209 :とある大統領(苦労人)と亡命博士(趣味に走る人):2013/03/08(金) 22:08:18
とある大統領(苦労人)と亡命博士(趣味に走る人)
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『総統閣下と愉快な仲間たちinEU』の便乗ネタSS
休日世界モニカ+紛争ルート



まだ清が戦争を始める前、某所にて大統領が頭を悩ませていた。

「むぅ・・・成り上がりで盗賊の清め・・・もはや戦力を隠そうともせんか」

見ているのは衛星写真で、そこには大兵力を集めて進行せんとする軍団があった。
噂のKMF【ジェンシー】も多数見受けられる。

「ロシアの配備数は一応増やしてはあるが・・・」

元々怪しい行動をとっていた為、戦力の移動をだいぶ前から進めていたが・・・その数は少ない。
どこから力が働いていたのも利用して戦力増加したが、どこまで戦えるか心配であった。
大統領は少し考えた後、受話器を取り、とある場所につなげた。
少しの間コールが続き、望みの人物とつながった。

「博士、私だ。」
『これは大統領。どうかなさいましたか?清が動きましたか!?』

その人物は日本から亡命してきた人物で、今現在EUのKMF開発に関わっている日本人だった。

「いや、まだだ。だが、数か月以内には動くだろう」
『そうですか・・・』
「それで【アレクサンダ】と【オルレアン】、【パンツァー・フンメルⅡ】の整備状況を聞きたいのだが?」
『【アレクサンダ】は限定正式生産で現在10騎(脱出機構付きのType-02)。正式量産機【オルレアン・Ⅱ型】が、改修で遅れてまだ生産に乗れず60騎。【パンツァー・フンメルⅡ】は大体の施設が流用可能でしたが、それでも新型になるようなものなのでまだ30騎ぐらいですね』
「すくないな・・・」
『ドイツの方でもKMF制作がされているとの事ですが?』
「そちらはまだ形にもなっていない」

一応技術協定により、派遣なども行われていて恩恵はある程度あるのが唯一の慰めだ。彼も納得したのか次の話題を出す。

『【ボーイ】は、すでに各国で量産され始めているとも、お聞きしましたが?』
「【ボーイ】はうちでも作っている。だが、あれは【コピー・グラスゴー】だ。同じコピー品の【ジェンシー】は、少なくとも【グラスゴー】よりも強いだろう」

何しろ質もだいぶ劣っているのだ、数を集めてもどうにもならない。

「それに【ボーイ】の数もそろっておらん。すぐにでも戦力を送りたいのだ。何とかならないかね?」
『う~ん』

電話向こうで唸っていた彼だが、すぐに何か思いついたのか手をたたく音がした。

『【パンツァー・フンメルⅡ】に装備予定の武器腕が、【パンツァー・フンメル】の椀部接続部とほとんど相違ありません。なので、武器腕のみ先行して作って現地で取り付けてもらうか、こちらから送る機体に取り付ければよろしいかと』
「それはすぐに可能かね?」
『機体本体の生産を落とし、武器腕の生産能力を上げればなんとかります。既製品を多く流量していますし、弾薬と整備の心配もありません。試作椀部もこの際まとめて送りましょう。これで少しは、ましになるかと思います』
「多少は、ましか・・・」
『ええ“少しは”です』

大統領は少し悩んだが、すぐに頷いて彼にOKを出し。受話器を置いた。
そして少し窓の外を見る。
この国は・・・EUはすでに限界点を迎えている。しかしそれでも彼はあがき続ける。それが国民の代表となった彼の責務だからだ。

210 :とある大統領(苦労人)と亡命博士(趣味に走る人):2013/03/08(金) 22:08:50
限定生産機【アレクサンダ Type-02】
解説
〔亡国のアキト〕に出てくる【アレクサンダ】の量産機タイプ。いろんなテコ入れ(例の憂鬱世界ドイツ転生技術者など)により、脱出機構付きで正式化される。
特徴的なインセクト・モードも可能で、その神出鬼没性と、高性能な運動能力に期待がかかっている。
しかし、あまりにも高価な機体になったため、限定生産でしか生産されない。現在10騎生産され、二個小隊・予備機2騎で編成されている。


正式量産機【オルレアン Type-02】
解説
現場からの指摘(読者の駄目だし)により色々オミットし、正式に量産された機体。具体的には椀部換装・頭部換装の簡易換装措置を無くし、大きな特徴としてACのようにアタッチメントが多くあったが、場所は両肩内部・両前腕部・背部二箇所・両脚部の部分は無くし、さらに近接武器としてトンファー(【アレクサンダ】と共通武器)を装備。装甲が不要な所の軽量化。部品の共通化などでだいぶ性能は落ちたが、それでもサザーランドと対等に戦える機体であると言える(当初仮想敵として予定されていた【グロースター】の対抗はやめた)。
しかし、正式量産している国が(予算が足りない為)少なく、60騎程しかまだ生産されていない。現在、訓練中。

【パンツァー・フンメル改】
解説
【パンツァー・フンメルⅡ】の武器腕を使用した改造機。火砲しかない【パンツァー・フンメル】とは違い、いろいろな装備により清軍を苦しめることを期待されている。更に背部武装をしている機体もいる。なおTV版の【パンツァー・フンメル】を初期型、〔亡国のアキト〕に出てくる【パンツァー・フンメル】後期型とする。

武器腕一覧(一部)
機関砲椀部:文字どおり機関砲の椀部。連射が効く上に総弾数も多く、大分使い勝手がいい。
改良型火砲椀部:総弾数と防御力を向上された椀部。外観モデルはAC4のバズーカ武器腕。
斬刀椀部:分厚い鉄塊の鉈を取り付けたネタ武器。重量と勢いで敵を引き裂くのを目的としており、【パンツァー・フンメル】初の近接格闘壁でもある。
防楯椀部:分厚い楯状の腕。これで敵を殴る事も可能だが、基本的には見方を守るための腕。
スラッシュハーケン椀部:【ジーク・フリート】のように、スピア状のスラッシュハーケンを装備した機体。突いてよし、射出してよし。
ドリル椀部:工兵用の椀部。敵に使うな。ミンチになる。

背部武装
連装ミサイルランチャー:二発のみのミサイルだが、有線により誘導が可能。
四連装ミサイルランチャー:四発搭載のミサイル。先行入力をしておけば弾道を制御する事も可能だが、基本的に打ちっぱなし。
六連装ロケットランチャー:再装填機能付きのロケットランチャー。総弾数12発だが、斉射しかできない為二回攻撃しかできない。
単装機関砲:機関砲椀部と同じ機関砲。総弾数は下がっているが、使い勝手がいいのは変わらない。
ガトリング砲:さらに大型の弾丸を発射する機関砲。総弾数は少ないが、掠っても相当な被害が出る。ばら撒き専用。
スラッシュハーケン:何回も使える武器と言うコンセプトの武器。貫いて使うもよし、引き寄せるために使うもよし。
投擲砲:山なりの弾道をえがく砲。歩兵が使う投擲砲を改良したもので対歩兵専用。そこそこの弾数があり、地形によっては脅威。
無反動砲:バズーカを背負い式にした武器。これといった特徴は無い。
スナイパーキャノン:レールガン機構を持った“貫く”武装。射程・弾速ともに最高だが、総弾数が10発しかないうえに、折りたためない。通称名「物干し竿」

【ボーイ】
解説
外観はACNXに出てきた初期機体(各部位の大きさはKMF4に準ずる)に似せた【コピー・グラスゴー】。外装だけこうしたのは国際批判を避けるためだが、見る人にはどう見ても【グラスゴー】にしか見えない。能力も【グラスゴー】と代わり映えが無く、突出したものはない。しいて言えば、脱出機構の噴射孔を守るための装甲があり、噴射炎を下に逃がす措置が取られているくらい。名前の由来はAC3の【アップル・ボーイ】から。

211 :影響を受ける人:2013/03/08(金) 22:11:14
以上です。内容に、幾人かの作者の影響が入っています。
もし「これはだめでしょう」と思われたなら削除依頼を出します。

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最終更新:2013年09月20日 15:12