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提督たちの憂鬱 第13話登場人物一覧 1/4

『フィンランド・日本の連合軍がソ連軍を相手に激戦を繰り広げている頃、
中国大陸は小康状態を維持していた。
日本やドイツが重慶周辺の土地を租借して、国民党の盾となったことに加え、
張作霖もこれ以上の戦線拡大は厳しいと判断したからだ。』本編13話より抜粋

張作霖:重慶攻略作戦の為軍備増強と占領地の統制に力を入れていた。
特に共産党狩りを行う。共産党対策は、欧米の資本家、
そして日本の支持を受けるには丁度良かった。

蒋介石:名前だけ登場。

中国共産党:追い詰められた中国共産党は、張作霖暗殺を計画。
日米は察知できなかった。

張作霖暗殺事件発生:張作霖が乗った列車が北京郊外で爆破され死亡。

夢幻会会合

『予想外の報告を受けた夢幻会は驚愕し、そして狼狽した。』本編13話より抜粋

嶋田繁太郎:会合出席。

伏見宮博恭王:会合出席。最終的な決断を下す。

『「あらゆる場合を想定して調査を行うことにしよう。
あと米ソ中三ヶ国の軽挙妄動に備えて暫くの間、警戒を強める」』本編13話より抜粋


辻正信:会合出席。

東条英機:会合出席。

『夢幻会の決定によって、直ちに日本政府は
在中の諜報員を総動員して調査を開始した。』本編13話より抜粋

米国政府:中国でのテロ対策と称して在中米軍のさらなる増強を発表。
奉天軍への旧式艦艇譲渡を検討。

上海:要塞化して中国への強固な橋頭堡としている。

呉鎮守府司令長官執務室

嶋田繁太郎:中国関連の報告を受け苦い顔をした。
陸軍や海保と連携した哨戒網の拡充等地味で面倒な仕事にぼやきつつ着手。

『青島に中国海軍、上海に米海軍、陸軍航空隊が出張れば、日本のシーレーンは危機に瀕する。
彼らが圧力代わりに嫌がらせをする危険性もあった。
シーレーンを守ることが存在理由である海軍にとっては、
それは許容できるものではない。』本編13話より抜粋

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米国の強引な中国進出

『米国の強引な中国進出は、日本国内でアメリカに対する警戒感を喚起することになった。

「このままではメキシコや中国の二の舞になる!」

現政府のやり方に不満を抱く人間達はそういって民衆を煽り立てた。
夢幻会は世論操作を目論んだが、あまりに米国のやり方が露骨なために、
さすがにフォローすることができず軍拡機運が高まっていく。
日本政府としては必要以上の軍拡は財政破綻を引き起こしかねないので躊躇したが、
民意を完全に無視することもできなかった。
何しろ日本はあくまでも民主主義国家であるのだ。そしてその民意は海軍の増強を、
特に国家の象徴である戦艦の建造を求めるようになる。』本編13話より抜粋

大蔵省次官室

辻正信:独逸が戦艦に心血を注いでいる間に企業買収で技術やプラント奪取。
ハインケルンやフォン・ブラウン等の技術者確保。
アルゼンチンなど幾つかの中立国を経由して来日予定。

戦艦の新規建造を求める記事を読み深いため息をついた。

『「正面から米国と遣り合って勝てる訳がないだろうが……」』

『「国民の不安を利用して、野党は政権を取ること、
マスコミは部数を稼ぐことしか頭にない。全く、どいつもこいつも」

辻は髪を掻き毟りつつ、ぶつぶつと不満を漏らす。
普段の辻の姿を知る人間からすれば天変地異の前触れとしか思えない行動だった。
勿論、辻もそのことを自覚している。こんな行動をするのは、
彼が信頼している人間の前だけだ。』本編13話より抜粋

高橋是清:近衛内閣大蔵大臣。夢幻会協力者。辻~んと共に景気対策に辣腕を振るう。

『彼らの努力の結果、黒部ダムと関連の水力発電施設は無事に建設され電力不足は大幅に解消。
北海道、東北地方の開発も順調に進んだ。東北地方で娘を売りに出さざるを得ない貧農も大幅に減り、
多数の日本人が史実よりマシな生活を送れるようになっていた。』本編13話より抜粋

岸信介:名前だけ登場。夢幻会協力者。

ハインケルン:名前だけ登場。アルゼンチンなど幾つかの中立国を経由して来日予定。

フォン・ブラウン:名前だけ登場。アルゼンチンなど幾つかの中立国を経由して来日予定。

285 :4:2012/08/27(月) 09:35:18
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冬戦争 

『ソ連軍の攻勢が頓挫してから、冬戦争は小休憩に入っていた。
ソ連軍は総司令官をティモシェンコに交代。同時に各地から抽出可能な部隊を集めて
フィンランド総攻撃の準備に取り掛かった。』本編13話より抜粋

スターリン:日本・在中米軍を警戒してシベリアの部隊動かせず極東からの兵力抽出は却下。
しかし航空戦力を増援として派遣。スペイン内戦で活躍したパイロット達を送る。

セミョーン・チモシェンコ:芬蘭侵攻作戦総司令官。
シベリアの精鋭部隊を芬蘭戦線に送るように直訴したが、却下される。

極東軍:シベリアの精鋭部隊。極東から日本・在中米軍警戒の為動かせず。

『ソ連弱体化工作を仕掛け、軍や政府機関の弱体化に勤めていた。
これによりソ連極東軍は麻薬、賄賂が横行するようになり骨抜きにされていった。
さらに日本は 亡命してきたロシア人女性や亡命者の娘をスパイに仕立てて
ハニートラップまで仕掛け、極東軍の内情を粒さに把握している。』本編13話より抜粋

芬蘭軍最高司令部

杉山元:大将。遣欧軍司令官。レニングラード空爆をマンネルハイム元帥に提案。
空爆計画を練る傍らで、夢幻会の面々と協議を重ねる。

『「フィンランド・ソ連の停戦が成立しない場合、
フィンランドの敗北が決定的になった場合、義勇軍を早急に引き上げる」』本編13話より抜粋

南雲忠一:遣欧艦隊司令官。レニングラード空爆をマンネルハイム元帥に提案。

マンネルハイム:元帥。芬蘭軍総司令官。日本に頼りすぎることにも懸念を示す。
レニングラード空爆を最終的に許可。囮の戦闘機部隊に芬蘭戦闘機部隊も参加。

芬蘭軍最高司令部の軍人達:日本に頼りすぎることにも懸念を示す者もいた。

芬蘭の政治家達:日本からの予期せぬ大規模支援、そして自軍の大活躍に舞い上がっていた。
彼らはさらなる戦果の拡大を求めるようになっていた。

インスタントコーヒー:日本からの支援物資。マンネルハイム元帥も愛飲。

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4/4

夢幻会会合 

『遣欧軍から日芬連合軍によってレニングラード空爆作戦を行うとの報告を受けて、
夢幻会はいよいよ事態は最終局面に移ったと判断した。
なぜか野菜とか肉とかが焼ける香りが漂う部屋で、
彼らは今後の方針を話し合った。』本編13話より抜粋

嶋田繁太郎:名前だけ登場。書類と格闘中。

伏見宮博恭王:会合出席。未来の食品の味が忘れられず思わずぼやく。

『「○金のタレが欲しいが、今はこれで我慢か」』本編13話より抜粋

辻正信:会合出席。畜産関係と医薬品の開発を推進。あと10年ほどで劇的に変わる。
三種の神器を通り越して一家に一台のPC普及が目標。

『「しかし美味しい牛肉の開発も急ぎたいですね。
ああ、それと養豚産業や養鶏産業の梃入れももっと必要ですね。
史実に比べれば十分な品質はありますが、まだまだですし」』本編13話より抜粋

杉山元:大将。遣欧軍司令官。名前だけ登場。

東条英機:会合出席。新しい調味料の開発を提案。

陸軍関係者:会合出席。

田中隆吉:情報局局長。会合出席。

蒋介石:名前だけ登場。張作霖暗殺事件の犯人を彼自身のコネ(主に裏社会)を使って調査。
犯人は中国共産党と突き止める。

張学良:名前だけ登場。張作霖の息子とは思えないボンクラでバランス感覚がない。
米軍を招き入れ満州でのバランスが大きく崩れる可能性が高くなる。

ソ連軍:新兵器開発が加速。独ソ戦を戦える状態に。今回の派兵目的の大半が達成。

『かくして日本の、そして世界の命運を
左右しかねない戦略が決定されていくのであった。』本編13話より抜粋

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最終更新:2012年09月01日 19:29