818 :宇宙に行く・・・:2013/03/23(土) 18:16:55
宇宙に行く・・・

設定
休日設定
戦争無しです。中華が大人しく発展。
シュナイゼルが綺麗?というか性格改変かな?

819 :宇宙に行く・・・:2013/03/23(土) 18:17:36
宇宙開発、それは夢幻会にとっても最も労力を使う事業である。
宇宙開発は当初、各国バラバラで行われ纏まりというものが無かった。そもそも宇宙開発というより軍事目的の衛星打ち上げがメインだった。
しかし、日本とブリタニアが同盟を締結させると宇宙開発は一気に進む。
主導したのは辻正信とシュナイゼル・エル・ブリタニア。

「今資源があっても、いつかは枯渇する。そうならない為にも、新しいフロンティアは必要である」

二人の主張は一致し、二国間での本格的宇宙開発がスタートした。
まず開発されたのは昔ながらの多段ロケットでの有人機の打ち上げだった。
なにせ、衛星は打ち上げの実績はあっても人を打ち上げたことなどないのだ。必然的にデータ収集が必要だった。
しかしいきなり人ではなく、モルモット(サル等)を乗せての打ち上げであったが・・・
そのデータ蓄積により初となる有人ロケット打ち上げは宇宙開発開始から二年後であった。
この時、宇宙飛行士はこれまた初となる大気圏外から「地球の青い海が見える」と言う発言を世界中に発信した。
これに気をよくした開発陣は、スペースシャトルの開発を開始。三年後に実用化に至るが・・・その試用期間は短かった。
理由はフロートシステムと電力駆動プラズマ推力機関の登場があったからだ。
これにより航空艦艇の建造を両国で開始、そのノウハウを持って宇宙開発に注力した。
初めは無人に改造されたスペースシャトルを利用しての実験で、成層圏まで上がった状態から発進させたり、地上から追加ブースターを取り付けて途中で再加速などの実験を実施。
それにより単独大気圏離脱突入艦【ザンジバル】※注1が完成した。
輸送艦として建造された本機はその能力を生かし、大量の物資と実験施設を宇宙に送り届け。ムーンプロジェクト※注2にて退役していた【航空実験艦:アヴァロン】を改造した月面調査艇を乗せて月に赴くなどの活躍を見せた※注3。
有人ロケット打ち上げ・帰還成功。宇宙実験ステーション建造。そして月の到達・・・二ヶ国は着実にその足を延ばしていた。
EUは月に至ったのを知り、この時になって初めてプロジェクトに参加してきた。続くように遅れまいと中華連邦も参入してきた。
そして数か国が関わりはじめた巨大プロジェクトに、シュナイゼルが温めいた計画が発表された。

「今ある宇宙ステーションは小さい。地上で巨大建造物を作り、宇宙に持ち上げよう」

各国は度肝を抜かれた。
何せようやく月にも実験棟を建設し始めたばかりだったのだ。シュナイゼルの計画に全員が渋ったが、一考の余地はあった。
宇宙ステーションはスペースシャトルの時とは違い、大容量の【ザンジバル】のお蔭で巨大化をしていたが実験施設の枠を超えられなかった。しっかりとした工業施設を作るとなると、確かに一理はあった。
シュナイゼルもわずか数年で完成するとは思っておらず。長期的な計画だった。
計画は『ダモクレス計画』とよばれ、世界中の科学者が集まって計画に参加した。
必要な施設建設に基づき算出された船体は、まさしく圧巻ともいうべきものだった。いかにフロートシステムを使おうとも、簡単には浮かない。
しかし彼らはあきらめずに仕事をこなした。
計画は二十数年の歳月をかけて完成、宇宙航行居住施設一番艦【ダモクレス】※注4は宙を舞い、宇宙に出て行った。
この時期には単独大気圏離脱突入艦【ザンジバル】は新型※注5に変わっていて、月にも工業用施設が出来ており、誰しもが無駄なものをと思っていたが、【ダモクレス】は使用用途を変えて運用された。

火星調査計画の母艦としてだ。

【ダモクレス】は食糧を自給自足できる施設を持ち、尚且つ娯楽施設もあり船員が快適に、かつ安全に行ける船になった。後に星間航行艦の原型となり、5度の星間航行※注6に従事した後解体された。
コロニー建設も進み、アステロイドベルトの工場施設などが進み。太陽系に人類は広がった。
そして人類は視線を外宇宙に向けた。彼らは生きる。その為進んでいく・・・人類は冒険者のように宇宙に挑み続けた。

820 :宇宙に行く・・・:2013/03/23(土) 18:18:06
単独大気圏離脱突入艦【ザンジバル】※注1
分類:輸送艦 外見モデル:初代ガンダムのザンジバル
艦級:ザンジバル級
所属:日本帝国 神聖ブリタニア帝国 Euro Universe 中華連邦 等々
全長:255m 全幅:221.8m 全高:70.5m
本体重量:22000t 全備重量:24000t
推進機関:フロートシステム 電力駆動プラズマ推力機関
解説
宇宙開発の際に開発された大型スペースシャトル。輸送艦として設計され、大容量の積載能力を誇る。宇宙開発の中核的存在として人々に知られた。
基本的にスペースシャトルの拡大版といった趣が強いが、フロートシステムと電力駆動プラズマ推力機関のお蔭で単独での大気圏離脱と突入が可能になり、再利用の為にロケットを回収する必要性がなくなった。
五番艦【リリー・マルレーン】が制動用に使っていたフロートシステムの故障によりあわやとなったが、無事に着陸できた事件などもあった。
全部で24隻建造されて、すべて元ネタの名前が付いた。

ムーンプロジェクト※注2
当初は小型探査艇で行く予定だったのだが、安全性を危惧したため断念。【ザンジバル級八番艦:ケルゲレン】がのちに【月面調査艇:アヴァロン】を乗せて月軌道上まで行く計画になった。

月に赴くなどの活躍を見せた※注3
運命のいたずらなのか【月面調査艇:アヴァロン】の艦長がニール・アームストロング(ブリタニア出身の軍人、年齢は40歳)と言う名前の別人であったが、「地球は丸く、宝石のように青い」と月面から見た地球の感想を述べている。また有名な「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」もいった(公式に記録されている)。

宇宙航行居住施設一番艦【ダモクレス】※注4
原作とは全く形が変わっている。円筒状のモノを束ねたような形で、一番下は駆動推進区画になっており、中心に居住区画・実験区画・食糧生産区画・などが周りに配置されている。また隕石対策にブレイズルミナスが張り巡らされており、降下艇として【ザンジバル】が搭載されている。当初は工業設備を持ち上げる為だったが、順調である宇宙開発により計画が変更されて星間航行を目的としたモノになった。地上で建造されたのはネームシップの【ダモクレス】だけであり、残りは月面で建造された。後継艦は全て伝説の武器の名前が付いた。

単独大気圏離脱艦【ザンジバル】の新型※注5
外見モデルが『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』の【ケラウノス】になった新型艦。物資輸送艦としての他に、人員輸送艦としても使用された。生産数は最終的に57隻建造された。

5度の星間航行※注6
一度目:火星に一年かけて航行し半年にわたり調査を行い帰還。
二度目:船体を改修した後もう一度火星に赴き今度は二年滞在して帰還する。
三度目:二番艦【エクスカリバー】とともに水星調査に赴き、帰還途中で機関トラブルを起こすも無事に地球に到着。
四度目:木星に三番艦【トール】と共に向かい、半年軌道上にとどまり帰還。【トール】は金星に向かっうのを見送った。
五度目:火星に向かった二番艦【エクスカリバー】のSOS信号を受け取り全速力で航行、衛星道上にいた【エクスカリバー】を修理しそのまま重力カタパルトで帰還するも耐久年数が過ぎたものとして解体された。

821 :宇宙に行く・・・:2013/03/23(土) 18:19:14
以上であります。TVでダモクレスを廃棄したとき「もったいないな」と思ったのが始まりでした。
ですがもともと兵器として造られたので、再利用が難しかったのも事実でした。なのでお蔵入りになりそうだったのですが、ここを見つけて投稿する気になり、ちょこちょこ書いて言った末にこうなりました。
本当は物語風にしたかったのですが・・・無理でした(泣 短くて済みません(土下座る
こんな駄文ですが、お楽しみいただけたら幸いです。
裏話になりますが、KMFとして出番があるのは【ガン・ルゥ:作業用】と【パンツァー・フンメル:作業用】だったりします。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年04月07日 11:17