思いついきのストパンネタです。でも制作者はストパンをチョコットしか知りません。
TSネタがあります。複数のネタが出てきます。
この話は嶋田九曜が、積極的に外に出ているパターンとします。
現在書いている物とは完全に違い、ついでにパワーインフレを起こしています。
それでもよろしければどうぞ。
あくまでもネタです。あしからず。



今日はお出かけの日だ。
何でも扶桑国から新型の陸上戦闘脚が送られてきて、その試験に立ち会ってほしいという要請と言うお願いが来た。

少し前までネウロイの襲撃があったが、今は安定している
戦闘は自分が出るまでもなく、経験を積ませるために遠くから見ているだけで、ちょっと暇だった(内心ハラハラしていたけど)。

なので今日はミーナを連れてきている。
留守番には代理司令として美緒がいるから大丈夫でしょう。
もっとも、内心別の意味で不安なんだけど・・・

「司令、新しい陸上戦闘脚は機動性を重視したと聞いていますが、何か聞いていますか?」
「…わからない。なにせ倉崎が関わっているみたいだし…」

そう、あの“倉崎”が関わっていることが不安なのだ。
何せヲタク共が集結して、ネタ武器を制作してはこいらに送って性能を見ようとする。
前なんか戦ヴァル3の【ヴァール】モドキが送られてきて、バルクホルンが嬉々として振り回していた。

「はぁ…」
「し、司令。元気をだしてください」
「わかってる。ありがとうミーナ」

そう言って私は少しだけ飛行速度を上げる。
今どう状況かって?
尻尾の部分だけ妖怪化させ、大きさと長さを拡大させて、そこにミーナを乗せているだけよ?


――――――


「司令、大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃない…」

今私は例の装備を試験運用している基地にいる。
だけど・・・目の前には思っていた通りの光景があり。頭を抱えている。

「なかなか素晴らしいですな!」

口髭が立派な基地司令が上機嫌に髭をしごく。
三人の前では陸戦ウィッチがチームを組んで勢いよく“走って”いた。

「右へ回り込め!」
「急停車!即反転!!」
「うわぁ…今までのより速く動ける♪」


声を聴く限りでは好評のようだ。
新装備“フレーム・ソックス”は、どうみてもアニメ【コードギアス】からヒントを得た装備にしか見えない。

転倒防止用なのかスキー板のように先端が長く伸びていて、車輪が更に二つ付いているのが特徴的だ。
更に油圧式の支柱らしきモノが、フクラハギ中程から伸びて後ろの車輪を駆動させている部分に繋がっている。
完全に似せているわけではないようだが、どう見ても・・・ねぇ・・・

「魔力消費は従来に比べて高いようです。しかし加速力と速度は十分合格点を出せます」
「そのようですね」

気を取り直し、基地司令に同意する。
一応この装備は砂漠などの局地戦も想定しているらしく、様々なタイプがあるらしい。
「うわ!ちょっちょっ!」

「…問題点は後方に振り返って攻撃が出来ない、という事のようですね」
「そのようですな」

目の前で振り返ろうとしたウィッチが慌てて軌道修正をするのをみて呟く。

「しかしこれは画期的です。更に機動力が加わるならば、今までとは違った運用も必要でしょう」
「そうですね…突撃兵のような役割でしょうか?」
「いえ、それよりもですね………」
「それでしたら……」

私たちは訓練を見ながら意見を交換し合う。
私自身は空戦ウィッチだが、昔は陸上戦が主だった。
だからこその意見も言える。だけど・・・

(暇だなぁ…)

長時間ミーナを置いて話してしまい。帰り道ちょっと不機嫌だったので、ご機嫌取りが大変だった。


――――――


「…」
「…なにこれ?」

ミーナが呆然とつぶやく。
無理もない、基地に帰ってみたら食堂が爆発していた。
そして私の前では美緒が土下座をして、刀を目の前に置いている。
それでわかる。料理したら爆発したのか・・・

「申し訳ありません司令…」
「さ、坂本さんも一生懸命作ろうとしたんだよ!」

芳佳がフォローするけど、そんなのは聞いていない。
私が前に出ると、留守番組全員が引いた。

「美緒…私は貴方に何を言いましたか?」
「け、決して自分一人で台所に立つな。司令と一緒に立てと…」
「それで?」
「最近、シャーロットやミーナなどが司令の料理を覚え、焦っていました…」
「…」

重い沈黙が下りる。
皆何か言いたそうだけど、私が出す威圧に押されて何も言えない。

「…」

美緒は未だに土下座をし、顔をあげていない。

「ハァ…顔をあげなさい」
「…しかし」
「あげなさい」

威圧的に言って、ようやく顔をあげた。
まったくもう・・・
軽く額についた土を落としてあげる。

「怪我はない?」
「え…お、お叱りは無いのですか?」
「怒っているわ。でもね、自分に対しても怒っているのよ」
「??」
「美緒が学びたいと思っていることに、気が付かなかった自分に怒っているの」
「え…ぁ…そ、それは違います!」

ああ、本当にこの子は頑固でいい子だ。
だから立たせて、笑ってあげる。

「一応私の為に作ろうとはしたのでしょう?」
「それは…はい」
「ならば、今度気をつければいい」

見張りを怠った芳佳達も同罪と言うと、抗議の声が上がるが黙らせる。

「しばらく、美緒の料理試食をさせてもいいのよ?」
「「「「「「ごめんなさい」」」」」

さて、食堂修理は明日に回しますか。
そういえば、辻はあれを配ってくれただろうか?
ちょっと心苦しいけど、きわどいものは送っていないから大丈夫・・・よね?


――――――


「うひょぉぉぉぉ!」
「サーニャチャァァァァァン!!」
「シャーリ、良い表情だ…ジュルリ」
(野獣共が焼き増しした写真に群がっていますね。嶋田さんも苦労して撮った写真ですから、これで多少は持つでしょう。)
   ゴソゴソ・・・
(ふふ、ファッションと称していろんな制服を着せてくれて感謝ですよ!)
「なぁ辻…」
「なんでしょう?」
「「「「「なんで皆下半身が写っていないんだ!!」」」」」
「足は見えても、肝心な場所が…!!」
(野獣共め…)









以上です。
議論を中断させてしまい申し訳ありません。
明日早いのでもう寝ます。
お疲れ様でした。

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最終更新:2014年08月30日 16:04