38 :アドニス:2012/06/07(木) 23:45:06

ネタSS 『とある半島の主要産業』



大韓帝国。
それは朝鮮半島に存在し、小中華思想を持つ、独立国家(笑)である。
しかし、この韓国は国際社会における知名度が極端に低い。
隣の大日本帝国は『列強筆頭』、『世界最強』、『有色人種の盟主』といわれて抜群の知名度を持つのとは大違いで、欧州諸国では韓国なにそれ?どこの国?という状態であった。
それもそのはず、韓国は近代化の波に乗り遅れた小国に過ぎないし、世界史的にもまったく無名の国家であるからだ。

そんな韓国を日本は保護国としたが、日本は韓国の外交権を取り上げて、たまに助言という形で内政に多少干渉するだけだった。
実のところ、史実を知る夢幻会は朝鮮半島は国防上放置できないが、韓国なんぞに関わるのも鬱陶しく、本音でいえば朝鮮半島が沈没するなり異世界に転移するなりしてくれたら面倒がなくて良いとまで思っていた。

その韓国は、大戦で保護国でありながら裏切り行為をしていたことで日本の不信感をさらに高めていた。
それは日本政府だけでなく、その裏切り行為を題材にした映画が作られて放映された結果、民間でも日韓関係は冷え込んだ。
こういえば予想できるだろうが、この映画はアホな民間が韓国に投資するのを防止するためにプロバカンタとして夢幻会が製作された国策映画であった。
日本政府、正確には逆行者の特定アジア諸国に対する敵意はそれほど凄まじかった。

39 :アドニス:2012/06/07(木) 23:45:51

195×年
1940年代から韓国は皇帝と日本の支持により軍事独裁政権が誕生しており、改革が進められていたが、この時期の韓国軍部は良い感じに腐敗していた。

日本の肝いりで軍事政権樹立直後から、韓国は重犯罪者をソ連に奴隷として売却を進めていた。
この重犯罪者を奴隷としてソ連に売却したのは日本の助言からだった。(表向きは国外追放)
異常気象で食糧事情が悪化した韓国には重犯罪者を禁固刑にして無駄飯を食わせてやる余裕はないし、日本もそんな事で余計や支援などしたくない。
結果として刑務所の経費削減もかねて奴隷貿易をやることになったわけであるが、実際にはソ連に買いたたかれたとはいえ奴隷がそれなりに売れたことで懐が暖まった韓国はこれに味をしめた。
すぐに重犯罪者だけでなく軽犯罪者まで人身売買の対象になり、体制に反発する反動分子なども売られる様になった。
更に密告を奨励した為、無罪の者が有罪となり売却されるという事態が多発してしまい、韓国人はお互いに疑心暗鬼となりつつも人身売買を主要産業として外貨を稼いでいった。

しかし、実の所これらは夢幻会の想定範囲のことだった。
当時夢幻会は韓国への支援をしたくないが、あまりに貧富の格差が広がりすぎると嫉妬や逆恨みからテロの温床になりかねないから、しぶしぶ軽工業に関しては最低限で食料生産に関してはある程度支援した。
とはいえできるだけ支援をケチりたいし、韓国に余計な力を付けさせたくない。
そもそも韓国は農業に向いた土地が少なく農業生産が低いから人口は削りたいというのが本音である。
韓国を市場として求めていない日本にとって、韓国人など五百万人以下でも十分だったので、余剰人員はソ連に使い潰して貰う方が都合が良い。
ついでにいえば韓国人の反感を同じ韓国人に向けさせることで、日本に対する逆恨みや嫉妬を逸らしたいという思惑もある。

一方、顧客であるソ連もより多くの資源を採掘して日本に輸出しておきたかった為に奴隷を酷使していた。
そのため奴隷の消耗も激しく毎日多くの奴隷の死体を墓地に運ぶのが日常茶飯事となっていたので、常に奴隷は補充しておきたかった。
だから韓国から奴隷を買いたたくのはソ連としても利があった。

こうして韓国の産業は、韓国、日本、ソ連の利が絡んで発達する事になる。

(終)
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最終更新:2012年06月08日 00:13