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緑化防衛回廊論——大陸を貫く生命線③
前回までは家畜のエサとなる「飼料」について述べた。今回は直接人間が食べる「食料」について分析しよう。
前回も述べた通り、緑の血管から生み出される植物由来有機物の中央値を315万トンとする。
その内、食料品となるのは「12%」である。すなわち
315万×0.12=37万8000
37万8000トンが収穫できる。
細かい内訳は
- ナツメヤシ(主力)
- モリンガ
- ジジフス(インドナツメ)
- カシューナッツ(南部)
- マンゴー(南部)
となる。
この内主力はナツメヤシで食料全体の8割を占める。これはナツメヤシが「砂防林」の主力であるから当然である。
モリンガは葉が高栄養であり、乳児や授乳中の母親への栄養補給食として優れている。これが全体の1割である。
カシューナッツやマンゴーなどの商品作物は残りの10%に過ぎない。
では、この37万8000トンの食料が具体的にどれほどかを見てみよう。
これら作物の食料価値を評価するため、カロリー換算によって規模を試算する。ナツメヤシの実である「デーツ」は約2,800 kcal/kgである。すなわち
2,800 kcal/kg×37.8万×0.8≒8.47×10^11 kcal
である。人間一人当たり必要なエネルギーを「2,500 kcal/日」、年間 「912,500 kcal」とすると。
8.47×10^11/912,500≒92万8000
約92万8000人分のエネルギー源となる。
次に残りの20%の各種作物も計算する。ここでは簡易的に平均カロリーを「1,500 kcal/kg」とする。つまり計算式は
1,500 kcal/kg×37.8万×0.2=1.13×10^11 kcal
1.13×10^11 /912,500≒12万
約12万人分のエネルギー源となる。合わせると約105万人分である。
これは中規模都市一つの人口を支える食料に匹敵する。
すなわち緑の血管は、物流回廊であり飼料生産地帯であると同時に「百万都市一つ分の食料庫」でもあるのだ。
特にデーツは乾燥果実であり長期保存が可能であるため、戦略備蓄食料としても極めて優れている。
206:モントゴメリー:2026/03/05(木) 23:37:04 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
以上です。
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ちょっと短いですが、「食料」で区切るとこれが精一杯なのだ…。
結構頑張りましたが、100万都市一つを支えるの精一杯の生産量となりました……。
最終更新:2026年07月26日 23:40