905:トゥ!ヘァ!:2026/02/13(金) 18:16:21 HOST:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp
ああ、我ら日本連合 クロス版 その21
「ということで中立同盟、地球連合、ザフトの合同部隊作ります。一応肩組んでの出兵になっているからね。
まあぶっちゃけると君たちアークエンジェル組が割と全方位に政治的な地雷になっているから、それを有耶無耶にするための措置と思ってほしい」
「何から何までありがとうございます。それで部隊の指揮はコノエ中佐が?」
「そう。だからこの度中佐から大佐に昇進。こっちは本職教師だってのにやんなっちゃうよね」
「部隊の名前は…世界平和維持実働部隊コンパス…ですか」
CE日本でのラミアス艦長とアレクセイ・コノエ中佐の会話。
“CE日本宇宙軍所属”アレクセイ・コノエ中佐は予備役の軍人である。
元々大学で教鞭を取っていたところを地球連合とプラントの戦争が始まり招集された御仁。
現在CE日本で匿っているアークエンジェル組の対応を任されている。
この度宇宙世紀に殴りこんで地底人殴り返そうぜ!パーティ出席に際して丁度いいから色々扱い複雑だったアークエンジェルの件も解決しようぜ!ということ急遽合同部隊扱いとなりシャバへ復帰と相成った。
「うちからは改イズモ二隻。君たちは大西洋連邦からの出向ってことになるね。あとドミニオンって二番艦もくるみたい。
ザフトからはエターナル。なんとかの歌姫自らの参戦らしいよ。お高いレヴィテーター載せてまでとは中々豪儀なことだ。
あとユーラシアからは特務部隊Xってとこと幾人かエースが追加されるとか」
「あらやだドミニオンの艦長ナタルじゃない」
「イザークもこっちに来るのか…そういや俺が捕虜になっていること知っているのか?」
「モーガン・シュバリエ…月下の狂犬も来るとは豪勢なこって」
「ラクスも来るのか…え、ドミニオンにはフレイが?」
今度集まる面子を改めて確認しているアークエンジェルチームの様子。
色々見知った面子も多いようで改めての再開に心躍らす面々であった。
「お久しぶりですラミアス艦長!」
「ナタル…本当久しぶりで。壮健で何よりだわ」
「ディアッカ!貴様生きているなら何故連絡の一つも寄こさん!」
「無茶言うなよ!自由になったのはここ最近のことなんだよ」
「久しぶりですねフレイさん」
「お久しぶりお姫様。ところで私のキラと随分親しいみたいだけど?」
「ふふふ…ええ。少し前までプラントの自宅で療養してもらっていた関係ですわ」
「父上…なぜここに…」
「日本や連合との接触役だ。国防委員長の席は辞してきた。ところでレノアのいる病院はどこだ?早速見舞いに行きたいんだが」
「強化人間…か。連合も大分ヤバイことしていたんだな」
「べっつにー。俺たち施設に拾われなきゃ野垂れ死んでいただろうし」
「アズラエルのおっさんが施設乗っ取った後は大分待遇良くなったよ。前みたいに薬ないと苦しくなることもなくなったし」
「だからフラガのおっさんも俺たちのことそんなに哀れまなくていいぜ」
「誰がおっさんだ!!」
「東アジアからの合流組もいませんし、何より思ったより連合からのエースが来ませんでしたね」
「コノエ大佐。それなのだがアズラエル理事曰くどうやら地球連合独自の精鋭部隊を発足するらしい」
「独自の精鋭部隊?」
「何でもブルコスとは別の系列から手が入った部隊らしい。不確定情報だがGタイプ以上の性能を持つMSが配備されているとの話だ」
合流した面々との交流が始まった様子。
ニコニコ顔で火花を散らす桃毛と赤毛。かつての上司部下の邂逅。感動的?な親子の対面。
死んだと思っていた戦友との再会
原作より大分マシな生き方になっている三人組とおっさん呼ばわりされているフラガ少佐など中々和気藹々とした光景である。
最後の会話はコノエ大佐とモーガン・シュバリエ中佐の会話。
どうやら地球連合側にも何かしら独自の動きがあった模様。
906:トゥ!ヘァ!:2026/02/13(金) 18:17:13 HOST:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp
「キラ・ヤマト!俺はカナード・パルス!貴様より先に生まれたスーパーコーディネーターで、貴様の存在のせいで失敗作の烙印を押された人間だ!」
「僕より先に…つまりお兄ちゃんってこと!?」
「お、お兄ちゃん?」
「カガリ!大変だ!僕たちにお兄ちゃんがいたんだって!」
「なんだって…つまりカナードあんたは…お兄様ってことか!!」
「お、お兄様…俺がお兄様!?
突如カナードの脳裏によぎる存在しない記憶。
彼は今まで感じたことのない純粋な好意に弱かった。
このあとは流石に速攻仲良くなることはなかったがカナードからの対応は多少和らいだ模様。
その後純粋に兄の登場に喜び続けるキラカガ兄妹に徐々に絆されていくこととなる。
ここのキラやカガリは頼れる仲間が多かったため原作ほど追い詰められていないため割と無邪気な部分が残り気味なのである。
「大西洋連邦、ユーラシア連邦、東アジア共和国の三カ国から精鋭を出し合い結成した精鋭部隊…ですか。
名前はモーニングスター(明けの明星)? 大層な名前ですね」
「何より彼らに配れた新型機ジンクス。これの性能が凄まじく…」
「疑似GNドライブとGN粒子によるビーム兵器の実用化。限定慣性制御による機体の飛行にパイロットへのG負荷の軽減。おまけに粒子のおかげでステルス性と装甲の強化もしてくれると。
至れり尽くせりのスーパーマシンですねえ」
「これのせいで我々が開発したG
シリーズが一気に陳腐化してしまいました。
NJCと核動力の搭載で性能の底上げはできましたがこれが相手では…」
「というかどう見てもおかしいでしょこれ。いきなりどっから出てきたんですかこの超技術。
こんなトンデモ性能機開発していたなんて情報知りませんよ。てか世界中で暴れていたソレスタルビーイングのMSが使っていたやつと同じじゃないですか?」
「エイフマン教授も同意見だそうです。ソレスタルビーイングのガンダムと同じ機能を有した機体であると」
「出所は…ユーラシアのアレハンドロ・コーナー議員…絶対嘘ですよ。全くどんな黒幕がいるのやら」
地球連合が独自に結成した精鋭部隊モーニングスターとそれに供与された新型MSジンクスを見て勘繰るアズラエル。
連合でも日本でもザフトでもない突如降って湧いてきた新技術体系を持ったジンクスとそれを提供した存在を強く警戒していた。
「例の部隊…君は参加しなくて良かったのかい?」
「コンパスか?それともモーニングスターかな?」
「どちらともだよ…話来ていたんだろ? 確か君の部下もモーニングスターに移ったって聞いたよ」
「断ったよ。私はフラッグに乗って戦いたいからな」
「まったく我がままだな。僕とエイフマン教授がそのせいでどれだけ苦労しているか理解しているのかい」
「すまんな。だが当てにしている。死したハワードに誓ったのだ。フラッグでかの侵略者共に一泡吹かせるとな」
こちらは我が道を行きすぎる男グラハムと彼に振り回されるカタギリとエイフマン教授。
地底同盟の侵攻の際に部下であるハワードを失い、フラッグでその仇を打つことを誓ったため、機種転換が必要となるモーニングスター隊への移動は拒否。
コンパス隊への所属に関してもカタギリとエイフマン教授が開発している機体が完成していないため辞退した。
なお地底同盟の侵攻によってトリニティの活動スケジュールが吹っ飛んだため、エイフマン教授は元気にしている。
現在カタギリと共にグラハム専用の新型フラッグを開発中である。
907:トゥ!ヘァ!:2026/02/13(金) 18:17:56 HOST:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp
「今度の異世界への遠征。僕たちは行かなくていいのかい?」
「えー。めんどー 全部人間に任しちゃえばいいじゃん」
「今は余り表に顔を出さない方が得策さ。何よりヒリングの言う通り面倒ごとは人間に任せておけばいい」
(君らを今あの世界に出したら速攻死ぬだろうから出せねえんだよ!
向こう異世界だからヴェーダの支援もないんだぞ…僕だって支援ありで苦戦したのに。
今の君たちをあんなところに放り込めば一瞬で爆散だぞ)
能天気な同胞たちに内心苛立つリボンズの様子。
機体が適当な物だったとはいえヴェーダの支援ありなリボンズが苦戦した相手が地底同盟ん軍団である。
のこのこ異世界に赴いてヴェーダの支援がない中でこいつら戦わせたら多分速攻死ぬだろうなということで適当に言葉合わせて同胞たちが下手な火遊びしないように誘導していた。
別に死んでもまた似たようなのを製造できるが、下手に生き残った末に死への恐怖を学習してトラウマが他の個体に移っても困るのだ。
「うち…良いとこ無しだったなぁ」
「まあ連中が撤退するまでは耐久出来たのだからヨシとしよう」
「だが被害が大きい…大きすぎるぞ」
「東京は壊滅状態。東北から東海地方に掛けても同じく」
「東南アジア、オセアニアも広くやられたから、これらへの復興支援も必要…」
「試作のMIDASこと通用したが、数が足りんかった…」
「結局敵が撤退したのも宇宙世紀の方でゴジラが暴れたからって理由だしなぁ」
「東京が復興するまでは長野の松山に首都機能移すってよ」
「第二新東京市というやつだったけ?」
「そのうち第三新東京市も作られそうだ…」
こちらはフロントミッション日本の様子。
地底同盟の大侵攻時にはよく言えば持久に成功、悪く言えば効果的な迎撃が出来ず割とボコボコにやられていた世界の一つである。
太平洋に広く領土を持っていたOCU、USNなどは広く被災してしまい、そのせいで戦後復興にも苦労していた。
そんな中で面子のための殴り込み部隊を組織し、これから宇宙世紀にも突っ込むため残ったOCU、USNの文官、軍部は非常に多忙な毎日を過ごしている。
「国土復興、軍備再建と同時に残存部隊を編成して宇宙世紀に殴り込み…仕事するってレベルの量じゃねえぞ!」
「仕方ないだろ。うち(OCU)もUSNも地底人には有効的な対応ができなかったんだ。国威が下がっているんだよ」
「参加国や将来加盟を考えている国を安心させにゃならんからな」
「だからUSNやインドなんかと組んで宇宙世紀に殴り込みってことだろ?国威発揚のためにさ」
「ECからも援軍を出してくれるらしいぞ」
「ザーフトラや大漢中はうち等が弱ったことを契機に国境付近での活動を活発化させている。こいつらへの対処も必要だ」
「OCUの領海、領土以外にもUSN相手にベーリング海付近で色々動き回っているらしいしな」
「うちやUSNが介入するだけの余力がないってわかっているのかEC方面でも動いているらしい」
「インドも中国と睨み合いになって今回の遠征には余り部隊送れないらしいし、あいつら本当ろくなことしねえな!」
「上は大漢中内の反政府組織への支援を増やす方向らしい。ザーフトラに関してはUSN、ECと組んで包囲網を敷く予定だってさ」
フロントミッション世界の世界情勢について。
地底同盟の侵攻により国土を荒らされ、戦力を大きく削られたOCUとUSNであったが、両陣営に加盟している国々や友好国を安心させるためにも少ない余力を絞って宇宙世紀への派兵準備を進めていた。
また戦いの被害に四苦八苦する両国をしり目に、被害が少なかった大漢中やザーフトラはここぞとばかり行動を開始。
挑発的行動から紛争へのわざとらしい介入、裏では諸々の謀略も進めるなど割とやりたい放題し始めていた。
これに対してOCUとUSNは手を組み、ECやインドを巻き込みながら両国への経済包囲網を作る方向で当面は対応していくこととなる。
908:トゥ!ヘァ!:2026/02/13(金) 18:18:47 HOST:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp
「そういえば例の計画聞いたか?」
「宇宙世紀に部隊を送り込もうってやつ?」
「違う。新たな軍備再建計画。グランドガンポート構想を更に発展させようという話だ」
「おいおい。グランドガンポートの機体群だって大分デカいだろ。地底ロボとの戦いだって並のヴァンツァーよりは対抗できていたやつもあったはずだが」
「今回の一件で上層部はそう思わなかったらしい。真正面から地底ロボに対抗…いや蹂躙するための巨大兵器を作ろうって」
「巨大兵器ぃ?」
「ああ。計画名はヘビーオブジェクトプランというらしいぞ」
ヘビーオブジェクト計画。
それはOCU上層部が新たに打ち立てた対特機用巨大機動兵器開発計画の名である。
グランドガンポート構想の大型機たちですら地底ロボの前にはヴァンツァーよりマシ程度であったことから、そんな特機たちを蹂躙できるレベルの巨大兵器を求めたプランである。
とは言え流石に計画された実機は此度の地底同盟との戦いには間に合わなかったが、数年後。別の脅威に晒された際には見事活躍することとなる。
元ネタはライトノベル ヘビーオブジェクトに登場する巨大兵器群。
「ふふふ…そうか。宇宙世紀への出兵が決定したか」
「はい。我々十本刀にも参戦要請が来ています」
「ならば麿の出番だな!鬼退治と言えばご先祖からして我が家のお家芸よ!」
「あ、ミコト様は留守番組ですよ。本土もすっからかんにするわけにはいかないので」
「え…麿行く気満々だったんだけど…」
こちらはギアス日本の様子。
ここも比較的地底同盟にボコられていた側であったため、今回の逆襲目的の出兵に皆ノリノリであった。
そんな中で転生者であり、皇一族の長子であり、精鋭十本刀筆頭である皇ミコトは前世の記憶にある宇宙世紀へ行けるのを待ちわびていた。
しかしその身分、戦力などを考え留守番組とされてしまい、一人寂しくギアス日本で同輩たちのお土産を待つこととなる。
「うちとブリタニアは戦力だすとして他の国はどうするんだ?」
「中華連邦もEUもユーロブリタニアも参戦だってさ。勿論うちとマブのジルクスタンは大群用意してくれるって」
「とはいえ中華連邦は形だけの参戦。EUも他人事だから試験編成のKMF部隊(ワイヴァン隊)とEU内の友好国部隊だけ」
「ユーロブリタニアは四大騎士団の一つを派遣してくれるとさ。ブリタニアが大分頭下げたっぽいな」
「事実上うち(ギアス日本)とブリタニア。あとはユーロブリタニアとジルクスタンが主力になるわけか」
「向こうで戦うことを考えると少々心もとないな…」
「ユーロピアと中華連邦もこれを機会に色々動き出そうとしている。足元をお留守にはできないな」
ギアス世界の情勢についての日本上層部の会話。
被害が大きかった日本とブリタニアこそ宇宙世紀への派兵は乗り気だが、被害が殆どなかったEUと中華連邦は半ば形だけ参戦であった。
ユーロブリタニアはブリタニア本国に借りを作れると言う理由で多少真面目に派兵し、ジルクスタンは事実上マブになっている日本のために本国の精鋭を動かしてくれるとか。
逆に言えば派兵の主力は依然として日本とブリタニアであるため、地底同盟戦から消耗した戦力を改めて再編し、そこから派兵部隊を捻出しないといけないので四苦八苦している。
909:トゥ!ヘァ!:2026/02/13(金) 18:19:27 HOST:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp
「それで陛下は何と…?」
「些事であるとしか…」
「ハワイも西海岸も焼かれ、本土戦力の半数が消えた状況で些事…か…」
「代わりにラウンズは好きにしていいとの仰せであります」
「数少ない朗報だね」
「それで兄上。ラウンズは何人だすのだ?」
「ビスマルク卿は陛下の守護があるから除外。ナイトオブ2…もあれだから連れていけない。
ナイトオブ5も姿を見せないから無理だね。逆にそれ以外の面子は全員連れていくよ」
「ほぼ全員か。やはり日本の動きを考えてですか?」
「ああ。十本刀の大半が今回の出兵に同行するそうだ。我が国もそれに劣らない陣容を整えなきゃならないからね。
あと足りない戦力に関してはユーロブリタニア頭を下げて出してもらおうと思うよ」
「ラウンズの機体は特派が開発したランスロットで揃えましょう。あれはグロースターより高性能です」
「そうだね。いやぁ予備パーツ多めに作っておいてよかったよ。何が幸いするかわからないね」
今度の宇宙世紀出兵について語るシュナイゼルとコーネリア。そして幾人かの部下たちとの会話。
シャルルは相変わらず俗世のことを無視。しかしラウンズ使用の許可が出たので彼らを連れていくことが可能となった。
なおビッスと共に事実上留守番となったのはユーロブリタニアへ移ったミケーレ・マンフレディの代わりにナイトオブ2になったカーリー・ディゼル(ロススト出身。身内大好きカニバルウーマン)と居所の掴めないナイトオブ5ことノーランド(シャルルのクローン。暗部要員)の二名。
他のラウンズは総出で宇宙世紀に連れていくこととなった。
「友好国たちや
アメリカの参戦はわかっていましたが、まさか中露もこんなに戦力だすとは」
「あの二カ国も今回の戦いで結構戦力失ったからねぇ」
「あと宇宙世紀の技術が狙いみたいですね。うちの異世界技術独占体制を崩したいみたいです」
「地球連邦と独自のパイプを求めてか…さもありなん」
「戦力が増えることは純粋に喜ばしいところですが、うちの領海に両国の部隊を入れるのは少々面倒ですね」
「逆に欧州やインドは少数の派遣だけで様子見か」
「今回被害を受けていないですからね。他にも太平洋の国々は積極的に部隊を回していますが、それ以外の国はやはり派兵しないか、しても少数ですね」
「温度差が凄いな」
「まあ日米露中と大国が雁首揃えて参戦していますからね。下手に部隊送って良いように使い回される心配もあるのでしょう」
「そんな器用なことできるほど安定した戦場にはならないと思うがね…」
こちらはエスコン世界の日本における会話。
やはりこの世界も技術不足、戦力不足から地底同盟にボコされた側の世界であった。
幸い迎撃の際には日米露中である程度協調できていたため、その戦いで地底同盟の脅威を知った国々は宇宙世紀への派兵に積極的であった。
逆に被害の無かった地域の国ではあくまで他人事と捕えており、欧州を始め、インド、南・中央・西のアジア諸国、中東、大西洋側南米国家、アフリカ諸国などは参加しないか形だけの派遣とする国が大多数であった。
後にこの宇宙世紀派兵参戦のご褒美として参戦した諸国は日本を通さず宇宙世紀の地球連邦との個別外交が可能となり、異世界から仕入れた技術で様々な利益を出すようになっていく。
反面この流れに乗れなかった、乗らなかった国々は新技術取得に遅れていき、エスコン世界における技術格差が一層広がっていくこととなる。
910:トゥ!ヘァ!:2026/02/13(金) 18:21:26 HOST:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp
「えー。我が国もこの度の被害者であるため、宇宙世紀への派兵を行う準備がある」
「え、無理。出禁だ。出禁」
「ゲート利権の独占だ!米国差別だ!」
「「「おめーの参戦なんて認めるわけねーだろ!!!」」」
「その前にまずは国内のことどうにかしなよ。一触即発状態なんでしょ?」
こちらマブラヴ世界の国連会議の様子。
米国も宇宙世紀に殴りこみたいと言い出したが、その他の国全てがおめーの参戦なんて認めるわけねーだろ!と正論でタコ殴りにされていた。
残当である。
またこの時期のマブラヴ米国は核兵器、G弾の乱射による味方や市民を巻き込んだ戦術の責任追及において国内世論がかなり荒れており、これを正当化する政府派と同胞巻き込んだ現政権を許されるわけねーだろ!の正論派に別れ混迷を極めていた。
勿論米国のゲート越境は許されず、太平洋中部において米軍とそのほかの国々の連合軍による睨み合いが続くこととなる。
関係各国からはこのせいで宇宙世紀に派兵する戦力が少なからず減ってしまったとの文句も出ていた。
「欧州勢も結構参加…というかほぼ全ての国が参加志望ですか」
「今の欧州戦線は日米からの支援で保っているからな。それらを脅かされたくないという考えじゃないか」
「事実上の命綱を保ちたいってことか」
「アフリカ諸国もボチボチ部隊送ってきていますね。他人事だと知らんふりすると思っていましたが…」
「うち(マブラヴ日本)との繋がりを深めたいって思惑もあるんだろう。今の米国はあんなんだからな」
「どの国も不意打ちで自国内にG弾を撃ち込まれたくないってのが正直なところでしょうしね」
「しかも米国内の世論は真っ二つ。大論争の真っ最中。政治的にも外に出にくくなっている」
「BETA大戦が終結しつつあるのも影響しているのでしょうね。戦後に日米どちらに付くかを考え始めねばならなくなったと」
マブラヴ世界では今回の宇宙世紀遠征へ欧州諸国が挙って参加を表明していた。
会話の中であったように事実上アメリカを頼れなくなったため日本との関係を更に深めておきたいという考えである。
彼等はBETAとの戦いで余裕に乏しい中で苦労しながら派遣部隊を編成し、遥々極東…そして異世界へと旅立っていった。
全ては今日の銃弾、明日のメシ、そして祖国の存続と未来の若者たちのためであった。
またアフリカ諸国なども派兵の動きに同調しており、幾つかの国は遠征軍へ部隊を送り込んできていた。
特にエジプトを中心とした北アフリカ諸国の動きは顕著であり、相応にまとまった規模の部隊を出すなど戦後の動きを見据えての対応を始めている。
このように同じ欧州、アフリカでも世界と情勢が違えば、対応は全く違っており、その結果得られる対価にも差が出てくることとなる。
911:トゥ!ヘァ!:2026/02/13(金) 18:22:13 HOST:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp
「いつもの面子(GA、レイレナード、BFF、アクアビット)は宇宙世紀への派兵に乗り気。
対しオーメル、インテリオル、イクバールは及び腰と言った感じですか」
「うちと仲が悪く、今回被害がなかった企業たちが知らん顔ってところか。むしろこの機会に我々の利益を掠め取ろうとする動きも出ていると聞く」
「しかし一概には彼らの全てが反対しているわけじゃないようだ。実質オーメルの傀儡と言われているローゼンタールだが上層部も現場も割と乗り気。インテリオル・ユニオン内でもアルドラは派兵に参戦だと聞く」
「イクバールも上層部は余り動きたくないようですが、かの企業のリンクスナンバー2サーダナは今回の派兵オファーを受けてもいいとコメントしています。
イクバールにおいて英雄サーダナの影響力は決して低くありません」
「テクノクラートも派兵に賛成という話ですね。まあ彼らに関しては前々から我々の方から接触し続けた結果かもですが」
「さて。最終的にどれくらいの戦力が集まるかね」
こちらはAC4世界の様子。
宇宙世紀への殴り込みに関しては日企連と仲の良い何時もの面子(GA、レイレナード、BFF、アクアビット)は今回彼らが負った被害への反撃(保障)も含めて賛成。
しかし本拠地が太平洋から離れているため被害を受けなかったオーメル、インテリオル、イクバールなどは余り賛成しておらず、むしろこの機会に日企連やGA、レイレナードといったライバルの利益を奪い取ろうと画策する動きも出ていた。
そんな中でもオーメルと近しい(政治的な傀儡)とされるローゼンタールは今回の派兵に賛成。
かの企業の看板であるレオハルトの派遣を内外へ示していた。
またイクバールにおいてもリンクスナンバー2の実力者であるサーダナが参戦に意欲的なコメントを出しており、アルドラにおいてもナンバー14のシェリングが割と乗り気であるなど現場組は遠征(異世界行って自由に戦ってみてぇ)に賛成な人物が多かった。
これらの動きには各企業の現場組の言葉もあるが、無論それ以外の目的もある。
イクバールやアルドラなどはこれを機会に異世界の勢力と友誼を結び、そこの資本、市場、技術を欲した故の行動。
ローゼンタールなどはこれを機にオーメル支配からの脱却を図るための動きの一環で、イクバール支配下のテクノクラートも同様であった。
両者の動きはそれぞれの支配企業からの独立を目論んでの行動である。
912:トゥ!ヘァ!:2026/02/13(金) 18:23:01 HOST:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp
「それで…ただ敗者でしかない私に何をしろと?」
「くくく そんなに警戒しなくてもいい。今までと同じだよ。戦ってくれればいいのさ」
「今度は貴様らの傀儡としてか?」
「代わりにホワイトアフリカの人々の安全を保障しよう。現在太平洋上に作っているラインアーク。あそこへの移住できるように取り計らうよ」
「スス君の治療も進めるよ。我が社の治療技術は他社より進んでいる。彼も日常生活くらいなら問題なく過ごせるレベルまでの回復を約束する」
「既に解放戦線が壊滅した今となってはそちらにとっても悪い話ではないと思うが?」
「いいだろう。この腕…今度は貴様のために使ってやる。だから約束は守れよ」
「くくく それは言わず物がな。きちんと守りますとも」
日企連の捕虜になっていたアマジーグと彼を説得していた日企連役員たちの会話。
アナトリアの傭兵に依頼を出し、日企連のリンクスと共同で彼を捕獲。
以降は同じく捕虜にしたススやホワイトアフリカ解放戦線の面子を交渉材料に自軍へ引き込んだ。
なお解放戦線のメンバーはきちんと治療され、暖かい食事と清潔な部屋、学習の機会と新天地への切符が与えられており、何なら望めば日企連への就職も叶った。
仲間の心配をするアマジーグの心情とは逆に彼の仲間たちはホワイトアフリカでドンパチしていた時代より遥かに良い生活をしていた。
くくく 約束は守る物ですよ。
「取りあえず東アジアと東南アジア。それに極東ロシアは奪還したな」
「ああ。これで第二陣の受け入れ態勢を整えることができる」
「すぐに始めよう。第二陣の面子も待ちきれないだろうしな」
「トラップや電子ウィルスの類のチェックはちゃんとしろよ!連中どんな置き土産しているかもわからんからな!」
こちらは宇宙世紀。先のユーラシア東部奪還戦が終わった後の風景。
激戦を制した多世界連合ことMU(マルチヴァース ユニオン)であったが、休む間もなく次の作業に取り掛からねばならなかった。
比較的少数でも強い、統制の取れていた第一陣に対して第二陣の数はその十数倍にも膨れ上がる。
彼ら第二陣を受け入れるための基地の設営、拡張や各種物資の製造、運搬体制の確立などやるべきことは尽きなかった。
これと並行して現地の復興、洗脳された人々の治療、残敵の掃討、南アジア・中央アジアまで退いた地底同盟への対処もこなさねばならず、まとまった休みなど遠い遠い先の出来事である。
913:トゥ!ヘァ!:2026/02/13(金) 18:24:27 HOST:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp
投下終了
今回は出兵前の各世界の様子です。
今回話題に出なかった世界は世界統一政権なので、ごたごた無しに揃って出兵している感じです。
最終更新:2026年08月05日 16:46