あれから、私は数回実戦経験をしましたが、弾薬係として上手く慣れた気がします
- ただ、弾薬を渡すための迎えが遅れて、坂本さんの怒鳴り声だけは勘弁してほしいと思います。
私だって、必死にネウロイの攻撃をよけながら、迎えに行ってるんですから
ですが、それによって発生した問題があります
「バルクホルンさんっていつも機関銃を殴るんですよねえ。銃が曲がって使えないのがもったいないじゃないですかー」
そう、バルクホルンさんです。
彼女っていつも大型ネウロイ相手に銃を乱射しながら、接近したかと思うと銃を殴るんですよ
彼女の怪力と相まって、銃が曲がっちゃうんですよー。
機関銃は消耗品であるというのは分かっていますが、私はいつも勿体ないと思うんですよ
「というわけで、何とかなりませんか?」
「うーん・・・難しい問題だねえ」
「だよなあ。あの堅物が戦術を変えろと言われても言う事聞かないだろうし」
私は、お父さんの研究所で、お父さんとシャーリーさんに相談してみましたが、やはりいい返事が無いようです
うーんうーんと悩む私達に研究員がある事を教えてくれました
「宮藤博士、私らが息抜きに作ったあれなら行けるんじゃないですか?
「あれ?・・・・おお、そういえばあれがあったな!」
「あれなら、堅物の戦闘にもあうしな!」
「あれですか?」
私が疑問に思ってると、お父さんが付いてきなさいといい、ある場所に移動しました
そこには・・・・
「うわあ!武器がたくさん!」
武器がたくさんありました。ただし・・・・
「あれ?なんで鉄球に鎖が付いてるの?こっちはパンツァーファウストが一杯束ねてるし」
そう、ネタ武器が多いのです
「いやあ、どうしても研究に息詰まるときが出るんだよねえ。その時には武器を作って息抜いてるんだよ」
「これも、立派な研究だよ。私はこれが気に入ったな」
そう言いながら、シャーリーさんは銃身を束ねた武器を取り出しました
「これはガトリング銃といって、銃身を回転しながら、高速で弾を大量に吐き出す武器なんだ。どんなネウロイでもバラバラに砕け散る自信あるよ
ただ、重量が重くて、とてもじゃないが使えないのが残念だよ」
シャーリーさんはとても残念でそうです
「で、バルクホルンさんに合った武器はどれなんですか?」
「芳佳、これだよ」
お父さんがそういって、指をさしてくれました。
刺した方には
「うわあ!大きな剣に銃が付いてる」
そこには芳佳の言うように大きな剣にその上に銃が取りついていました
「これはな、ヴァールと言って接近戦の取り回しを重視した武器で、剣の上に着いた機関銃で乱射しながら大きな剣でネウロイに直接叩きつけるんだ。
また、対戦車ロケットも発射できて、火力に不足する事は無いよ」
「すごーい、これならバルクホルンさんも使えて、機関銃が無駄になる事はありませんね!」
私は大はしゃぎにいますが、シャーリーさんは渋い顔です
「でもなあ・・・・あの堅物が素直に受け取るかな?ネタ兵器満々これで」
「そうですねえ」
私達は再び悩みますが、そこに明るい声が来ました
「大丈夫だよー」
「うわ!・・・・びっくりした。エーリカさんでしたか。どうしてそこにいたんですか?」
毛布がもぞもぞと動いたかと思うとエーリカさんが出てきました
「いやあ、トゥルーデから逃げてきて、ここに匿ってもらったんだ。
先ほども言ったけど、大丈夫だよ。そのためには宮藤の協力がいるんだけど、できる?」
「私にできる事なら、何でもします!」
こうして、バルクホルンさんにヴァールを渡そう作戦が始まりました
後日
ヴァールをバルクホルンさんに渡しましたが、やはり激しく拒否されました。ネタ武器なんぞふざけてるのか!?と
そこで、私がバルクホルンさんの前に出て
「お姉ちゃん、私のプレゼント(武器)受け取ってくれないの?」
と、上目づかいに使いました。これが、エーリカさんから頂いた作戦です
でも、本当に効くのかなあ?
すると、バルクホルンさんはなにやら、グハっといいながら、クの字に折れたり
ブツブツと言いだしましたが、震える手を差し出しながら
「わ・・・分かった・・・・受け取ろう」
「本当ですか!ありがとうございます!!」
私がわーいしてると、バルクホルンさんは手を顔に抑えながら、赤い水を流してました
その後、バルクホルンさんはヴァールを持って、戦闘に出ましたが
やはり、大剣を使って、ネウロイをどんどん撃墜して、大活躍でした
ただ、こっちを見る目がだんだん気持ち悪くなっているような気がするのですが・・・・大丈夫だよね?
おまけ
「・・・・シンプソン君状況は?」
「はっ、発見しましたネウロイ軍団にブロークンアローしてきました。
そこで、ルーデル大佐が約15分、マイルズ少佐が約10分、マルセイユ中尉が約5分で到着の所です」
「ふむ・・・・条件はいい所だな。私はマルセイユが勝つに懸けよう」
「ならば、私は同郷のマイルズ少佐に懸けましょう」
「よし、ワシは良く会うルーデルに懸ける」
そういって、三人は一人に注がれる
もう一人であるクルトはビクッとしながらも言う
「え・・・えーと・・・引き分けに懸けます」
「よーし、他の者もどうだ?」
「よし、俺はマイルズ少佐で」「いや、ルーデル大佐だろ?」
「アフリカの星だ!彼女のキスは頂いた!」
「「「「「あっちでお話ししようか?」」」」」」
懸けの結果はクルトの一人勝ちで、皆から手厚いご褒美を頂いたとか
終わり
ヴァールは戦ヴァルのイムカが持つ武器を想像してくれれば幸いです
分からない方は、イムカ ヴァール で画像検索してください
では、これにて
最終更新:2014年08月28日 18:10