276 :Monolith兵:2014/08/21(木) 02:12:33
ネタSS「憂鬱日本欧州大戦 -パスタの本気③-」


 仏伊艦隊激突の翌朝、日英艦隊は空母艦上機の発艦準備に取り掛かっていた。イタリア艦隊の位置は、フランス艦隊から逐次送られてきていた。

 日英艦隊は30ノットの高速で航行してきたために、脱落艦が更に出ており、アレクサンドリア出航後合計で軽巡洋艦2隻、駆逐艦7隻が脱落していた。
 そして、今も艦隊から脱落しようとしている艦があった。

「よりによって今になって機関が故障か・・・。」

「残念ながら・・・。」

 伊藤艦長を始めとする艦橋要員たちがいる赤城の艦橋は重苦しい雰囲気に包まれていた。
 赤城はスペック上なら30ノットでの航行が可能だったが満載状態では28ノットが精々だと言われていた。そして、現在は燃料弾薬共に満載で艦上機も露天駐機する事で100機近くも詰め込んでいた。
昨夜の航空攻撃隊を出して以降は打撃艦隊と分離し、速度を落とし巡航していたが、それでも20時間以上も30ノットで航行したのは赤城の機関にかなりのダメージを与えていた。
 いくら日本海軍がスペックを過少に公表しているとは言え、これは赤城の機関にかなりの負担をかけていたのだ。
 フランス艦隊支援の為に、機関を限界以上に酷使していたが、そのせいでフランス艦隊への支援が行えないかもしれなくなったのだ。

「カタパルトでの発艦は?」

「機関の故障による電力不足で難しいです。ですが、現在の速度でも艦爆なら何とか発艦出来ます。」

「肝心の艦攻は今までに上げられた10機だけか・・・。」

「後はイギリスの艦攻に頑張ってもらうほかしか無いでしょう・・・。」

「あの複葉機では期待はできんよ・・・。それより、艦爆を出せるだけ出すんだ!」

277 :Monolith兵:2014/08/21(木) 02:14:04
 艦橋でそのようなやり取りが行われている一方で、第一次攻撃隊の機数が減るという話は、赤城に乗り込んでいたパイロット達の間にも広がっていた。

「畜生、よりによって今壊れるなんて!」

「攻撃隊は出せるのか!?」

 撃沈された天城のパイロットたちは赤城の速度が落ちた事で、発艦が不可能になるのではと話し合っていた。そこに、天城飛行隊長だった楠美正少佐がやってきた。

「喜べ!何とか出られるようだ。」

 その言葉に天城のパイロット達は歓声を上げた。

「だが、これ以上艦攻は出せない。艦爆と艦戦のみでの出撃となる。」

 それを聞いた瞬間、天城所属のパイロット達から悲鳴が上がった。それでも、彼らは出撃する者達に激励の言葉と自分達の無念を晴らして欲しいと頼んだ。

「中尉、お願いします!天城の敵を絶対に取ってください!!」

「俺たちに任せろ!絶対にイタリア艦隊を海底に沈めてやる!」

「甲板上の艦攻は格納庫へ降ろせ!艦爆を出すぞ!」

 飛行甲板から艦攻がエレベーターで下ろされていく。赤城は飛行甲板の一部が焼失した際、後部エレベーターも故障してしまい、そちらはまだ修理できていなかった。前部エレベーターのみでの発艦準備は、通常よりも時間がかかり、爆弾も十分な揚力を得られるよう500kg爆弾から250kg爆弾へと換装した。
 居残りの者達や手すきの者達が帽振れをする中、第一次攻撃隊はバンクを振りイタリア艦隊を目指して飛び去って言った。

278 :Monolith兵:2014/08/21(木) 02:14:53
 一方、フランス艦隊はイタリア艦隊との戦闘を再開していた。フランス艦隊としては応援が到着してからの再戦を望んでいたが、イタリア艦隊は昨夜の航空夜襲で日英艦隊が近くに来ている事を理解していた。
 よって、イタリア艦隊としてはフランス艦隊を早めに片付けて、ニースへの砲撃を行いさっさと帰還したかった。。イタリア艦隊は戦艦2隻が撃沈されたとは言え、未だ戦艦5隻を有する強力な艦隊であった。対するフランス艦隊は戦艦は僅か2隻、駆逐艦以上を含めても僅か19隻で、無傷の艦艇はほぼ皆無な上に弾薬も残り少なく、イタリア艦隊が圧倒的に有利な状態だった。

 そして、フランス艦隊は当然のごとく劣勢の中にあった。

「ロレーヌは退艦命令が出されたようです。」

「そうか・・・。」

 ロレーヌはかろうじて中破判定だったが、事実上の大破と言えるほどの損害を受けていた。主砲は4基中2基を失い、艦橋に被弾し電探と測量儀を失い統制射撃は不可能な状態であった。
 それでも、ロレーヌは「我、砲戦力の5割ヲ保有セリ。」とダンケルクへ通信を送り、ジャンスールからの撤退命令を拒否した。ジャンスールも、そこまで言われては強く命令する事は出来ず、戦闘への参加を認めていた。

「敵戦艦の残りは4隻。これで、戦艦の数は4倍にもなったか・・・。」

 ロレーヌ最後の意地だったのか、最後の砲撃がコンテ・ディ・カブールに命中していた。コンテ・ディ・カブールは、昨夜の戦闘で被雷していたが、応急修理でふさいだ破孔に砲弾が奇跡的に命中したのだ。喫水線下に被弾した事で大量の海水が流入し、艦体の復元を行う間もなく傾斜し、沈没も時間の問題であった。
 だが、フランス艦隊が圧倒的に不利であったのは覆しようが無かった。

 その時、対空電探が航空機の接近を捕らえた。

「5時の方向から航空機接近!機数約40!!」

「日英艦隊の航空隊か!」

 その報告に彼らは勇気付けられた。昨夜の無謀ともいえる昨夜の夜間雷撃ですらかなりの損害をイタリア艦隊に、しかも15インチ砲戦艦に与えたのである。昼間の攻撃ともなれば命中率はかなりの物となるだろうと思われた。
 しかし、昼間の攻撃は防御側も有利であった。イタリア艦隊は接近して来た航空隊に盛んに対空砲火を浴びせ、何機もの爆撃機や攻撃機が撃墜されていた。

「航空隊を支援しろ!」

 フランス艦隊はイタリア艦隊に残った火力の全てを叩きつけた。ダンケルクも生き残っている第2主砲4門の34センチ砲を敵一番艦のリットリオに向けて火を噴いていた。
 軽巡以下の軽艦艇も魚雷を撃とうと敵艦隊へと接近していった。敵が航空隊に気を取られているうちに接近し、魚雷を食らわせようというのだ。
 昨夜の戦闘では雷撃で戦艦を1隻撃沈しており、上手くいけば駆逐艦でも戦艦を沈められることを証明していた。

「敵1番艦に爆弾命中!」

 元天城航空隊の97式艦爆は激しい対空砲火を掻い潜り、見事リットリオに250kg爆弾を命中させていた。だが、その効果は余り無かった。



「畜生!やっぱり25番じゃ駄目だ!!」

 97式艦爆のパイロットは250kg爆弾が弾かれた事に悪態をついた。
 赤城の機関が故障し十分な速力が得られず、合成風力が十分に得られなかった為に、97式艦爆は500kg爆弾ではなく250kg爆弾を装備していた。
 しかし、やはり250kg爆弾の威力は低かった。殆どの250kg爆弾は打撃を与えられず、中には装甲に弾かれるものすらあった。駆逐艦や巡洋艦には破滅的な打撃を与える事は出来たが、戦艦相手には分が悪かった。
 だが、それでも幾つかの対空砲を破壊し、雷撃機が無事投弾できる助けとなっていた。

「頼むぞ!」

 97式艦爆のパイロットの祈りが通じたのか、7機の97式艦攻は無事雷撃を終えていた。既に3機の艦攻が落とされていたが、それでも7本の魚雷は戦艦を沈めるには十分な数であった。
 そして、戦艦リットリオに3本の水柱が吹き上がった。

「やった!やったぞ!!」

「撃沈確実だ!航空機で戦艦を初めて撃沈してやったぞ!!」

 パイロット達は魚雷が3本も命中した事に喜んだ。実際、リットリオは急速に傾斜しており、沈没は時間の問題と思われた。
 この事は攻撃隊から無線で日本艦隊へと齎され、赤城は歓喜の声で満たされた。

280 :Monolith兵:2014/08/21(木) 02:16:10
「1時の方向にイタリア艦隊発見!」

 金剛の昼戦艦橋で、古賀は敵艦隊発見の報告を聞いて急いで双眼鏡を北へと向けた。確かにそこには戦艦のマストらしき影が見えていた。これより前に電探でイタリア艦隊を補足していたが、実際に見るまでどのような状態なのかが解らなかった。

 これまでの航空攻撃で戦艦2隻が撃沈確実、重巡洋艦1隻と軽巡洋艦2隻を撃沈、他にも駆逐艦を6隻撃沈していた。生き残った艦艇も大なり小なり被害を受けているようで、連合軍の勝利は疑いようが無かった。
 赤城の第1次攻撃隊はリットリオを沈めたものの、それ以外には目立った戦果は無かった。それ以外の戦果は、第2次攻撃隊とイギリス空母の航空隊による戦果だった。

 信じられない話ではあるが、イギリス海軍ですら期待していなかった旧式の複葉雷撃機ソードフィッシュは、戦艦と巡洋艦を合計3隻も撃沈していた。
 と言うのも、ソードフィッシュの速度が遅すぎ、97式艦爆や艦攻に合わせて時限信管を調整していたイタリア艦隊の対空砲は、ソードフィッシュの遥か前方で炸裂したのだ。信管を調整して最低時間で炸裂するようにしたものの、ソードフィッシュの速度はそれよりも更に遅かった。
 しかも、対空機関砲や機銃の攻撃も、布張りの翼を貫通しても穴が開くだけで大した被害も無かった。
 最も、曳光弾によって布張りの翼が燃えたりエンジンに被弾したりして撃墜された機体も多くあったが。
 しかし、それでも半数以上のソードフィッシュが無傷で雷撃を行い、世界で二番目に戦艦を撃沈していた。


「9時の方向に戦艦発見!ダンケルクと思われる。」

 見張り員からの報告に双眼鏡を左にずらすと、戦艦ダンケルクが見えた。特徴的な4連装砲塔は無残にも破壊され、濃い黒煙が立ち上っていた。

「酷いな・・。」

「大破は確実ですな。と言うよりも、浮いているのが不思議な状態です。」

 ダンケルクはもはや戦闘能力を喪失していた。主砲は2基とも破壊され、生き残っている火砲は4連装13センチ砲と幾らかの対空機関砲が生き残っているだけであった。しかも4連装砲はターレットが歪み旋回不能であり、艦尾至近に着弾した砲弾の爆発で舵とスクリュー軸が損傷し、まともに動くのも難しい状態だった。。

「イタリア艦隊は東に向かっている。撤退するつもりだな。」

「戦力の過半を失ったのです。撤退するのが常識的な判断ですよ。」

「だが、逃がさん!奴らを見逃せば再び今回のような事が起こりうる。何よりもイタリアを早期に攻略するためにも、イタリア艦隊は徹底的に叩くべきだ!」

 古賀はここでイタリアの戦艦を全て沈めるつもりだった。フランス海軍は兎も角、日本海軍はこれまで航空機によってしか戦艦を沈めて無かった。これは大鑑巨砲主義者の古賀にとっては余り歓迎できることではない。
 今回の戦闘では、高速戦艦の不足から母艦航空隊に頼るところが大きかったが、このままでは戦艦派が冷遇される可能性もあったからだ。なんとしてでも戦艦で戦艦を沈める必要があった。
 それは、大鑑巨砲主義者だけでなく、水雷派の者達も同様であった。

 日英艦隊が接近している事を知ったイタリア艦隊は逃げるのに必死だった。それは撤退と言うよりも敗走に近いものであった。
 3隻の戦艦と侮り倍の戦艦数で戦った結果戦艦3隻を失い、更に航空攻撃で2隻を失った上に、艦隊も出撃当初の半数以下になったために、将兵達は憔悴し我先にと逃げ出していたのだ。

282 :Monolith兵:2014/08/21(木) 02:17:14
 だが、日英艦隊は高速艦を中心に編成されていたために、損傷し速力が低下していたイタリア艦隊にあっという間に追いついてしまった。
 そこから先は殆ど一方的な展開だった。

 戦艦金剛と榛名の36センチ砲による攻撃は次々とイタリア戦艦を鉄屑へと変え、重巡洋艦と駆逐艦は必殺の酸素魚雷による長距離雷撃により、イタリアの巡洋艦と駆逐艦を海底へと沈めていった。
 日本艦隊に遅れるものかと、イギリス艦隊も奮闘した。特にノーフォークとドーセットシャーは戦艦ジュリオ・チェザーレに8インチ砲を大量に叩き込み、落伍へと追い込んだ。両艦のどちらかの8インチ砲がジュリオ・チェザーレの檣楼に命中し、射撃指揮所と測量儀を破壊したのだ。その後イギリスの軽巡と駆逐艦の雷撃によってジュリオ・チェザーレは撃沈された。
 とはいえ、イタリア艦隊も必死で抵抗した。戦艦榛名中破、重巡洋艦青葉が大破し、駆逐艦2隻が大破、その後雷撃処分された。イギリス艦隊も重巡洋艦ケントが大破し、軽巡洋艦エディンバラが沈没、マンチェスターが中破した他駆逐艦が1隻沈んでいた。

 戦闘は午後4時には終了し、生き残ったイタリアの艦艇は僅か駆逐艦3隻だけだった。彼らは白旗を掲げ、日英艦隊に降伏した。
 こうして、中部地中海海戦と呼ばれる第2次世界大戦最大の海戦は、連合軍の勝利で終わったのであった。



 戦闘に勝利した日英艦隊は、海上を漂流する将兵を敵も含めて救助し、ダンケルクを始めとするフランス残存艦を曳航して一路トゥーロンへと向かっていた。
 彼らがトゥーロンへと入港したのは翌日の昼前であり、海戦に勝利し凱旋する艦隊を見ようと港には市民が駆けつけていた。
 だが彼らが見たのは、沈没寸前にしか見えないフランス艦隊と大小の被害を受けている日英艦隊だった。

「おい、海軍はイタリアに勝ったんじゃないのか?何だよあれ・・・。」

「戦艦が1隻しかいないぞ!それどころか、フランスの艦は10隻も無いじゃないか!!」

「コルベールは何処!?息子があの艦に乗っているのよ!」

 集まったトゥーロン市民達は、余りにも酷いフランス艦隊の様子を見て困惑していた。彼らはラジオでフランス海軍(連合軍)が勝利した事を知り、その威容を見ようと集まったのだ。一応はかなりの損害が出たのは聞いていたが、ここまでボロボロになった艦隊を見るのは、彼らにとっては予想外の事だったのだ。

 そんな中、ダンケルクがトゥーロンへと入港していった。ダンケルクの被害は酷く、廃艦にするのが当然と思われたが、フランスを守った武勲艦をスクラップにするのは憚れた。
 また、今回の海戦でプロヴァンスとロレーヌが沈んだために、何とか生き残ったダンケルクの重要性は否が応でも高まった。

 そのような事情からダンケルクはほぼスクラップ状態であるにも関わらず、修理が行われる事になった。また、今回の戦訓を取り込み、電子兵装の強化と航空機運用能力の強化が決定された。
 それと同時に、失われた艦艇の補充の為に戦艦を始めとする建造計画が立てられたが、戦争中という事もあってそれは延期される事になった。

283 :Monolith兵:2014/08/21(木) 02:17:44
「それで、私にどうして欲しいと?」

 中部地中海海戦から1週間後、フランスのトゥーロンで古賀は辻と顔を合わせていた。古賀は辻から話をしたいと言われ、渋々ながら出向いていた。

「フランスは今回の海戦で多くの艦を失いました。ですが、今のフランスではそれを補うことは出来ません。
 一方で、日本は大量の艦艇を建造しています。」

「フランスに日本の艦を売るように働きかけしろと?それは嶋田の領分だろう?私はただの一司令官なのだが・・・。」

 古賀はそこまで言って少し苦い顔をした。古賀は根っからの大鑑巨砲主義者だったが、今回の戦闘での采配から優秀な空母機動艦隊司令官だと見られていた。
 どう考えても勝てそうも無い海戦であったのに、空母の活用によってそれをひっくり返したのだ。
 ちなみに、嶋田は辻と入れ替わるように日本へと帰国していた。辻がフランスへと向かった事を知った嶋田は、涙を流して喜んだらしいが、それもつかの間、辻の後継者候補たちに胃を削られる日々を送っていた。

「あなたは今や日本では常勝提督と言われているのですよ?倍の戦力のイタリア艦隊をフランス海軍と共に殲滅したのですから。
 まあそれは兎も角、あなたの言葉はそれなりに重みがあるのです。」

 そして、辻はフランス経済の現状と海軍と陸軍の反目を古賀へと説明した。経済的に大規模な建造計画の進行は不可能だったが、イタリア軍の侵攻を頓挫させたフランス海軍の声望は鰻上りであった。
 一方で、南欧戦線でイタリア軍にすら苦戦した陸軍には大量の予算がついていた。陸軍よりも活躍しているはずなのに、沈んだ艦の補充が出来ない事で海軍と陸軍の反目は大きくなっていたのだ。

「そこで、日本が作りすぎた艦艇を売りつけるのです。完全に連合よりになったアメリカとの衝突はもはやありえないですし、処分に困っているでしょう?
 それに、フランス海軍は日本の空母や艦載機にかなり興味を持っているようです。」

 古賀はそれに頷いた。知り合いのフランス海軍の軍人からは、空母艦載機隊の奮闘を賞賛する声がかなり古賀の耳に入っていたのだ。
 作りすぎた艦の処分も問題だったが、そもそも戦時急造艦の性能の低さも問題だった。そこは日本で改造するか、フランスの独自改修で何とか出切るだろうと思われた。
 それに、これから先大きな海戦は無いだろうから、船団護衛に必要な性能があれば戦争中は問題ないとも古賀は考えていた。ソ連海軍は話にならないし、アメリカ海軍は連合寄り、日英仏独の列強も連合国なので、艦隊決戦すら起きない可能性があったからだ。

「解った。帰国したら嶋田や宮様達とも話し合おう。」

 第8艦隊は甚大な被害を受けたために日本へと戻ることになっていた。第8艦隊の抜けた穴には、軽空母祥鳳と瑞鳳を主力とする第3次遣欧艦隊を派遣する事で調整が進められていた。
 古賀は帰国後、嶋田らと共にフランスへの艦艇売却を強く進め、軽空母や超甲巡、巡洋艦をフランスへと売却する事に成功し、フランス海軍に感謝される事になる。
 後に古賀はフランスで最も有名な日本人の1人となるのであった。


おわり

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最終更新:2014年09月26日 19:06