ウウウウウウウゥゥゥゥーーーーーー!!
敵襲を知らせる警報です。ネウロイが海峡を越えて、また侵攻してきたのです。

私は急いでブリフーイング室に行くと、すでに皆さんが集まっていました。
皆さんは普段のお茶らけた姿からは想像できないほど、真剣な顔つきをしていました

やがて、ミーナさんがファイルを持ってやって来る

「本日侵攻してきたネウロイは中型10、大型1との報告です」
「ほう、ネウロイも大判振る舞いに来たか」
「ええ、現在高度6000m、まっすぐこちらの基地に向かってきているわ」
「よし!今日の搭乗員割は前衛にエーリカとバルクホルン、後衛はリーネとエイラだ
私は遊撃手、ミーナは全体指揮、宮藤は長期戦も考えられるから、妨害・弾薬係だ。残りは基地待機!」
「「「「分かりました!」」」」
「よし!準備に取り掛かれ!」
その号令と共にバタバタと出て行く。そして私達7人は大空へと舞い上がって行きました

皆さんは機関銃と替えの弾倉だけですが、私は何十個ものの弾倉を抱えての飛行です
さらに、背中には替えの機関銃も背負っています。これが弾薬係のわたしの持ち物です
なんでも、戦闘技術が足りないから、こうなったと言います。はやく上達したいなあ





大空に上がってしばらくすると、目標のネウロイが見えました
そのネウロイは大型ネウロイを中心に周囲を中型ネウロイが囲むように飛行していました

「ミーナ!突撃命令をくれ!」
「待ってちょうだい!ネウロイの数が・・・少し多いわ!」
その言葉を裏付けるように大型ネウロイの腹から複数の小型ネウロイが発進してきました

「今日のネウロイは骨がありそうだな。宮藤!呪歌を頼むぞ!」
「は、はい!!」
私は歌い始めました。すると、ネウロイの動きが鈍くなるのが目に見えてきました

「呪歌が効いているようだな。よし!周りのネウロイから片付けるぞ!全機突撃!」
「了解だ!」「りょーかい」
その声と共にエーリカさんとバルクホルンさんがロール降下しながら突撃していきます


そのエーリカさん達を阻止しようと、小型ネウロイが攻撃してしますが、エーリカさん達は関係ないと言わんばかりに
ビームを遭いくぐって、小型ネウロイ達をMG42で連射させて撃墜していきます。

取りこぼしのネウロイが慌てて反転しようとするけれど、後衛の二人がそうさせじと攻撃して落としていきます
そして、中型ネウロイ1機に取りついたかと思う間もなく、撃墜しました。

「いいぞ!続いては、左側のだ!」
坂本さんが機関銃を発砲しながら、命令を下す


勿論、ネウロイも黙っているわけではなく、中・小型問わず、ビームを乱射していきますが、エーリカさん達は
踊るように潜り抜け、また1機中型ネウロイを撃墜していきました

その様子をしばらく見ていた坂本さんでしたが、突然大声を上げてきました
「スイッチ!!」
その声で、エーリカさん達が下がり、その代わりエイラさんが前に出てきました。
エイラさんも先ほどのエーリカさん達のように小型ネウロイをごりごりと落としてゆきます


後退したエーリカさん達は、私の所に来て
「新人、弾をよこせ」「ミヤフジー、弾を頂戴。ついでに銃身も」
「はいはーい!」
私は要望通りに弾倉と銃身をいくつか手渡しする。ついでと言わんばかりに
バルクホルンさんは背中に背負ったパンツァーファウストを取って行っちゃいましたけど



エイラさんの方を見れば、リーネちゃんの援護の下、ネウロイの包囲の一区を崩していきます
そして、ある時を境目に鋭く旋回したかと思うと、中型ネウロイ1機を撃墜していました

坂本さんも日本刀を抜刀して、中型ネウロイを1機両断しました

「さすがね。本来は難しいはずの接近戦を使いこなせるなんて」
ミーナさんが感嘆の声が漏れる。と、突然目を鋭くすると

「皆!上よ!」
その声に一斉に上を向ければ、小型ネウロイが太陽の中に隠れながら急降下する所だった


それを見た私は、気がつけば体が動いていました。
皆よりも上に出て、巨大なシールドを張ったのです。

巨大なシールドの御蔭で、小型ネウロイのビーム攻撃は防げ、小型ネウロイもシールドに激突して、バラバラになりました
辛うじてシールドを避けたネウロイは、ミーナさんの銃撃によって墜ちて行きます

「いい判断よ!宮藤さん」
ミーナさんが褒めてくれました

そうこうしているうちに、エイラさんがまた中型ネウロイを1機落とすと同時にエーリカさん達と交代しました
エーリカさん達の猛攻で瞬く間に中型ネウロイを2機落としていきました。あ、バルクホルンさんが銃床で殴って撃墜した

「バルクホルン大尉も無茶苦茶ダナ」
補給に来たエイラさんが苦笑しています。


そして、中型ネウロイを掃射すると、後は大型ネウロイだけです。
大型ネウロイは未だに小型ネウロイを吐き続けていますが、その数は先ほどよりも少なかったです

「奴も疲れてきているようだな。コアも確認した。一番前にあった。エイラとリーネは奴の銃座を潰せ
バルクホルンとエーリカと私がコアを破壊する。総員突撃!」
「「「「「「了解!!」」」」」
その言葉に、魔女たちが動きます

エーリカさんとバルクホルンさんが大型ネウロイの表面を舐めるように飛行しながら、銃撃する
時々出てくるビームの銃座は、エイラさんとリーネちゃんが潰してくれています
その周りにいる小型ネウロイはミーナさんと坂本さんが撃墜していく


バルクホルンさんが大型ネウロイを抜きだす時に行きがけの駄賃と言わんばかりに
パンツァーファウストを小型ネウロイ発射口に向けて発射して入口を潰しました

最後は坂本さんが日本刀を抜き出して、魔力を込めると、寸分違わぬに大型ネウロイのコアを両断しました
大型ネウロイがガラスとなって砕け散りました。


私は場違いにも綺麗だ・・・と思ってしまいました。
エイラさん達も余韻に浸かったかのようにその光景を見ていました


やがて、ガラスがすべて消えるとミーナさんが
「大型ネウロイ及び全てのネウロイの破壊を確認、作戦完了とみなし、これより帰投します」

こうして、私の実戦が終わりました。
大変でしたが、私でも役に立つことが実感できました。



もっともっと、頑張って多くの人を救いたいと思っています!!









終わり

戦闘を書いてみましたが、如何でしたか?
次はもっさんの心境について語ってみたいと思っています

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2014年08月27日 12:49