378:モントゴメリー:2026/03/19(木) 00:09:51 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
緑化防衛回廊論——大陸を貫く生命線、補講
これまでの解説で「緑の血管」が生み出した“一次”生産物は一通り説明できたと思う。
しかし、FFRの合理性はここで終わらない。「狂気」とも評されるその合理性は一次生産物から生まれる“二次”生産物も見逃さないのである。
まずは「蒸留残渣」である。蒸留という行為は糖分をアルコールへと変換するのであるが、逆に言えばそれ以外の成分は変換されずに残る。これが蒸留残渣である。
「乙女の涙」の原料であるデーツの場合、糖分は60~70%であり残りは
である。これらの成分が蒸留後も残るのだ。
「乙女の涙」の原料は約6万トンのデーツである。ここからアルコールになる糖を約65%とすると
60000 × 0.65 = 39000
「3万9000トン」となる。糖からエタノールへの理論変換は0.51なので
39000 × 0.51 ≈ 19890
「約 2万トン」のエタノールとなる。
(ただしこれは理論上の数字で、実際の発酵効率を考慮すると1.7~1.8万トン程度となる。)
つまり、利用できる蒸留残渣は「約4万トン」である。これは
の混合物である。
…と言いたい所であるが、実際にはCO₂として糖の約半分が失われることと水分調整が入ることそこまで単純には行かない。
実数では「3万~3万5000トン」となるであろう。
兎にも角にも、この蒸留残渣は「高級飼料」でもあるのだ。
ウイスキーのDDGSやラムのmolasses residueなど、蒸留残渣は世界中で家畜飼料に使われている。
(日本でも焼酎粕が活用されている)
その栄養価は粗タンパクで15~25%、高栄養区画では30%に達するとかなり優秀だ。
(緑の血管で主に生産される飼料は約12~16%である)
では「4万トンの高級飼料」がどのような働きをするか見てみよう。
緑の血管で飼育される家畜は
である。この家畜に濃厚飼料として「1頭あたり年間50kg」補助飼料に使うとすると
40000トン = 40000000kg
40000000 / 50 = 80万
「80万頭分」の栄養補助になる。これは牛全頭と小反芻の20%をカバーできる計算だ。
しかしこれは「概算」である。「実数」で計算すると小反芻は10~15%の範囲になるであろう。
すなわち構造としては
ナツメヤシ
↓
デーツ
↓
蒸留酒(乙女の涙)
↓
蒸留残渣
↓
家畜飼料
↓
肉・乳
(外部から新たな飼料資源を投入することなく成立する閉鎖循環である)
という「酒 → 家畜 → 食料」の循環が完成するのである。
「乙女の涙」の醸造は単なる酒の生産であるだけでなく飼料工業でもあるのだ。
蒸留所から出る残渣は回廊の家畜に与えられ、やがて肉と乳へと姿を変える。
それは兵士の燃料であり、家畜の餌であり、国家の循環そのものなのである。
…ただし、「緑の血管」で飼育される家畜は「乾燥地帯特有の脂身が少ない赤身肉」というブランド性を全面に立てているため、単純に高級飼料で肥育してしまったらそのブランドを自ら捨てる自殺行為になってしまう。
そのため運用方針としては、蒸留残渣は「肥育用」ではなく「調整用」資源として活用されることになる。
具体的には、繁殖牛・母群の栄養安定による死亡率低下、成長期個体の骨格形成の促進、さらに仕上げ期における60~90日間の短期使用などである。
379:モントゴメリー:2026/03/19(木) 00:10:39 HOST:124-141-115-168.rev.home.ne.jp
以上です。
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「緑の血管」の回廊経済は三層構造を成しています。
です。
1
ナツメヤシ農業
2
蒸留酒工業
3
畜産
しかも廃棄物はほぼゼロです!利用できるものは全て利用します!!
これは現代の言葉で言うと「バイオ循環経済」ですね。
最終更新:2026年07月26日 23:49