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296:モントゴメリー:2026/03/11(水) 23:45:18 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
緑化防衛回廊論——大陸を貫く生命線④
 さて、前回までで「飼料」「食料」と緑の血管が生み出す豊穣の大半は説明し終えた。
しかし、緑の血管の恩恵は上記2つだけではない。今回は今まで計上しなかった「その他」について語ろう。

まず、「その他」の品目の量であるが、緑の血管全体の植物由来有機物生産量の中央値を「315万トン」として
「飼料」は「225万トン」、「食料」は「37万8000トン」であった。すなわち

315万―225万―37.8万=52.2万

「52万2000トン」となる。
この中で最大となるのが「木材」である。これだけで60%を占める。
従来ならば「燃料」として燃やすのが一般的であったが、21世紀現在のFFRでは「VP(CNF素材)」の原料とするのが一般的である。
(電力は「光のオアシス」からの供給でお釣りが来る)
緑の血管から運ばれた約31万トンの木材、これは年間数十万台規模の自動車、あるいは数百機の航空機に匹敵する材料量である。
これらは加工され、自動車や航空機の部材から食品の包装材、果てはラ・ピュセルたちの皮膚にまで生まれ変わるのである。

次に割合が大きいのは「油脂」類である。比率はおおよそ10%である。

  • 各種子油
  • カシューナッツ殻油
  • ヤシ油副産物

などであり、バイオ燃料や石鹸の原料などに活用できる。
残りの30%は「建材」「工芸品の材料」など、やはり木材関係の雑多な品目である。
その中で特記すべきは「樹脂」であろうか。
「アカシア・セネガル(ガムアラビック)」は1ha当たり

  • 150kg/年

採取できる。仮に1万haが樹脂林なら「1500トン」の樹脂となる。これは輸出品にもなり得る。
…ああ、最後にもう一つ述べておこう。
アカシアの木から蜜蜂たちが集めて来た「蜂蜜」は、農産物とは違うが定期的に収集できる。
その量は緑の血管全体を合わせれば「年間500トン」にまでなる。
これはジャマイカ一国の生産量(600~800トン)に比肩する量である。
余談であるが、「ヴェルサイユ級」の食堂で饗される「蜂蜜プリン」に使われる蜂蜜の主な産地はこの緑の血管である。

ここまで見て来たように、「緑の血管」は単なる農業地帯ではなく、「生物資源コンビナート」なのである。
ここでは
  • 食料
  • 飼料
  • 材料
  • 化学原料

を同時に生産しているのだ。

297:モントゴメリー:2026/03/11(水) 23:46:15 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
取り敢えず、これで「緑の血管」の生産能力は示せましたかね?

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最終更新:2026年07月26日 23:47