私は、坂本さんに連れてこられてロンドンに行ったのですが・・・
会議が長引いて、町へ観光する暇もありませんでした。

でも、そこにいた兵士達の多く人とお話が出来ました。
何でも、私達のお陰でロンドンが守れたんだと聞いて、嬉しかったです。

結局、会議は夜まで続き、私達は輸送機に乗って帰ることになりました
坂本さんは不機嫌そうに腕を組んでいます

「不機嫌ね、美緒」
「ふん、何かと呼び出せば、予算削減の話だったんだ
馬鹿馬鹿しい話だと思わないか?」
「まあ、私達の活躍に快く思わない人がいるんでしょうね」
「軍人は国民を守るためにあるものだ。政治にあるのではない」

そして、坂本さんは私を見て

「スマンな。せっかくだから、ロンドンを案内してやろうと思ったのだが」
「いえ、私は他の軍人さん達から、お話を聞けましたから」


ラ~~ララ~ラ~♪

「・・・!この歌声は・・」
私は急いで窓の外を見ます

そこには、サーニャちゃんが歌を歌いながら飛行していました

「サーニャちゃんだ。どうしてここにいるのかな?」
「うふふ。夜間哨戒飛行よ。そして、私達を迎えに来てくれたのよ」

サーニャちゃんがこちらをチラッと見ました

「ありがとう!サーニャちゃん!」
サーニャちゃんは、手を振ってほほ笑むとロール降下していきました





それから、大変でした。
サーニャちゃんがネウロイの発見報告に、攻撃したのですが
ネウロイの姿は確認できませんでした

で、皆が集まって、話しあっています


「ふむ・・・今回は幸いにも誰にも被害は出なかったが、夜間攻撃が多くなるかもな」
「そうね。そこでしばらく夜間戦闘を想定したシフトを敷きます」

そういってミーナさんが私を見て

「宮藤さん、サーニャさん。あなたを暫く夜間戦闘員にします」
「わ・・・私もですか?」
「うむ、ちょうど夜間飛行訓練もしてないだろ?渡りに船だ」
「えー、そんな理由ですかー?」
「他にやりたい奴いないか!?」
坂本さんは私の抗議を無視して、問いかけます

すると、その問いに一人手が上がりました
「ワタシが手伝ってヤルヨ」
「エイラさん!」
エイラさんが来てくれることで、私はパァッと明るくなりました

「オウヨ。だから、そんな情けない顔スンナヨー」
「してませんてば」
そう言って、顔を膨らませると、エイラさんは悪い顔して

「夜の空はクライゾー。もしも、落ちたら救助してやらないカラナ」
「えー、助けてくださいうよう」
そう言いながら、ポカポカ叩きますが、エイラはカラカラと笑ってばかりでした


おまけその1
ミーナの後ろ、バルクホルンが手を上げかけていた。
彼女も手伝うと言いかけたが、その矢先にエイラに取られたのだ。
そして、部屋を出て行くまで、ずっとギリギリとエイラを睨みつけているのであった・・・・

おまけその2
一人の男性が走る
そして、塹壕に入り、射撃をしている女性に告げる

「マイルズ少佐!伝令です!東2kmで部隊が孤立しています!救助願います!」
「了解です!それと、あちらにウィッチが撃墜されました!」
「了解です!」

そういって、男性は撃墜したウィッチに駆け寄る。幸いにも致命傷ではなかったので
応急治療をすると同時にお姫様だっこで後方へ運び入れる

翌日、新聞の一面記事にクルト・フラッハフェルト少尉の英雄的行動が掲載されたが
なぜか、ミーナ中佐を始めとする501部隊には目にする事は無かった





終わり

夜間哨戒の話にしばらく入るぞー
それと、小ネタをちょくちょく入れようかと思っています

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最終更新:2014年08月27日 12:51