205 :200:2013/01/24(木) 10:20:18
 *注意*
 このネタはナナシさんの「白鼠」に影響されて作ったネタです。そのためナナシさんの「白鼠」と
パクリとも思えるような、非常に似通った部分が見受けられます。皆様が不快を感じられるようならば
すぐに削除依頼を提出しますが、もしよろしければ御一笑ください。

206 :200:2013/01/24(木) 10:20:52
 オオバウサギ(大歯兎、大葉兎)

 日本大陸に生息する野兎の一種。体長50-60cm。体重2-3kg。全身の毛は褐色で耳は黒い。
最大の特徴は名前の由来となる、同じウサギ目の中でも大きく発達した二層の門歯。
強力なセルロース分解菌を体内に宿し、前述の門歯も相まって、毒さえなければほぼ
すべての植物を食べられるといわれるほどの食性を持つ。また兎らしく繁殖力は高く
(外国ではネズミ算のような「ウサギの問題」という計算がある)、上記の食性もあって
あっという間に増殖する。日本大陸の肉食動物たちの主食ともいえる生き物である。

 その中には当然人間も入っており、育てやすく手に入りやすいこの兎は、日本大陸での
食肉といえばまず兎が挙がるほど一般的な食物となっている。それを示す事実に
江戸時代には、「豆腐百珍」などと一緒に、兎料理本の「兎百珍」も出版されている。
ほかにも剣牙虎を筆頭とする肉食性の家畜の主食としても有名で、野草をたっぷりと
食べさせた大歯兎は、ビタミン類を筆頭とする高い栄養価から剣牙虎の万能薬として
虎匠(鷹匠の剣牙虎版)がよく用いていた。

 食文化や畜産文化のみならず、苦労なく子をよく産むといった性質から、安産祈願や
子宝祈願に犬と並んでウサギを祭る神社も数多い。また、一部地域では、好き嫌いをせず、
健康に育ち、子をよく産むようにと、七五三の女児にウサギを象った小物を送る風習がある。

 このように大歯兎は日本人の生活と深く密着しており、ウサギの意匠は現在でも
至る所で目にすることができる。


 余談ではあるが、ウサギに対する親近感からか日本ではウサギのキャラクターの
人気は高く、紆余曲折の末に日本に版権が買われた「しあわせウサギのオズワルド」は、
ディズニーといえば「ミッキーマウス」より先に名前が挙がるほどの人気を博している。
そのためか毎年のようにディズニーからオズワルドの版権返還を求める裁判が
起こされており、「日本の上を逃げ回る和服姿のオズワルドと、アメリカから猟銃を
連射するカウボーイ姿のミッキーマウス」といった、それを風刺する絵が描かれている。

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最終更新:2013年03月07日 21:16