397 :598:2013/12/31(火) 22:02:09

流れを切ってすみません598です。上の方でTRPGについて書かれていたので大陸世界のTRPGネタを少し。
筆記具とダイスさえあればできるわけですし、転生者も頑張ると思うのです。

卓上演戯とは参加者が各自に割り当てられた架空の人物(キャラクター)を演じ、協力しあい(あるいは敵対し)、演戯管理者(ゲームマスター)から架空の状況下にて与えられる試練(冒険、難題、探索、戦闘等)を乗り越えて目的の達成する事を目的とした卓上遊戯の一種。
または、このような遊びを行うために作られた教則本である。英名をrole-playing gameという。

その源流は平安時代まで遡るとされている。軍事貴族が武士を指揮するために始めた原始的な図上演習がそのルーツとされるが、詳細については謎が多い。しかし平安時代後期には日本初の卓上演戯教則である「竜穴記」の写本で遊んだと見られる貴族記録が多数残っており、貴族階級にこの遊戯が広がっていたことは間違いないようである。

武士の世になると卓上演技は、その元となった図上演習の発展に反比例するように廃れることになるが、江戸時代に庶民文化の発達と共に再復興される。その復興を支えたのが「江洲江濡堂」と「恐怖堂」の2商店である。
ほぼ同時期に誕生したこの2商店は、散文していた卓上演戯教則を日本中からかき集め、それぞれの商店の形に作り直した。さらに歌舞伎俳優などを演者(プレイヤー)とした卓上演戯を記録した「演技録本(リプレイ)」を貸本として流通させることで、実際に卓上演戯をする者以外にも幅広い層に「卓上演戯」を広めることに成功している。

特に江洲江濡堂の「刀世」と恐怖堂の「月詠語」は、卓上演戯の入門作品として改変されながら、現代でも教則本として使われている。
また戯曲形式で綴られている「演技録本」も非常に人気が高く、特に「刀世」の「泡集」や「劣等集」などの演者はその時代の千両役者顔負けの待遇を、後援者から受けることもあったという。

このように遊戯としての面が強い卓上演戯であるが、原点ともいえる「竜穴記」においてすでに金髪や銀髪のキャラクターを「共に旅をする仲間」とする世界観が作られていたり江戸時代に蒸気機関が作られると、いち早く蒸気機関を夢の技術として世界観に取り入れた蒸気草子(スチームパンク)の卓上演戯教則が発表され、人々に未知の技術を知る手助けとなるなど、日本の風土を反映した文化的な価値観も有するのである

以上です。転載等はご自由にどうぞ、それでは皆さんよいお年を。
 


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最終更新:2014年05月25日 21:10