きを圧倒できる海軍力を作り出せ、次のチャンスはない、と。

改めて自分達の首筋が寒いことを認識したドイツ海軍は、総統の命令に忠実に手段を選ばなかった。
英仏の造船造機技術者、イタリアから「招聘」した造艦技術者、果ては合衆国から買い込んだ機材や技術。
そして東欧、ロシア、ユダヤなど二級や三級と認定された人々を労働力として(使い潰し)全面活用を図った。


それはこれまでドイツが遅れを取ってきた造艦造機技術を、大きく埋め合わせるのに十分なものであった。
油圧カタパルトを装備した正規空母、実用的な軽快艦艇、効率的な装甲配置と火力を持つ大型戦闘艦。
Uボートも合衆国との技術交流の末に信頼性の高い大型高速潜水艦として、更なる昇華を遂げた。

ヒトラーから特に厳命された大型戦闘艦-重巡、巡洋戦艦、戦艦等は設計を一からやり直している。
各国技術者から指摘された余裕のない高圧機関、旧弊な装甲配置、砲熕技術の遅れ等。
それらを数年間でキャッチアップした彼等の努力は、劣等人種を使い潰した負の側面も考慮しても評価すべきであった。

2隻で打ち切られたビスマルク級に続く戦艦は42センチ砲連装4基と重装甲を誇るフリードリヒ級4隻。
基本的に成功したフリードリヒ級を拡大改良した50センチ砲連装4基と対応防御を擁するモルトケ級4隻。
そして紀伊型に対抗可能なフォン・ヒンデンブルク級-10万トン級戦艦「4隻」が、莫大な工業力のもとに完成しつつあった。

963:戦車の人:2026/02/16(月) 23:01:54 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
勿論、このようなドイツ海軍再建の流れは日本、英国、フランスなどの陣営にも諜報で概略は把握されていた。
侮るべからずと警戒されたが同時に極端な危機感を抱くほどではなかった、元々の持っている土台が違う。
何より英仏への供与艦を含め空母を基幹とする母艦航空戦力で、埋め合わせが不可能に等しい優位を維持していた。

それは皮肉にもヒトラーの水上戦闘艦、特に大型艦優先の厳命により得られた優位と称しても差し支えはなかった。
確かにドイツは莫大な工業力と労働人口、欧州や合衆国から得た造艦技術で遅れを取り戻しつつある。
しかし全ての艦種を満遍なく補うには足りず、特に正規空母は3万トン級を10隻未満が当面は限界と判断されていた。

近代化でアングルド・デッキや蒸気カタパルトを得た飛龍型や翔鶴型、6万トンに拡大された大鳳型とその発展型。
これに護衛空母や旧式空母を加えれば日本陣営の母艦戦力は数倍となり、艦上機や搭載兵器更新も順調である。
戦艦を沈めるのに戦艦は必須ではない。ドイツ人が立証した新時代の法則を彼等は数倍にして叩きつける準備があった。


だが-意外なことにドイツ海軍の大型戦闘艦復権に、割と深い憂慮を抱いていたのが夢幻会メンバーであった。
「原作」では描かれなかったドイツ戦闘艦の急速な高性能化が、裏付けのあるものとなった。それはまだ良い。
しかし就役が間に合うかは別問題として、モルトケ級とヒンデンブルク級が4隻に増えたのは大きな問題であった。

確かに航空機や誘導弾で戦艦を大破、撃沈させるのは不可能ではないが、10万トン級ともなると話が変わる。
その生残性と高い高射火力は我が航空隊に相当な損害を与え、護衛艦や直掩機が付けばなおさらである。
限定的な航空優勢のもとに戦艦が突入してくるリスクが「原作」以上に拡大したのだ、それも大幅に。

航空機、艦艇で運用可能な対艦誘導武器の開発促進で対抗可能という意見もあり、却下はされなかった。
しかしここは佐藤御大が「修正力」を光帯の向こうから行使してくる可能性が高い世界でもある。
仮に原作ニューヨーク沖海戦のように悪天候で母艦航空隊が使えない状況で、巨大戦艦多数を投入されれば?


勿論高千穂型、大和型、紀伊型等は大いに役に立つが常に必要な戦線に存在しているか保障はない。
悪天候を避けるのも一つの手段だが、衛星打ち上げさえ果たしてない時代では気象観測も限界が存在する。
そしてこの世界はシーレーンや空母戦力の重要性を説きつつ、戦艦が大好きと叫んだ小説家の産んだ世界である。

下手をすれば「修正力」で拡大を超えて肥大したドイツ水上艦隊を相手に、シーレーンや根拠地を破壊されかねない。
本来なら航空機や誘導武器で事足りる局面でも、戦艦という「主役」を招かねばとんでもないことになりかねない。
原作云々を一旦脇に置くとしても、ドイツ水上艦隊の質量双方の強化は明確に対処手段が必要とされた。

なお財務を司る辻大臣は必要経費とは言え突発的に生じた財務負担に、青筋を立て怨嗟をまくし立てたという。
造船所や製鉄所こそ余裕をもって整備されたため増勢不要だったが、「新戦艦」2隻のコストはそれほどであった。
戦後は大軍縮に同意して頂く、戦艦は例のアレ2隻以外は全部予備役というのが辛うじての妥協ラインだった。


かくして後に播磨型戦艦と呼ばれる日本戦艦の掉尾を飾り、多くの関係者を呻かせた巨艦の建造が始まった。
コンセプトは数量で勝るヒンデンブルク級相手に優位に立ち、必要とあらば叩き潰せるだけの能力を持つ戦艦。
同時にそれ以外の過剰要素は排除し、極力枯れた技術で作り上げる戦艦というものであった。

容易ではないが同様のコンセプトで艦艇整備を行ってきた日本海軍にとって、不可能ではけしてなかった。
そもそも高千穂型、大和型、紀伊型の12隻の新戦艦も概ね同様のコンセプトで建造されたのだから。
そして夢幻会が誘導してきた大陸日本の国力、工業力は新戦艦2隻の追加で音を上げるようなものではなかった。

「原作」の要素を崩さず同時に枯れた技術で低コストに、少なくとも同型艦を持つ形で超巨大戦艦を作り上げる。
それは日本及び海軍にとって「作業」ではあったが、未だに多くが残る砲術将校や造艦技官を奮い立たせるものであった。
なおネームシップ「播磨」は紀伊型3番艦に使われる予定だったが、急遽変更され転用された経緯を持つ。

964:戦車の人:2026/02/16(月) 23:02:40 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
播磨型の仮想敵が数量で倍するヒンデンブルク級-推定53センチ砲8門を持つ10万トン級戦艦、これを撃破する。
自然と設計は火力から逆算され、海軍工廠で試作段階であった50口径56サンチ砲が急遽正式化へ熟成された。
垂直尾栓、複層水圧自緊砲身、水圧及び電力併用機力装置など、基本的には既存戦艦の主砲に準じる。

大きく異なるのは弾薬で六式特号徹甲弾-合衆国海軍が新型戦艦に多用するそれに近い重徹甲弾である。
仮に45口径砲身のままスケールアップすれば2.6トンの砲弾を、50口径長砲身を活用し3.1トンへ大重量化。
砲戦距離30-35キロを想定し3連装4基の砲門数と併用することで、短時間に敵新型戦艦を叩き潰す。

従来大口径化によるバランス型の徹甲弾を用いてきた既存戦艦とは、設計思想が大いに異なるものであった。
射撃指揮はマイクロ波レーダと電子計算機からなる、電気安定化された方位盤複数により統制される。
播磨型の主砲射撃方位盤はついにトランジスタを超え、初期型集積回路によるデジタル化を達成している。


主砲以外の兵装は既存戦艦とやはり同様に高角兵装に集約し、副砲などの過剰兵装は搭載していない。
一方で高角砲は60口径長砲身と半自動装填装置を持つ新型の12.7サンチ高角砲単装16基。
そして40ミリ機関砲採用から契約関係の長いボフォースと共同開発した、60口径57ミリ機関砲連装32基を搭載。

前者は既存高角砲と異なり単装砲だが発射速度は毎分30発へ、砲口初速は毎秒900メートルへ向上。
弾頭重量も30キロに増大し、電波式近接信管と電子式方位盤と併用すれば、最大8目標を同時迎撃可能である。
基本的にはマイクロ波電探・電子式方位盤1基に対し高角砲2基のチームで、戦闘指揮所より統制射撃を行う。

後者は弾頭重量2.6キロの砲弾を初速毎秒900メートル、毎分120発の射撃速度で放つ自動砲である。
近接信管こそ有さないがやはり電探方位盤で統制され、既存の40ミリに比べ特に威力と有効射程で優位に立つ。
これら高角兵装はドイツも対艦誘導武器を実用化しつつあることも視野に入れ、逐次既存艦にも搭載されている。


そして50口径56サンチ砲3連装4基-前後各2基背負式-の搭載、対応防御から船型も自然と策定されている。
全幅56メートル、全長352メートル、基準排水量137500トン-主力空母大鳳型系列の倍以上の排水量。
紀伊型を更に野太くしたような船型は、日本海軍が設計建造した艦の中で空前絶後の巨艦と称して差し支えない。

動力系は当初複合式も有力案であったが、既存戦艦との運用統一や機械類複雑化を避けるために保留。
最終的には80気圧/510度とやや特注規格ではあるが、重油専用燃焼蒸気タービン方式に落ち着いている。
同規格のボイラー12基及び二段減速タービン8基を個別パラレル式で搭載し、定格36万馬力以上を叩き出した。

電力系は2500キロワットタービン発電機8基、1500キロワットディーゼル発電機4基を中核に構築された。
合計26000キロワットの発電量は水圧と併用し巨砲12門、多数の高角兵装等の戦闘艤装へ潤沢な電力を供給。
また平時運用ではエムゼロ運転も可能で、機械制御にはトランジスタ電子計算機複数も搭載されている。


最大速度は定格運転で28ノット以上と必要十分で、機動部隊直衛等の過剰要素は最初から省かれている。
一方で80気圧と高圧機械を概ね無理なく搭載したことで、戦闘巡航は巨体に反して20ノットに達している。
これほどの巨艦が燃料定格搭載状態、戦闘巡航20ノットで10000海里を超える航続距離は特筆に値する。

一方で途轍もない巨艦故に複数舵方式としても操舵特性は重く、小回りが利く艦ではお世辞にもない。
無論操舵機械の動力補助化等の努力は払われているが限界は存在し、その点も割り切られている。
本クラスは火力と装甲をもって突進し敵艦を薙ぎ払う事に特化し、同時に艦隊運用こそ最前提である。

この巨艦に過度な機動性を持たせるのはそれだけでコスト高騰と機械複雑化を招き、兵器として望ましくない。
仮に対空、対潜戦闘などの局面では特に後者では護衛艦に全てを任せ、戦闘巡航で離脱。
あるいは最低限護衛艦の戦闘運動を阻害しない程度に留めるべきと、やはりコスト管理の徹底化が行われた。

965:戦車の人:2026/02/16(月) 23:03:17 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
装甲防御は紀伊型以前の戦艦と同様、均質圧延装甲を主体とすることに変わりはなく、やや平凡である。
但し海軍工廠、民間造船所、製鉄企業の技術昇華により、桁外れの装甲厚であっても一枚構造である。
特に主砲塔は防楯800ミリ、天蓋500ミリ、側面及び背面550ミリと対56サンチ徹甲弾防御を概ね確立。

舷側装甲も600ミリ/15度、水平主要部装甲で80ミリ+400ミリ、司令塔で800ミリと紀伊型すら突き放している。
無論、装甲防御は集中方式で効率化され、枯れた均質圧延装甲の併用で必要十分にコストを抑えている。
対水雷防御も複層バルジ、四層艦底構造によりTNT換算600キロの水雷15発以上に耐える試算である。

間接防御も艦内隔壁を70ミリ以上とし高分子内張と併用することで、破片飛散の防止を最小限としている。
対艦誘導武器直撃による艦内破片飛散、あるいはロケット燃料拡散による火災対策も強く意識されている。
機械操縦室から独立した応急指揮所、多重化された消火・注排水装置、専門応急分隊常設は言うまでもない。


規模としては空前絶後ながら基本的には枯れた技術を突き詰めた、あるいはその延長線上の集合体で構築。
単位排水量辺のコストでは紀伊型とさほど違いない予算で建造されたのが、播磨型戦艦という巨艦である。
敗北の精神的外傷と半ば独裁者のディレッタントで再建されたドイツ海軍とは、似通うようで異なる戦艦でもある。

無論、枯れた技術の集大成とは言え135000トンの巨体相応の工程は必要で、建造には4年の歳月が必要だった。
それも夢幻会に誘導され内実は合衆国を凌駕する工業力と技術力を持つ大陸日本をして、である。
あるいは空母、駆逐艦、商船、潜水艦等の量産を阻害せず、超巨大戦艦2隻を建造したことこそ国力の深さかもしれない。

最終的に播磨及び肥前と命名された超巨大戦艦は昭和25年、第三次世界大戦もたけなわな時期に竣工した。
折しもアイスランドを強行占領し戦略爆撃兵団が展開、そのシーレーンを巡って大西洋で激戦が展開された時期である。
故に内地で数カ月の慣熟訓練を終えた後は、同盟成立した合衆国の真珠湾やパナマなどを経由し前線へ展開。


日本及びその同盟国の海軍、空軍兵力の優越を前に着実に行動の自由を失いつつあったドイツ北米艦隊。
ヒンデンブルク級2隻を含む新世代戦艦5隻を含む、空母戦力を除けば依然とした大艦隊誘引作戦に従事。
アイスランドの戦略爆撃兵団及び弾道弾部隊へ熱核弾頭すら含む兵站物資を運ぶ、護送船団複数を進発。

その間接護衛部隊に播磨、肥前の双方が参加し巡洋艦、駆逐艦相当数を引き連れて付き従った。
なお防諜の徹底により播磨型2隻は紀伊型5番、6番艦として扱われ、ドイツ軍も概ねそれを信じていた。
これはトランジスタ、そして集積回路を用いた電子計算機による暗号複雑化と定期変更も功を奏している。

かくして1950年12月、悪天候の中を護送船団複数の間接護衛隊として播磨型戦艦2隻は前衛に参加。
北米の戦局悪化を前に日本戦艦、そして護送船団撃滅による戦意高揚を意図したヒトラーは迎撃を発令。
珍しく海軍もそれに同意して北米艦隊全艦を投入した末に相まみえたのは、正真正銘の化け物であった。


ヒンデンブルク級戦艦2隻、モルトケ級戦艦1隻、フリードリヒ級戦艦2隻を中核とする北米艦隊40隻弱。
世界水準で見れば他に対抗できる存在はないとされた艦隊を前に、未知の137500トン級戦艦2隻が出現したのだ。
結果は凄惨なもので5隻の戦艦の砲撃を引き受けた播磨、肥前は何れも中破の損害を被っている。

一方でドイツ北米艦隊はヒンデンブルク級2隻撃沈、他の戦艦3隻も大破に追い込まれる大敗北となった。
41サンチ砲戦艦複数からなる船団直接護衛隊からの派遣部隊、天候回復を待ち正規空母航空隊も到着。
更にフリードリヒ級戦艦1隻が沈没。巡洋艦、駆逐艦等は6割が失われ、ドイツ北米艦隊は事実上消滅した。

なお既にアイスランドには必要十分な熱核兵器が持ち込まれ、この漏洩情報もドイツ北米艦隊誘引のブラフ。
ひいては「原作」修正を避けるために大海戦とドイツ北米艦隊敗北を演出するための、手の込んだ偽電であった。
とはいえ強大な北米艦隊を一戦で壊滅させたことは、北米戦線を大いに左右し武勲艦として歴史に名を刻んだ。

966:戦車の人:2026/02/16(月) 23:03:52 HOST:110-130-196-35.rev.home.ne.jp
  • あとがき

司令塔の1.8メートル重装甲やガスタービン・電気複合推進、SAMや複数の高角砲搭載等の過剰要素を排除。
史実の1960年代半ば以降の技術で合理化し、何とか同型艦2隻配備に漕ぎ着けたRSBCの女王です。
初期型デジタル計算機の搭載はやり過ぎたか?とも思いましたが…原作でも九式陸上管制機に搭載していました。

面白みも何も無い大和型、紀伊型の拡大改良版で、原作補正を正面から受けて立つためだけの戦艦です。
ただ一方でコストコントロールなどは徹底し、辻さんがギリギリ2隻予算を認可してくれる程度には収めました。
56サンチ砲戦艦配備の防諜も暗号を電子計算機を用い、頻繁に変更するなどでドイツ軍を欺くべく尽力してます。

実質60年代半ば以降の技術、生産力を付与された大陸日本が生み出した、地味ながら正真正銘の化け物です。
そして夢幻会は「原作」演出プラス北米艦隊誘引撃滅のため、あえて当初より護送船団前衛へ配置。
その護送船団に「熱核兵器」「弾道弾」のおかわりを搭載していると、ブラフを打ってまで敵艦隊を誘引しました。


相手がヒンデンブルク級2隻、モルトケ級1隻、フリードリヒ級2隻+補助艦十数隻の相手なので無傷では済みませんでした。
播磨、肥前ともに主砲射撃能力及び戦闘航行能力は健在ながら、それ以外は多数の被弾で破壊されています。
しかし仇敵ヒンデンブルク級は正面から殴り倒し、僚艦と協働しニューヨーク沖で北米艦隊を事実上殲滅しました。

虎の子のヒンデンブルク級2隻を撃沈されたり、フランス海軍主力に脱走されたり割と踏んだり蹴ったりなちょび髭です。
「北ノ暴風作戦」はより厳しいことになるでしょう、伯林への「お年玉」でブチギレ決行はするでしょうが。
原作以上にブーストのかかったドイツ海軍ですが、流石にヒンデンブルク級3番、4番艦はこの段階では艤装途上です。

イタリア、フランス、英本土、そして合衆国からの技術収奪ないし供与でなまじ正規空母建造に成功してしまった。
ノルトマン提督の進言を前に大型空母を「戦艦と同等順位で」優先させてるので、まあ大変です。
まあ播磨と肥前もグアンタナモに進出した自走乾ドックの中で、数カ月はお休みになりますが…義務は果たしました。


「原作の修正力」という言葉を使ってますが、結局は私が56サンチ砲の播磨を出したかっただけなんですね。
仮に実用性を重んじるなら大和型、紀伊型の建造数を増やせば物量と火力で押し切れます。
あるいはスエズで頑張っている統合航空軍の爆撃で、造船所などをぶち壊してしまう手もありますし。

久方ぶりに「好き放題に戦艦を作ってみよう」「播磨に姉妹を作ろう」とかなりやりたい放題をやりました。
反省はありますが後悔はありません。たった2隻の超大型戦艦で小揺るぎするようなRSBC大陸日本じゃないですし。
なお第三次世界大戦がどういう形であれ終わった後は、播磨型以外の全ての戦艦は予備役ないし退役です。

悪筆乱文となってしまい申し訳ありません、そして長文を最後までお読みいただき有難うございました。
wikiへの転載はご自由にお願い致します。

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最終更新:2026年07月11日 23:54