678 :第三帝国:2012/10/15(月) 01:45:09

嗚呼、我らが地球防衛軍×IS~もう一人ヤマト世界へ放り込んでみた


ISとよばれる作品に登場し、
恋愛原子核を常時発動し国境を越えて女性を魅力するであろうラノベ主人公こと一夏の存在を確認して少し後。
某参謀長を筆頭に集まったモブたちこと転生者は問題の映像を見て頭を抱えていた。

「いっくん、ひさしぶり――!!」

「なぁ!!?なんでここに!!!」

歳の割に胸部の成長が著しく巫女服が似合いそうな顔をした少女が、
下校途中であった参謀の養子こと、一夏に抱き付きつき。
周囲から「今度はお姉さんですか、そうですか」「もげろもげろもげろ」「爆発しろ」などと男子の嫉妬光線が突き刺さる。

一夏のフラグメイカーは割合シリアスな世界であるここヤマト世界でも健在で。
ラッキースケベに女性に迫られ、追い回されるのはもはや日常茶飯事であったが、問題はその女性の身分である。

「まさか、束がここに来るとは・・・」

「あの天災学者のことですから、なんでもアリな気がしますけど」

「書類によると20歳と書いてあるから行方不明になるより前なのはたしかだ」

全ての元凶にして黒幕である篠ノ之束の存在に転生者たちはただただ驚愕し。
さらに取り寄せた資料を眼に通し一同は愕然とする。

「【真田束】ってなんの冗談だおい?」

「しかも、去年養子にしたってIS時空列がずれていないか?」

「細かいことの気にしない。それよりあのマッドサイエンティストと兄妹ということは・・・この戦い、我々の勝利だ!!」

「然り、然りぃいいい!!!」

「おい、王の軍勢がいるぞ」

真面目に考察したり好きがってにネタをを披露ししつつも、
「とりあえず、どうにかしてあの天災の頭脳を利用しよう」という事に決定し時は過ぎてゆく。




「初めまして、民間技師の真田束と言います。みなさんよろしくお願いします」

「束ねえがまともに挨拶していやがるだと!!!」

天災が各種技術でハッスルしたお陰で、早期にコスモファルコンが配備され、
パイロットとして活躍した一夏はヤマトに乗り込むこむこととなったが、営業スマイルを浮かべる天災に恐怖を覚え。
ここまで【まともな】人間に仕立て上げた真田に尊敬の念を覚えるが、それは直ぐに撤回される。


反射衛星砲

「高エネルギー体、来ます!!」

「大丈夫だ、問題ない」

「そう、こんなことがあろうかと波動防壁に自動反射機能を付けておいたのさ!!」

「・・・・・・・・・・」

「あ、衛星らしきものが破壊されました。どうやら衛星経由の攻撃だったもようです」


異次元断層

「どうやら、次元の狭間に入ったようだ・・・」

「艦長ご安心を、こんなこともあろうかと」

「そう、こんなこともあろうかと。しろにぃと一緒に【対異次元断層緊急動力装置】を補助エンジンに積んでおきました」

「・・・・・・・・・・」


通訳

「そのガミラス語は聞きにくい」

「やはり、機械の言葉では聞きづらいか」

「だよねー。やっぱりそこらへんは人間の方がいいよね」

「え?」

「こんなことあろうかと」

「こんなこともあろうかと、ガミラス語をマスターしておいたのさ!」



結論、丸くなったとはいえ根っこは変わっておらず。
マッド×マッド=こんなこともあろうかと。
であり、むしろ悪化したことを一夏は悟った。

680 :第三帝国:2012/10/15(月) 01:59:37
以上です。
余談ながら設定としてこのSSの束さんは

  • 宇宙用にISを作ったのに軍事面しか見てくれない
  • しかも、利用しているだけのクセにIS編重の思想が蔓延
  • そして、それに追従し停滞する世界に絶望
  • さらに一夏行方不明で絶望のあまり自殺と現実逃避も兼ねて並行世界の移動を試す。
  • 失敗すれば肉体消滅だったが、負傷しつつも成功
  • たまたま、通りかかった真田に拾われ、しばらく世話になる
  • 試作のナノマシン治療でほんの少し若返る
  • 始めは壁を作っていたが、同じ科学者ということもあり悩みやら想いを真田にぶちまける
  • 以後、急速に仲が良くなり。色々あって家族になる

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年11月18日 09:23