「起っきろ~!!夕方だよ~!!」
ルッキーニちゃんの呼び声に私は睡眠から目覚めました。
サーニャちゃんもエイラさんも今起きたばかりか、寝ぼけ眼です


そして、食堂に行ってみれば、部屋は薄暗かった
リーネちゃんに聞けば、暗い環境に目を合わせる為の訓練だそうだ

そして、夕食には普通の食事にブルーベリーがたくさんあった
リーネちゃんが目にいいからと実家から大量に送って来たそうだ

食べているとルッキーニちゃんが
「ねえねえ、舌をベーしてみて?ベー」
というから、近くにいたサーニャちゃんとエイラさんと一緒にベーしてみたら
みんな、ブルーベリーの汁で紫色に染まっていました

暫く、舌を見せ合っていましたが、やがて誰かがクスクスと笑い始めると
4人は大爆笑してしまいました。

だって。おかしいんだもの~



そして、いざ夜間哨戒に出撃!・・・・という段階で私は躓いてしまいました。
なぜなら、夜の滑走路と空が暗くて、何も見えなかったのです。それがすごく怖くて・・・

「夜間飛行ハジメテか?」
エイラさんが聞いてくるので、コクコクと頷きます

「ウーム・・・・前は綺麗に飛べたんダケドナ・・・・あ、あれは乗っ取られたカ」
エイラさんが小声で何か喋っているようですが、私は聞こえませんでした

「無理ならやめる?」
サーニャちゃんも心配そうに聞いてきます

「い・・・いえ!ここでサーニャちゃんを見捨てる事なんて出来ません!」
「芳佳ちゃん・・・ありがとう・・・」
「ソウカ・・・なら、手を繋ごうカ?」
「え?」
その言葉にエイラさんを見れば、手を差し伸べていました


「一人ジャ出来ないカモしれない・・・デモ、二人・・・ううん三人となら怖くナイダロ?」
「そうね・・・芳佳ちゃんにはいつも助けてくれた。今度は私の番」
そういって、サーニャちゃんも手を差し伸べてきます

私は、その差し伸べられた手をしばらく見ていましたが
「あ・・・ありがとう!サーニャちゃん!エイラさん!」
ギュッと握ります。

エイラさんもサーニャちゃんもいいよいいよと言わんばかりに微笑んでくれます



やがて、三人は足元に魔法陣を生み出すと同時に夜空に旅立った・・・・



「うわぁ~!」

私はエイラさんとサーニャちゃんに引っ張られながら、飛び立ちましたが
厚い雲を抜けると、満天の星という幻想的な光景でした

「私一人じゃ、こんなとこまで来れ無かったよ!ありがとう!エイラさん!サーニャちゃん!」
「イイヨ、イイヨ。ヨシカが喜んでくれてよかったヨ」
「うん・・・・私もこの光景を芳佳ちゃんに見せたいと思ってたの」
「でも・・・・ネウロイは何処にいるんでしょうね?」
「サアな?これから探しにイクんだろう」
「そうね・・・・がんばろう、芳佳ちゃん」

彼女達は一晩中哨戒し続けたが、ネウロイに遭遇することなく、帰投することになった・・・





おまけ
とある崖の上にて二人の男がいた
「いやーいい眺めと思わないかね?クルト君」
「ええ・・・・でも、現実を見ましょうよ。ヒトラーさん」

崖の上から眺める光景は素晴らしかったが、崖の下に転じてみれば大量のネウロイが群がっていた
「いやーいい眺めだと思わないかね?クルト君」
「本当に現実を見てくださいよー!!ヒトラーさん!!」

彼らが救助されたのは翌日の事だった





終わり

現実が忙しくて、ろくにss書けなかった上に、短く、ネウロイに遭遇まで持ち込めませんでした
すいませんでしたorz

次は早めに投稿できるようにしたいと思います

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最終更新:2014年08月27日 12:55