マルセイユを書いてあげようと軽く書いてみた。
口調がわかっていないのでごめんね・・・
ニコ動【アフリカの魔女】を参考にしております。
太陽が照りつける大地の上空。
その青い、碧い空を一筋の雲が切り裂いていた。
切り裂く雲を作っているのは“ウィッチ”である。
黒い革製の上着を着込み、短いスカートをはいている。
重い銃器を持ち、腰には日本刀をぶら下げていた。
銃を持たない方で、耳に手を当てて通信を傍受しているようだ。
その表情は険しく、しかしどこか・・・楽しんでいるようにも見える。
彼女の名は“ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ”。
通称『アフリカの星』。
――憂鬱×ストパン+アフリカの魔女 マルセイユ登場――
「状況は良くないな」
呟いた声が風に流されていく。
「まぁ焦っていても仕方ない。」
師匠も、適度な緊張と余裕を持ちなさいと言っていたしな!と、つぶやく。
傍受をやめ、手を下す。
その肩には部隊のイメージ意匠と、かの有名な“史上最強”九曜葛葉の、直弟子達に贈られた意匠が縫い付けられている。
彼女が短期訓練で育てた訓練生の中で、抜きんでた成績を持つマルセイユだが。
上官に対する態度がよろしくなく(どうしても九曜と比べてしまい、劣る感じに見える)、この地に飛ばされてしまった。
まぁ、あまり気にはしていない。この地で大切な仲間たちと知り合えたのだから。
「む…見えた。」
しばらく飛び続け、視界に入った戦場は押されていると言っていい状況だ。
扶桑国からやって来た防御主体のウィッチが、何とか戦線を保たせている。
既に二本分後退している。
「余裕はないようだけど…いくかな!」
意識を切り替え、すぐに突撃をかける。
狙いは結界シールドに負荷を与え続けている小型ネウロイ。
7.92mmのラインメタル/マウザー・ヴェルケMG34機関銃が火を噴く。
―ガガガガガッ!!―
軽く一連射して一気に離脱していく。
こちらの攻撃に気が付いた小型が、銃身をこちらに向ける。が、その判断は誤りだ。
すぐに対空機銃座が薙ぎ払い、殲滅する。
地上の誰かがこちらに叫んだようだがわからない。
なにせ今は銃をしまって、日本刀を抜いたばかりだ。
この日本刀の扱いには注意がいる。
なにせ、ただ置いただけでも岩を切断するほどの切れ味がある。
卒業の証としていただき、九曜葛葉直々に打ち上げた魔剣。
「ふっ!」
すれ違うように亀型ネウロイを切り裂く。
切り裂かれたネウロイは切られた事も気付かずに前進するが、数歩進むと二つに綺麗に割れる。
それでも進むのだが・・・そんな状態でまともに進めるわけもなく、あっけなく倒れて、その衝撃でようやく切られたと悟るのだ。
足を切り裂き、胴体を切り裂き、飛び上がって納刀すると銃器で穿って行く。
苦手だという地上戦も、あっさりこなす姿はまさに天才と言える。
もっとも本人に聞けば「死ぬような体験に比べればどうってことない」と言う。
そうこうするうちに応援の陸戦ウィッチが駆け付けたようだ。
前線がにわかに活気づいたのが気配で分かる。
戦う乙女にロマーニャの兵が騒いでいるのかもしれない。
「ふぅ…何とか士気は上がったか。あとは…」
前線の陣地から視線を外し、奥の方から進行する大型陸戦ネウロイ二体を見る。
「あれを仕留めるか。」
獲物を見定め。上空から一気に降下する。
マルセイユに気が付いたネウロイ達が、対空砲火を上げるがうまく調整されたシールドにより受け流されていく。
降下する中で銃弾をばらまき、仕留められるモノを仕留めていく。
そして大型ネウロイに近づくと、一気に股の間をくぐっていく。
そのまま去ろうとする彼女を、逃がさないと言わんばかりに足を振り上げ・・・
胴体部近くの関節からずれて倒れてしまった。
「足を上げると危ないぞ…って遅かったか。」
いつの間にか抜かれていた日本刀が切断していたのだ。
悪びれもせずに軽く謝ると、再び接近。
もがく大型の胴体部を切り裂き、コアを確認すると、銃を股の間から通す様にコアに向けて発砲した。
―――
――――――
―――
襲撃を撃退した陣地で、男達が汗を流して修復していた。
「いやぁ凄かったな。」
「可愛い女子達がいっぱいだったな!」
女に目がない同僚の頭を殴る。
「何すんだよ」
「俺がいいたいのはな、『アフリカの星』だよ!」
「ああ、そっちか…」
「どっちだよ…接近戦もできるって聞いていたけど、本当だった。」
「ズバズバ切り裂いて、気持ちいいくらいだったな!」
「そういえば、みえたか?」
「なにがだ?」
「肩の衣装だよ。部隊のと卒業生たちが付ける…
足が稲妻の狐―ライトニング・フォクス―
…だよ!」
「早すぎて見えねぇよ…」
男達は今日の出来事を肴に仕事に精を出す。
以上です。
ちょっと長くなったけど、書きたい部分じゃないんだよね。
そもそも何歳くらいの時に出会い、そして訓練期間はどのくらいか?
その辺がいまっていないので・・・
最終更新:2014年08月30日 18:28