283 :名無しさん:2014/12/05(金) 01:12:23
1603年~1650年
日本列島、火星へ転移。
驚天動地の事態に国内各勢力とも酷く狼狽するが、しばらくすると落ち着いた。
見たこともない魚がとれるようになった沿岸部は「問題は食えるか食えないかだ」と開き直る。
とりあえずとして、日本国内の国内政治体制の安定化に注力。
夢幻会、未来知識をもって各分野での新技術の開発及び実証を始める。
近隣領域の探索は行われているが、未知の植生のため開拓は試験的なもの。
人口増加率は史実よりややよい年率0.85%。1650年時点で火星総人口約1826万人。
1651年~1675年
夢幻会の努力により、改良農法や改良作物が拡散・浸透しはじめる。美食のためにも品種改良はさらに進める。
試験開拓による知見の蓄積を背景に、幕府主導で国外への進出を開始。航洋技術の改善を進める。
外地においては幕府の統制が緩む面があり、若干の小競り合いはあった。
人口増加率は年率1%。1675年時点で火星総人口約2342万人。
1676年~1700年
次なる飛躍に向けての国内開発および技術開発も推進中。
人口増加率は年率1.1%。1700年時点で火星総人口約3079万人。
史実より250万人プラス。外地人口120万人超。外地の開拓につれ資源開発も進む。
またこの頃、地球からの迷入植物としてトマトなどの作物が発見される。夢幻会、大歓喜。
1701年~1775年
第一次産業革命が開始される。鉄道と高速帆船により火星がさらに小さくなる。
日本、政治体制刷新。外地の各領を自治国とする。
これにより内地での人口増加が進み、外地開拓が促進。この時期、遂に外地人口が内地人口を追い越す。
人口増加率は年率1.5%。1775年時点で火星総人口約9405万人。
1776年~1800年
日本諸国、連邦国家として再編。各州出資による惑星共同開発基金設立。
第二次産業革命が開始される。
人口増加率は年率1.8%へ。1800年時点で火星総人口約1億4691万人。
1801年~1825年
航空機発明。また窒素固定による化学肥料の実用化。
各地の活発な開発が続く。
人口増加率は年率2%へ。1825年時点で火星総人口約2億4103万人。
284 :名無しさん:2014/12/05(金) 01:13:52
1826年~1850年
原子力技術と宇宙開発に端緒がつく。
電波天文学が勃興。デジタル型電子計算機の開発進む。
緑の革命の研究が開始される。
先進地域での人口増加率落ち込みにより、人口増加率は年率1.8%。
1850年時点で火星総人口約3億7650万人。
1851年~1875年
人工衛星『大隅』、軌道投入に初成功。
また同時期、原子力発電が実用化される。
原子力による大威力爆弾の実現可能性が示され、これを用いた超大質量打ち上げ機の実現性が検討される。
テレビ放送開始。衛星通信が実現される。また、有人宇宙飛行にも成功。
この頃、夢幻会の手回しにより、地球監視用の電波望遠鏡が建設される。
緑の革命により人口増加率は年率2.2%へ。1875年時点で火星総人口約6億4870万人。
地球の天文学において、分光技術により火星の大気成分が分析される。
大気成分が地球に酷似しており、生物が存在する可能性が大と認識され、火星観測が一大ブームに。
1876年~1900年
先進地域において共用情報網の整備が始まる。光ファイバー敷設推進。
ケーブルテレビの普及や衛星および地上波のデジタル化への置き換え等が急速に進む。
これには地球での惑星間信号傍受実用化の前に、主要通信をデジタル化する目論見があった。
人工衛星の普及が進み、全日本位置測位衛星網が整備される。
また火星の月への有人着陸が実現。平行して太陽系各惑星(地球含む)への科学探査機が各種打ち上げられる。
地球監視用の通信傍受衛星が整備され、地球監視網の稼働率が向上。
歴史的文物の言語資料をもとに『言語学』が創設され、解析を開始することとなった。
(まるで未来を予見したかのように、当時マイナーだったはずの英語資料までも充実していた。夢幻会の仕業である)
白人至上主義に反証を示す存在が存在しなかった地球の状況を知り、夢幻会も青くなる。
開示請求に従い傍受・解析された地球情報が公開。日本社会に冷や汗を浴びせる。
惑星防衛体制の必要性が唱えられ、技術開発に予算が投じられる。
先進地域が増加したため、人口増加率は年率2%へ落ち込み。1900年時点で火星総人口約10億6426万人。
人口増加率の漸減が進む予測に対し、社会制度の改革を推進。
285 :名無しさん:2014/12/05(金) 01:15:09
1901年~1925年
この頃、無人探査機による小惑星帯・彗星等の探査が進められる。
計算機技術の発展、携帯通信網の整備と情報端末の普及など、情報化社会が急速に発達する。
各地の発展水準の平準化が進む。
地球で勃発した世界大戦の解析情報が公開され、日本人にさらなる衝撃を与えることとなった。
全天監視網の構想が開始される。
人口増加率は年率1.2%へ落ち込み。1925年時点で火星総人口約14億3403万人。
増加率マイナス反転を食い止めるため、社会制度の改革を推進。
地球人、火星からくるごく微弱な電磁ノイズにより、火星文明の存在を確信。
ただしデジタル通信は不規則な信号に見えるため、自分たちより遅れていると誤認識。
1926年~1950年
生命科学・微小機械技術等の進展により、生活の質を伴う延命が実現される。
また、核融合発電が実用域に到達。ついで軌道エレベータが建設される。
さらに難航していた人工知能の開発がブレイクスルーポイントに到達。メイドロボの実用化も近いと夢幻会の一部も期待。
軌道上で建造していた原子力電磁推進有人宇宙船一番艦『先駆け』が完成。小惑星帯への長期探査へ投入される。
人口増加率は年率0.8%へ。1950年時点で火星総人口約17億5015万人。
地球人、いくつかの火星写真に写っていた、火星地表から垂直に伸びる細い直線に首を傾げる。(軌道エレベータの反射光)
列強各国は火星人との通信用に、巨大アンテナをこぞって建造し始める。
また火星探査機の構想も推進。ファーストコンタクトを列強間で争うことに…
最終更新:2015年01月17日 17:24