- 630. New ◆QTlJyklQpI 2011/12/26(月) 20:38:36
- 逝っきまーすw。
ネタSS 〜憂鬱のヴァルキュリア〜
征暦1935年3月ガリア公国に宣戦布告した東ヨーロッパ帝国連合は序盤から大苦戦を強いられていた。
「なんなんだ!あのデカイ戦車は?!」
「糞、無線が聞こえない!」
「空から来るぞ!退避しろ!」
明らかに高性能な戦車や無線妨害、更に初のお目見えとなったガリア陸軍航空隊の爆撃により帝国軍の侵攻は序盤から停滞していた。
「さすがは日本軍の装備品。中古とはいえかなりの戦果を出している」
「とはいえ数では帝国が上だ。じりじりと出血を強いながら後退するぞ」
「住民の退避を急がせろダルクス人であろうとだ。またあんな醜態見せたら再建した意味がないからな」
数に勝る帝国軍に押される形でガリア国防軍は後退を余儀なくされたが空軍や義勇軍・ネームレス部隊などによる兵站への攻撃で
ジワリジワリとだが確実に帝国軍を疲弊させていた。
その頃西暦1990年の日本帝国では辻に謎の秘薬を飲まされて若返ってしまった嶋田首相(肉体年齢20代)は
ガリアでの戦争の状況を聞いていた。
「やはり原作通り戦争になってしまったか。派兵はほぼ決定だな」
「仕方ありません。原因は我々にもありますし」
薬を飲んでないのに何故か老化が止まっている辻が苦笑いをしながら言う。
10年前に日本沖に出現したゲートを調査したところ向こうに異世界があることが判明し日本は調査隊を派遣した。
そして大陸を発見し上陸した途端現地の軍と思われる部隊から突然発砲を受け応戦、死傷者を出した。
捕虜などの情報から向こうが征暦1925年ヨーロッパのガリア公国であるとわかり戦闘のことを含めて交渉を開始したが
いかにも貴族趣味な相手からの傲慢な態度に始まり貴族士官が殺された事に対する謝罪と賠償金、不平等条約締結
など周囲にガリア正規軍をチラつかせながら交渉を行う様子を見た日本の世論は過熱、政府も「遺憾の意」と表明し戦艦・空母に護衛された揚陸部隊を派兵した。
貧弱なガリア海軍を潰して揚陸、ガリア正規軍を文字通り壊滅させ毒ガス攻撃や盗賊化した正規軍残党を蹴散らすなど手間取ったが短期間でガリア公国を占領した。
しかし、何時閉じるかわからないゲートや連邦や帝国に挟まれてるガリア公国の状況から長期的な占領は
無理と判断し実質的に戦争を行ったボルグ宰相や毒ガスを使用したダモン将軍などの主要人物を処刑・または投獄したが
政軍の改革・再編や復興に協力したのち撤兵するという比較的穏便な形に落ち着いた。
そして日本は向こう世界で使用されている医療から燃料まで使えるラグナイトや迫害を受けながらも高い技術を持っている
ダルクス人に注目しラグナイトを主としたガリアとの交易やダルクス人技術者の誘致を開始した。
- 632. New ◆QTlJyklQpI 2011/12/26(月) 20:39:09
- だが大西洋連邦機構や東ヨーロッパ帝国連合はゲートの向こうから現れた艦隊やガリアを短期間で落とした日本軍を警戒した。
帝国にとっては迫害するべきダルクス人を優遇する異教徒として連邦にとっては君主制国家でしかも自分らより遥かに高品質な
商品を流す強大な商売敵として圧力を加え始め帝国国境での小競り合いや権力の縮小に危機感を持った貴族の反乱未遂、
原作より早いガッセナール家の革命軍蜂起など迂闊に派遣軍を引く事が出来ない状況が続き35年に帝国に侵攻された
連邦の工作によりユグド教からガリアに異教徒の日本の追放やガリア公国の実質的な従属要求が届き、これに早めに
即位していたコーデリア大公が「コーデリアの告白」という形で拒否する意向を示したことでガリア戦役が始まった。
「まあ、原作よりは幾分かはマシですよ。セルべリアもこっちに持ってきましたからヴァルキュリアの活躍はないですし」
特殊部隊潜入させて秘密施設襲ったんだからマシじゃなくて堪るか、と思いつつ辻を睨む。
航空偵察で発見した施設を調査した所人造ヴァルキュリアの実験施設である事が判明、
特殊部隊によって施設は資料ごと破壊されたがその時にいた少女を保護したらセルべリアである事が発覚
向こうの世界ではバレるということで日本で養育されて補正なのか陸軍大佐をしている。
「人造ヴァルキュリアの研究も潰しましたから原作みたいなことはないでしょうけど・・・・辻さん?セルべリアの私を見る目が
おかしいんですが・・・・・・あんた何を吹きこんだ?」
「吹き込むとはとんでもない。恋する乙女の背中を少し押してあげただけですよ、少しだけね」
この後セルべリアのアタックに嶋田が神経すり減らしたり、向こうに派遣された痛い子中隊が自称「大陸の女王」の教育で
イケナイ方向に目覚めたり、MMJガリア支部の陰謀でエーデルワイス号が痛戦車になってイサラが泣いてたり
セルベリアの代わりにドライ・シュテルンに招かれたダハウが準皇太子を見限って日本と接触しようとしたりと
様々な悲喜劇を演じながらも日本とガリアの戦いは続く・・・・・・かも(汗)。
最終更新:2011年12月31日 23:23