71 :New ◆QTlJyklQpI:2012/06/24(日) 02:48:13

ゲート1971ネタSS ~軍事協奏曲~

1971年に開通したゲート。
米ソが滅んで日英陣営と独仏伊の枢軸陣営が対立する異世界に米ソは色々な面で驚愕することとなったが
歓迎式典と名の太平洋の覇者となった大日本帝國の軍事兵器の誇示は両陣営の軍の顔を蒼くさせた。


「戦略級戦艦に巨大空母。しかも巡洋艦にノートン・サウンドに搭載予定の新型システムを搭載してるフシがある」
「戦闘機の性能が・・・・・F-14で何とか互角とは何の冗談だ・・・・・新型(F-15)でも果たして」
「複合装甲に滑空砲?MBT-70がポシャったのにどうしろと?ネ?」

米国の陸海軍を中心にベトナム戦争をしつつも在日米軍の海空戦力を増強しなければならない状況に頭を抱えていた。

そしてソ連でもそれと似たような状況に陥っていた。

「帝国の戦車がT-64以上だと!」
「ようやく飛行したMiG27でもあの戦闘機には・・・・・」
「・・・・・・・・・( ゚д゚)ポカーン(海軍)」

両陣営は軍事力の質に危機感を募らせ、政府に軍事予算を要求。政府としても対抗せざる得ない故に
増強されるものの核ミサイルなどの増強も含み史実を超える軍事費に悲鳴が上がり始めた。

そして、日本国では・・・・・・・・・・

「ひゃっはー!いいなあw。あの戦車はイイナア♪」
「見ろよこの戦闘機!ゾクゾクするだろ!」
「YAMATO!YAMATO!YAMATO!」
「この予算を見てくれ、どう思う?」
「「「すごく・・・・不可能です♪」」」

未だ怪獣映画のヤラレ役な61式戦車から新型(74式)などを開発していた陸上。
国産の戦闘機(F-1)を計画し、F-4戦闘機のライセンス生産の目途が立っていた航空。
ミサイルを利用した護衛艦を配備しようとしていた海上。
全自衛隊は政府役人のオーダー「今の予算内で対帝国用防衛計画作れ」という無茶ぶりに
帝国軍の兵器を見ながら「超☆サイコー」状態に陥っていた。
その後「もう、クーデターしないか?」というくらいの政府の要求に霹靂しつつも自衛隊は奮闘する事になるが
帝国軍から「兵器見せたからお前らのも見せて」というお願いに「後生だ!見ないでくれ!俺らのこのザマを見ないで」
と悲鳴が上がるのに時間は掛からなかった。

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最終更新:2012年06月24日 17:31