843 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/30(金) 18:06:00 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [271/324]
ああ、我ら日本連合 クロス版 その19
「駄目です!敵アプサラスに攻撃が届きません!」
「第二十一、第五十四、第六十六MS隊壊滅!敵アプサラスへの突貫は失敗!」
「やはり肉薄攻撃や半端な砲撃はあの巨大百鬼メカに止められてしまいます」
「事前情報にない超巨大百鬼メカ…敵の隠し玉か」
「司令!緊急です!フォンブラウンが地下からの攻撃を受け、降伏したとの連絡が!!」
「不味いですな。このままでは我々は敵に挟まれますぞ」
「この場に居座り続けても勝ち目はないか…全部隊撤退。月面を離れ、ソロモンへ撤退する」
ジャブローへ地底同盟の攻撃が行われていたのと同時期の月面戦線。
月表では侵攻してきた百鬼帝国の部隊が連邦の第三連合艦隊と激突。
この際百鬼側は合体百鬼ロボを多数投入。アプサラス部隊の壁となるように運用し、連邦側の肉弾攻撃や長距離砲撃を防いでいた。
元々ジオン攻略のための装備が大半であった第三連合艦隊はこれに対して有効打を打てずにじりじりと数をすり減らされる戦況であった。
また同時に月表側の中枢都市であり、連邦軍の一大駐留基地となっていたフォンブラウン市へ地下から強襲。
同市を脅し降伏させ、月面戦線における連邦軍の拠点を潰すことに成功。
この攻撃によって月において寄って立つ拠点を失った第三連合艦隊は月面からの撤退を決定。
百鬼帝国による激しい追撃をどうにかいなしながらもソロモンへと撤退した。
「馬鹿な!第三連合艦隊が撤退しただと!? なら未だ抵抗を続けている月面都市群はどうなる!!
現地の市民兵は!駐留している連邦部隊は!!!」
「フォンブラウンが敵の奇襲で落とされたのです…艦隊は月にて寄って立つ術を失いました…これ以上月面での戦闘は不毛です」
「駄目だ。撤退はできん」
「ギルトール少将!!」
「味方を見捨てることはできん!各地に友軍を集め、ゲリラ壕へ潜る!未だ抵抗の意思を持つ月面都市と連携し、鬼の連中にゲリラ戦だ!」
連邦の第三連合艦隊撤退は事実上の月からの全面撤退宣言であった。
しかしそれに反発する人々もいた。
連邦軍月方面軍所属の宇宙軍メサイア・ギルトール少将もその一人であった。
彼は現地に残された残存部隊や月面諸都市の義勇軍をまとめ上げゲリラ戦を続けることとなる。
「フォンブラウンの政治家共め。脅しに屈して勝手に百鬼に降伏するとは!!」
「我々アナハイムの影響を排除したいというのもあるのでしょう」
「商売相手にするにしても連中のやり方は露骨だ。危険すぎる」
「一度地下に潜りましょう。どうやら月方面軍のギルトール少将が兵を集め抵抗を続けるそうです。
彼に接触して支援を行いましょう」
「連邦もジオンも当てにならないか…今後は月の自立も視野に入れるべきかもしれん」
百鬼の侵攻から身を守るべく地下に身を隠し始めるアナハイム役員たち。
フォンブラウンは百鬼の奇襲を受け降伏を決めたが、これは同市を率いる議員、市長たちの独断であった。
彼等は百鬼の力を背景に、フォンブラウンにて強い影響力を持つアナハイムの一掃を狙っていたのであった。
これを察知したアナハイム関係者は持てるだけの資産、情報をもって月の各地へ潜伏。
独自に抵抗を続けるギルトール少将へのスポンサーとなり、彼との繋がりを強めていくこととなる。
なお百鬼にフォンブラウンを明け渡した市長や議員たちの多くは百鬼によって洗脳、改造された単なる傀儡とされたそうだ。
844 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/30(金) 18:06:55 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [272/324]
「スカーレット隊全滅!!」
「敵百鬼メカの侵攻止められません!」
「第三、第七警備艦隊壊滅!」
「第十一航宙機隊全滅!第九航宙機隊から救援要請!」
「補給に来ていた連邦とジオンの部隊も応戦してくれていますが焼け石に水です…」
「ここは中立コロニーだぞ!百鬼の奴ら見境なしか!!」
こちらはサイド6。
L4宙域方面へ迂回しながら地球の衛星軌道を襲撃した百鬼帝国であったが、その中の一団を切り離しサイド6へも襲撃を行っていた。
現地のサイド6防衛隊が迎撃にあたったがろくな戦力を揃えていなかったため瞬く間に壊滅。
補給に立ち寄っていた連邦とジオンの部隊も迎撃部隊を出していたが数の差もあり戦況は甚だ不利であった。
「あなたは火器管制をやって!私はどうにかこれを動かすから」
「こいつ試作機なんだろ。動かせるのか?」
「これでもテストパイロットやってるの。それに今は動かせるものは何でも動かすしかない!」
「そうだな…アルたちの住む街をやらせるわけにはいかない!」
量産試作型NT-1を起動させる即席コンビ。
量産試作型NT-1はその名の通りガンダムアレックスを設計をモデルに開発された量産モデルの試作品である。
言ってしまえば後にジムカスタムへ繋がる試作品である。
元のNT-1が過敏すぎる性能であったため、能力をデチューンにして更に複座型にすることで各種データを収集していた。
サイド6への百鬼の襲撃に対して戦力が足りなかったため急遽その場にいた二人が乗り込んで起動させることに。
パイロットはテストパイロットの女性と補給しにきていたジオン艦隊所属のパイロットの一人である。
女性側は元々この機体のテストパイロットの一人。
男性側は乗機のザク改がやられ脱出していたところを拾われた。
この二人は元々地元の子供関係で交流があったようだ。
最終的に機体は大破したが二人は無事生還。
連邦とジオンの援軍が来るまでサイド6の住民を守り抜いた。
「サイド6にも百鬼の軍勢が来るとは…」
「連中見境なしですよ」
「幸いルナツーの援軍が間に合ったため窮地は免れましたが相応の被害が出てしまいました」
「百鬼の主力が衛星軌道に向けられていたのも援軍が間に合うまで耐えられた一因だな」
「サイド6政府は今回の一件を受けて連邦への協力を表明しました。
今後は同サイドの工業力や資本も期待できます」
「月が完全に陥落した今となってはありがたいことではあるな」
こちらは連邦上層部の会話。サイド6が襲われた一件への反応。
ジャブローの襲撃を凌ぎ切った後の話である。
会話の中でも語られたように今回の一件からサイド6は完全に連邦の味方となった。
なお百鬼側は行きがけの駄賃次いでに制圧を試みたというのが真相である。
投入戦力のみで制圧が難しかった場合は衛星軌道に展開させていた予備戦力を追加してサイド6を占領する手はずであったが、ジャブロー攻略に予想以上に苦戦する主力を助けるため当の予備戦力を全て地上へ投入してしまったため、サイド6制圧軍に送られず仕舞いに。
結果予想以上に現地部隊に粘られた挙句にルナツーから対特機用装備引っ提げた連邦の援軍が到着し撃退されるオチとなった。
百鬼「いやだってろくにMSの配備も進んでいないサイドくらい簡単に制圧できると思うじゃん…」
845 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/30(金) 18:07:51 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [273/324]
「私に旗頭をやれと…そうおっしゃるのですか父上?」
「そうだ。ガルマ、お前とイイ仲のイセリナ殿は北米政界重鎮の娘さんだ。何より二度の地底人との戦いで引かずに戦い抜いたお前の評判はジオン、連邦問わず評判が良い」
「しかし父上とドズル兄上を差し置いては…」
「俺も親父に賛成だ。情けないことだが俺は政治に関してからっきしだ。その点長らく北米占領地や降伏後の地上軍の面倒を見てきたお前に劣る」
「ワシは歳じゃ。何よりも地上にコロニーを落としたジオンの首魁として評判が悪い。
その点ガルマは地上の人々からも一定の支持を集めておる。丁度良いのじゃよ」
「ギレン兄やキシリア姉の遺臣たちも全力で支えると言っている。連邦や日本連合からの支援も取り付けてある」
「そう…ですか… なら不肖このガルマ。正統ジオンの発足とその旗頭をお受けいたしましょう」
「…親父。あのことガルマに言わなくてよかったのか?」
「戦後にジオンのやったことは全てワシ個人の責任とするという話か?
まあ今の戦いが一段落した頃でいいじゃろ」
「だけどよぉ…いくら何でも親父一人にってのは…俺だって責任の一端はある」
「やめよ。ドズル、お前はガルマを支えてやれ。何よりミネバには親がいる。若者には未来を、老人には責任をじゃよ」
「親父…」
「なーに。心配するな。戦後のことを考えれば連邦もそこまで酷いことはしてこんじゃろ。
精々地上のどっかの土地で蟄居軟禁といったところじゃ。ジオンの協力を得るのに非道なことはせんよ」
本国から脱出してきたデギンと連邦の捕虜となっていたドズル、ガルマの会話。
サイド3にてキシリアを傀儡とした百鬼・ジオン連合帝国の結成を受け、連邦は正統ジオンの樹立を決定。
旗頭にはデギンとドズルの推薦でガルマが付くこととなった。
正統ジオンは日本連合支援の対地底義勇軍をそのまま横滑りさせ、そこにジオン本国からの脱出組はオセアニアのジオン軍を合わせた政府、軍備を持つ。
なおこれまでのジオンのやらかしはギレンとキシリアの独断という形で処理し、形の上での処罰もデギン一人の引退、地球上での監視付きの蟄居で済ませる方針となった。
その他の罰則、賠償金や支援の見返りについてはサイド3を奪還した戦後に改めて議論する形となる。
このデギンが責任を取ると言う話は地底同盟との戦いが終わった後にガルマに語られたという。
「衛星軌道の掌握はどうなっている?」
「百鬼連中がしこたまジャブローに落ちたおかげで大分取り戻せました。凡そ6割といったところですね」
「しかし月が落ちたせいで連中の地球への進路を遮るものが何もありません。現在進行形で百鬼の援軍が度々衛星軌道に展開しています」
「ジオンへの反抗作戦を行う際に打ち上げた衛星基地の多くも此度の戦いで破壊されるか、機能不全となったものが多いですね。
以前のように衛星軌道の制宙権を完全に掌握するのは難しいかと」
「ソロモンも位置的に牽制が精一杯。むしろ近場に味方の拠点がありませんので孤立気味です」
「広く見れば味方したサイド6とソロモンの部隊、ルナツーとサイド7を合わせれば百鬼を大きく半包囲していることにはなりますが、逆に我々の拠点と部隊が孤立していることにもなります。
下手をすれば各個撃破の的になりえる可能性を持ちます」
「これは難しいところだな…最大戦力のソロモンは孤立気味。ルナツーとサイド7こそ安定しているが、新しく加わったサイド6にも戦力を送らねばならん。」
「月が陥落した今となってはソロモンも貴重な橋頭保です。今更放棄するのも躊躇われますね」
「どうしたもんか…」
ジャブロー戦後の連邦軍上層部の様子。
ジャブローやサイド6への攻撃こそ跳ね除けたが、月は全て百鬼の手に渡り、ジオン制圧のために集まった連邦主力はソロモンにて孤立気味であった。
また衛星軌道の完全掌握にも至っておらず、月から来る百鬼の部隊との小競り合い、エリアの奪い合いが続いていた。
大きく見れば月、サイド3を半包囲しているが、悪く見れば人類側の拠点は各地で孤立気味。
最悪は各個撃破される可能性を秘めていた。
最終的に現状で完璧な解決はできないとし、ソロモンは現状維持。
サイド7まで脱出してきたジオンの戦力とソロモン駐留部隊の一部をサイド6で駐留させ防衛。
衛星軌道は消耗戦覚悟で現状維持とし、以降は地球衛星上を中心に度々百鬼との陣取り合戦が繰り広げられることとなる。
846 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/30(金) 18:08:46 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [274/324]
「そうか…獣魔は殿を引き受けて散ったか…」
「申し訳ありません大将軍…」
「ジャブロー攻略の失態。獣魔将軍戦死は我々の責任でございます」
「よい。頭を上げろ。アンゴラス、スカラベス。作戦失敗のそもそもの問題は我が人類を甘く見たことだ。獣魔の戦死のそのせいだ」
「し、しかし…」
「もしも責任を感じているのならば、散った獣魔の分まで励め。よいな?」
「「は、ははぁ!!」」
腹心獣魔将軍がジャブローにて散ったことを知った暗黒大将軍とそのことを報告していたアンゴラス、スカラベスとの会話。
信頼できる部下のまさかの戦死に一時動揺したが、戦況がそれどころではなかった。
そのせいで部下の死を悼む間もなく次の戦いを考えねばならなかった。
「ドレイドゥ。貴様に戦死したバーダラーの飛行軍団を預ける。アンゴラス。貴様は海中軍団を率い、ドレイドゥと力を合わせ大西洋を掌握せよ」
「「はは!」」
「ライガーン。貴様の猛獣軍団に同じく戦死したユリシーザーの戦士軍団を預ける。スカラベスの昆虫軍団と共にアフリカを速やかに制圧しろ」
「「ははぁ」」
「ハーディアス。お前の悪霊軍団は欧州にて守りを固めろ」
「了解です。しかしそれでは日本への攻撃はどうするので?」
「諜報軍のアルゴス長官がやる気だそうだ。地獄大元帥への“監督権”も連中が使う」
「そ、それは…」
「まあ此度の日本とジャブロー攻略失敗の罰…というものだな。
何…私はロシア方面への進撃を陛下から仰せつかった。獣魔が残してくれた親衛隊を率いてそちらへ向かう。
それぞれ役目を果たすのだ」
改めて部下である七大将軍への指示を行う暗黒大将軍。
日本とジャブローの攻略失敗のせいで、重要な日本方面への作戦主導権を諜報軍のアルゴス将軍に奪われてしまう。
しかしそんなことでめげる御仁でもなく、大西洋制海権、制空権の掌握、アフリカ大陸の完全制圧を部下へ指示し、自身は百鬼との兼ね合いもあるロシア戦線へと向かっていった。
「地上戦線の現状を説明します。
まず太平洋。ここは一応…多分…安全になりました。ゴジラへはアンタッチャブルでお願いします」
「次に新大陸。北米、南米共に敵の攻撃をはじき返しました。欧州を占領したミケーネが大西洋にて動きを活発化させています。
どうやら同海域の掌握を進めようと言う動きですね。対抗してこちらも海空部隊を送り、絶賛小競り合い中です」
「オセアニアも健在です。現地ジオン軍と連邦軍が上手く連携して、敵の攻撃を防ぎました。
現在東南アジアやインド洋の地底同盟軍と定期的に戦闘が行われています」
「日本はこの通りどうにか敵の撃退に成功しました」
「ゲートは奪還に成功…というよりゴジラのおこぼれ的成果ですが…」
「ユーラシア大陸はほぼ地底同盟に制圧されている状況です。
欧州・中東はミケーネに。中国・ロシアは百鬼。東南アジアから南アジア、西アジアは邪魔と妖魔が制圧しています。
各地の連邦軍や自警団は地下に潜りゲリラ的な抵抗を続けていますが、やはり旗色は悪いですね」
「アフリカは現地の連邦軍、ジオン軍、現地武装組織が共闘して抵抗しています。
しかし対特機用の装備に乏しく苦戦が続いており、徐々に南へ追いやられています」
「まとめますとユーラシアはほぼ陥落。新大陸はギリギリ予防成功。オセアニアは維持できているが二方面から攻められ続けている。
といった状況ですな」
「まぁぶっちゃけ戦況悪いよね…」
「オセアニアには援軍を回すとして、大西洋には定期的に部隊を送って連中の嫌がらせをしなければな。
再び新大陸に攻め寄せてきても厄介だ」
「日本を守り通せたのは僥倖でした。太平洋進出の防壁兼ユーラシア反攻の橋頭保になります」
「ユーラシア各地の抵抗に関してもロシアと中国ではまだ組織的な抵抗が続いております。
支援を行えばまだまだ戦えるかと」
「しかし最大の問題はだ…太平洋を回遊する怪獣王でも、同海域を逃げ回る百鬼と妖魔の本拠地でも、制圧されたユーラシアのこともでない…」
「この滅茶苦茶殺到してきているゲート先からの有志連合をどう捌くかだ!!」
地球連邦始まって以来のピンチ。
それはユーラシアの陥落でも怪獣王の遊泳でもなく、文字通り10の世界から集まり始めているトンデモナイ数の有志部隊への対応であった。
このままでは連邦軍の補給網が破綻してしまう!!!
847 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/30(金) 18:09:52 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [275/324]
「は、派遣されてくる部隊数を一カ国あたり絞るのは?」
「それはもうやってる!単純に国の数が多すぎてそれでも数が膨れ上がっているんだ!」
「確かに補給網の危機ではあるが、ジオンとの戦争から続いてこれだ。我々連邦の戦力の目減りも結構きつい。故に異世界の国々からの援軍は嬉しい…」
「何より防衛網を破られたのはこちらだ。あちらの面子のことも考えれば派兵は拒否できない」
「日本連合がなんで部隊の派遣を自分たちだけに限定していたのか…それが如何にありがたかったのかがよくわかる…」
「まず拠点…拠点を整備しなければ…この数の大群を駐留する場所がない…」
「日本連合が仮の拠点として巨大ギガフロートを幾つか提供してくれるそうだ」
「ありがたい…ありがたいが焼け石に水だな…」
「第一陣、第二陣と分けてもらおう。そして第一陣で東アジアや東南アジアを解放すれば駐留場所も確保できる」
「外交官を飛ばして何とか説得しなければ…」
「オセアニアの内陸に仮拠点を作ろう。あそこなら面積的にもかなり受け入れられる」
「水の手配だなんだが大変だな…空港作って、線路引いて…」
「東南アジアとインド洋から定期的に攻めてくる敵が邪魔だぞ!?」
「日本の特機軍団に連絡を入れて何機か回してもらおう」
「減った特機の代わりは日本へ駐留させる有志連合に防衛を担ってもらうのはどうだ?」
「悪くない案だが、有志と言っても戦力値がわからん。どの国の部隊に任せるかでも結果が変わるぞ」
「そもそも言語が違う国もあるのでは?我々のように地球圏が統一されている世界ばかりではない」
「それを言い出したら規格の問題もある…cmはいいが、なんでまだインチが現役なんだよ!!」
「この際ある程度は妥協してゲート側の国々にもある程度補給を手伝ってもらおう。
EDFや統合軍なら余力があるはずだ。情けない限りだが彼らに協力を要請しよう」
「参加を希望する国々もある程度の補給は担ってもらうことにしよう。各国独自規格品の補充は流石に限界がある」
悩める地球連邦関係者の会議の様子。
十個の世界から十の有志連合が来るってよ!加減しろ!!
でもどの世界も自前の領土荒らされて頭に来てんですわ。止められないのじゃ。
とある官僚はジャブローが攻め込まれた時よりも、その後の有志連合を支える作業の方が死の恐怖を感じたと語ったとか。
結局のところ最終的には有志連合参加国の補給はある程度自弁してもらうことに。
そしてEDF、統合軍、東宝世界など比較的余裕のある世界からも支援してもらい、後に結成される多国籍ならぬ多世界連合の補給の一端を担ってもらうこととなった。
「ぬわぁああん!!各国との折衝作業が多すぎますぅ!!」
「し、死ぬ…このままでは地底同盟と戦う前に死んでしまうぞ杏寿郎!!!」
「ワグナス!有志連合連中は各世界間折衝を我々に丸投げしたぞ!」
「
アメリカ(エスコン)とアメリカ(ブリタニア)の仲が最悪だゾ」
「まあそうなるな。取りあえず距離離しておくか」
「ワグナス!ロシア(マブラヴソ連)がロシア(東宝ロシア)とロシア(エスコン)を見て泣き出したぞ!」
「滅亡寸前の自国と比べた結果泣きだしたんでしょ。適当にウォッカでも投げときなよ」
「あの…国連軍(マブラヴ)から来た人たちが提供された食事を食べて感極まって泣き出しちゃったみたいで…」
「取りあえず沢山食べさせてあげな」
「おで、この作業きらい…みんなきらい」
「ブリタニアの連中とアメリカ(エスコン)の連中が遂に殴り合い始めたぞ!?」
「ストーム3に頼んでどっちも叩き潰して黙らせろ!!」
「ああ、もう滅茶苦茶だよ」
こちらは日本連合の様子。
無論彼らもそれぞれの世界同士の折衝活動に勤しんでいた。
文化も歴史も違う世界の人々が顔を合わせた結果殴り合いもあれば、勝手に酒盛り始める連中や食事が美味しくて泣きだす連中もでるはなどでもう滅茶苦茶であった。
848 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/30(金) 18:10:46 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [276/324]
「う、ううぅ…食事が美味しい…」
「これ全部食べていいのか!?」
「ああ、いいぞ。お代わりも食え」
「坊主。こいつもやるよ。うめえぞ」
「嬢ちゃん。これ飲みな」
「あの歳で前線パイロットなんだってな」
「聞いたかよ。俺たちよりも長い軍歴持ちだと」
「あんな子供まで戦う必要があるなんて…過酷な世界もあるんだな」
「でもあの子達も世界の戦況も最近は改善しているんですって」
こちらは有志連合内の交流の様子。
マブラヴ世界の国々から派遣されてきたパイロットの中には未成年と呼べる子達も存在した。
原作よりも食糧事情はある程度改善していたが、そういった子供たちが属する国の戦況は凡そ悪く、食糧供給に関しても余り良い状況と言えなかった。
天然物の食事など宇宙世紀に派遣してきた初めて食べるという子すらいたほどである。
多くの世界の軍人たちはそんな少年兵のことを黙って見て居られず、凡そは優しい対応をするなど速攻ほだされていた。
当の少年兵たちは何時もより美味しいものが食べられるくらいには暢気にしていた。
なお戦場に出た際の彼等少年、少女兵の腕の良さに各世界の大人たちが驚くのはもう少し後である。
例え若年兵だろうと国と世界の看板背負って派遣されてきた彼等彼女らはそれに相応しい腕を持った精鋭であった。
「はぇ。あれがゴジラかぁ」
「本当に襲ってこないのか?」
「今代は人類に友好的ですから。手を振ると反応してくれますよ」
「あ、本当だ。尻尾出して振ってくれている」
「クジラを何頭かお土産にしましょう。この世界の人類も敵ではないと理解してくれるはずです」
こちらは東宝日本関係者と地球連邦、ジオン、そして各世界の有志連合関係者のゴジラウォッチング。
今代こと四代目は割と人類に友好的な個体であるため、こちらから手を出さないこと、かの個体が穏健であることを説明するためのツアーである。
なお同時に東宝世界での暴れっぷりや宇宙世紀の硫黄島での暴れっぷりの映像も履修させており、触らぬ神になんとやらの感想を関係者一同へ叩きこんだ。
「これが戦術機か」
「この姿形、この重量の物体が時速700~800kmの速度で長距離飛行可能は凄いですよ」
「ああ。しかも機体の剛性、柔軟性も高い。それでいて電子戦とソフトウェアの面ではまだまだ拡張性を残していると言う」
「量産性も中々に高い。整備に関しても各所がパッケージ化されている」
「ローテクな部分も多いが逆にそれが信頼性の高さに繋がっているな」
「これが数十年前から運用されているとは。流石未来の兵器ですな」
「あー…その…うちってまだ20世紀でして…多分ゲートで繋がった中では一番古い時代だったかなと」
「「「え…?」」」
マブラヴ世界の戦術機の性能を評価する各世界関係者の様子。
自分たちと同じかそれより未来の兵器と思っていたため、まさかの20世紀の製品と聞いて驚愕した模様。
特に自分たちより少し先くらいかなぁっと思っていたエスコン世界やギアス世界の面々は大きく驚いた。
849 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/30(金) 18:11:26 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [277/324]
「メーサー兵器にスーパーX!すばらしい!」
「Gフォースが今回持ってきたメカゴジラや轟天級も流石の性能だ」
「イェーガーは各国が独自に建造しているらしい。あの巨体を複数建造可能とは、末恐ろしい技術力だ」
「流石近未来の世界だけありますな!」
「いえいえ。自分たちはまだ21世紀に入りたてですから。皆さんの世界よりも古いところも多いですよ」
「「「…え、21世紀入りたて?」」」
これぞ近未来兵器!といった東宝世界の兵器群に圧倒されていた各世界関係者の反応。
何かデジャブを感じるが、彼等東宝世界はつい最近21世紀になったばかりの世界である。
少し前まで20世紀だったのに、これだけの兵器を用意していたのかと現場は驚愕に包まれた。
特に殆ど同期であると判明したマブラヴ世界と自分たちと同じくらいかなぁっと思っていたフロントミッション世界の驚きは強かった。
「これぞSF!宇宙時代の兵器!」
「安定した核融合炉!デストロイド!バルキリー!空飛ぶ宇宙戦艦の群れ!」
「完全に統一された地球圏といい、まさに我らの思い描いた未来の姿ですな」
「ハハハ そう言ってもらえると何だかこそばゆいですな。しかし我々は多分皆さんと変わらないか、少し前くらいの時代ですよ」
「「「そんなの嘘じゃん…」」」
マクロス世界の兵器や技術に驚く各国世界関係者。
そしてまたまたデジャブを感じる反応である。
現在マクロス世界は2000年代半ば。原作より数年早く統合戦争が終結したので、少々余裕がある。
大体マブラヴ世界と東宝世界の少し先輩と言った年代。
このことに各世界関係者は恐怖した。特に自分たちと同じくらいと思っていたヤマト世界関係者はちょっと凄い表情していた。
「諸君。よく集まってくれた。ここに集ったのは生まれも民族も宗教も世界すらも違う面々だ。
だが我々は皆同じ目的をもって集った同志である。力を合わせれば為せないことなどこの世にないと信じている。
しかしこの中の幾人かは激戦の中に倒れるだろう。
生きて帰れない者も出るかもしれん。そしてその屍を拾ってやるだけの余裕がないもの事実。
だから安い世辞など言わない。共に歩み、倒れることこそ誉と思う。
よろしく頼む。同じ使い捨ての戦友たちよ。人類万歳!!」
有志連合を支えるため各世界から?惜き集められた文官たちへの激励の様子。
その多くは現場を一目見た瞬間から死地に赴く表情へと変わっていった。
彼等は様々な世界が集う歴史上最大の軍勢を支えるという誇りを胸に働き、そして倒れていった。
「ではここに多世界連合軍。通称人類軍の結成を宣言します」
「ゴ、ゴップ大将…」
「一年戦争の最中ですらふくよかだったボディがあんな枯れ枝のような姿に…」
「む、惨い…」
遂に正式に結成された多世界連合軍こと人類軍の結成式の様子。
スピーチを行ったのは地球連邦軍高官の一人であるゴップ大将。
しかしその姿は以前のふくよかさとは打って変わって枯れ枝のようなやせ細った見た目となっていた。
以前から交流があり、その時の姿を知っている日本連合関係者からは酷く同情と憐憫の目線を向けられていた。
850 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/01/30(金) 18:12:23 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [278/324]
投下終了です
今週は木曜に東宝世界の設定投下したので日曜の投下はないかも…
最終更新:2026年07月20日 12:31