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501 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/20(金) 20:41:29 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [168/292]
ああ、我ら日本連合 クロス版 その22


「つまり俺たちも宇宙世紀の戦いに参加しろと?」

「ええ。ヴェーダから作戦が提示されたわ」

「しかしどうやってゲートを通るんですか?あそこは日本がガチガチに固めてますけど」

「何でも現地に協力者がいて、彼らの力でトレミー以外を密入国させるみたいなの」

「ガンダムで…密入国!!!」


CE世界。ソレスタルビーイングの会話。

ヴェーダの指示によりガンダムチームと補助機材、人員だけが宇宙世紀へ密入国することとなった。



「ううぅ…あんなのとまた戦う羽目になるなんて…」

「兄貴ぃ…俺のツヴァイはまだファングの補充できてないんだけど…」

「仕方あるまい。これも任務だ。足りない武装は他の機材で補うしかあるまい…」


こちらはチームトリニティの様子。トレミーのガンダムチームと共に密入国予定。
当初はイケイケだった彼らも地底ロボ軍団との戦いで酷い目あったようで、原作のようなノリノリな気分が削げていた。

今回トレミーのマイスターチームとの合同任務となり共に宇宙世紀へ密入国することとなる。


「ようこそ。JASイシムラへ。我が船は皆さんを歓迎しますよ」

「ありがとうございます」

「まさか日本連合内に協力者がいるとは…」

「宇宙世紀でのMSの補給、整備にパイロットの皆さんのお世話もお任せを。
ただ向こうでは第三勢力としての介入になります。現地の正規軍は助けてくれません。

「何なら銃口を向けてくるので、その点はお気をつけて。この世界の兵器はかなり強力ですよ」

「…わかりました。肝に銘じておきます」


宇宙世紀に渡るための協力者が用意したスタッフと顔合わせするガンダムマイスターたちの様子。
なお受け答え代表はロックオンとアレルヤであった。

JAS(ジャパン アライアンス シップ)イシムラ。
全長300m以上の巨大海上輸送船である。

彼等イシムラスタッフは宇宙世紀で活動するに当たりマイスターたちへ様々な助言を与えており、CE世界での活動と宇宙世紀の活動は別物になるということを彼らに叩き込んだ。



「おいおい。この情報見ろよ。ジム、ゲルググ共にビーム兵器標準搭載って…」

「VF…キュリオスとそんなに速度の差はないのか…え、これ量産機?」

「RX-72ガンダム…この世界にもガンダムはいるのか」

「マジンガーZ?ゲッターロボ?なんだこのデタラメな数値は。情報が間違っているんじゃないのか」


宇宙世紀や他世界の情報に驚くガンダムマイスターたち。

基本バッテリー機が主流なCE世界のMSと違い、核融合炉標準搭載でビーム兵器も普及している宇宙世紀の戦力は彼らも未経験の相手である。
特にマジンガーやゲッターといった特機のパワーは想像の埒外と言っても過言ではなかった。

最も当の宇宙世紀組や日本連合組からすれば慣性制御標準搭載のGNドライブ搭載機の方がよっぽど脅威の技術かもしれないが…



「エクシアのアヴァランチ装備にキュリオスのガスト装備。おいおい、ヴァーチェのフィジカル装備まで…総ざらいだな」

「こっちはGNアームズ四基分…よくこんなに在庫ありましたね」

「予備パーツを根こそぎして組み立てたそうだぞ」

「今の装備の殆どが地底ロボに通用しなかったからなぁ」

「火力増強第一って感じなんだろうな」


00ガンダムズのみならず彼らの扱う装備の多くも宇宙世紀に持ちこまれた。
外伝や設定だけで語られたそれらは、先の地底同盟大侵攻時にGNガンダムたちの現行装備では決定打を与えにくかったことから?惜き集められた追加装備であった。

502 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/20(金) 20:42:23 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [169/292]
「しかし意外でしたね。まさかCEさんとこがソレスタルビーイングに伝手を持っているなんて」

「古い時代からの盟約ってやつです。想定外の出来事が起こったときは彼らに手を貸すというね」

「イオリア・シュヘンベルグとの盟約…彼の計画が失敗に終わった際の予備計画でしたっけ」

「ええ。人類がまとまらなかった時、もしくあ計画が誰かに乗っ取られた際には日本が独自にソレスタルビーイングの手助けをする。それも叶わない場合は日本単独で外宇宙への道を切り開くと。まあ口約束以上のものではなかったそうですが」

「しかし実際に彼らを引き込めたのはデカいですよ。地底同盟相手に戦力は幾らあっても良いですから」

「何より放置するよりはこちらから手を貸して監視を兼任した方が安心できます」


ソレスタルビーイングの密入国の手助けをした存在の正体。
それはCE日本政府そのものであった。

彼等の祖先が数百年前にイオリアと独自の関係を築いており、半ば口約束のようなものであったが互いの計画の手助け、補完となるよう盟約を結んでいた。

日本連合内でも上層部に限りこの情報が共有され、今回の宇宙世紀へソレスタ組を招くための一助となっている。



「ほぅ。四つ足のMSですか」

「獣型マシン…新しい…惹かれるな」

「兵器開発の発想は自由であるべきか…勉強になる」

「これ直に中身を調べたいですね。何機か融通してもらえないかな?」


ザフトの持ち込んだバクゥを観察する連邦、ジオン関係者たち。

獣型MS!そういうのもあるのか!と技術者たちには非常に評判であった。



「国連軍名目で派兵に参加できたのは良かったが…やはり周囲の目線は厳しいか」

「仕方ありません。アメリカの現状がアレですから…」

「監視の目もありますし、機体に関してもあちらが用意したもので、バイタルデータや音声も記録されてます…」

「まあ逆に監視してくれた方が信用を稼ぎやすい。我々は事実上の亡命組扱いだからな」

「家族のためにも戦後の待遇を少しでもよくしておいたいですしね」

「ああ。もうあの国に家族は置いておけないからな…」


こちら国連軍名目で派兵に参加できた亡命米国兵士たちの会話。

地底同盟の侵攻時に味方ごとG弾や核に巻き込まれた米兵たちの生き残りの多くはその後各々の伝手を頼って海外に亡命したのも少なくなかった。

仲間撃ち、自国国民すら巻き込んだ焦土戦には米国内の混乱を招き、そんな祖国の状態に嫌気を指して外に逃げ出す人々もいた。

今回国連軍名目で参加したのは対地底同盟迎撃戦の際に事実上米国に見捨てられた兵士たちである。

彼等は今回の派兵に参加することを引き換えに本国からこっそり家族を呼び出し保護してもらう予定となっている。

無論元米兵ということで監視の目は厳しく、機体は日本製、バイタルデータや音声記録は常に取られており、物理的な監視員も多かった。

しかしそんな中でも彼らの士気は意外に高かった。
元々人類の未来と正義を信じて戦っていた彼らは異世界にて改めて己の信じる物と家族のために戦えることに喜びを感じていたのだ。

何よりここなら味方の核やG弾に巻き込まれずに済むのが大きかった。

503 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/20(金) 20:43:15 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [170/292]
「なあうちら一応国連軍なんだけど…これ使っていいのか?」

「ああ。きちんと正規ルートで許可は下りているやつだぜ」

「まさかユウヤにそんな伝手があったとはなぁ」

「妹がな。心配だからって送ってくれたんだ」

「あら。あなた妹がいるの?」

「おいおい。ユウヤよぉ。アルゴスの皆に話してなかったのか?」

「…一応仕事場では他人で通すように決めてたからな」

「まったく。こいつの妹ってのはこの間まで俺たちと一緒に新型の試験していた唯依姫のことだ」

「「「うそだぁああ!!!」」」

「腹違いの妹ってやつでな…度々連絡はしていたんだが俺もアイツも軍属だから外では他人の振りしておこうって」


こちらは国連軍名目で宇宙世紀にやってきているアルゴス小隊(マブラヴトータルイクリプス)の面子。

この世界ではユウヤと唯依は前々から兄妹として連絡を取り合っていた模様。
そんな唯依の伝手でアルゴス小隊には戦術機用メーサー兵器が豊富に配備されていた。



「今までは空軍や海軍が主力だから目立たなかったが今回の戦いでこそ我々が主役だ」

「どうしても我々陸軍の戦力は小粒になりがちですからね」

「デストロイドの強さを見せてやる!!」


これはマクロス世界の統合軍の陸軍における会話。

今までVFや艦艇ばかり活躍していたので彼らは今回の参戦に意気込んでいた。

このように宇宙世紀の戦況故に活躍の機会がなかった部署が今回の大規模参戦において始めて大々的な出兵、参戦となったところも少なくなかった。



「作戦第二段階発令!目標はインド、西アジア、中央アジア、中央ロシア地域!」

「よし!進撃開始!欧州まで突っ込むぞ!」

「ナチュラル共に後れを取るな!進め!」

「共和主義者よりも先に欧州へ旗を立てろ!」

「コーディネイターたちの地上の戦いなんて任せられるかよ!」

「懐古主義の貴族もどき共にヤンキー魂を見せてやれ!」

「古い国家共に企業の強さを見せてやれ!」

「日企連やGAにばかり良いところ取られてたまるかよ!」

「我々アフリカが日本の新しい体制に乗り換えるためにもここで戦果を挙げねば」

「敵は強いって言うがこの数で負けるわけないだろう!いくぞおお!!」

「これ大丈夫かな?」


多世界連合ことマルチバース ユニオン(MU)第二陣の進撃開始。
こちらは日本連合と余り深い関係を持たない国々が主軸であったが、物量に関しては第一陣すら凌ぐ数であった。

このため事前情報で地底ロボの強さは聞かされていたが、この大軍なら鎧袖一触と考える兵士も多かった。

なおこれの手綱を握るのはワイアット大将と療養から復帰したカニンガン中将。CE世界のアズラエル産業理事など各世界からのオブザーバーたちである。



「結局今回も先んじるの我々か」

「流石にアプサラスの一斉砲撃で出鼻挫かれるのは問題だからな」

「なに。スーパーXⅡの強さを他の世界の連中に見せる良い機会さ」

「こちら第117VF中隊。貴官らの護衛に付く。よろしく」

「統合軍さんもおいでなさった」

「取りあえず空は大丈夫そうだな」


第二陣の進撃と共に空を行く東宝世界のスーパーXⅡとマクロス世界のVF部隊。

このように第一陣の面子や連邦軍、日連軍なども第二陣援護のため少なくない数の部隊を動員していた。

504 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/20(金) 20:43:54 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [171/292]
「くそ!アグニの直撃だぞ!何故倒れない!」

「もう何発も120mmを当てているんだぞ!」

「こちらザフトのオーバリー隊!助けてくれ!攻撃が効かないんだ!」

「第14、25、55戦車中隊壊滅!」

「こちら第33アフリカ戦術機大隊!接近戦じゃ不利だ!」

「ノーマルACじゃ駄目だ!艦砲射撃の援護を!!!」

「ランスを持ってこい!KMFの30mmじゃ無理だ!」

「ヘリ部隊は下がれ!前に出るとハチの巣だぞ」

「地球連合の第97航空部隊だ!敵が早すぎる!ミサイルも効かない!助けてくれ!!」


案の定苦戦する第二陣の部隊。

地底ロボとの性能差というのもあるが、それ以上に経験の差というのも存在した。
散々人類とド付き合っている地底同盟側の兵士の対応が手慣れてきていたのだ。

元々兵器の基礎性能では地底同盟側が優位であったため、互いの経験差も相まって蹂躙される第二次部隊が多発。
作戦開始の初っ端から出鼻が挫かれることとなった。



「連中の動き…鈍いな」

「どうやら異世界の軍勢とは言え練度や装備に差があるようです」

「なるほどな。どうやら敵も我々に通用する武器を揃え切るのは難しかったらしい」

「装甲の厚い奴らを集めろ!化石獣部隊を正面に立てて突撃するぞ!」

「元々性能差ではこちらが有利だ。敵が混乱しているうちに前線を食い破るぞ!!」


こちらは地底同盟側の様子。

彼等は第二陣が第一陣と比べ性能に劣る兵器が多いと見破るや否や重装甲または再生能力のある地底ロボを前にして反撃を開始。

浮足立つ第二陣主軸の前線をあちらこちらで突破し始めた。



「くそ。空が狭い」

「でも落ちていくのは味方ばかりだぜ…」

「連携を怠るな!孤立しては各個撃破の的だ!!」

「地底人共の戦闘機が早すぎる!連中土の中で暮らしていたくせに!?」

「制空権は何としても維持せよ!繰り返す!制空権を維持せよ!!」


こちらは空の様子。
第二陣の航空戦力は既存型の戦闘機が多く、地底同盟の投入してきた飛行型地底ロボやゲットマシンに勝るとも劣らない性能の百鬼戦闘機や恐竜ジェット機相手に一方的に狩られる部隊も多かった。



「予備部隊を投入して火消しをしましょう。このままでは戦線が崩れます」

「しかし理事!それでは我々の面子が…」

「ナチュラルの手など借りぬ!今に我が精鋭たちが体制を立て直して…」

「馬鹿言ってんじゃないよ!あの様子が見えないのか!私たちの想定は甘すぎたんですよ!
余裕のある航空部隊に支援要請!MS隊は一旦下がって再編!虎の子の105ダガーとデュエルダガーの部隊を使って敵を足止め!!
コンパスにも連絡!敵の足を止めさせてください!!」

(アズラエル理事といったか。意外と的確に指揮を執るなぁ)
「では連邦軍の予備部隊も出しましょう。敵の頭上を抑えることくらいはできます」


混乱するMU司令部の中で真っ先にまともな指示を飛ばしたのは何とオブザーバーであるアズラエル理事であった。

出向してきた頑固な指揮官たちをどう宥め、言い包めるか思案していたワイアット大将はこれは好機と言わんばかりに追従。

取りあえず前線崩れるのだけは防がねばとMU軍は急遽火消し用の予備部隊を投入。各戦線の混乱を治めようとした。

505 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/20(金) 20:44:36 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [172/292]
「隊長!C7地区のBグループから救援要請です!」

「思ったより早いな。何か強敵でも出てきたか?」

「慣れない相手にビビって崩れ始めているだけっぽいっす」

「自ら望んできた援軍なのだからもう少し気張って欲しいものですね」

「そういうな。初めてってのは誰でもあるもんだ。ヒルドルブ隊前進!異世界からのお客人たちを助けるぞ!!」


予備部隊として配置されているソンネン隊長のヒルドルブ部隊。

慣れない第二陣のためにこの手の火消し部隊を連邦、ジオン、日本連合は多数用意していた。
ソンネン隊長も北米戦線から招集された口であり、自慢のヒルドルブ・リベンジ部隊を伴って火力不足に挙句国々の部隊を助けて回ることに。



「戦術機隊は格闘戦はするなよ!速度を活かし距離を保て!」

「常に熱線砲の火線を絶やすな!追いつかれれば俺たちなんて一瞬だぞ!」

「ヴァンツァー部隊は散開して的を絞らせるな!踏まれてやられるなんてヘマするなよ」

「しかしこの武器…熱線砲といったか。恐るべし威力だ」

「この威力!!!」

「余力のある部隊は他の味方を助けてやれ。通用する武器は左程多くないからな」


こちらは東宝世界から供与された熱線砲などを装備した部隊。
主に信用できる国の部隊(各世界の日本に友好的な国々)へ優先的に配備されており、その火力は地底ロボ相手にも十分通用した。

これら余力のある部隊は苦戦する他味方部隊の手助けにも入っており戦線の崩壊を防いでいた。



「ダガー部隊はアグニの集中運用!敵一機一機に火力を集めろ!全く効かないわけじゃないんだ!」

「ジン部隊は抜刀!ライフルより重斬刀の方が効く!牽制するだけでいい!ダガー隊に近寄らせるな!」

「対艦刀だ。使ってくれ。俺の機体は腕のモーターが駄目になったんだ」

「戦術機とMSのサイズが近いのは僥倖だな。ありがたく使わせてもらう」

「やるじゃねえか騎士やろう」

「貴公も共和主義者にしては腕がいいな」

「ヘリや戦車隊は弾幕を!効かなくていい。噴煙や土埃で連中の目を見えなくするだけでいいんだ」

「KMF隊とヴァンツァー隊は地面を狙え。敵自体に攻撃は効かなくても周りの地形には通る。足元を崩してやれ!」


こちらは力不足の中でも力を合わせ奮戦する連合部隊の様子。
いがみ合う部隊も多かったが、初めから連携する部隊も多く存在していた。

彼等は事前の情報通り地底ロボ相手にも冷静に通用する兵装を集中運用。味方が他の敵を足止めしている間に各個撃破に努めていた。

このように第二陣の中にもきちんと対応できている部隊もおり第二陣もやられっぱなしというわけではなかった。
分母が多いだけあり、彼らのようなきちんと連携、対応できている戦線も多かった。

506 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/20(金) 20:45:07 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [173/292]
「スカイグラスパーはランチャー装備に換装!上空支援を行ってくれ!」

「ダガーは全部ランチャーかソードにして地上に降ろせ!他の装備にはするなよ!いいな!!」

「フラッグ隊やイナクト隊は統合軍のVF隊の援護。敵の正面には立つなよ。掠っただけでもバラバラだからな」

「ミサイルだよ!ミサイル!!KMF!ヴァンツァー!ノーマルAC!火力不足だってならミサイルで弾幕張って敵の足を止めてくれ!!」

「戦車隊は仰角を挙げて弾道射撃してくれ。自走砲の真似事でいい。とにかく敵の足を止めるのが先決だ」


徐々に戦場に慣れ始めてきた第二陣の動き。

余裕のある部隊の活躍や予備部隊、精鋭部隊の投入により徐々に戦線は落ち着きを取り戻し始めた。
そうなれば彼らもプロの軍人であるから体的にどう動くべきか理解し順次適切な対応を取り始めた。



「ゴットフリート一番、二番てぇー!」

「自分とアスランが突貫して敵の動きを止めます。皆さんはその援護を。アルゴスとグリンダの皆さんは今のうちに後退を」

「噂のコンパス隊か。俺たちも援護を手伝う。まだ余力はあるんでな」

「わ、私たちも残ります!今後ろには撤退中の負傷者たちがいて、ここを突破されるわけにはいかないので」

「気合入った奴らもいるもだな。よし坊主共!俺たちはあいつらの援護だ。敵の攻撃を通すなよ」

「フラガのおっさん人使い粗いんだけど」

「俺のフォビドゥンだとあいつらのビーム曲げられないんだけど」

「俺たちのPS装甲が一番効果があるって言ってもきついもんはきついんだぞ!?」


コンパス、グリンダ騎士団、アルゴス小隊の即席チームの戦い。

火消し用の予備戦力としていた彼等精鋭部隊は司令部の期待通りに戦果を挙げていた。

最も純粋に火力で劣るこの時期のKMFや地底ロボとまともに組みあうと引き裂かれかねない戦術機、PS装甲はあるとはいえエネルギー攻撃や物理的な衝撃はどうしようもないCE系MSなどはでは敵を止めきれないことも多かった。

このため各世界が投入した火消しの精鋭部隊は各々近場の味方と連携。敵の動きを止めながら艦砲射撃や対艦刀などの大威力攻撃を叩きこみやすい状況を作り出し対応していた。



「デストロイド隊はモンスターを守れ!あいつらの火力なら地底人にも通じる!」

「スパルタン隊!対艦刀は持ったなぁ!!いくぞぉお!!」

「まさかデストロイド スパルタンがこんなに活躍するとは…」

「トマホークやディフェンダーは突撃するスパルタン隊を援護!お前ら少しは援護を待て!!」

「スパルタ乗りに待つなんて女々しか奴はおらん!ワイらの役目は敵に近寄り叩き切ることじゃ!!」

「だーもう!消耗激しいんだから一旦後退して機体を整えろ!!」


こちらは統合軍(マクロス)の陸戦部隊の様子。

トマホーク、ディフェンダー、ファランクス。
原作よりも一足早くこの世に送り出された機体たちであったが、しかしその火力は地底ロボには余り通用しなかった。

このため統合軍陸軍は早々に当初の弾幕射撃で敵を圧倒するという戦術を放棄。

身の丈以上のデカさの対艦刀を担いだスパルタン隊による肉薄攻撃及びモンスター隊による重砲撃を主軸とした戦術に切り替え、その他デストロイド隊は援護に回らせていた。

自慢のデストロイドの多くが通用しなかったことに落ち込んだ陸軍であったが、そのせいか戦後は更なる大火力を求めるようになる。

507 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/20(金) 20:45:38 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [174/292]
「くそぅ。ネクストがいれば…」

「弱音を吐くな!それでも企業戦士か!!」

「ノーマルAC隊はミサイル兵装へ換装後、直ちに出撃してください!!」

「ハイレーザー車隊に敵を近寄らせるな!こいつら以外で防空戦力は期待できん!」

「まさかGAのクェーサー(大型四脚戦車)が要になるとは…」

「本社に鹵獲品ないか問い合わせろ!在庫がないならGAから買え!!!」


こちらはAC4世界から派遣されてきた各企業の部隊。

ノーマルACや通常兵器の火力では地底ロボには中々太刀打ちできず、GA製の大型兵器やインテリオル製のレーザーキャノンが数少ない有効打であった。



「こちらバーラット隊。突貫を開始する。援護してくれ」

「サイレント・アバランチ隊だ。貴君らを援護する。まさかイクバールの精鋭と肩を並べることになるとはな」

「BFFの精鋭部隊か。心強い。では突撃!!」

「敵の目と手足を狙え。動きを鈍らせるだけでいい。バーラットの奴らが安全に懐に入れるようにしやれ!!」


無論企業部隊もやられっぱなしではない。

イクバールのバーラット隊。BFFのサイレント・アバランチと言った精鋭ノーマルAC部隊はその名に違わぬ戦果を挙げていた。

本来ならば敵対しあう関係の彼等であったが、ここでは肩を並べ戦う戦友であった。



「う、うごおおお!!」

「いひ…いひひひ!!」

「うわああああ!!」

「こいつらただの人間じゃ!?」

「躊躇うな!撃て!そうじゃないとこっちがやられる!!」

「女子供老人まで突撃してくる…ここは地獄だ」

「ひ、人と動物が一体化していやがる…なんてことを」

「民間人だからと手加減してやれる余裕もなしか!!」


こちらは各国持ち寄りの歩兵部隊の様子。

百鬼帝国の角付き人間、邪魔大王国の呪術洗脳兵、ミケーネのサイボーグ改造兵。そして妖魔帝国のキメラ兵。

異世界の人類を助けるつもりで宇宙世紀に来た彼らを待っていたのは洗脳改造された民間人の我武者羅な突撃であった。
極力無力化するようにという通達はあったが、そんなことを言ってられる戦況でもなく、中央アジア、インドにおいては苛烈な鎮圧戦に発展する戦場も少なくなかった。

彼等はメンタルに多大なダメージを負いつつも、しかし同じ人間相手だったから故にいつもの訓練通りに対応できた。できてしまったのである。

508 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/20(金) 20:46:11 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [175/292]
「よし。こっちは収容所を一つ解放した」

「もう大丈夫だ。安心してくれ」

「ナチュラルのガキども…これを食え。美味いぞ」

「こっちは無事解放できたがF地区の方は酷い有様だったそうだ」

「自爆装置の解除に失敗して突入した部隊ごと…だったか」

「地底人共…ひでぇことをしやがる」


地底同盟の建てた人間収容所を解放するMU兵士たちの様子。

このような収容所は各地に建てられており、労働力または実験材料。そして人質として地底同盟に利用されていた。

これら施設に関しては自爆装置が置かれているところも多く、それの解除に失敗して部隊ごと焼かれる事案も多発するなど人類は対応に四苦八苦している。



「押せ!押せ!!押せぇええ!!」

「押し切られるな!性能差ではこっちが上だ!」

「囲んで叩け!孤立するな!単独で前に出るな!!数じゃこっちが上なんだ!」

「クソ人間め。倒しても倒しても次から次へと!」

「四方から対艦刀で串刺しだ!倒れろ化け物!!」

「後方の支援部隊を叩け!!あの火力が邪魔だ!」

「ち、地下から敵の反応!」

「ビビるな!前に出ろ!地底人なんだ!事前情報からも地底攻撃はあるとわかっていただろう!!」

「後方部隊を守れ!火力支援の要だぞ!?」

「ここは地獄だ…」


一進一退の攻防が続く中央アジア・中央ロシア戦線の様子。

物量で勝る人類側と質で勝る地底側の戦いは苛烈を極めており、双方地獄のような消耗戦に発展していた。

この後数週間に渡って激戦が続くがその隙に補給、回復した人類側の第一陣部隊がインド洋の打通に成功。
アラビア半島、アフリカ大陸東部への上陸を開始した。

これを受けて地底同盟側はインド亜半島から撤退。
中央アジアルートを通り欧州方面への合流を試みるが、それを座してみる人類でもなかった。

地底軍インド方面部隊の欧州への合流を阻止せんと中央アジア、中央ロシア方面にて人類軍の攻撃が苛烈化。
これに対して地底軍側も撤退する味方を援護せんと前に出て攻撃を敢行。

以降地底軍のインド方面軍の撤退が完了するまで両者一歩も譲らぬ激戦が更に続いてくこととなる。

509 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/02/20(金) 20:47:44 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [176/292]
投下終了

慣れない面子にも経験させて大勢を生き残らせねばならないが、そのためには相応の被害も受け入れねばならない矛盾…
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最終更新:2026年08月12日 09:43