現実の10倍である大陸日本の人口や都市も基本総て10倍としてみたネタです。
それでいて食糧自給率も高く生活に支障もなく、ソ連以外平和に発展していった大陸世界というご都合前提です。
色々無茶です。

144 :休日:2014/04/22(火) 19:21:59


大陸日本の巨大都市



平成2×年4月。

また今年もやってきた。毎年毎年こなければ良いのにという季節が。
いや季節ではないか。開かれるのは春、夏、秋、冬、特に決まった季節が有るわけではない。必要であらばその時々に開かれる物なのだから。
偶々今年が春であっただけで去年一昨年はまた別の季節であった。

(特に去年は最悪だったな)

去年は8月の中旬であった為、この国特有のじめじめした空気に身体がやられてしまい危うく熱中症になる処であった。
そんな中でやはり見たくない物のオンパレードを見せつけられて不快指数は120%で、早くベルリンに帰りたいとホテルの自室で考えたほどだ。

その点、今年はまだ良い。湿気も少なく穏やかな気候の代表、春なのだから。
普通春といえば麗らかな春の日という程に人の心を解きほぐし、癒しを与える物である。
一年を通して最も短く最も過ごしやすく、機嫌が悪くなったりイライラしたりするような季節ではない。

彼、第六代ドイツ第三帝国総統も例外ではなく春という季節は基本的に好きだ。
激しやすい彼も落ち着いている日が多く気苦労の絶えない彼の部下、ナチス幹部達も大助かり。
但し、例年ならばという前置きが付いてしまうのだが。

そう、今年の春……つまり今、彼はとても機嫌が悪かった。
誰かに怒られた? 彼を叱れる者などこの世に存在しない。
政策が行き詰まった? ドイツ第三帝国は枢軸全体で考えても行き詰まっている場所など無い。
では何故彼は今機嫌が悪くなっているのか? その原因は先程まで見てきた大阪の町並みある。
会談の都合上訪れたこの街の様相が彼を苛立たせているのである。

日独首脳会談。

毎年両国の首脳が相手国へと赴き今後の両国関係に付いて話し合う重要な会談だ。
実質世界は第二次大戦以前より三極構造となっている。
一つはドイツ。欧州枢軸を纏め、その盟主の座に就く高い技術力を誇る大国。
二つ目はアメリカ。北アメリカ大陸に存在する資源豊かで物が溢れかえる国。

上記を技術の国。
下記を物量の国。

こう仮定したとき、三つ目の極となる日本はアメリカを超える各種の資源埋蔵量と豊かな気候がもたらす豊穣の大地を持ち
ドイツを超える技術力と世界に先駆けて新しい何かを開発する発想・創造性・先見性を持つ、技術と物量の両方を兼ね備えし超大国となる。
その三大国家の首脳会談は、ある意味世界の勢力図を変え、未来を作っていく物と言える。
アドルフ・ヒトラー、フランクリン・デラノ・ルーズベルト、そして嶋田繁太郎。
彼の三巨頭によるヤルタ会談で野蛮な野生熊ソビエトを解体、分割統治を話し合って以来延々変わらず。
(腹黒い大英帝国等は常に三国による圧力の元ひっそりと生きている)
その為、余程の事情でもない限り三大国同士の会談はキャンセル出来ない。
例え気分が悪くなろうとドイツ総統という立場上出席せざるを得ないのだ。

145 :休日:2014/04/22(火) 19:22:39


(日本第二の都市大阪)

商業の街大阪。日本大陸近畿圏の2府5県、面積331,124.2km2という広大な地域の中心であり、関西最大の都市。
林立する30階建て以上の高層ビル。40,50階建てのビルも珍しくなくまるでビルの森。
中でも一際目立つ阿倍野ハルカスという地上500mに達する建築物は群を抜いていた。
彼が今いる場所、通天閣から見渡せる街並みは、写真で見たことがあるほんの100年前の大阪と同一の都市であるとは思えない程、まったくの別物。
昭和30年代前後に入った高度経済成長は、元より発展した都市であった大阪をニューヨーク以上の巨大都市へと変貌させていた。

(まさかこれ程の都市に生まれ変わろうとは・・・)

建築物だけではない。
駅数190。路線総延長217kmにも及ぶ大阪環状線と呼ばれる鉄道。
ドイツを含めた欧州の何処を捜しても見当たらない大通り、大阪市の中心部を南北に縦断する国道御堂筋。その距離実に40,270m。
大陸国家である為単純な比較は出来ないのだが、それでもこの大阪の大動脈として整備された鉄道や空を貫く摩天楼の群体を観ていると焦燥感が募る。

無理もない、日本第二の都市……日本で二番目の都市であるという大阪は既に欧州首都と言って良いベルリンを遥かに超越した未来都市としか言えないような発展を見せているのだから。
正に書いて字の如く『メガシティ』。
東京等は地上400m越えのビルが並び建つ未来都市と化していたが、第二の都市でさえ別世界だ。
単純なビルの高さで言えば既にニューヨークにも400m超えのビルは幾棟も建っていたが、ニューヨーク都市圏30,670.6km2 総人口約22,000,000人に対して
京阪神大都市圏は面積117,010.0km2 総人口193,000,000人と桁外れである。
これを上回るのは同じ日本の東京大都市圏、首都圏である人口400,000,000人に達する怪物都市『ギガシティ』大東京のみ。
問題はこれだけの人口を抱えながら何事もなく発展し続けている、それを行える日本の賢人機関の異常さ。

(我が師が常に仰られていたと言われる日本の魔法がこれを可能としているとでも言うのか?)

日本は魔法が使える。
賢人機関『夢幻会』は神秘の担い手であり、古代日本の呪い師の子孫達。

ナチス幹部クラスの間でのみ知られているこの文言は、ヒトラーが使い始めたと伝えられていたが定かではない。

146 :休日:2014/04/22(火) 19:24:22


ともあれ、現実に都市の広大さで言えばニューヨークよりも大阪の方が上であり、日本はこの大都市を魔法ではなく一から建設して作り上げたという事実だけが厳然としてある。
魔法使いのように呪文を唱えて一瞬で作り出すのではなく、多くの建築技師や設計者、都市計画を実行に移す行政機関の努力によって誕生したのだ。

(イライラが収まらん・・・)

第六代ドイツ総統、彼は初代総統ヒトラーを尊敬するが故に芸術家肌となった人間でもある。
無論、ヒトラーと同じく絵画等の美術品や都市といったものが大好きだ。
先進的で機能美ある建物も、美術的価値が高いデザインの建物も。
心の師と仰ぐヒトラーと同じで元は画家、芸術家を目指していたが故に何の美も見えない都市計画により誕生した街など無価値と切って捨てる事さえ有る。

だが、美を見出すことができない都市であっても、想像を絶する段階にまで達してしまえば話は別だ。

こうなると今度はライバル意識や羨ましいといった妬みが噴出してしまうようになる。

(我が師が御創造されたグロスベルリンをこの街を超える都市とせねばな・・・)

こんな処まで心の師に似通ってしまったが故、大大阪を観た彼はこれを超えてやると闘志を剥き出しにしてしまうのだ。
それならば東京を目標とするべきなのだが、大阪にさえ届かないというのに東京もない。
物事という物には段階がある。一段飛ばして進もうとしても必ず失敗するが故、まず一段目を整備しながら二段目を目指す。

彼は早速計画を練り始めた。何の計画か? 決まっている。欧州都市大改造計画だ。
何かしていないと治りそうもない不機嫌な気分は都市計画に熱中する事によって少しは紛らわす事が可能。
しかし、それが彼の部下である閣僚達やナチス幹部の頭を悩ませる計画へと仕上がってしまうとは、当の本人は思いもしない。

気まぐれで激しやすく演説もそこそこでき芸術家肌。

特に都市計画になると目の色を変えて自分の思う都市を造ろうと青写真を描いては周囲の人間を悩ませ
日本をライバル視しながらも日本の都市造りシミュレーションゲーム――シ○シティにのめり込む。

そんなドイツ第三帝国第六代総統をナチス幹部はこう呼ぶ。

今ヒトラー。

147 :休日:2014/04/22(火) 19:25:09


大陸日本現代


大日本帝国

面積  3,779,617.3km2

総人口 1,265,300,000人


東京都

面積  21,886.8km2

総人口 132,976,290人

東京23区

面積  6210km2

人口  90,715,770人

千代田区

面積  116.4km2

人口  507,790人

中央区

面積  101.5km2

人口  1,343,880人

港区

面積  203.4km2

人口  2,140,670人

新宿区

面積  182.3km2

人口  3,314,000人

文京区

面積  113.1km2

人口  2,128,510人

148 :休日:2014/04/22(火) 19:25:43


台東区

面積  100.8km2

人口  1,831,730人

墨田区

面積  116.4km2

人口  2,523,280人

江東区

面積  394.4km2

人口  4,770,280人

品川区

面積  226.9km2

人口  3,717,680人

目黒区

面積  147.0km2

人口  2,737,480人

大田区

面積  594.6km2

人口  7,010,900人

世田谷区

面積  580.8km2

人口  8,925,730人

渋谷区

面積  151.1km2

人口  2,124,600人

中野区

面積  155.9km2

人口  3,165,580人

149 :休日:2014/04/22(火) 19:26:21


杉並区

面積  340.2km2

人口  5,536,320人

豊島区

面積  130.1km2

人口  2,908,440人

北区

面積  205.9km2

人口  3,355,590人

荒川区

面積  102.0km2

人口  2,063,490人

板橋区

面積  321.7km2

人口  5,394,800人

練馬区

面積  481.6km2

人口  7,194,930人

足立区

面積  532.0km2

人口  6,864,490人

葛飾区

面積  348.4km2

人口  4,412,030人

江戸川区

面積  490.9km2

人口  6,743,570人


京阪神大都市圏

面積  117,010.0km2 

総人口 193,419,760人

150 :休日:2014/04/22(火) 19:27:53
終わりです。
数値はウィキペディアを参照致しました。
最終更新:2014年05月18日 21:15