37 :日本の航空戦闘艦開発:2013/03/02(土) 16:51:32
日本の航空戦闘艦開発。
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色々クロスしています。
38 :日本の航空戦闘艦開発:2013/03/02(土) 16:52:07
ギアス世界に来てKMFを開発した日本は、次に空を目指した。
無論、技術者たちと一部の軍人等(ヲタク共)の暴走が起こるのは明白だ。
もちろん歯止めを掛けたのは大魔王辻正信である(本人いわく「この世界来てからどうもストッパー役になっている気がする」との事)。
まず最初に話し合いが行われたのは、軍部からだった。
陸軍、海軍、空軍の重鎮(
夢幻会所属)が集まって話し合いを開始したが・・・どこも押し付け合いばかり。
陸「空を飛ぶのなんてうちの所属じゃないよ。いまはKMFを揃えるので精一杯(泣」
海「うちは大型艦があるから大丈夫とか言うなよ?メンテナンスとか大変なんだ。これ以上増やせないよ(辻さん怖いし)」
空「うちも機体だけ渡されても・・・陸軍との共同運用がメインだろうけど、新型戦闘機に誘導兵器を作れば、正直いっていらない気がする(一部の本音)」
とまぁこんな感じであったが、結局ゴリ押しにより空軍所属が決定して、さっそく実験艦が制作されることになった。
この決定に再び暴走があるかと思われたが、意外なことに何事もなくどこが作るか決定した。
既に初代ガンダムチームが提示していたものがあり、前回一致で決定したのだ。
他チームが「大物が作りたいから最初は譲る」つもりだったのと、初代ガンダムチームが色々欲張って設計していた為、どれも中途半端なものがあった為にKMF採用に落ちたのが効いて「せめてこれだけでも」と主張したのもある(ズゴックが採用されそうなのは嬉しいらしいが)。
KMF開発時からいろいろな方面に手を出していた初代ガンダムチームは、さっそく実験艦製造に着手すると共に、全チームの航空戦闘艦艇開発班と合同でフロートシステムと、電力駆動プラズマ推力機関の開発に乗り出した。
この二つの技術が無ければ、航空戦闘艦など夢に終わる(特許もうまいし)。
フロートシステムは技術交流していた為か、バタフライ効果によりロイド・アスプルンド伯爵が先に開発し、電力駆動プラズマ推力機関の開発の方は日本が特許を取得できた。
そして二つの技術が合わさり、実験飛行艦艇【コロンブス】が完成した。
実験飛行艦艇【コロンブス】 外装モデル:1stガンダムのコロンブス 全長:35m 全幅:20m 乗員:2~3名
外観こそガンダムに出てきたコロンブスだったが、コクピットは突き出した艦橋の所全部が使われていて頑強に作ってある。両側の部分は殆どが観測装置で埋められ、まさしく実験艦だった。
飛行システムが一応人に影響がないかは証明されており、関係者を呼んでの初実験となった。
出だしは順調、ふわりと浮き上がりその場にいた全員が喜んだ「これで開発に弾みが出る」と・・・しかし前に進み始めると妙にフラフラし始めるのに気が付いた。
慌ててテストパイロットに聞いてみると、どうも機構自体は正常なのだがなかなか安定しないのだという。
「なんだか抵抗のない水中を進んでいるみたいだ」との不安な発言に、安全性を優先した研究班は直ちに中止を呼びかけ旋回して戻ってくるように指示した。
開発は遅れるかもしれないが仕方がない、原因を野放しで採用なんかあり得ないからだ。
パイロットから了解の返事が返ってきて、安心したときに事件は起きた。
旋回するために機体をやや傾けた【コロンブス】は・・・曲がらなかった。
いや、曲りはした。ただそれは電力駆動プラズマ推力機関の出力調整で、かなりの大回りでドリフトするように、である。はっきり言って、海に浮かぶ船の旋回よりもすさまじく大きくなるのは見た目でわかった。
39 :日本の航空戦闘艦開発:2013/03/02(土) 16:52:44
じれったくなったのか、パイロットは電力駆動プラズマ推力機関の出力を調節してかなり強引に曲がろうとした。その瞬間【コロンブス】は勢いよく回り始めた。
ドリフトするように、空中を勢いよく回りながら滑っていく様子が見物していた窓からよく見え、関係者は慌てふためいた。
パイロットは慌てて体勢を立て直そうとしたのだろう、しかし慣れない操作のせいで旋回は止まらない。
ここに至ってテストパイロットは脱出を決意し、パイロットが脱出した無人の【コロンブス】は回転しながら滑るように移動して、近くの格納庫の屋根に衝突して止った。
格納庫には幸いにして人はおらず、パイロットにも怪我一つなかった為関係者はホッとした。
原因究明はすぐさま行われた。
そして意外なことにその原因はすぐに判明した。
今回フロートシステムは“浮く”為に使われ、“電力駆動プラズマ推力機関”は進むために使われた。
問題があったのは “曲がろうとした”事であると結論付けられた。
確かにフロートシステムは“浮く”と“進む”、“電力駆動プラズマ推力機関”は“進む”ができる。だがパイロットが言っていた「抵抗のない水中を進んでいる」と言っていたように、抵抗が圧倒的に少ない空中において推進能力のみだった【コロンブス】はいわば、安定板のないロケット弾のようなものだったのだ(それでも地面から一定の高さに浮いていられる分、まだましなのだが)。またフロートシステムだけでは旋回させようにも、反重力作用が旋回させるには向かないのもあった。
これによりわかったことは「飛行中の安定性と、旋回能力を確保するためにも翼は必須」であった。
船体後部に安定のための尾翼を取り付けると、【コロンブス】は安定して進み、旋回自体も容易にこなせるようになった。
この結果に、【ナデシコ】を作ろうと思っていたエステバリス・チームを含めた数チームが脱落。
有力候補は“マクロスチーム”“初代ガンダムチーム”“エウレカチーム”“エスコンチーム”の四チームだ。ちなみにSEEDチームがいないのはKMFの更新設計を大忙しでしている為なのと、KGF関連での設計をしている為に参加できないからだ(原作で飛行している艦艇が少ないのも理由)。
睨み合いを始めた四チームに対し、空軍は暴走を抑えるべく条件を述べて吟味してもらうことにした。
条件1:砲塔搭載可能で、戦闘機も着艦できる実験艦を一隻か二隻作る事。
条件2:本採用の戦艦型はガンシップ運用と強襲空挺作戦もできる強襲機が望ましい。
条件3:本採用の空母型には戦闘機も搭載できる事。
条件4:空母型を護衛できる護衛型もあるといいな(望みとしては戦艦型が守る)
条件5:それほど多く作るつもりはありませんのであしからず。
この条件に純粋なマゼランを作りたかった初代ガンダムチームはガックリと肩を落とし、マクロスチーム(ウラガ級護衛宇宙空母は大きすぎると思い断念)とエスコンチームは合同で設計を開始し、エウレカチームはどれがいいか吟味し始めた。
とりあえず初代ガンダムチームは大型試作艦(弱・中武装)としてマゼランを作ることを決定。
大型試作艦・戦艦型【マゼラン】 外装モデル:1stガンダムのマゼラン改
武装:主砲・連装レールガン×2 副砲・連装コイルガン×5 単装機銃×10
40 :日本の航空戦闘艦開発:2013/03/02(土) 16:53:21
マクロス・エスコン合同チームは空母型と護衛型を狙って制作に入った。
大型試作艦・空母兼護衛型【ギュゲス】 外装モデル:エースコンバット6のP-1114 ギュゲス (P-1114 Gyges)
武装:連装コイルガン×18 ミサイルランチャー×6 搭載機:VTOL×6(又はKMF×8)
それぞれ元の大きさから比べるとかなり小さく作られているが、その建造予算に空軍は目を剥いて大魔王の方を向いた。大魔王の額には青い筋があった。
一応目的は、主砲のレールガンは主に底部でもちゃんと打てるか、副砲は上下左右前後に向けられるか、ミサイルの装填が可能か、効率的な機銃の配置はどうか、VTOLとはいえ、ちゃんと発艦・着艦・整備・弾薬詰め込みが出来るか。KMFに代わってもすぐに対応できるか等々・・・いくらでも試験項目はあるので忙しい日々が来た。
ついでに、ブリタニアでも試験艦として【アヴァロン】が建造されたという情報が入った(こちらは初めから翼付き)。
これは急がねば!夢を実現できるだけの努力をしてきた研究者たちは不眠不休で実験を繰り返し、どの艦艇がいいか選別をし、武装を選んで行った。
度重なる実験により、阿鼻叫喚の地獄絵図が展開され(予算確保に動き回る空軍が主)、そして・・・とうとう建造艦艇が決定し、製造されることになった。
結局その維持費に軍部は泣いた。まぁこれ以降製造が無いのが救いではあるが・・・(ついでにある程度陸軍海軍からも予算が入ってきた)。
この技術検証はKMF用フロートシステムに対し、大いに参考となりKMFでも容易に曲がれる装置の開発に目途が付いたのも朗報だった。
41 :日本の航空戦闘艦開発:2013/03/02(土) 16:53:52
正式採用艦
強襲支援航空戦闘艦艇一番艦【ムーンライト】 外装モデル:エウレカの【月光号】
武装:単装レールガン×4 ミサイルランチャー×6 連装対空コイルガン×12 搭載機:KMF×8
同型艦:二番艦【サンフラワー】三番艦【スターチェリー】建造予定 四番艦【スカイガンナー】建造予定
解説
建造された航空艦の中で、最速の速度を持つ戦闘艦。敵地に拘束侵入し降下空挺部隊を支援するのが目的。その為KMFはあまり搭載せず、主砲のレールガンで対地攻撃するガンシップ的な役割が主である。のちにブレイズルミナスを装備して艦底部からの攻撃と後部からの攻撃に対処できるようになる(全艦艇装備)。
KMFは機首の根本下部から発進回収が可能。主砲は前方真ん中寄りに2門、その後方な斜めに2門設置されている。
当初の予定では戦艦型になる予定だったが、今現在の技術と戦術において意味が無いとの結論により流れた。
強襲突撃装甲輸送艦艇一番艦【アンティータム】 外装モデル:1stガンダムのアンティータム級補助空母
武装:連装対空コイルガン×10 搭載機:KMF×26(無理をすれば+4搭載可能)
同型艦:二番艦【スリガナル】三番艦【エリクソン】建造予定 四番艦【バレンタイン】建造予定
解説
実験艦【コロンブス】の頑強な構造を流用した艦体で、建造された艦艇の中でも引かく的安い(あくまでも比べてみてである)。
強襲支援航空戦闘艦艇【ムーンライト】共に敵地に突撃して、敵基地に強襲着陸して味方を放り出して壁になのが役目。その為装甲を重視してあり、搭載機数は予定の数よりも少なくなったが、あまり気にしていない。
航空管制兼空母型航空艦艇一番艦【アイガイオン】 外装モデル:エースコンバット6のP-1112 アイガイオン (P-1112 Aigaion)
武装:連装コイルガン×24 大型ミサイルランチャー×6 小型ミサイルランチャー×10 単装砲×8 搭載機:戦闘機×24(又はKMF×42)
同型艦:二番艦【アガシオン】建造予定
解説
前線に張り付いて航空機を収容して再び送り出す航空空母艦。どちらかと言うと中継ポイント的な役割を担っており、搭載機はあくまでも予備機か自分の護衛機であるため、定数である24の半分しか搭載しいていない。敵に見つかったらひたすら逃げるので緊急加速装置もある(焼け石に水程度だけど)。
原作と違い、陸上にも着陸できるのが最大の特徴だろう。建造にかかった値段も一番である。
護衛型航空艦艇一番艦【リオレイア】 外装モデル:エースコンバット6のP-1114 ギュゲス (P-1114 Gyges)
武装:連装コイルガン×18 ミサイルランチャー×12 搭載機:VTOL×4(又はKMF×6)
同型艦:二番艦【リオレウス】三番艦【ギュゲス】四番艦【ディアブロス】五番艦【グラビモス】建造予定 六番艦【ベリオロス】建造予定
【アイガイオン】を守るための護衛艦。原作同様守るのが任務だが、やっぱり見つかったら共に逃げる。
ただ違うのが【アンティータム】【ムーンライト】と行動を、共に行動をすることがある(ミサイルによる支援)。
実験艦【ギュゲス】からデザインを流用しているので、比較的よく知られた航空艦艇でもある。
42 :日本の航空戦闘艦開発:2013/03/02(土) 16:54:24
おまけ
試作実験艦
実験飛行艦艇【コロンブス】 外装モデル:1stガンダムのコロンブス 全長:35m 全幅:20m 乗員:2~3名
解説
外観こそガンダムに出てきた【コロンブス】だったが、コクピットは突き出した艦橋の所全部が使われていて頑強に作ってある。両側の部分は殆どが観測装置で埋められ、まさしく実験艦。のちに翼が付けられ「こんなのコロンブスじゃない」と初代ガンダムチームが嘆いていた。
大型試作艦・戦艦型【マゼラン】 外装モデル:1stガンダムのマゼラン改
武装:主砲・連装レールガン×2 副砲・連装コイルガン×5 単装機銃×10
解説
外観こそ【マゼラン】だが艦橋は大きめで、横にある艦橋ぽいモノは巨大な翼に代わっている。主に武装面の実験艦で、艦底部に大砲を装備させるのに苦労した。
装備した後も、圧力により砲身が異常が出ないかなどの調査が必要で、連装砲がうまくいかなかったせいで【ムーンライト】は三連装砲を諦めて単装砲に変更された(戦艦型が建造中止になった理由の一つ)。これ以降も様々な実験に貢献することになる。
大型試作艦・空母兼護衛型【ギュゲス】 外装モデル:エースコンバット6のP-1114 ギュゲス (P-1114 Gyges)
武装:連装コイルガン×8 ミサイルランチャー×4 搭載機:VTOL×6(又はKMF×8)
解説
原作とは違い中央部にVTOLが着艦できる部分が作られ、微妙に【アイガイオン】に似ている。こちらは機体搭載によるバランスなどの実験模索が主。
高速飛行と安定性もこの実験艦で調査された。その気になれば海上にも着水できる優秀機として知られるようになる。
御召艦【斑鳩】 外装モデル:
コードギアスの斑鳩
武装:単装コイルガン×8 KMF×4
解説
ブリタニアに対抗して作った皇族の御召艦。居住性を重視し原作よりも快適な空の旅が可能。一応武装もあるが威嚇用と割り切ってある。
基本的にブレイズルミナスの重防御使用のうえ、高速飛行が可能になっている。
皇族の公式訪問に使用される。艦首には菊の御紋がある。
最終更新:2013年03月07日 21:45