466 :ひゅうが:2015/01/25(日) 08:00:03

日本国防海軍 高速補給艦「来島」型


全長:210m
全幅:30.4m
喫水:9.2m
機関:石川島播磨SBL高温高圧缶乙型4基2軸(10万馬力)
速力:30ノット

基準排水量:2万1000トン
最大積載時排水量:4万8000トン(詳細不明)

航続距離:8000海里(20ノット巡航時)

武装:127ミリ単装砲2基
ボフォース40ミリ機関砲12門(後、3インチ連装砲5基)
対潜短魚雷発射管3連装2基
カタパルト1基(のちにヘリ運用設備に転用)

同型艦:「来島」(昭和35年度計画)「鳴門」(昭和40年度計画)


【解説】―――日本国防海軍が保有する最大の輸送艦。
その任務は、国防海軍の有する艦隊全般に向けての洋上補給である。
旧帝国海軍時代の給油艦「洲崎」型や「足摺」型の運用思想を踏襲し、空母機動部隊に随伴しこれに対し燃料だけでなく弾薬や食料などありとあらゆるものの補給を実施することがそのコンセプトであった。
ことに、空母機動部隊の任務が対地報復爆撃と敵洋上艦隊の殲滅の両立となったことから必然的に補給物資の量は激増。
頻繁な洋上補給が想定されたことから、これまでの運用艦では性能が限界に達した。
さらには多数の輸送船拍を頻繁に繰り出すには潜水艦の脅威が大きすぎ、国防海軍は高速補給艦用の予算をねん出するに至る。
このため、これまで運用していた帝国海軍時代以来の高速給油艦「速吸」「風早」「足摺」「塩屋」に続く大型補給艦として「来島」型の建造を決定した。

船体は、ソ連軍機や潜水艦による攻撃を想定し軍艦構造とし、さらには魚雷への対処のためにバルジ構造を採用。
長魚雷を片舷に3発受けても航行能力に支障がないという異例の重防御が施された。
さらには速力増大のために空母「信濃」用の機関の予備機を転用して公称最大30ノットの高速を確保。
ソ連潜水艦を振り切るという無茶な能力までもが付与された。
武装は、自力で魚雷を処理できるように対潜魚雷発射管が、小型艦の襲撃からの自衛用に127ミリ砲や40ミリ機関砲が装備されている(のちに対空ミサイル発射機も装備)。
こうした強力な自衛能力を付与されただけあって、一度に2万5000トンにも達する補給用物資は機動部隊所属全艦に対し真水から重油、ジェット燃料や弾薬、食糧までほぼすべての補給を1艦にて行うことが可能である。

戦艦長門などの水上打撃戦部隊への補給も可能であるが、本艦とその予備艦となった「鳴門」は主として機動部隊に随伴。
40年以上も機動部隊の縁の下の力持ちとして支え続けた。
21世紀に入った現在、代艦として「明石」型の就役とともにその役割を終えつつある。
最終更新:2015年02月15日 12:02