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280 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/06(金) 18:18:23 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [76/283]
ああ、我ら日本連合 クロス版 その20



「それで有志連合もとい多世界連合の攻撃先は決まったのか?」

「ユーラシア大陸奪還だそうだ。最終目標は欧州」

「ああ、なるほど。目的はミケーネか」

「百鬼の本拠地は宇宙。妖魔はオカルトで姿を隠していて、邪魔大王国は未だ本拠地わからず。
対してミケーネは少なくとも欧州のどこか…おそらく地中海沿いに本拠地がある」

「連中の主力出現地域及び守備隊の大まかな配置場所からの推測だったか」

「明確に殴れる、探せる当てが必要とのことだ。何せ多世界連合ほどの暴力を当分大人しくさせ続けるのは現実的じゃない」

「彼等にも国家の面子というのがあるしな」

「殴られたのに殴り返せない国では国民は付いていかない。少なくとも今の政権は吹っ飛ぶだろう」

「しかしこれまた戦後の復興が辛そうだ…」

「ユーラシア全土が改めて戦場だからなぁ。特に欧州はどれだけ被害が出るのやら」



日本連合出張応援官僚ズの会話。
デスマーチが一段落したので今話題の多世界連合の矛先がどこを向くのかという話題。

取りあえずは敵が布陣するユーラシアをローラーして奪還する予定だが、他所の世界から来た彼らが果たしてどこまで加減して戦ってくれるか未知数であった。

因みにミケーネの本拠地はエーゲ海の地下。
地中海沿いのどこかという人類の予想はあながち間違ってもいなかった。



「と、父さん!父さんなのか!!」

「そうだ。久しぶりだな甲児」

「生きていたんだね…ところでその顔は?」

「これか…これはな。少し前に再開した母さんにな…」

「ああ…」


遂に甲児君の前に姿を現した兜剣造博士!
しかしその顔には大きなグーの後が存在していた!!

つばさ夫人は思いっきりグーで再開の挨拶をしたらしい。



「つまり父さんはミケーネの脅威を事前に察知していて、そのためにグレートマジンガーを開発して、尚且つそのパイロットとしてこちらの剣鉄也さんと炎ジュンさんを鍛えていたと!」

「そうだ。お前たちの身に危険が及ぶと思い、私は己を死人として扱っていた。
しかし何の因果か父さんのマジンガーに甲児が乗り戦いに巻き込まれることになるとはな…」

「甲児…君… どうか博士のことを悪く思わないでくれ。家族のことを思っての行動なんだ」

「父さんが生きていたことを黙っていたのは百歩譲って許すよ。それより聞きたいことがあるんだ」

「聞きたいこと?」

「そこの鉄也さんたちの養育をしていたんだよね。つまり鉄也さんは父さんの養子なのか?」

「養子か…まだそうではないが…彼が良いと言うなら近い将来にそうしたいと思っている…」

「兜博士!?」

「つまり…鉄也…お兄ちゃん!!!」

「お、お兄ちゃん!?俺が!!!」


瞬間。剣鉄也の脳内に溢れる存在しない記憶。
幼い甲児君の面倒を見て一緒に遊んだ子供の頃。まだ赤ん坊だったシローのおむつを替えた。家族みんなでピクニックしに行った日は楽しかった。
甲児君が学生服を着て、シローがランドセルを背負った日は兄として男泣きした。

以降。鉄也さんの中にあった自分でも気づかなかったわだかまりは消えうせ、甲児とシローの良き兄としてふるまうようになった。

甲児君は実は兄が欲しかったので割と素直に喜んだ。シローは構いすぎてウザいと若干辛辣だがなんやかんや面倒を見てくれる鉄也さんに懐いた。
ジュンはこんな嬉しそうな鉄也は久しぶりに見たと喜んだとか。

つばさ女将は知らんうちに息子が増えたと嘆息したが、ジュンさんも養女になると聞いて喜んだ。
彼女は実は娘も欲しかったのだ。

281 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/06(金) 18:19:12 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [77/283]
「よく戻ってきたな武蔵!」

「体はもう大丈夫なのか武蔵?」

「久しぶりです先輩!また一緒に鍛錬しましょう!」

「ははは。颯爽復帰の武蔵さんですよっと。これからは俺もまたチームの一因として戦うぜ!」

「お前よくこんな短期間で復帰できたな。俺も頑丈だが武蔵はそれ以上だぜ」

「ああ。一番重症だったってのにピンピンしてやがる」

「はは…それは…その…ミユキさんに看病してもらったから…かな…」

「ミユキさん?あの早乙女ミユキさんか!!」

「ミユキさんは元気だったか?確か今は日本連合に保護されているって話だが」

「ああ。元気だったぜ。俺の看病もしてくれたんだよ。しかも付きっ切りで!」

「へぇ。羨ましいねぇ。まるで彼女みたいだな」

「え、隼人わかる? その…実はミユキさんと付き合いだしたんだ」

「「「え…」」」

「この戦いが終わったら結婚しようって約束も…博士たちにはもう許可を取っているんだ」

「「「え…え…?」」」

「暇見て今度パインサラダ食べに行こうって!あと俺の好物のステーキも作ってくれるんだよ!」

「先輩!それ以上はいけない!!」

「馬鹿な…武蔵とミユキさんが付き合っている…だと!?」

「へぇ。やるじゃねえか武蔵」

「竜馬!お前は驚かんのか!!!」

「いや、俺許嫁いるし」

「許嫁!?竜馬に!!初めて聞いたぞ!!」

「こんなに驚く隼人初めてみたなぁ」

「武蔵先輩。婿入りですか?それともミユキさんがお嫁さんに?」

「俺は婿入りでもいいんだが、ミユキさんは嫁入りでもいいって。でも早乙女って苗字は残してやりたいから夫婦別姓でもいいかなって」


帰ってきた武蔵を歓迎するゲッターチーム。
そんな武蔵は看病されていた縁で早乙女ミユキさんと良い仲なっていた。

ミユキさんは早乙女博士の養女。爬虫人類とのハーフで元々は恐竜帝国のスパイだった人。
早乙女一家に情が湧いてしまい帝国を裏切った。現在は日本連合の保護下で姿を隠している。

無論チームはことことに驚いたが最も驚いたが、そんな中で一番の驚愕は初代ゲッターチームの中で女性関係がないのが隼人だけになったという事実である。

女性にがっつくタイプではないが三人の中ではモテる方と自認していた隼人は冷や汗を流した。
弁慶?あいつは駄目だ。気が優しくて力持ち。目聡い女性ならほっとかないタイプ。気づけばいい感じの彼女が出来ているタイプだよ。

以降隼人は暇見てはお見合いでもするべきかと悩む羽目になる。



「マジンガーたちの改修作業は6割といったところか…」

「はい。兜剣造博士から提供された超合金ニューZと新型光子力エンジンを用いた改装を進めていますが、流石に時間が足りず…」

「多世界連合だったか。あれの攻勢には流石に間に合わないか」

「この前の戦いではハッタリを利かせてどうにかしましたが、流石に既存性能のままでは危ないですしね」

「参戦は鉄也君のグレートとビューナスA部隊になってしまうか…」

「一先ず甲児君のマジンガーZの作業を集中して進めましょう。そうすれば作戦までに間に合うかもしれん」


こちら光子力研究所。
既存の各ロボを復活の兜剣造博士が提供した超合金ニューZと新型光子力エンジンへの換装作業が続けられていた。

最も先の地底同盟大侵攻から左程時間が経っていないため、この換装作業は道半ば。
多世界連合が攻勢を開始するまでに全機の換装は間に合いそうになかった。

このため一先ず参加するのはグレートマジンガーチームと人員を集中させて急ぎ仕上げたマジンガーZのみとなった。

282 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/06(金) 18:19:55 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [78/283]
「多世界連合…Multiveres Union(マルチバースユニオン MU)だったか」

「有志連合のままでは格好がつかない言う話で名付けられたそうです」

「実際名前に劣らない規模の軍勢ではありますね」

「連邦からはオセアニア防衛に我々特機チームを借りれないかという話も出ています」

「連邦単独の戦力に関しては消耗気味…それ故のMUか」

「戦力的には頼もしい限りだが、やりすぎないか不安だの」


宇宙世紀(UC)日本のスーパー博士会合の様子。

早乙女研究所、光子力研究所、ビルドベース、ムトロポリスと今回新たに加わった科学要塞研究所の面子によって構成されている。

主に日本にいるスーパーロボットチームの連携と状況・技術共有が目的であり、大きな影響力を持つがあくまで民間機関の集まりで連邦軍の指揮系統には入ってない。

今回は多方面から攻められ続けているオセアニア防衛のために長期間どこかの戦力を借りたいと言う話であった。
最終的にはムトロポリスのライディーンチームがこの話を請け負うこととなる。



「数は用意できたが武装はどうする? 今の地底ロボ相手では数だけいても無駄に消耗するだけだ」

「地球防衛軍(東宝)が熱線砲という武器を多数提供してくれました。これを各世界が持ち込んできた兵器が扱えるように改造して運用します」

「EDFも余った兵器を多数供与してくれています。日本連合軍用の予備だったそうで既存機動兵器で使えるよう携行兵器へ改装されていますね。ありがたい」

「あと統合軍から多数の戦術級反応弾が…これどうします?」

「反応弾…反応弾かぁ…流石に無作為にばら撒くのは危ないな」

「MU司令部で一括管理しておきましょう。再々トップに就いたのは我が軍のワイアット大将です。彼なら早計な取り扱いはしないかと」

「そうだな…いっそのこと広範囲兵器は司令部が一括して管理することにするか」


多世界連合(MU)の武装管理を行っている連邦官僚組の会話。

MUは数こそ膨大なものが揃ったが、兵器の質という意味ではピンキリであった。
参加国家の戦力のほとんどは地底同盟の兵器を相手にするにはいささか不安があり、その差を埋める兵装が必要であった。

ここで役立ったのが日本連合がいざという時の予備として改装を進めていた兵装であった。
各世界から提供されたものを機動兵器の携行兵装として使えるように改造されていたこれらは地底ロボに通用する武器の少ないМU軍へと大量に供給された。

このため各世界から集まった軍勢であるMU軍は少なくとも武器に関しては地底ロボに有効打が期待できるようになったのである。



「東アジア攻略に駆り出されるMU第一陣は…EDF(地球防衛軍シリーズ)、統合軍(マクロス)、地球防衛軍(東宝)、中立同盟(CE)、正統ジオン軍に我々(地球連邦軍)か」

「日本連合の影響がある組織…というより比較的まとまりの強い勢力でしょうか?」

「東アジアの奪還は反抗作戦の足掛かり。失敗するわけにはいかないからな」

「何より第二陣の予定が地球連合(CE)、ザフト(CE)、人類連合(マブラヴ)、世界合同軍(ギアス)、国連統合軍(ヤマト)、企業連合軍(AC4)、国連軍(エースコンバット)、有志連合(フロントミッション)と大量です。
彼等の駐屯地を作る意味でも東アジアの奪還は急務と判断されました」

「まずは土地を開けねば追加の援軍すら置く場所がないからなぁ。ただの領土奪還以上に重要な任務だ」


こちらは現地で反攻作戦の準備を進める地球連邦軍関係者の会話。

とにもかくにも多世界連合(MU)の大群が駐留できる土地を確保しなければ…
ということで手慣れた面子でさっさと近場の東アジアを奪還しようという算段である。

そして空けた土地に第二陣を置いて、そこから改めてユーラシア大陸をローラーしようというのが人類の考えであった。

283 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/06(金) 18:20:47 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [79/283]
「それで俺たちはこれからどうするんだ?」

「愛機と共に宇宙に上げる。その後は無重力空間での戦闘訓練だ。ネクストはコジマを使うから地上では運用できない」

「宇宙か…始めていくが…ワクワクするな」

「意外だなベリオローズ。あんたにもそんな子供っぽいところがあるなんて」

「俺だけじゃない。レイレナードのリンクスは皆多かれ少なかれ宇宙に夢を感じている」

「そうか。ならすまんな。初めての宇宙旅行がこんな形になっちまって」

「いや。いい。それに異世界とは言え人類を救うための仕事だ。故郷で永遠と続く利益のための戦争よりずっといい」


宇宙へ行く企業連合先遣隊での会話。
会話主はレイレナードのベリオローズと日企連の虎鶫である。

AC4世界のネクストはコジマ粒子を扱う関係上、宇宙世紀の地上戦線には投入できず。
代わりにコジマ汚染が起きない宇宙へと回されていた。

無論幾ら各企業生え抜きの精鋭であると言っても、彼らは宇宙未経験者。
シミュレーションだけで実戦に放り込むのは酷だということで、先遣隊と評した彼等リンクス部隊は一足先に宇宙へ上がり、そこでゼロG空間戦闘の訓練を積む予定である。

教官役は日本連合にて度々宇宙で活動していた日企連リンクスたちが務める。

ベリオローズのように宇宙に少なからず憧れを抱いていた面々もれば、初めての宇宙ということで不安に思うリンクスもいた。

なお不安勢筆頭であったGAの新人ローディーはこの後以外にもゼロG空間戦闘に高い才能を発揮してみせた。



「反抗作戦の第一陣はまず未だ現地部隊が粘っている朝鮮半島、カムチャツカ半島、沿岸州から始めます」

「同時に連邦の艦隊がフィリピンへ攻撃を開始。現地の邪魔軍、妖魔軍からの注目も集めます」

「これ等の攻撃に敵の注目が集まり敵戦力が分散した隙に黄海、東シナ海、南シナ海全域で上陸作戦を敢行。上陸後は北軍と南軍に別れ、一方は朝鮮、極東ロシアに集まった敵への追撃。
もう一方は東南アジアから押し寄せてくるだろう敵援軍を遮断します」

「上陸作戦と同時にオセアニア方面からも東南アジアに向けて攻撃を開始する予定です。
上手く行けば地底同盟の部隊を分断しながら北と南で挟み撃ちにすることが可能です」

「逆に言えば中国への上陸が失敗に終わった場合は百鬼と邪魔、妖魔の部隊が合流してしまうことになります。
また上陸後の速やかな戦線拡大が出来ねば、逆に百鬼と邪魔・妖魔の軍団に挟まれることにもなります。
つまりタイミングが重要ということですね」

「作戦名は西風作戦(オペレーション・ゼピュロス)となります。
ユーラシア奪還のための橋頭保を作ることが今作戦の目的です。ここで躓いては先に進むことができません。人類の底力を見せる時であります」


東アジア奪還作戦こと西風作戦の概要。

とにもかくにもこれを成し遂げねば多世界連合(MU)の軍勢を駐屯させる場所がないのため、絶対に成功させる必要のある作戦であった。



「ヒドラー元帥。人類の戦力が日本や太平洋に集まっているようです」

「そうか。ふふふ…しかしどれほどの戦力が来ようとこの鉄壁の布陣は敗れん!」

「百鬼衆も相当な数が前線に配置され指揮を取っていますしね」

「かの竜神も科学要塞島に釣られ太平洋の向こう側よ!もう何も怖くない!勝ったなガハハ!」


東アジアにて防衛の指揮を取っているのは百鬼帝国のヒドラー元帥。

小笠原沖でゴジラに酷い目あわされた彼はブライの指示通り科学要塞島を脱出。
同要塞島をゴジラへの囮にしながら、占領した中国・ロシア地域にて防衛線の指揮を取っていた。

アプサラスⅢが凡そ100。数十隻のメカ要塞鬼にヒドラー専用の巨大飛行要塞。
十機ほどの合体百鬼ロボを始めと市多数の百鬼メカに百鬼獣。更には現地の連邦軍から接収した兵器を無人化して戦力化。
また宇宙から来た多数の援軍(ジオンMSと洗脳ジオン兵)と数多くの戦力が揃えられていた。

地上本拠地であった科学要塞島こそ事実上失った百鬼であったが、現地から接収した戦力に加え宇宙からの援軍もあり、その戦力は未だ膨大なものがあったのだ。

ここに東南アジア方面の邪魔大王国、妖魔帝国の部隊との連携と援軍としてロシア方面へ駆けつけたミケーネの部隊もあり、地底同盟側の迎撃態勢は完璧と思われていた。

284 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/06(金) 18:23:10 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [80/283]
「ア、アプサラスのビームが跳ね返ってきて!?」

「馬鹿な!山とて吹き飛ばす威力のメガ粒子砲だぞ!!!」

「ふふふ。ゴジラの熱線すら跳ね返すファイヤーミラーのお味はどうだい?」


アプサラスのメガ粒子砲を跳ね返したのは東宝世界の軍勢が持ち込んだスーパーXⅡであった。

スーパーXⅡに搭載されているファイヤーミラーはショックカノンに匹敵するゴジラの熱線をも威力を倍増しながら弾き返す特殊コーティング素材の鏡面である。

原作では一機のみであったが、この東宝世界ではゴジラや熱線を吐く怪獣または異星人円盤のビームに対抗するために相応の数が量産されていた。
これらスーパーXⅡ軍団はMU各軍団に数機ずつ分散配備され、懸念されていたアプサラス軍団による砲撃の悉くを跳ね返した。



「う、うがぁああ!!」

「角の生えたジオン兵!?」

「ジオンだけじゃない!うち(連邦)の兵士や市民もだ!」

「噂の洗脳兵士か…」

「惨いことを」

「極力殺さずに無力化しろ。しかしいざという時は躊躇うなよ」


東アジアにて洗脳された人間兵士を見つけたMU軍の兵士たち。

宇宙から援軍に送られたジオン兵や現地で捕虜になった連邦兵。捕まった現地市民などが角を植え付けられ洗脳兵士として戦わされていた。

人類はこれら洗脳兵に関しては極力殺さず無力化を狙っていた。
捕虜とした後には洗脳をどうにかできない物かと試行錯誤を重ねており、大戦の終盤には洗脳措置を解くことに成功。
多くの洗脳兵士を救うこととなる。



「う、うわぁああ!!」

「二体のゲッター…二体のマジンガーだと!?」

「馬鹿な。12人の百鬼衆が全滅…三分足らずでか!?」

「化け物だ!逃げろ!!」

「逃げるな!持ち場に戻れ!!」

「馬鹿を言うな!勝てるわけないだろあんなのに!?」


中国方面に飛来したゲッターロボG、ブラックゲッター、グレートマジンガー、マジンガーZの四機に一蹴される百鬼帝国軍の様子。

その背後では原型を残さず破壊された百鬼メカの軍団が山積みにされ燃えていた。

彼等スーパーロボチームはまず現地を守備していた合体百鬼ロボを一斉攻撃で奇襲的に破壊。暴れ始めた。
そこに駆けつけた百鬼の精鋭である百鬼衆12人と彼らの駆るワンオフ百鬼メカが対応したが上記の四機相手に3分足らずで全滅。

現場百鬼兵士の士気は崩壊し、後方から続くMU軍主力が中国大陸打通を成功させる一因となった。



「なんだあの巨大ロボ軍団は!?」

「中央のやつは一際デカいぞ!」

「こっちに来るぞ!迎撃!!」

「駄目だ!攻撃が通じない!」

「アプサラスが一撃で落とされた!」

「貴様ら鬼どもにもたっぷり味合わせてやる。モゲラとイェーガー軍団の恐ろしさをな!」


こちらは東宝世界からやってきた地球防衛軍が進撃する様子。

スーパーロボットチームの襲来を皮切りにMU軍の先鋒部隊が各地に襲来。
この地域はGフォースのモゲラ(120m)を先頭に各国の建造したイェーガー(80m)が十数機ほど付き従い進軍していた。

本来50m以上が平均である百鬼ロボですら小さく見えるその巨人軍団は瞬く間に現地百鬼帝国部隊を一蹴。

特にその中でも頭一つ抜け出た巨体であるモゲラは性能でも圧倒的であり、アプサラスの砲撃を真正面から受けて無傷。
そのまま自慢のドリルでアプサラスを叩き潰し、足元をウロチョロする百鬼の無人MSを踏み潰し、逃げ惑う百鬼メカを引き潰していった。

285 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/06(金) 18:23:46 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [81/283]
「こちらサハ地区守備隊!とんでもない数の敵が来ている!見渡すだけのバルガの大群だ!」

「地平線の彼方までバルガで埋まってやがる…EDFの連中一体どれだけの数を投入しているんだ!」

「既に前線の部隊はみんな引き潰された!ここも時間の問題です!!」

「敵バルガ部隊に動きが!何かの発射体制に移っております!!」


「そ、総員防御を…」


こちら極東ロシア戦線の様子。
サハ地区を守備していた百鬼帝国部隊はこの通信を最後に応答が途絶えている。

EDFはこの作戦のため数百機ものバルガを極東ロシア戦線へ投入。
文字通り地ならしするレベルで百鬼帝国の部隊を平らにした。

中には多数のアーマメントバルガも存在しており、上記のサハ地区防衛隊も数十ものカッパー砲を撃ち込まれ、まともな反撃すらできずに消滅している。



「あれは…百鬼のMS部隊か」

「無人か、洗脳兵士による操縦か…どちらにせよその姿忍びん」

「許せとは言わん。大義のためとも思わん。先に地獄で待っていてくれ」


迎撃にでてきた百鬼の無人MSまたは洗脳兵士によるMS部隊に対応する正統ジオン兵のセリフ。

連邦軍MSのみならず現地で鹵獲されたまたは宇宙から送られてきたジオンMSも多数配備されており、その姿が彼らの憐憫を誘った。

洗脳兵士は極力無力化という方針であったが、激戦の最中ではそれも難しく、またMSなどの兵器に乗っていた場合は無人機との判別も難しかったためそのまま撃破された事例も少なくなかった。



「ば、馬鹿な…この三頭鬼様が…メカ三頭鬼がMSなぞに!!」

「特製の対特機大型ブレードだ!たっぷり味わいな!」

「三途の川の渡し賃だ!」

「地獄で裁きを受けろ!!」


百鬼帝国の幹部百鬼衆が一人三頭鬼を討ち取る中立同盟(CE)のMS部隊。
対艦刀改造した対特機ブレードで三方から串刺しすることで打倒した。

地底同盟の大侵攻の意趣返しということもあり、どの部隊も高い士気を発揮しながら対特機武装を用いて活躍していた。
中のは上記の三人のように連携で敵の幹部を討ち取るなどの大戦果を挙げた部隊もおり、MS、戦術機、ヴァンツァー、KMFと言った小粒の兵器たちも決して侮れない強さを発揮している。



「暗黒鬼様!小竜鬼様!邪角鬼様戦死!」

「大輪鬼様と半月鬼様の通信途絶!!」

「メカ要塞鬼三番艦、五番艦轟沈!」

「前線の独眼鬼様からこれ以上の戦線維持は不可能!至急援軍をという連絡が」

「ぐぬぬ。我が帝国の百鬼衆が、精鋭がこうも簡単に敗れるとは! 妖魔と邪魔の様子はどうなっている!!」

「妖魔帝国、邪魔大王国双方とも敵の猛攻に晒され突破は困難との報告が…」

「肝心な時に役に立たん奴らめ!!」


人類の反攻作戦に押される百鬼帝国。

完璧な布陣と思われた地底同盟の迎撃網は、それ以上の質と物量をぶつけてきたMU軍(人類)に押しつぶされていた。

極東ロシアから東南アジア・オセアニアまでの広い範囲でほぼ同時に行われた大規模攻勢によって地底同盟側の処理能力は飽和。
その隙をついて本命の中国方面上陸が成功し、一気に戦線を打通。

地底同盟は北と南に部隊を引き裂かれ、まともな共同も出来ぬまま各個撃破されていった。

286 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/06(金) 18:24:20 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [82/283]
「フン!これで30体目。次は誰だ!どいつが来る!この暗黒大将軍は逃げも隠れもせぬぞ!」

「こんなところにミケーネの最高幹部がいるなんて」

「クソ。量産型のバルガじゃ歯が立たねえ」

「臆するな!敵の幹部を討ち取る好機だ!」

「囲んで逃がすな!倒せなくとも敵の最高戦力の一つをこの戦線に釘付けにできる!それだけで他の味方の援護になる!!」


ロシア戦線で孤軍奮闘する暗黒大将軍。

日本攻略失敗の責任で作戦運用の主導権をアルゴス長官の諜報軍に取られてしまった暗黒大将軍であったが、地底同盟の盟約遂行の一環としてロシア戦線に自らの親衛隊と共に参戦していた。

獣魔将軍の残してくれた各軍団から抜粋していた精鋭である親衛隊は大将軍と共に善戦。
並み居るバルガの群れに果敢に飛び込み、戦線の後退を抑え込んでいた。

しかし今更その程度で臆する人類でもなく、むしろ好機と言わんばかりに暗黒大将軍へ挑み続け、重要な戦力である大将軍とその親衛隊をロシア戦線に釘付けにしていた。



「駄目だ。敵の勢いが止まらない!!」

「ロシア戦線こそ持ちこたえているが中国戦線は総崩れだ」

「オセアニアから人類の部隊と共にライディーンが北上しているという話もある。これ以上の持久は難しいと思うが…」

「ぐぬぬ…妖魔島の本隊と切り離されている現状…これ以上無理はできんか」

「ダルダン提督。インド方面へ撤退しよう。ベロスタン殿と合流するのだ」

「アギャール!逃げろと言うのか!!」

「そうじゃない。インドではベロスタン殿が化石獣やドローメを増産しているし、邪魔大王国の部隊も数多くいる。この場で無理に居座るよりも戦いやすい」

「…情けない限りだが一理ある…いや、この戦況ではそれ以外取れる手立てもないか…」

「ああ…バラオ様が…巨烈兄弟がこの場にいてくれれば」


こちら東南アジア戦線を担当していた妖魔帝国の幹部たち。

アギャール将軍とダルダン提督である。プリンス・シャーキンこそ原作通り討ち死にしたが、二人は原作と違って死なずにこの時期まで前線指揮を続けていた。
ベロスタンも同様に生き残っており、現在はインドを拠点化中。
得意の妖術でドローメや化石獣を増産している。

なお妖魔帝国本隊こと妖魔島はゲートの様子を見に行った際にゴジラにボコされ、現在太平洋を逃げ回っている。
結果大侵攻の際に東南アジアを占領した妖魔の別動隊は現在孤立気味であった。
首魁のバラオも最高幹部である巨烈兄弟もそちらでゴジラ対策に必死になっているため、当分援軍は来れそうもなかった。

巨烈獣は大侵攻時に配備されていた分だけであり、その数も度重なる戦闘で消耗。
早々使い捨てにはできなくなり、ベロスタンの手で生産できるドローメと化石獣という旧来の戦力で凌ぐことに。

このあと先の会話の通りまだ余力のあるうちにインド亜大陸方面へ撤退。
撤退が済んだ直後に南からライディーン、北からゲッターチームが東南アジアへ駆け込んで来たという間一髪の逃走劇であった。

287 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/06(金) 18:25:34 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [83/283]
「敵の幹部がロシア戦線で大暴れしていると聞いて誰かと思えば…まさかお前だとはな」

「ここであったが百年目!今度こそ決着をつけさせてもらうぞ!暗黒大将軍!」

「ほう。グレートマジンガーにマジンガーZ。剣鉄也と兜甲児か」

「今の俺はあの時と一味違うぞ!覚悟しろ暗黒大将軍!」

「俺はこの前の借りを返してやるとするぜ!二対一だからって卑怯だなんて言うなよ」

「ふふふ…そのようなつまらないことは言わんさ。雑兵の相手は飽き飽きしていたところだ!」

「「覚悟しろ!!」」

「ふはは!返り討ちにしてロシアの地をダブルマジンガーの墓標としてくれるは!!」


ロシア戦線で暴れる暗黒大将軍に対し、中国戦線からすっ飛んできた鉄也さんと甲児君のコンビ。

中国戦線で目標は達成したし、残りはゲッターチームがどうにかしてくれるということでロシア戦線の救援に来てみれば、暴れていたのは仇敵の暗黒大将軍であった。

大将軍とダブルマジンガーは激しく激突。両者一歩も譲らぬ激闘となったが、地底同盟の他の戦線が崩れたため、致し方なくロシア戦線のミケーネも撤退を決定。
またしても両者の戦いは不完全燃焼で終わることとなった。

この結果にダブルマジンガーは悔しがり、暗黒大将軍はまた邪魔が入ったと落ち込んだ。



「それではお兄さんが百鬼帝国に協力している可能性が高いと?」

「はい…あの角を持った人々を基地から逃げる時に見かけました。追ってきた機体にも百鬼メカの面影があります」

「…貴重な情報をありがとう。多分君たちはこれから特殊保護プログラム下に入ることになると思う」

「特殊保護プログラムですか?」

「そう。貴重な情報を持っているが普通に保護しては様々な危険に晒されるだろう人々を保護するためのプログラムだ。
具体的には連邦軍ではなく日本連合の下で保護され、情報の精査を手伝うことになる」

「まあ大体は敵方からの亡命者…いわゆる亜人。爬虫人類やそれこそ百鬼の鬼なんかを保護するためのプログラムだな」

「亡命者!!地底同盟から亡命した人たちがいたんですか」

「ああ。そうだ。爬虫人類以外にもそれに脅されたり、買収されたりして協力していた人間たちなどもな。
もしもお兄さん…ギニアス・サハリンが本当に百鬼帝国に協力なら君やその付添人、更に君たちの保護をしていた部隊の一律このプログラムに属することになると思う」

「…私たちの情報目当てに保護してくれた方々が襲われないためにですね?」

「君は聡いな。まあ安心してくれ。君自身にもその関係者たちにも無体なことはしない。これは本当だ。
何せ亡命してきた人たちの中にはある意味VIPみたいな人もいたからな。文字通りの意味で丁重に扱っているよ」


何か月か前にギニアスの基地から逃げ、現地の連邦部隊に保護されていたアイナとその聴取をしていた連邦諜報員の会話。

訳も分からず逃げ出し、シローたち08小隊やその所属部隊に保護されていたアイナとノリスであったが、地底同盟の大侵攻を皮切りに百鬼帝国が表に姿を現すと自分たちが何に追われたのかを理解した。
同時に兄が何と手を組んでいたのかも…

このためすぐさまその情報を保護してくれていた部隊に伝え、巡り巡って連邦諜報部にも情報が渡り、今回詳しく聴取することとなった。

このあとアイナとノリス。そして二人と長らく接していた08小隊の面々は上述の特殊保護プログラムが適応され、日本に移送の後に日本連合に保護されることとなる。

因みに話題にあったVIPな亡命者とは爬虫人類とのハーフであり、早乙女博士の養女。そしてゴールの娘でもある早乙女ミユキさんである。

288 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/06(金) 18:26:25 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [84/283]
投下終了

人類反攻開始の巻き。

次は少し巻き戻って各世界の様子や反応を交えながら、奪還した東アジア方面のお話の予定。
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最終更新:2026年07月20日 13:01