662 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/03/06(金) 19:52:12 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [182/245]
ああ、我ら日本連合 クロス版 その24
「MU(マルチバース・ユニオン)第二陣とその支援部隊の攻撃は順調に中央ロシア、中央アジア、インド戦線の敵を拘束しております」
「想定通りインド洋の戦力はインド内陸部へ誘引され手薄になっています」
「よし。では行動開始。敵戦力が薄くなったとはいえ抜かるなよ。インド洋で見られた敵戦力は妖魔帝国が中心だからな」
「ウミウミウミ。インド洋打通作戦開始」
ユーラシア大陸にてMU(マルチバース・ユニオン)軍第二陣による攻勢が行われる中で始まったインド洋打通作戦。
先に戦っていた第一陣もただ休んでいたわけではなく、休息しながらも戦力の再編を進めていた。
その目的はインド洋の打通とアフリカとの連結回復である。
大目標としてはアラビア半島を打ち抜き黒海まで進軍。地底同盟軍が欧州に撤退する前に中央ロシアへ進軍した第二陣と合流し、敵戦力を大包囲するというもの。
このためロシア方面には東宝日本とEDF日本を狩猟とする大部隊が第二陣の後詰めとして派遣されており、作戦の成功率は決して低いものではなかった。
「さて。ウラル山脈を抜かれると流石に危ういが…止められるかな?」
「百鬼が誇る軍神自雷が何をいう。おぬしの指揮で出来ねば誰が出来るというのか」
「そこまで言われると照れが勝るな。その評価に値する働きをするとしようか…牛剣鬼。早速だがミケーネの暗黒大将軍と協力して敵戦力を分断してくれ」
「任された。老骨ながら武者震いに震えるわい!」
「あとはインド戦線にいるヒドラー元帥の動き次第だが…あやつのことだ。見境ない策を弄するだろうな」
ロシア戦線を預かる百鬼最高の軍神こと自雷将軍。
原作ではヒドラーの謀略で本編前に処刑されてしまったが、この世界では一早くブライに見いだされ八武衆の一人として取り上げられていた。
ユーラシアでは北部戦線を自雷、南部戦線をヒドラーが担当しており、此度の戦いでは北部へはミケーネ、南部では妖魔帝国と邪魔大王国が協力していた。
「人類軍の艦隊を確認!凄い数だぞ!?」
「海が3に船が7!海が3に船が7です!」
「動ける戦力を全て上げろ!急げ!!」
「大陸側にあれだけの戦力を動員しているのに…まだこれだけの余力があるのか!?」
インド洋に出現したMU軍第一陣の姿を見た地底同盟兵士の反応。
東アジア解放戦ではアジア一帯に広がり展開していた第一陣であったが、此度の作戦では正面戦力は第二陣に任せ、ロシア方面とインド洋方面に戦力を集中していた。
このためユーラシア内陸部に展開している第二陣ほどではないが、大軍がインド洋とロシアに出現しており、第二陣への対応のため手薄となっていた両地域の地底軍を動揺させた。
「ゴォオド!ゴオーガァン!!」
「ライディーンだ!ライディーンがいるぞ!!」
「駄目だ。ドローメと化石獣じゃ止められない!」
「おっと。俺たちコープランダー隊を忘れてもらっちゃ困るぜ!!」
「大型マグナムミサイルを喰らえい!」
「機動兵器部隊はライディーンに続け!!」
インド洋における戦いの様子。
東アジア解放戦に続きライディーンとコープランダー隊も参戦。
インド洋を占拠していた妖魔帝国と邪魔大王国の部隊を次々に撃破していった。
内陸のMU軍に戦力を取られインド洋の防備が薄くなっていた地底同盟にこれを止める術はなく瞬く間に制海権を奪われた。
663 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/03/06(金) 19:52:50 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [183/245]
「おのれライデェン!またしても立ち塞がるか!」
「ひひひ…正面の人類軍。後方のライディーン…西への逃げ道は空いておりますが…」
「十中八九誘いだろうな…」
「ロシア・中央アジア方面の百鬼、ミケーネも人類の攻撃に晒され身動きは取れないそうで」
「邪魔大王国の部隊も動きは鈍い…先行きは暗いな…」
「…ベロスタン祭祀長。ダルダン提督。ワシはここで退いても先はないと思う」
「どういうことだアギャール将軍?」
「ここで退いても行き先は欧州だ。戦力の差から良くて本隊が待つミケーネやロシアに拠点を置く百鬼の下請け。悪ければ肉壁にしかならない」
「ひひ…確かに。バラオ様の本隊と切り離された現状では戦力の補充も精々化石獣とドローメのみでございますなぁ」
「ではどうする?ここで徹底抗戦でもするか?」
「違う。抵抗はする。しかし反撃だ。残った戦力を注ぎ込み殴り返す。右往左往している百鬼のヒドラーや動きの鈍い邪魔のイキマたちの尻も叩いて残りの戦力を出させるのだ」
「しかし敵の数は膨大だぞ。海にはライディーンも来ている。ロシアや中央アジアの戦線次第では攻勢も破綻しかねない」
「ひひひ…しかし妙案かもしれませんぞ。懸念事項なロシア戦線はどうやら百鬼の自雷将軍とミケーネの暗黒大将軍が直々に指揮を取っているとのこと。
先の戦いも崩れ始めたのは我々の側でした。となれば我々のいるインド戦線さえ持ちこたえれば彼らも退く可能性は低いかもですなぁ」
「何より敵は様々な世界の人間が集まった即席の連合軍だ。一当たりした際にも動きがぎこちないのが見て取れた。こっちが主導権を握れれば勝機はある!」
「…どのみち他に取れる手も逃げることだけ…か」
「我々は腐っても悪魔だ。なら人間に怯えて逃げるよりも、攻めこみ連中を恐れさせるねきだ!違うか!」
「そうだ…そうだな。私たちは悪魔だ。人間を恐れさせるべきなのだ…忘れていたよ」
「ひ…ひひ…まさかアギャール将軍に気づかされるとは…このベロスタンめもバラオ様の傍を離れすぎ気落ち過ぎていたようですわ」
本隊と切り離され進退が極まったユーラシア駐留の妖魔帝国軍の様子。
いつもはギャグキャラなアギャール将軍が奮起。連敗に弱気になっていたダルダンとベロスタンを勇気づけ人類に対して反撃を行うことを決意させた。
「妖魔からの共闘の誘いか…」
「どうするイキマ。俺たちも邪魔の本国から離れすぎて手元の戦力は余り多くないが」
「いや。この際だ。残り全てを投入しよう」
「おお!ではこの反撃に参加するのだな!」
「参加はする。だが目的は別だ。俺たちはこの戦いで死んだこととする」
「え、どういうことだ?」
「戦死を偽装してヒミカ様の仇を取るために動き出すってことだ。本国も竜魔帝王の負傷で混乱している。抜け出すなら今だ」
「なるほど。今から姿を眩ませておいて、気を見て竜魔の背中を狙うわけか。俺は乗ったぜイキマ」
「な、なら俺も!竜魔帝王の横暴には嫌気がさしていたんだ!!」
「ミマシ、アマソ…助かる。幸い潜伏先には困らん。丁度いいから連中と合流しようと思っていたしな」
「あしゅら男爵たちか。信用できるのか?」
「呉越同舟程度はできるだろう。少なくとも互いの仇を取るまではな」
インドまで押し込まれていた邪魔大王国別動隊での会話。
ヒミカ時代からの幹部であったイキマ、ミマシ、アマソは竜魔帝王が実験を握ってからの待遇が悪かったこともあり虎視眈々と下克上、そしてヒミカの敵討ちの機会を狙っていた。
本国から距離があり、当の竜魔帝王もジーグとの戦いで負傷している今こそが目を逃れる好機と此度の反撃作戦によって戦死を偽装することを決めた。
この後上手いこと戦死に偽装しながら身を隠すことに成功。
同志を募っていたあしゅら男爵たちと合流し、それぞれの仇を討つために本格的に協力し始めることとなる。
664 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/03/06(金) 19:53:32 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [184/245]
「地底軍に動きあり!これは…敵の反撃です!!」
「直ちに上空の部隊に爆撃要請!後方の砲戦隊にも砲撃させろ!」
「こ、これは…駄目です!要請を中止してください!連中民間人を連れて進軍しています!!」
「なんだとぉ!?」
突如始まったインド戦線における地底同盟の反撃。
無論人類側も敵の反撃を想定していなかったわけではないので、逆にこれを粉砕するため常に航空戦力と砲戦戦力を待機させていた。
しかし地底軍側は捕虜としていた民間人を強引に部隊と共に進撃させる人間の盾戦法により人類側の阻止攻撃を防ぎ、乱戦に持ち込む腹積もりであった。
「敵は民間人を盾にしている!高火力兵装は使用厳禁!戦う際も周辺に気を配れ!」
「気を配れって…相手は構わず攻撃してくるんですよ。どうしろって言うんですか!」
「しかし民間人ごと撃ちぬくのわけにもいかん」
「肉薄して極力敵の動きを封じろ。それしか手はない」
「クソ。MSで特機に肉弾戦かよ!」
「いつもやってることだろ!つべこべ言うな!」
数と火力で勝っていたMU軍は、それらを封じられ途端に不利な状況での戦いを強いられることとなった。
性能、質量で勝る地底ロボ相手に各世界の機動兵器は近接戦闘を強いられると同時に戦場に連れ込まれた民間人の捕虜の保護も行わねばならなかった。
「ナ、ナチュラルのガ、ガキが…」
「どうした!ジョナサン!応答しろ!!」
「子供が文字通り盾に張り付けられているんです!攻撃できません!」
「クソぅ。連中なんでもありか!!」
MU軍の中には他世界の人間のことなんぞ知るかよぉ!と啖呵を切っていた兵士も少なくなかった。
しかし現実に傷だらけの民間人が突撃させられる様子、彼らが括りつけられた装甲、盾を見て引き金を引けるような人物は少なく、凡そ過酷な戦場の現実というものを思い知る羽目となっていた。
「人間連中は腰砕けになっているぞ!そのまま進め!」
「攻撃する際は連れてきた民間人を巻き添えにしてもいいが全滅はさせるなよ。盾がなくなれば敵も容赦なく砲撃や爆撃を行ってくる」
「接近戦ならこちらに分がある!」
「人類に悪夢を!妖魔帝国に栄光を!!」
妖魔帝国が主軸となったこの攻勢は瞬く間にMU軍を押し込んでいった。
インド中部まで進んでいた戦線はミャンマーまで後退することとなり、亜熱帯の地にて悪魔との激闘が続くこととなった。
「百鬼ロボ軍団よ進め!人間ごと敵軍を踏み潰すのだ!!」
「ヒドラー元帥大分やる気だな」
「ああ。ロシア・中央アジア戦線で自雷将軍が戦果をあげているみたいで、それに対抗しようって腹積もりらしい」
「民間人を盾にする作戦でか?」
「やめろ。そんなこと聞かれたら元帥に粛清されるぞ。あの人は敵だけじゃなく味方にも容赦ないからな」
妖魔帝国が始めた反抗作戦には南方戦線を担当していた百鬼のヒドラー元帥も自前の戦力を多数参加させていた。
ライバルである自雷将軍がロシア・中央アジア戦線で活躍しているの対してヒドラーは東アジアの防衛線からここ最近良いところなしだったからである。
妖魔が提唱した民間人を盾とする人間の盾作戦にもノリノリで何なら大事な盾である捕虜ごと踏み潰す勢いで攻撃を進めていた。
これに関しては流石の百鬼とは言え後味が悪すぎると南方戦線に参加している招聘を中心に反発意見もあったがヒドラー元帥はこれに対して綱紀粛正を行い物理的に黙らせた。
東アジア戦線の陥落、ゴジラ相手に科学要塞島を守れなかったことと合わせヒドラーにはもう後がないのだ。
665 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/03/06(金) 19:54:13 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [185/245]
「こちら第77歩兵連隊。これより突入を開始する」
「護衛はアルトマー卿のKMF隊とUSNのヴァンツァーが担当する。民間人を助けるぞ」
「MS隊が敵の動きを止めているうちに人質を引きはがせ!」
「保護した民間人は小型機の保護ポッドに順次入れて後方へ!」
「踏まれることにビビるな!民間人を助けられないことにビビれ!」
人間の盾戦法を押し出してきた地底軍相手にMU軍は歩兵部隊の積極的投入を開始。
味方機動兵器部隊が敵の動きを止めている間に歩きで連れられた、または文字通り敵の兵器に括りつけられた人々を歩兵部隊が肉薄し奪還するという役割である。
無論巨大兵器同士の戦闘のただなかに飛び込むため歩兵部隊は大きな損耗を被ることとなったが、歩兵部隊の損耗率と民間人の救出率は比例していた。
またこの救出用歩兵部隊の掩護、民間人の救出、救出後の運搬などにはKMFやヴァンツァーと言った小型機が活躍しており、歩兵部隊の友であることを印象付けた。
「ワイヤーで動きを封じろ!」
「足だ!足を切って鈍らせろ!」
「スナイパー隊。ピンポイントで敵の頭だけ狙えるか?」
「やってみよう。その後のフォローを頼む」
強制的な乱戦の発生はインド方面のMU軍の動きを確実に鈍らせていた。
しかしいつまでも人の盾の衝撃に蹲る人類でもなく、極力民間人の被害を抑える戦い方を編み出していった。
「さて。外聞の悪いことは妖魔と百鬼に任せ我々は裏から人類を攻略するとするか」
「諜報軍の水陸両用戦闘獣隊及び地獄大元帥の妖機械獣隊共に準備は整っております」
「人間共の目が前線に向いている隙に退路を断つとしよう。目標はアンダマン海、タイランド湾、そしてマラッカ海峡の掌握だ!」
こちらロシア戦線に左遷された暗黒大将軍の代わりにミケーネの
アジア方面軍の指揮を取っているミケーネ諜報軍のアルゴス長官とヤヌス侯爵の様子。
暗黒大将軍と比べ手段を選ばない諜報軍であったが、恥も外聞もなく捕虜の民間人肉盾にするのは流石にどうよ?という雰囲気もあり、妖魔の主力部隊とは別に動いていた。
ミケーネは戦士の文化。恥は何よりも避けるべきことである(原作では定期的に民間人利用して罠張っていたけど)
このため諜報軍は水陸両用部隊を用いてマラッカ海峡を封鎖。
インド洋に進撃しているMU軍第一陣の背後を絶つための行動に出ていた。
「インド戦線からの反抗作戦が大分順調なようだ」
「人間の盾を使ってだがな」
「効率的ではあるが…」
「気に食わんやり方だ。そのせいであのアルゴスですら極力前に立とうとせん。妖魔の連中は戦士の矜持を知らんのだ」
「どのみちここからではヒマラヤ山脈が邪魔で効率的な援護もできんしな」
「つまるところ人類共はインド方面と中央アジア・ロシア方面で分断されたわけだな」
「今のうちにこちらも攻勢に出たいが…いやはや敵が強い。まさか私と将軍閣下が手を合わせても押しきれんとな」
「人類は決して弱くない。こちらにはゲッターやマジンガーも来ている。平押しなんぞ通用せん」
「では連中を広大なロシアや中央アジアで引きずり回しながら消耗を待つとしようか」
百鬼の自雷将軍とミケーネの暗黒大将軍の会話。
彼等は妖魔が用いた人間の盾戦法に否定的であったが、その効率は認めている模様。
最も彼らが担当しているロシア・中央アジア戦線は物量で勝るMU軍相手にも互角に戦っており、一々そのような非道すぎる戦法に頼らなくても良いという理由も存在していた。
最もこちらはMU軍の第二陣の他にEDF、東宝自衛隊、マジンガーチームやゲッターチームも参戦している激戦地であり地底同盟側は両将軍の力を以てしても押し込めないなど決して楽観し出来ない戦況であった。
666 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/03/06(金) 19:54:55 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [186/245]
「邪魔だ!どけ妖魔!!」
「いいや。ここは通せんよライデェン」
「捕虜を一カ所に集めれば来ると思ったわ」
「ひひひ…ここは貴様を地獄に落すための処刑場」
「お前らは…アギャール!ダルダン!ベロスタン!!」
「人間の盾など貴様を誘い込むための罠にすぎん!」
「我ら三人衆ここで貴様を打つ!」
「バラオ様の悩みの種。ここで断ち切ってさしあげましょう」
妖魔帝国がトアル場所に大量の捕虜を集めているとの情報を得て急行したライディーンチームと待ち構えていた妖魔の幹部チームの会話。
人間の盾戦法は人類の攻撃を鈍らせる以外にもライディーンを誘い込むための罠でもあったのだ。
「巨烈獣アギャール!」
「巨烈獣ダルダン!」
「巨烈獣ベロスタン」
「「「我らの名を関した巨烈獣!その真なる姿を見よ!」」」
「なに!?三体の巨烈獣が合体だとぉお!!」
「「「三体合体巨烈獣アギャダスタン!貴様を地獄へ送る巨烈獣の名よ!!!」」」
三体合体巨烈獣アギャダスタン。それはアギャール将軍、ダルダン提督、ベロスタン祭祀長三人が乗り込んだ各々の巨烈獣が合体した姿である。
三体合体巨烈獣の強さは巨烈兄弟の二体合体巨烈獣を超えるもの。
全高130m以上というライディーンの2.5倍に迫る巨躯、質量だけでも脅威となる恐ろしい敵であった。
「どうしたライディーン!その程度か!」
「おっと。しかし派手な動きは慎んでもらおう」
「ひひ…こちらには大量の捕虜がいる。奴らがどうなってもいいのかな?」
「クソ…汚いぞ悪魔ども!!」
「何とでも言え!我らは悪魔!人を貶め、人を恐怖させ、人を呪う存在よ!!」
「我らにとっては罵詈雑言も悪名も賛美の如きよ」
「ひひひ…花はないですがこのまま嬲り殺しといきましょうか。確実に息の根を止める!!」
強力な三体合体巨烈獣。集められた捕虜たち。周辺に蠢く大量のドローメと化石獣。
捕虜のせいでこれと言った抵抗のできないライディーンは追い詰められていた。
卑劣な手を使う妖魔帝国に手も足も出ないのか? しかし三幹部は失念していた。この世界では勇者は一人ではないのだ。
667 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/03/06(金) 19:55:39 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [187/245]
「トドメだライデエン!!」
「地獄に落ちるんだな!」
「それはお前たちの方だ!!!」
「何奴!?いや、この攻撃は!この声は!!」
「偉大なる勇者。グレートマジンガーと剣鉄也!ただいま参上!!」
「馬鹿な。貴様らはロシアで暗黒大将軍や自雷将軍に足止めされているはず!!」
「それは甲児とゲッターチームが担ってくれた。まあヒマラヤ越えはいささか冷えたがな」
「まさか…貴様!捕虜たちはどうした!!」
「拠点に何十体の化石獣がいると思うんだ!」
「人類を舐めるなよ。戦えるのは俺たちだけじゃない。民間人の人質はマジンガー軍団の皆やコープランダー隊の面々が既に救出している」
「お、おのれグレートマジンガー!おのれ剣鉄也!!」
「立てるか洸」
「ああ、助かったよ鉄也さん」
「何お互い様さ。では行くぞ!今日はグレートとライディーンでダブル勇者だ!」
ライディーンの窮地を救ったのはもう一人の勇者。グレートマジンガーであった。
妖魔帝国の卑劣な戦法に苦戦するインド方面軍を手助けするためロシア・中央アジア方面の特機チームも部隊を分散。
グレートマジンガーが派遣され更に中央アジアに派遣されるはずであった光子力研究所のマジンガーチーム(強化改装完了)が急行。
その途中で敵の罠に嵌っていたライディーンの情報が届いたため、ライディーンと捕虜となった民間人を助けるべくマジンガーチームはコープランダー隊と合流。捕虜収容所を襲撃し見事人質を助け出した。
グレートはそのままライディーンのところへ急行。三体合体巨烈獣に苦戦するライディーンと洸を助け、ここにダブル勇者が揃うこととなった。
「ゴッド!ゴーガァン!!」
「サンダァアア!ブレエェクゥ!!」
「ライディーンの矢に雷が纏われて!?」
「ゴッド!ブゥウウーメラン!」
「ブレストファイヤァア!」
「なに!?ブーメランが赤熱して飛んでくる!!」
「ゴッドブレイカー!」
「マジンガーブレード!」
「「ダブルブレイブソード!!!!」」
「馬鹿な…このアギャダスタンが敗れる…!」
「おのれおのれおのれ!ここまでしても!ここまでやっても負けるというのか!!!」
「お許しをバラオ様。ご武運をバラオ様。我ら地獄の底であなた様の必勝を祈っております!」
「「地獄の悪鬼!二人の勇者が討ち取ったり!!!」」
668 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/03/06(金) 19:56:26 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [188/245]
人質もいなくなり反撃開始したライディーンとダブル勇者できた!と内心テンション上がっていた鉄也さんのコンビに撃たれる妖魔帝国の三幹部と三体合体巨烈獣。
一連の戦いでインド戦線で用いられていた人間の捕虜の多くが解放され、更に主力を担っていた妖魔帝国南方方面軍も指揮官である三幹部と手勢の多くを失い瓦解。
続いて邪魔大王国も指揮を取っていた三幹部が一部の戦力ごと姿を晦まし戦場から離脱。
人質の多くが救出されたことで自慢の火力を活かせるようになったMU軍は残ったヒドラーの部隊に火力を集中させ、これの攻勢を破砕することに成功する。
生き残ったヒドラーの南方方面軍は人類の苛烈な追撃に合いながらも西アジア方面へ撤退を開始。
これを支援するためアンダマン海で活動していたミケーネの諜報軍は戦力を引き上げる羽目となり、更にロシア、中央アジア戦線からも自雷将軍の部隊が援護に駆けつけねばならなくなるなど地底同盟のユーラシア中央防衛線は瓦解することとなる。
「グレートマジンガー…剣鉄也が私の首を差し置いて味方の救援に行くとはな…ふふふ…戦士として成長したということか」
「暗黒大将軍閣下!敵の攻勢が激しさを増しております!自雷将軍の部隊がヒドラー元帥の救援に抜けた今となってはこれ以上の戦線の維持は…」
「言わずともわかっておる。ウラル山脈に撤退せよ。山脈とアラル海とカスピ海との間に防衛陣地を作り、敵の活動幅を狭めよ。ここからが戦の本番ぞ!」
ロシア、中央アジア戦線でミケーネと共闘していた自雷将軍は西アジアへと撤退するヒドラーの部隊救援のために部隊を大きく割かねばならなかった。
必然両戦線における地底同盟軍の陣容は薄くなり、これを見逃す人類でもなかった。
体勢を整えた中央アジア、ロシア方面のMU軍はマジンガーZ、ゲッタードラゴンを先鋒として薄くなった敵防衛線を食い破ることに成功。
こうなると元々数で勝る人類が押し込み始め、地底同盟はウラル山脈、カスピ海、アラル海を用いた防衛線まで撤退を余儀なくされた。
またこれによりロシア担当のミケーネと中央アジア、南アジア担当の百鬼帝国は分断されることとなり、戦力が分散。
数で勝り多方向から同時進撃を得意とするMU軍の有利に傾いていき、西アジアから中東では撤退し欧州の部隊に合流するヒドラーの部隊とそれを追撃するMU軍、その追撃を邪魔しようとする地底同盟部隊による激戦が展開されることとなる。
今回の戦いにおいて邪魔大王国と妖魔帝国は事実上ユーラシア戦線から脱落。
戦況の天秤は人類側へ大きく傾くこととなる。
669 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2026/03/06(金) 19:58:27 ID:FL1-60-236-166-101.kng.mesh.ad.jp [189/245]
投下終了
次はヒドラー最後の挽回とするか、宇宙の戦いを写すか迷う…
最終更新:2026年08月27日 14:47