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215霧の咆哮:2026/03/06(金) 22:11:18 HOST:KD124209071026.au-net.ne.jp
〇日蘭世界の艦娘(または船魂)達のやり取り、関連ネタ、エピソード集。その16



「基地警備してる剣牙虎達とモフモフ戯れるそちらの艦娘達……こういうのは青葉達の世界じゃ撮れませんわ」
「そちらの皆さんの笑顔も素敵だね」
「そっちの私が撮った夕焼けに照らされる基地、これもナイスショットだね」

ー史実青葉と戦後青葉にロレーヌ。
カメラ、写真撮影趣味の艦娘同士が集まって自分らが撮った写真を持ち寄って和気藹々と語り合っている。
大陸世界が史実日本には無い色んな風景とかがあるのは勿論だが、大陸組からしても史実世界や戦後世界の風景や艦娘達の日々の写真はまた新鮮だろう。
生まれの世界線も祖国も艦種も違えども、同好の士として通じるものが彼女達にあった。


「ヲヲ、マァ、君ニハマタステキナ出会イガ有ルサ」
「そうかなぁ」
「ソウソウ」

ー日本領ハワイにて。
記念艦曙が見える丘だか公園で、恋人と破局して黄昏てた青少年を偶々見かけ、声を掛けた流れで愚痴とか聞いてあげてたヲ級(艤装なしの私服姿)
ハワイの気候に合わせた薄手でお洒落な衣装姿と常夏の陽光のマッチ感が眩しい。
彼は内心ではチョットドキドキしながらも、体育座りで隣同士共にあり、これもまたアオハル的な光景であった。
ヲ級の言う通り、今日の出会いが彼の将来の嫁との出会いに繋がるとは当時の彼は知る由もなかった。
因みにこの世界線では艦娘同様、人型深海棲艦も人間と結婚、子作り可能な平和な世界線です(意味深)


「エ、ソチラノ私ガ貴方……?」
「エェ、ソウデスケド」

ーゲートネタかつ、深海勢との和解後の世界線か。
日蘭世界の自分の姿に困惑する戦後世界の空母棲姫。
史実世界の自分とはそっくりだったのに、日蘭世界の自分は容姿も声も違うせいだった。
これはアーレントの記事でも書いたが史実世界と戦後世界の空母棲鬼・姫は原作通り外見や台詞が赤城や加賀をイメージしたモデルなのだが。
日蘭世界では赤城も加賀も戦艦なので、ある意味当然か、日蘭世界の空母棲鬼・姫のモデルになるのは無理があった。
故に日蘭世界の空母棲鬼・姫は別の空母艦娘の誰かがモデルになるのだ。
アーレント以外では候補は太平洋沖海戦で沈みまくった後期ヨークタウン級の誰かとかになるし。

216霧の咆哮:2026/03/06(金) 22:12:25 HOST:KD124209071026.au-net.ne.jp
「訓練や演習でもない戦後初の主砲使用が、災害鎮火の為とはいえ祖国の地に向けてとはね……でも、あの光景を見れたなら良いか」
「……祖国? そう、か。そうよね、『アイオワ』としてではなく、『松島』としてはこの日本が祖国よね」

ー細々としたものを除いた室蘭の大火災鎮火を確認し、主砲発射を止めた松島の船魂。
歓声を上げる住民達の喜びの笑顔に彼女の胸にも暖かいものが満ちていく。
そして、何気なく自分の口から零れた一言に気づく。
今は松島としての意識だからと日本艦らしく振舞うのではない、本当に自然と日本を祖国扱いしたのだ、生まれ故郷のアメリカではなく。
そんな自分にストンと、心の中で納得できるものがあった。
この日、この武勲を持って彼女は自分は改めて松島であると己への定義を定めることが出来たのだ。
この切っ掛けがなければ、後に自分が方言女子になるほどに日本へ染まり、馴染むことも多分無かったろうと、未来の松島は回想していた。


「え、そんな、何で平気なの……?」

ー予防接種を嫌がるわんこみたいに注射イヤイヤと駄々をこねるぽ犬ネタ作品にて。
同じわんこ艦娘属(更に狂犬属性も共通)なのに、注射を全く嫌がらないで終えたラ・パルムを見て、自分の普段の口調も語尾も捨てて信じられないものを見たかのような表情を、目のハイライトオフにして浮かべる夕立。

何か既存イラスト・漫画のイメージもあってわんこ艦娘組でも夕立や時津風は注射大嫌いなイメージあるけど、初月や時雨は二人ほど嫌ではない(平気でもないけど)
ラ・パルムは全く注射嫌がらないイメージがあったので今回のネタに。

217霧の咆哮:2026/03/06(金) 22:13:08 HOST:KD124209071026.au-net.ne.jp
「……私達って艦隊決戦に、誉れ高きBattleship同士の殴り合いに参加できない運命でもあるのかしら」
「……一つ二つの世界分までならcoincidence(英語で偶然)で済まられるけど、三つ分ともなると、ね」
「……今日は飲みましょ。飲んで嫌な考えは忘れましょう」

ー史実世界・戦後世界・日蘭世界の三人のコロラドが集まって酒の席に。
cheers(英語で乾杯)とグラスやジョッキをぶつけ合う音と声にはヤケッパチの響きを滲ませていた。
料理や酒を提供してる松島やアーレントはそっとしてあげていた。

自分らの経歴を語り合って、改めて実感してしまう自分達の戦艦らしくない人生。
3人ともそれぞれの世界で武勲艦とも言えるし、戦後世界の彼女は記念艦として現代にも残る幸運艦とも言えるのだが。
戦後コロラドとしては姉妹も仲間も大半が戦場に散ってほぼ自分だけ残ってしまった(ミズーリみたいな数少ない生き残り戦艦もいたけども)置いて行かれてしまった思いが強く。
3人のコロラド皆、艦隊決戦に恵まれず、戦艦の本懐を果たせていないってのは悔しくて、運命を呪いたくなった。
なまじ他の戦艦仲間らの話を聞くと、史実世界で不遇だった長門やリシュリューとかも戦後世界や日蘭世界では活躍できて陽の目が当たってるのに、何で自分は……と思わざる負えなかった。
姉妹艦ですら名誉の戦死はしたが戦後世界では艦隊決戦に参加できてるし。



以上です。
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最終更新:2026年07月26日 23:41