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提督たちの憂鬱 第10話
登場人物一覧 1/4
1938年 ミュンヘン会談前
『第二次世界大戦のフラグイベントであるミュンヘン会談。
この大イベントを前にして歴史は再び動こうとしていた。』本編10話より抜粋
メキシコ石油国有化政策:米国は激怒。
嶋田繁太郎:会合出席。
辻正信:会合出席。黒さに定評がある。
在墨日本資本と邦人の安全確保を急がせる。
『「失礼ですね、私は清く正しいことに定評がある男ですよ?
黒さなんて二次元以外で売りにはなりませんよ」
)』本編10話より抜粋
外務省:会合出席。会合へ報告。
『「メキシコの石油国有化政策に米国は激怒しています。
オイルメジャーや民主党南部州議員もメキシコ討つべしと」
「メキシコ政府が国有化を撤回する可能性は?」
「メキシコ政府は国有化した際に、オイルメジャーに補償を行うので問題はないと
主張して譲りません」』本編10話より抜粋
情報局:会合出席。会合へ報告。
『「メキシコでは外貨貯金を行う富裕層が激増しています。
一方、米国では軍需関連株が値上がりしています。
米政府はメキシコに警告を行いつつ、連邦軍を
アメリカ・メキシコ国境沿いに集結させています。
これは脅しの範疇ではないでしょう」』本編10話より抜粋
その他出席者たち:米国の横暴さに、危機感を募らせる。
張作霖:名前だけ登場。米軍の圧倒的な物量と支援により国民党相手に優勢に進める。
蒋介石:名前だけ登場。
スターリン:名前だけ登場。
米国:匪賊対策と張作霖からの要請を盾にして、内陸進出を狙う。
日本が米国と対立すれば喜ぶのは蒋介石とスターリンだけなので、
今は米国の思うようにさせる他ない。
1938年 第二次米墨戦争
米国:石油資源の国有化を撤回させるべく、武力介入を開始。
ロング:名前だけ登場。
『中国内戦や軍事力増強によってある程度の景気回復を成し遂げ、
かつ大陸に確固たる足場を築くことに成功したロング政権に対して強く反発するものはいなかった。
また相手が大して犠牲を出すことなしに勝てるであろう、
メキシコであったことも、国民の支持を後押ししていた。』本編10話より抜粋
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1938年9月29日 ミュンヘン会談
『メキシコ軍が国境に集結した米軍にボコボコにされている頃、
ヨーロッパでは遂に第二次世界大戦のフラグイベントである
ミュンヘン会談が開催された。』
『日本の予想通り、連合側が譲歩して終わることになる。ミュンヘン会談が終わったあと、
日本は第二次世界大戦がほぼ史実通りのスケジュールで開戦されると判断して、
遣欧軍の派遣準備に取り掛かる。』
『国際秩序維持を名目に日本はドイツを潰して彼らの技術を収奪し、
二回目の対ドイツ戦争を通じて日英同盟の本格的復活を目論んでいたのだ。』本編10話より抜粋
夢幻会会合
嶋田繁太郎:会合出席。
伏見宮博恭王:会合出席。
東条英機:会合出席。
辻正信:会合出席。
近衛文麿:会合出席。
白洲次郎:会合出席。夢幻会協力者。
遣欧軍:独逸に多くの恨みを買っているという理由で英仏から拒否される。芬蘭義勇軍にスライド。
『「遣欧軍は必要ないと?」
「はい。英国は日本が遣欧軍を派遣せずとも、
いずれドイツは軍拡の重みに耐えかねて自壊すると言っています。
加えて『我が国』はドイツから恨みを買っていますから、
悪戯にドイツの敵意を買いたくないと。これにはフランスも同調しています」』
『「また大西洋において、英国は米国との関係を第一と見做しており、
下手に米国を刺激して、関係を悪化させたくないとのことです」』本編10話より抜粋
日英同盟:日英同盟を基軸とし、米国の圧力をかわす戦略は瓦解。
『夢幻会が練っていた第二次世界大戦の戦略は、
彼ら自身が取ってきた行動の結果、瓦解した……因果応報とはこのことだろう。
自分達が最善の行動と思い実施してきた政策が、
日本への警戒感、不信感、反感を高めることについて、
彼らは若干過小評価していたのだ。』本編10話より抜粋
フィンランド:本格的支援が決定。
『「ソ連の勢力圏を欧州方面で拡大させるとなると、フィンランド支援はやめますか?」
嶋田の問いかけに、辻は首を横に振る。
「いえ、ここは冬戦争でソ連に痛い目に遭ってもらい、
ソ連軍の兵器の開発を加速させるのが良いでしょう」
「……独ソ戦で張り合ってもらうために、ですか?」
「それと、ソ連の目を欧州にひきつけるためにも、です。
フィンランド軍には頑張ってもらわないと」』本編10話より抜粋
芬蘭義勇軍:1個旅団(戦車連隊1個、歩兵大隊1個、砲兵大隊2個、戦闘工兵大隊1個、輜重大隊1個)
2個航空戦隊、鳳翔戦闘機隊。義勇軍司令官杉山元。艦隊運用南雲忠一。
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ソビエト連邦
スターリン:協議中。日本に対する調査を指示。中国共産党への支援強化。
モトロフ:協議中。
べリヤ:内務人民委員部(NKVD)内務人民委員。協議中。
重光葵:駐ソ特命全権公使。名前だけ登場。
張作霖:名前だけ登場。北満州の権益を狙っている為ソ連は警戒している。
フーバー:名前だけ登場。反ソ連派。
マッカーサー:名前だけ登場。反ソ連派。
浸透工作:『ソ連の浸透工作は、米国奥深くに及んでいた。
比較的リベラル派が多い国務省などでは、特にこの工作は効果を発揮していた。
一方でFBIのフーバー長官や、陸軍のマッカーサー将軍などが共産主義を毛嫌いしており、
米国内でも親ソと反ソで勢力が分かれていた。』本編10話より抜粋
中国共産党:ソ連は中国共産党を使って日中・日米分断工作を推し進める。
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中国
『ソ連が日中分断、日米分断を画策している頃、中国では米・張作霖連合軍によって
蒋介石率いる国民党が危機に立たされていた。』本編10話より抜粋
国民党軍:『ドイツ、そして日本とソ連から輸入した兵器で応戦していたが、
敵軍の圧倒的物量にはついぞ敵う事は無かった。
上海は敵軍の敵に落ち、南京や武漢といった華中の中心都市へその戦火は及びつつあった。
しかしここで蒋介石は屈服するつもりはなかった。
彼は重慶に首都を移して徹底抗戦の構えを見せた。』本編10話より抜粋
『「南京は兎に角、華中の中心都市である武漢まで落ちるとなれば、もう降参しても良さそうですが」
米軍は匪賊対策を口実にして、上海の外にも打って出るようになっていた。
このために張作霖は米軍から潤沢な支援を受けていた。
一方の国民党軍は空軍は壊滅状態。制空権は無く、補給についてもお寒い限りであった。
彼らは督戦隊をつけて、さらに兵士を麻薬漬けにして戦線を維持していたのだ。
ちなみにその麻薬は日本が横流ししている。』本編10話より抜粋
夢幻会会合
嶋田繁太郎:会合出席。
海軍関係者:会合出席。
東条英機:会合出席。
杉山元:会合出席。
辻正信:会合出席。土肥原と組んで、中国国内を撹乱していた。重慶租借を提案。
土肥原賢二:会合出席。辻~んと組んで、中国国内を撹乱していた。
倉崎重蔵:会合出席。高齢ながら、まだまだ現役。
近衛文麿:会合出席。福建省の分離独立を提案。
『「……ふふふ、辻さん。世の中には実利よりも、虚像のほうを選ぶ人間が多いのですよ。
一銭の得にもならないような幻想を、尊いと思い行動するのが人間なんです。
そして幻想に入り浸った馬鹿が権力を握ると、時に制御不能な事象が起こる」』
『この近衛の予言めいた台詞は、第二次世界大戦勃発と
前後して起こった事件によって証明されることになる。』本編10話より抜粋
最終更新:2012年08月03日 19:52