396. ひゅうが 2011/11/21(月) 19:01:50
※  この良作を見せられては一本書かざるを得ない!


――1940(照和15)年  春  日本帝国  海軍軍令部

私は、確かにあのときブーゲンビル島上空で戦死したはずだった・・・。
だが、私が目覚めたのは、時の流れを38年もさかのぼった巡洋艦「日進」の医務室だった。

だが、全てが前世のままではない。
前世の私は、「日進」で指を2本損傷したはずだ。
それに私は山本の家督を継がず、高野姓のままでここに至っている・・・。
昭和の御代の名も違う。
私は現世に転生したのだ。この世界では日英同盟は存続しているし、明治の御一新の様相もずいぶん違った。
満州は日英米など国際資本の自由市場になっている――

(モノローグ長いので以下略)


電話は、陸軍の大高弥三郎中将からのものだった。
かねてから陸海軍共同での作戦立案に関わり、開明派の切れ者との風評から、高野は快諾した。
そして・・・。

「し、嶋田!?それに宮様も!?奥にいるのは近衛公に、辻!?なんなんだこの集まりは!」

「よう、来たな。高野。まあ、さあそこに座ってくれ。」

私服姿の大高の姿をみたところ、どうも彼も承知の上らしい。


「さて。高野。いや山本。」

嶋田繁太郎はにやりと笑った。

「ようこそ、夢幻会へ。」


――「紺碧世界に夢幻会が乱入したようです」――続かないw

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最終更新:2012年01月01日 21:32