「のひぇぇぇぇぇぇぇぇ えらいこっちゃえらいこっちゃ」チャンカチャンカチャンカチャンカ
「落ち着け」
「この現状で落ち着けとか難易度ルナテックモードでやんす」ちゃんかちゃんかちゃんかちゃんか
「慌てた所でどうにもなるまい」
「ご立派な正論ごっちゃんでやんす!でも今の状況正論じゃどーにもならねーでやんすよ!」ちゃんかちゃんかちゃんかちゃんか
「うむ、現状の確認をするとしよう といっても大量に現れたネウロイが進撃してきてるので大ピンチだ、で終わるのだがな」
「その『大量のネウロイ』がえらいこっちゃな数なんじゃねーですか! 観測してる○本野○の会のメンバーが腱鞘炎起こして途中リタイヤしちまうくらいの数なんですぜ」そいやそいやそいやそいや
「しかしなぁ、われわれもこうやって迎撃するくらいしか出来る事ないしなぁ ところでさっきから踊ってるのはひょっとして、噂に聞く扶桑の降霊術『トレイ・ダンス』か?」
「だからってのんびりしてるワケにゃいかんでしょーが 『敵が七分に陸が三分』どころかネウロイがみっちりつまって何十キロ先まで地面がまったくみえねーんでやんすよ?
そう、さしずめ朝七時半の山手線か三日目の西館のごとく!」えじゃないかえじゃないかえじゃないかえじゃないか
「他に何も出来ないから仕方ないでしょ で、そのダンスひょっとして噂に聞く『ドジョーレスキュー』?」
「そうだ!九曜の大姐に頼みやしょう!大姐ならアレの九割くらいあっさり倒せるっしょ!」
「九曜様は戦えん 先日からネウロイ世界とこの世界の『扉』をふさぐ儀式を行っていてな
それがようやく成功したのだ つまり、今見えるあいつらを倒せばネウロイとの戦いは終わるといっていいぞ
以後使役する事が出来なくなるし、その封印が永遠に続くわけでもないがホンの数百年程度争いが無くなるのをよしとするのが
九曜様のご意思だ そしてその数百年後に再び現れるであろうネウロイと戦う術を請う背に伝えるのが、その後のわれらの使命だ」
「聞いてねーっす!」
(ひょっとして『扉』が閉じられるんで連中慌てて大量にこっち来たんじゃねーですかい?)
賢明にも口にしない
「まあとにかく、われらがやることはいつもと同じ あそこまで飛んで行きネウロイに弾叩き込む それだけだ
(くすりと笑って)杏、なんだったら逃げてもかまわんぞ」
「安全な場所があるってなら喜び勇んで逃げさせて頂きやす!でもあの数見ればそんな場所どこにもねーってわるじゃないスか!
もう戦場、ルー姐のそばが一番安全な場所ってもう自分が何言ってんのか理解できねー……
ってルー姐!なんか民間人が二人、あそこにいるでやんすよ!?」
「あー、ここはどこだろな?」
「少し待ってください先生・・・・・・・GPSの反応が全くありません」
「するってぇっと」
「はい、おそら「ちょっとそこの!金髪のイケメン兄さんとハゲのおっちゃん!こんなところで何やってるんでやんすか!はよ逃げなせい」
「おっちゃんて……おー、なんかパンツ丸出し娘が空から降りてきたぞ」
「パ・・・・・こ、これは『パンツじゃねーので恥ずかしくないんでやんす』という……ってそんなことはd-でもいいんでやんす!」
「とりあえず落ち着け そしてZ市ってどっちに向かっていけばいいんだ?」
「Z市なんてしらねーでやんすよ!ここは欧州ヨーロッパ!」
「ヨーロッパだってさ どうやら本当に」
「はい、異世界にきてしまったと見て間違いないかと」
「異世界とか何ホザいてるんでやんすか!全く話が通じねえよじーざす! oh! my Headache!
とりあえずあんたらはよ逃げなっせ!ネウロイがくるんでやんす!!!」
「ネウロイってーと」
「むこうから大量に押し寄せてくるバケモノのことでやんすよ!人類絶滅五秒前!わかったか!わかりやしたか!
わかったならあっしらが足止めするんで走るなりなんなりしてとっとと逃げなせい!」
「あんたらはいいのか?」
「よくねーよ!でもここで逃げらんねー理由とか事情とかその他色々諸々あるんでやんす!
男もつれーのでしょうが女だって色々つれーんですよ!」
「ハラ減ったな なあそこのあんた」
「はっはっは、いい加減殺意の波動に目覚めそうでやんすよあっしは」
「いや、このドタバタ終わったらメシ食わせてくれないか?」
「ああ無事生きてられたらメシでもなんでも奢ってやるっすよ!!!」
「よし、じゃあ行くかジェノス」
「はい、サイタマ先生」
はいここまで
ちなみに序盤、杏はストライカーユニットを装着して空中で踊っとります
最終更新:2014年08月30日 16:44